『ワールドトリガー』あらすじ・名言・名シーン紹介!

『ワールドトリガー』あらすじ・名言・名シーン紹介!

異世界からの侵略者「ネイバー」と防衛組織「ボーダー」の戦いを描いたSFアクション作品『ワールドトリガー』。

丁寧に作り込まれた世界観やキャラクターは多くの読者を魅了してきました。2014年10月からはアニメ化もされています。2021年10月からアニメ3rdシーズンの放送が予定されており、ますます目が離せません。

この記事では『ワールドトリガー』の魅力を伝えるため、おすすめ名言と名シーンを紹介します。ぜひ最後までお楽しみください。ネタバレ有なのでご注意下さい。

『ワールドトリガー』とは?

『ワールドトリガー』は、葦原大介による連載漫画。4人の主人公が異世界からの侵略者「ネイバー」と戦う物語を描いたSFアクション作品。

集英社の「週刊少年ジャンプ」で2013年11号から2018年52号まで連載。のちに同社の月刊誌「ジャンプスクエア」に移籍し、2019年1月号より連載中です。

ゲーム化や舞台化など様々なメディアミックスで展開しています。

『ワールドトリガー』のあらすじ

28万人が住む「三門市」に、ある日突然異世界への「門(ゲート)」が開きます。門からは「近界民(ネイバー)」と呼ばれる怪物が現れ、彼らには地球上の兵器が効きません。

