阪神タイガース期待の若手選手である森下翔太(もりしたしょうた)。
森下選手は2022年のドラフト会議で1位指名を受け阪神タイガースに入団。
若手選手らしからぬ勝負強い打撃でチームの勝利に貢献しています。
本記事では、そんな森下翔太の経歴や成績、年俸に至るまで、その魅力をさまざまな角度から徹底解説します。
この記事を読めば、森下翔太の気になる情報をチェックできるので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
森下翔太のプロフィール
・氏名:森下翔太
・出身地:神奈川県横浜市
・生年月日(年齢):2000年8月14日(24歳)
・身長:182cm
・体重:89kg
・投打:右投右打
・背番号:1
・ポジション:外野手
・経歴:戸塚リトルシニアー東海大学付属相模高等学校ー中央大学ー阪神タイガース
森下選手は名門、東海大学付属相模高等学校(以下、東海大相模)から中央大学を経て、ドラフト1位で阪神タイガースに入団しています。
入団2年目の若手選手ながら、勝負強い打撃でチームをけん引する心強い存在です。
森下翔太はどんな選手?
森下選手は走攻守3拍子そろった外野手です。
特に打撃では投球コースに逆らわず、ライト方向に長打を打つことができるのが強みです。
また、チャンスの場面で力を発揮できる強心臓が魅力で、2023年の日本シリーズでは新人記録となるシリーズ7打点を記録しています。
若手選手だけに、プレーに粗さはありますが、今後プロの世界でレベルアップを続けていけば球界を代表する外野手になるかもしれません。
プロ入りまでの経歴
阪神タイガースで若手ながら存在感を示している森下翔太。
プロ入りまでどのような経歴をたどってきたのでしょうか。
ここからは森下選手のアマチュア時代の成績について解説します。
高校時代
森下選手は東海大相模でプレーしています。
東海大相模は春、夏ともに甲子園での優勝経験がある高校野球の名門です。
また、菅野智之(現:読売ジャイアンツ)、小笠原慎之介(現:中日ドラゴンズ)など、数多くのプロ野球選手を輩出していることで知られています。
森下選手はそんな東海大相模で1年夏から4番打者を務め、3年春には選抜高等学校野球大会に出場。
後に阪神タイガースでチームメイトとなる遠藤成(現:阪神タイガーズ)らとともに4強入りを果たしています。
森下選手は高校通算本塁打57本を記録するなど、プロから注目されていましたが、木製バットに順応すべく、プロ志望届を提出せずに大学へ進学することを決めています。
大学時代
高校卒業後、中央大学へ進学しています。
中央大学は、ハイレベルな選手が集う東都大学野球リーグで25回の優勝、4度の全国制覇を成し遂げている名門です。
また、阿部慎之助(現:読売ジャイアンツ監督)、牧秀悟(現:横浜DeNAベイスターズ)など数多くのプロ野球選手を輩出していることで知られています。
森下選手は、中央大学でも抜きん出た存在で、1年春から主軸として活躍。
1年生ながら、大学野球日本代表に選出され注目を集めていました。
大学4年間で着実にレベルアップを果たし、大学球界を代表する選手に成長。
その結果、ドラフト1位指名を勝ち取ったのです。
NPBでの活躍
大学卒業後、ドラフト1位で阪神タイガースに入団した森下翔太。
プロ入り後、どのような成績を残してきたのでしょうか。
個人成績に加え、チーム成績についても解説しますので、ぜひご覧ください。
2023年シーズン
【2023年シーズン1軍成績】
・出場試合数:94試合
・打数:333打数
・安打:79安打
・本塁打:10本塁打
・打点:41打点
・打率:.237
オープン戦で結果を残し、開幕からスタメンを勝ち取った森下翔太。
しかし、プロレベルの投球術やボールのキレに思ったように対応できず、20打席連続無安打を記録し、2軍落ちを経験しています。
2軍で調整をおこなった結果、7月には死球による骨折で戦線離脱を余儀なくされた近本光司の代役を見事務め「3番・右翼手」のポジションを獲得したのです。
9月にはシーズン10号本塁打を記録するなど、18年ぶりのリーグ優勝に貢献しました。
また、クライマックスシリーズでは第1戦でホームランを放つなど活躍。
さらに、日本シリーズでは通算7打点を挙げるなど大舞台で存在感を示し、阪神タイガース38年ぶりの日本一達成に貢献したのです。
2024年シーズン
【2024年シーズン1軍成績(9月15日現在)】
・出場試合数:117試合
・打数:418打数
・安打:116安打
・本塁打:16本塁打
・打点:69打点
・打率:.278
シーズン途中であるにもかかわらず、昨年を上回る成績を残している森下翔太。
若手選手がブレークした翌年に不振に陥ることを意味する「2年目のジンクス」の影響もなく着実に結果を出しています。
また、各球団から厳しいマークにあっているにもかかわらず、結果を出し続けている対応力には脱帽です。
この対応力は、2023年シーズンに複数回の2軍落ちを経験し、試行錯誤を重ねて得たものではないでしょうか。
そんな森下選手は9月に4試合連続本塁打、8試合連続打点を記録するなど、さらに調子を上げてきています。
首位を走る読売ジャイアンツ追撃のキーマンは森下選手でしょう。
いまや、森下選手の対応力と勝負強さは今の阪神タイガースに欠かすことのできないものとなっています。
今シーズンも残りわずかとなってきましたが、阪神タイガースファンは2年連続の「アレ」を待ち望んでいます。
今後の優勝争いと森下選手の活躍から目が離せません。
阪神タイガーズ・2023年チーム成績
・勝敗数 :85勝53敗5引分 勝率.616(セ・リーグ1位)
・主要打撃成績:打率.247、84本塁打、555得点
・主要投手成績:防御率2.66、1009奪三振、424失点
2023年シーズンは、18年ぶりのセ・リーグ制覇、そして勢いそのままに38年ぶりの日本一を達成しました。
また、2位の広島東洋カープとは11.5ゲーム差をつけるなど、他をよせつけない強さをみせていました。
そんな2023年の阪神タイガースを語るうえで欠かすことのできないのが、若手選手の活躍です。
本記事で紹介している森下翔太はルーキーながら打線の中心を担いました。
さらに、村上頌樹は防御率1.75を記録。
新人王とMVPをダブル受賞するなど、若手選手が大活躍したシーズンでした。
このような若手戦力と、これまで阪神タイガースを支えてきたクローザーの岩崎優や全試合に4番打者としてスタメン出場した大山悠輔らのベテラン戦力が融合し、最強のチームとなったのです。