バスケットボールリーグの世界最高峰として知られているNBA。
本記事では「NBAとは何か」と疑問を持っている人に向けて、NBAの定義や概要、リーグ構成、黄金期を築き上げたレジェンドなど、NBAの魅力をさまざまな角度から紹介します。
バスケットボールファンはもちろん、NBAに興味を持ち始めたばかりの人にも分かりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
NBAとは
NBAとは、National Basketball Associationの略称で、アメリカを拠点とする男子プロバスケットボールリーグです。
世界中からトップレベルの選手が集まり、連日ハイレベルな試合を繰り広げています。
また、高いエンターテインメント性も評価されており、アーティストのパフォーマンスやシューティングチャレンジなど、試合以外にも楽しめる要素が満載です。
ハイレベルなプレーとエンターテインメント性の高さで全世界のファンを魅了しています。
NBAのリーグ構成と加盟チーム
NBAには、ロサンゼルス・レイカーズやボストン・セルティックスといった伝統あるチームから、トロント・ラプターズのような比較的新しいチームまで、現在30チームが加盟しています。
加盟チームは、イースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスに分かれており各カンファレンスはさらに3つのディビジョンに分けられています。
【イースタン・カンファレンス】
・アトランティック・ディビジョン
・セントラル・ディビジョン
・サウスイースト・ディビジョン
【ウエスタン・カンファレンス】
・ノースウェスト・ディビジョン
・サウスウェスト・ディビジョン
・パシフィック・ディビジョン
各チームはそれぞれのディビジョンに所属し、82試合のレギュラーシーズンを戦うのです。
NBAチャンピオンになる条件
NBAでは全82試合のレギュラーシーズンを戦った後に、「プレーオフ」を開催してNBAチャンピオンを決定します。
プレーオフでは、レギュラーシーズンと試合形式が異なり、各カンファレンスの上位8チーム、合計16チームが出場するトーナメント形式で実施されるのが特徴です。
トーナメントは最大7試合、4戦先取方式で行われ、勝ち進んだチームがカンファレンス代表となり、NBAファイナルに進出します。
そして、各カンファレンス代表同士で、NBAファイナルを争います。
NBAファイナルも最大7試合、4戦先取方式で行われ先に4勝したチームがNBAチャンピオンに輝くのです。
NBAの競技レベル
NBAは、世界最高峰のバスケットボールリーグとして、非常に高い競技レベルを誇ります。
選手の身体能力やスキルは非常に高く、ダンクシュートや3ポイントシュートなど、ハイレベルなプレーで観客を魅了しているのです。
また、NBAの試合は戦術も非常に高度で、緻密な戦略が試合の勝敗を左右します。
このように、NBAの試合を観戦することで、最先端のバスケットボールを味わえるのです。
NBA独自のルール設定
NBAはFIBA(国際バスケットボール連盟)が採用しているルールと異なり、独自のルールを採用しています。
主な違いは以下のとおりです。
【NBAとFIBAのルールの違い】
ルール | NBA | FIBA |
試合時間 | 12分×4Q(48分) | 10分×4Q(40分) |
コートの広さ | 縦:28.65m 横:15.24m | 縦:28m 横15m |
スリーポイントライン | 6.71m~7.24m | 6.6m~6.75m |
個人ファウルの上限 | 6ファウルで退場 | 5ファウルで退場 |
タイムアウトの取り方 | コーチ、選手とも可 | コーチのみ可 |
NBAは興行を目的としているので、よりエンターテインメント性が高まるようなルールを導入し、試合を盛り上げています。
NBAの歴史
NBAは1946年、BAA(Basketball Association of America)として発足。
1949年にライバルリーグであったNBL(National Basketball League)と合併し、現在のNBAが誕生しました。
NBAの誕生は大きな注目を集めましたが、1950年代に入るとその人気は低迷します。
そのような状況を打破すべく、試合のテンポアップを目的とした「ショットクロック」が導入され、よりエンターテインメント性を高めたのです。
また、1980年代、マジック・ジョンソンとラリー・バードの活躍やマイケル・ジョーダンの登場によりNBAは低迷期を完全に脱却し、その人気を世界的なものとしたのです。
2000年代以降は国際化が進み、多くの外国人選手が活躍するようになります。
また、戦略やビジネスモデルの進化、新たなスター選手の登場により、NBAは世界最高峰のバスケットボールリーグとしての地位を確固たるものにしたのです。