月亭八方 リセールチケット一覧

月亭八方（つきてい　はっぽう）は、1948年大阪市福島区生まれ、吉本興業所属の上方落語家で上方落語協会顧問。野球選手を志し、当時の強豪校・浪商高等学校に入学するが挫折し断念。卒業後に一度就職するが、たまたま見に行った舞台に2代目桂小米朝（のちの月亭可朝）がおり、弟子入りを懇願。1968年末に入門、「おいちょかぶ」の用語から「六方」という高座名が決まっていたが、吉本に「八田部長」がおり、師匠のおべっかから急遽「八方」となる。仕事の初舞台は桂きん枝らとともに出演した大須演芸場であった。1972年、テレビ番組「ヤングおー!おー!」に若手落語家の1人として出演しブレイク。関西圏で活動していたが1984年に東京進出を決意するも「東京の水が合わん」と2か月で撤退。それ以来東京での仕事はほとんど受けていないという。吉本興業きっての芸能通で86年から98年まで「楽屋ニュース」（今田耕司とのコンビで「八方・今田の楽屋ニュース」として現在も年末に放送継続中）が放送され再ブレイクを果たした。落語家としては、かつて立川談志が「八方は阪神タイガースネタをやらなければ本当に上手い」と評したことがあり、軽妙で明るい語り口と豊富なまくらで人気である。現在は、天満天神繁昌亭での定期的な「八方繁昌亭」をはじめ、一門会を定期的に開催。2011年には自身初の独演会「月亭八方落語誘笑会」をなんばグランド花月にて開催、以降毎年開催している。2024年はなんばグランド花月やよしもと祇園花月などに出演するほか、渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホールなどで行われる「噺家生活15周年記念　月亭方正（弟子の元山崎邦正）独演会」への客演などを予定している。