Jay Chou(ジェイ・チョウ)のプロフィールや経歴、人気曲を徹底解説

Jay Chou(ジェイ・チョウ)のプロフィールや経歴、人気曲を徹底解説

今回は、C-POPの発展に貢献した台湾出身の歌手・Jay Chou(ジェイ・チョウ)をご紹介します。

中国圏でポップスがまだ流行していなかった頃から活動をはじめ、今や国際的な人気を獲得するスター歌手へと駆け上がりました。

現在、ワールドツアーを開催中のJay Chou。

2024年4月には待望の来日公演が決定しており、多くのファンがその日を待ち望んでいます。

この記事では、Jay Chouのプロフィールや経歴、人気曲の解説に加えて、16年ぶりとなる来日公演の詳細もご紹介していきます。

 

Jay Chou(ジェイ・チョウ)とは

Jay Chouのプロフィール

アジアを中心に国際的な人気を誇る歌手Jay Chou(周杰倫:ジェイ・チョウ)は、1979年1月18日台湾の台北市に生まれました。

母の勧めで3歳の頃にはすでにピアノを始め、クラシック音楽を中心に研鑽を積んでいきます。

次第に音楽への情熱が高まっていくと、後にギターやチェロ、ヴァイオリン、ジャズドラム、琴、津軽三味線、中国古典楽器なども習得していきました。

Jay Chouが音楽活動を開始するきっかけとなったのが、1998年に出演したタレントショー「Super New Talent King」です。

彼は、友人のためにアレンジ及びピアノ伴奏としてオーディションに参加。

勝ち抜くことは出来ませんでしたが、審査員としてその場にいたJacky Wu ZongxianがJay Chouの楽譜を見てその複雑さに衝撃を受け作曲家としてスカウトしたのです。

その後、Jay Chouは2年間にわたって献身的に楽曲制作を続け、レコーディングサウンド・ミキシングの技術も習得しています。

これまでに、CoCo Lee(ココ・リー)Jacky Wu Zongxian(ジャッキー・ウー ・ゾンシアン)Valen Hsu(ヴァレン・スー)といったアジアを代表する名だたる歌手達に楽曲提供をしてきました。

ある日、新しいマネージャーの勧めで自身のアルバム制作を決意したJay Chouは、2年の間に採用されなかった自作曲を10曲ほど集めてリリース準備を進めました。

こうして完成した1stアルバム『Jay』を携え、Jay Chouは2000年に歌手デビューを果たしたのです。

Jay Chouの経歴

2000年に1stアルバム『Jay』でデビューしたJay Chouは、翌年に2ndアルバム『范特西(Fantasy)』をリリースしました。

この音楽作品を通して、中華圏最大の音楽アワード「金曲奨」(第13回)にてその年に最も流行した作品に贈られる「最佳流行音樂演唱專輯獎」を受賞しました。

デビューしたばかりの新人歌手でありながら、この年の金曲奨で合計5つの賞を受賞し、その名を広く轟かせたのです。

2004年から2008年には、World Music AwardsにてBest Selling Chinese Artistを受賞。

まだポップスがそこまで流行っていなかった中華圏旋風を巻き起こしたJay Chouは、C-POPの立役者としてその地位を確立しました。

また、老若男女問わず幅広い世代に愛される彼の楽曲は、カラオケの定番曲としても親しまれており、常に中国語のカラオケランキングで上位を獲得しています。

Jay Chouの俳優・監督としての活躍

Jay Chouは歌手としてだけでなく、俳優監督としても大活躍しています。

2003年に公開された映画「ジェイ・チョウを探して」は、全編を通してJay Chouの音楽をふんだんに取り入れた作品です。

ストーリーの終盤では、Jay Chouが本人役で出演し、初の映画出演を飾りました。

日本でも一躍注目を集めた主演映画が、2005年に公開された「頭文字D THE MOVIE」です。

本作においてJay Chouは、思わぬ形で完璧なドライビングテクニックを習得した主人公・拓海素朴さカリスマ性を見事に演じ切りました。

翌年、張芸謀(チャン・イーモウ)監督の映画「王妃の紋章」に出演すると、役者としての評価はさらに高まることになります。

2007年には映画「言えない秘密」主演および初の監督・脚本も務め、多彩な才能を発揮。

2011年にはハリウッド進出を果たし、映画「グリーン・ホーネット」キャメロン・ディアストム・ウィルキンソンといった豪華俳優陣と共演しました。

その後も「ブラッド・ウェポン」(2012)、「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」(2016)、「ボルケーノ・パーク」(2020)、「スリングショット」(2022)といった話題作に出演。

精力的な活動を続け、俳優としても多方面から注目を集めています。

Jay Chou(ジェイ・チョウ)日本デビュー

前述したとおり、2005年に映画「頭文字D THE MOVIE」で主演を務めたJay Chou 。

その公開に先駆け、同映画の主題歌『Drifting』挿入歌『All The Way North』も収録されたアルバム『Initial J~Jay Chou Greatest Hits + Original Theme Songs from 「INITIAL D THE MOVIE」』日本デビューを果たしています。

2006年に東京国際フォーラムで開催された初の来日コンサートでは1万人を動員し、圧倒的な人気ぶりを見せつけました。

また、2008年にはアジアツアーの一環として再来日し、武道館でコンサートを敢行しています。

2019年にシングル『說好不哭/泣かないと約束したから』をリリースし、多くのコアな音楽ファンを喜ばせました。

アルバム『Greatest Works of Art』で歴史的快挙達成

2022年にリリースしたアルバム『最偉大的作品 Greatest Works of Art』は、クラシック、ヒップホップ、ラップ、POPといった様々なジャンルを取り入れて制作されました。

MV撮影ではJay Chou自身が監督・演出を担当。作中では1920年代にタイムスリップし、多くの芸術家のもとにファンを誘うという個性的なストーリーが展開されています。

さらに、同MVでは世界的ピアニストのランランと共演を果たすなど、多彩かつアーティスティックな作品に仕上がりました。

『Greatest Works of Art』は、IFPI(国際レコード産業連盟)が発表する「グローバルアルバムセールスランキングトップ10」世界1位を獲得しました。

同ランキングにおいて、中華圏の歌手が第1位を獲得したのはJay Chouが初めてということで、中華圏の音楽シーンにおいて歴史的な快挙を達成しました。

この記事をシェアをしよう!

この記事を書いた人

この記事に関連するタグ

関連記事

新着記事