世界の強豪国を相手に熱戦を繰り広げているラグビー日本代表。
そんなラグビー日本代表は「ブレイブ・ブロッサムズ」の愛称で親しまれ、その勇敢なプレーは多くの人々に勇気を与えています。
本記事では、ラグビー日本代表の歴史やその強さの秘密に迫ります。
さらに、ブレイブ・ブロッサムズの未来を担う主力選手たちを紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
ラグビー日本代表とは
ここからは、ラグビー日本代表の代表資格や選考基準、世界での位置づけなどの基礎知識について解説します。
ラグビー観戦をより楽しむために、ぜひチェックしてください。
ラグビー日本代表の代表資格と選考基準
ラグビー日本代表の選手としてプレーするには、代表資格を満たす必要があります。
ワールドラグビーの規定は以下のとおりです。
・当該国で出生
・両親または祖父母のうち1人が当該国で出生
・直前の60か月継続して当該国の協会もしくはラグビー団体のみに登録
・通算10年当該国に居住
これらの基準のいずれか一つを満たしていれば、国籍は問われません。
このため、日本で生まれ育った選手だけでなく、他国出身の選手でも、上記の条件を満たせば日本代表としてプレーすることが可能です。
一方で、国際試合での代表資格とオリンピックでの日本代表資格には違いがあります。
国際試合ではワールドラグビーの規定に基づき、国籍を問わず上記いずれかを満たしていれば代表資格が得られます。
しかしオリンピックでは、日本代表としてプレーするために日本国籍が必要とされています。
この違いにより、選考基準が異なる点に注意が必要です。
日本代表選手の選考は強化合宿やリーグ戦でのプレーを通して、厳正に行われます。
代表に選ばれるためには、突出した実力や戦術理解が求められます。
ブレイブ・ブロッサムズの由来とは
ラグビー日本代表は「ブレイブ・ブロッサムズ」という愛称で親しまれています。
この愛称のルーツは、かつて「チェリー・ブロッサムズ(エンブレムの桜にちなんで)」と呼ばれていた時代にさかのぼります。
当時の日本代表は世界の強豪国と比較して実力差が大きく、「弱小国」と見なされていました。
しかし、日本代表はそのような不利な状況下でも巨人揃いの強豪国相手に勇敢に戦い続け、その姿勢が大きな感動を呼びました。
これをきっかけに「ブレイブ・ブロッサムズ(勇敢なる桜の戦士たち)」という愛称が定着しました。
この愛称は、チームの結束力を高め、選手たちの誇りとなるだけでなく、ファンにとっても日本代表を応援するうえで欠かせないシンボルとなっています。
ラグビー日本代表の世界での位置づけ
ラグビー日本代表は、近年目覚ましい成長を遂げ、世界の強豪国と互角に戦えるレベルにまで到達しました。
最新の世界ランキングは以下のとおりです。
順位 | 国 | ポイント |
1 | 南アフリカ | 92.78 |
2 | アイルランド | 90.78 |
3 | ニュージーランド | 90.36 |
4 | フランス | 88.51 |
5 | アルゼンチン | 84.97 |
6 | スコットランド | 83.34 |
7 | イングランド | 82.31 |
8 | オーストラリア | 81.52 |
9 | フィジー | 80.07 |
10 | イタリア | 78.64 |
11 | ウェールズ | 74.01 |
12 | ジョージア | 73.85 |
13 | 日本 | 72.95 |
14 | サモア | 72.68 |
15 | アメリカ | 70.02 |
日本代表はワールドカップでの戦いで、その実力を世界に示しました。
現在も世界の強豪チームとテストマッチを行うなど、さらなるレベルアップを目指しています。
ラグビー日本代表の歴史
ここからは、ラグビー日本代表の歴史を振り返ります。
ワールドカップ初出場から、2019年ワールドカップでの躍進まで、数々の感動的な瞬間をチェックしましょう。
ワールドカップ初出場
ラグビー日本代表が初めてワールドカップに出場したのは、1987年の第1回大会でした。
当時の日本代表は、世界との実力差が大きく、1次リーグでアメリカ合衆国(●18-21)、イングランド(●7-60)、オーストラリア(●23-42)に3戦全敗で終わりました。
初出場での苦い経験は、日本ラグビーが世界で戦うために必要な課題を浮き彫りにしたと言えるでしょう。
このように、ワールドカップ出場により得た経験は後の日本代表の強化につながる貴重な糧となったのです。
エディ・ジョーンズヘッドコーチの就任と南アフリカ戦での大金星
ラグビー日本代表にとって大きな転換点となったのが、エディ・ジョーンズ氏のHC(ヘッドコーチ)就任です。
エディ・ジョーンズHC率いる日本代表チームは、徹底した戦術分析と厳しいトレーニングでチーム力を飛躍的に向上させ、2015年ラグビーワールドカップで強豪南アフリカ代表と対戦。
日本代表は南アフリカ代表の猛攻を耐え抜きました。
そして、試合終了間際に劇的な逆転トライを決め、勝利を収めたのです。
この勝利は「ブライトンの奇跡」と呼ばれ、世界中で大きな話題となりました。
2019年ワールドカップでの躍進
2019年ラグビーワールドカップで史上初のベスト8進出という快挙を達成した日本代表。
1次リーグでアイルランド代表やスコットランド代表といった強豪国を次々と破り、史上初の決勝トーナメント進出を決めました。
残念ながら準々決勝で敗退したものの、2019年ワールドカップでの躍進は日本ラグビーの歴史に新たな1ページを刻む、素晴らしい出来事となったのです。