目次
稽古に関する用語
稽古 (けいこ)
相撲の練習のこと。
鉄砲 (てっぽう)
稽古場に立てられた、鉄砲柱を手で押して鍛える稽古。
<合同稽古>
てっぽうを行う横綱白鵬。#sumo #相撲 #春場所 #三月場所 #東京 pic.twitter.com/iBOxcU38SX— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) February 24, 2021
ぶつかり稽古 (ぶつかりげいこ)
受ける側とぶつかる側に分かれて行う稽古。
胸を貸す (むねをかす)
番付上位の力士が、下位力士の稽古の相手をすること。
出稽古 (でげいこ)
他の相撲部屋へ稽古に行くこと。
相撲業界の人々に関する用語
年寄 (としより)
日本国籍の力士だけが襲名権利を持つ、公益財団法人日本相撲協会の構成役員。
親方 (おやかた)
「年寄」の通称。
勝負審判 (しょうぶしんぱん)
行司とは別に、取組の判定に加わる5人の審判。
付け人 (つけびと)
十両以上の力士に付き、身の回りの世話をする幕下以下の力士のこと。
呼出(よびだし)
土俵上で力士の四股名を呼び上げる「呼び上げ」など、取組の進行を行う人。
床山 (とこやま)
力士の髷を結う人。
ちゃんこ番 (ちゃんこばん)
相撲部屋で力士が食べる料理である“ちゃんこ”を作る当番のこと。
相撲業界をとりまく団体に関する用語
角界 (かっかい)
日本相撲協会の体制であり、大相撲界のこと。
一門 (いちもん)
相撲部屋の系統ごとに集まるグループ、派閥のこと。
日本相撲協会 (にほんすもうきょうかい)
大相撲興行を主催する、公益財団法人。
相撲部屋 (すもうべや)
力士のほか、年寄(親方)・行司・呼出・床山らが所属する団体であり、生活の拠点とする施設のこと。
タニマチ
力士または、相撲部屋の後援者のこと。
力士たちが受け取る賞・報酬に関する用語
三賞 (さんしょう)
本場所で優秀な成績を収めた関脇以下の幕内力士に贈られる殊勲賞・敢闘賞・技能賞の総称。
懸賞金 (けんしょうきん)
懸賞のかかった取組で勝利力士が受け取る賞金。
褒賞金 (ほうしょうきん)
十両以上の力士に、本場所毎に支払われる賞金。
行事に関する用語
行司 (ぎょうじ)
取組の勝敗を判定する審判。
軍配 (ぐんばい)
取組の際に行司が持つ、勝敗を示すうちわ型の道具。
立行司 (たてぎょうじ)
行司の最高位で、木村庄之助と式守伊之助の二人。
<木村庄之助 会見>
明日65歳の定年を迎えて定年となる38代木村庄之助が、本日会見を行いました。「行司道50年、御皆様方には大変お世話になりました」と冒頭に挨拶。
思い出に残る一番として、白鵬と照ノ富士の全勝対決となった2021年名古屋場所 千秋楽を挙げました。… pic.twitter.com/zIqxhdRRNl
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) September 21, 2024
行事・しきたりに関する用語
新弟子検査 (しんでしけんさ)
大相撲力士を志望する人が受ける検査。
<新弟子検査1> 本日、大阪市内の病院で新弟子検査が行われ、39人が受検しました。結果は、3月場所初日の10日に発表されます。検査前に並んで待機する新弟子。#sumo pic.twitter.com/A7b2RUolUS
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) March 2, 2013
出世披露 (しゅっせひろう)
序ノ口に上がる資格を得た力士を披露する儀式。
<八日目の様子>
本日、新序出世披露が行われました。
右側より、
前列:朝白龍(高砂)、聖富士(伊勢ヶ濱)、長村(木瀬)、若碇(伊勢ノ海)
後列:豪ノ湖(武隈)、小林(春日野)、豊稀錦(朝日山)、飯間(安治川)、宮地(高田川)三月場所より番付に載ります。#sumo #相撲 pic.twitter.com/9EIEs2duKd
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) January 15, 2023
断髪式 (だんぱつしき)
引退した力士の髷を落とし、新たな門出を祝う儀式。
本場所の会場で使う用語
木戸口 (きどぐち)
相撲興行会場の出入り口。
いわゆる「もぎり」の役目である『木戸番』は、主に親方勢が務めています。
<豪風引退相撲>
チケットのもぎりを中村親方など一門の親方が担当し、一門の関取たちがお客様のお出迎えをします。#sumo #相撲 #引退相撲 pic.twitter.com/ijskk56Z3z— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) February 1, 2020
櫓 (やぐら)
客寄せのため、木戸口の上に立てる櫓。
支度部屋 (したくべや)
東西に1室ずつ設けられた、力士が控える大部屋。
<大相撲トーナメント>支度部屋の様子。#sumo pic.twitter.com/KLqUYypuxS
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) February 8, 2015
向正面 (むこうじょうめん)
土俵正面の向かい側で、行司が立っている方。
溜席/砂被り (たまりせき/すなかぶり)
土俵に最も近い座布団敷きの席。
土俵の砂をかぶることもあるため「砂被り席」とも呼ばれています。
枡席 (ますせき)
1〜6人が座れるよう、木組みなどで仕切られた席。
花道 (はなみち)
力士が入場する、会場奥から土俵までの通路。
<二日目の様子>
花道から入場する妙義龍。これから遠藤との取組です。#sumo #相撲 #9月場所 #秋場所 pic.twitter.com/CgfxCqTQwI
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) September 14, 2020
相撲観戦をもっと楽しむための基本用語75選!
日本相撲協会が主催する相撲の興行であり、季節を問わず年間を通してテレビでも生中継が楽しめる大相撲。
今回紹介したのは、そんな大相撲をテレビ中継はもちろん会場での相撲観戦まで、より奥深く楽しめる要素になる相撲用語75選です。