人々が恐怖に怯える中、界境防衛機関「ボーダー」が現れ、「ネイバー」を撃退します。「ボーダー」は「ネイバー」に対して、防衛の体制を整えました。

その甲斐あって、依然として「ゲート」から「ネイバー」が現れますが、「三門市」の人々は普通の日々を過ごしています。

「ゲート」が初めて開いてから4年が経ち、「三門市」にやってきた「空閑遊真」が「三雲修」と出会い、運命の歯車が回り始めます。

『ワールドトリガー』魅力①:心揺さぶられる名言【名言8選で解説】

『ワールドトリガー』では個性的なキャラクターたちが、皆必死に戦っています。

その中でも、魅力的なセリフの数々が登場します。常に戦いの中に身を置く彼らだからこそ生み出される珠玉の名言が物語を盛り上げてくれます。

ここでは彼らの名言を8つ紹介します。

「勝ち目が薄いからって……逃げるわけにはいかない」

1巻第4話「三雲修②」

学校が「ネイバー」に襲われ、大ピンチに。

助けに行こうとする修に遊真は勝ち目が薄いことを冷静に伝えます。

そこで悩む修ですが、自分が何故「ボーダー」になったのかを思い出し、勝算が低いからと言って逃げるわけにはいかないと「ネイバー」に立ち向かう決意をします。

自分の身の安全よりも、周り皆を守るという自分の信念を貫いた彼の強さがわかる名セリフです。

「二人掛かり」……?おまえおもしろいウソつくね」

2巻第14話「三輪隊」

三輪の「こいつは二人掛かりで確実に始末する」というセリフに対して遊真が言ったものです。

遊真はサイドエフェクトという特殊能力で、相手の嘘を見抜くことができます。

三輪班は実際は4人掛かりで彼を倒そうと計画を立てていました。

いつもはつまんないウソと言っている遊真が今回は「おもしろい」と言っているところがポイントです。

三輪班の策略が彼にとっては、手に取るようにわかり、自分を欺こうとしていることが気に入ったのでしょう。

「親の言うことが正しいと思うな」

3巻第18話「空閑有吾」

遊真が父親の有吾に「3つの教え」として言われたうちの最後の1つです。


「自分のことは自分で守れ」
「正解はひとつじゃない」
「親の言うことが正しいと思うな」

これが「3つの教え」の内容です。

最初の2つは十分含蓄がある教えですが、これすらも疑えということです。

有吾は遊真に自分で物事を考えられる人間になってほしかったという願いが込められているのだと思います。

「「ダメで元々」「負けも経験」いかにも三流の考えそうなことね 勝つつもりでやらなきゃ 勝つための経験は積めないわ」

5巻第35話「三雲修④」

修が風間に何度も試合を挑みますが、その姿を見て木虎が言ったセリフです。
なかなかに厳しい言葉です。

「負けても経験」というのは普通の人なら考えてしまいそうなことですが、「勝ち」にこだわったときにはその意識の差が決定的なものに変わるのだと思います。

物事に挑戦するときの指針にしたい言葉の一つです。

「自分が目指す最高の動きをイメージしろ それに近づくためにはどうすればいいか考えて動け 「訓練」はそのためにある」

6巻第50話「三雲修⑦」

訓練中、モールレッドに苦戦を強いられる修に対して烏丸が言ったセリフです。

「まず先にイメージがあって 体の動きがそれを追うんだ。体が勝手に動くわけじゃない」というセリフが前に来ます。

最初に目指すイメージがないと体はついていかないということですね。

基本的なことかもしれませんが、いざ、戦闘になると目の前のことに対処するのが精いっぱいでそこまで気が回らないと思います。

そこでこの指摘をすることで修を基本に立ちかえらせる。まさに師匠の名に恥じない、的確な指導です。

「今度こそ、友達は わたしが助ける!!」

6巻第52話「雨取千佳④」

トリオン兵に友達が捕らわれてしまったときに、千佳が意を決して言ったセリフです。

周りのみんなから逃げろと言われて、どうしようと戸惑う千佳。

過去に「ネイバー」さらわれてしまった友人と兄のことも頭を過ったことでしょう。

しかし、自分で戦えるようになりたいと心に決め、彼女は銃を手に取ります。

葛藤を乗り越えた彼女の芯の強さが現れたシーンです。

「気持ちの強さで勝負が決まるって言っちまったら じゃあ負けた方の気持ちはショボかったのかって話になるだろ」

12巻第99話「那須隊④」

B級のランク戦で熊谷が村上に負けてしまいます。その試合を実況していた太刀川が言ったセリフ。

「気持ちの強さは関係ないでしょ」「勝負を決めるのは戦力・戦術あとは運だ」という太刀川のセリフが前にあり、このセリフだけだと、彼が冷酷な人間に思えてしまいます。

しかし、その後にこの名セリフが来るお陰で、太刀川が優しい人間であることが伝わります。熊谷は負けたが、気持ちが弱かったわけではない。

ベッドに横たわり、悔し涙を流す熊谷がまた印象的です。

「……努力なんて 1週間やそこらで実を結ぶものじゃありませんから」

15巻第113話「影浦隊」

B級上位との初ランク戦で実力者、東に落とされてしまう修。そんな彼を見て、木虎が言ったセリフです。

これもまた手厳しい言葉です。

この戦いのために、多くの人たちの力を借りて、練習してきたはずなのに落とされてしまった修。

確かに、努力は地道な積み重ねの結果です。しかし、1週間程度で努力が実るはずがない

厳しいようですがそれが現実です。そんなリアルをごまかさずに描いたことに驚きです。

『ワールドトリガー』魅力②:キャラのカッコ良い生き様【名シーン8選で解説】

次に紹介するのは、物語を彩る魅力的なキャラクターたちの名シーンです。

彼らは決して精神的に強い訳ではなく、等身大で感情移入のできる存在です。

彼らが日々、全力で壁にぶつかるところは感情が揺さぶられます。ここではおすすめの名シーンを8つ紹介しましょう!

戦うだけがすべてじゃない

2巻第8話「木虎藍②」

市街地に「ゲート」が開かれ、爆撃機型のネイバーが現れます。

戦おうと思った矢先、武器が使えないことがわかった修。

敵の撃破は木虎に任せ自分は街の人々の救助に向かおうと決めました。

「武器がなくてもやれることはあるはずだ」

街では、瓦礫に押しつぶされそうになった少女を助けたり、建物の入り口をふさいでいた瓦礫をどかしたりして、人々の救助に当たります。

そこで大勢の人々に感謝され、戦えない自分にも人々のためにやれることはあるのだと実感します。

戦うだけがすべてではないというメッセージのこもった名シーンです。

サイドエフェクトの重要な伏線

2巻第10話「ボーダー上層部」

場面はボーダー上層部の会議。イレギュラー門の発生に対応に対して、やれるか?と問われた迅が次のように言います。「もちろんです 実力派エリートですから」

その後に、修の処分を自分に任せてくれと言います。

修がイレギュラー門の発生に関わっているのかという問いに対して
「はい 俺のサイドエフェクトがそう言っています」と答えます。

サイドエフェクトというキーワードを読者に印象づける重要なシーンとなっています。

また、急にシリアスになったところは、普段おちゃらけていることの多い迅とのギャップにやられた方も多いのですはないでしょうか。

自分の弱さを知る修

3巻第21話「三雲修③」

遊真が「何故死にかけてでも人を助けるんだ?」と言ったのに対し修はこう言います。

「自分が「そうするべき」と思ったことから一度でも逃げたら きっと 本当に戦わなきゃいけない時にも逃げるようになる」

自分が一度でも逃げたら、大事な時にも逃げ出すような弱い人間であることを十分理解した上での言葉です。

だから、人の為ではなく、自分の為にやっていることだと。

自分の弱さと向き合い、逃げることなく行動に移すことはなかなかできないと思います。

絶望から立ち上がる修の強さ

8巻第69話「三雲修⑧」

千佳はハイレインの攻撃によってキューブにされてしまいます。

自身の慢心から引き起こしたミスに自分を責めてしまう修。

だが、支えてくれている周りの仲間たちの思いに立ち上がり、千佳を救うためにボーダー本部基地を目指して走り始めます。

「ぼくはぼくのやるべきことをやる 反省は全部終わってからだ」
修の千佳を守るという熱い思いと、仲間たちへの信頼。

それらが見事に表現された胸アツなシーンとなっています。

自分はヒーローじゃない

10巻第85話「三雲修⑪」

記者会見にて修は「もっと手順を守ってトリガーを使え」と責められます。

それに対して、修はこう言います。

「運命の分かれ目はこちらの都合とは関係なくやってきます。準備が整うまで待っていたら ぼくにはきっと一生何もできません」

「僕はヒーローじゃない 誰もが納得するような結果は出せない」

漫画やアニメのヒーローは皆を助け、誰からも尊敬されるような結果を出すことができます。

しかし、現実はそうはいきません。失敗だってあるでしょうし、責任だって負わなければいけません。

修はこの苦境で、逃げようとはしませんでした。自分と向き合い、立ち向かっていったのです。

この時点で、彼は本物のヒーローなのかもしれません。

偉大な母の愛

10巻85話 「三雲 修⑪」

修の母親は、彼がボーダーに入るのを大反対してましたが、修の強い意志を尊重し、入隊させました。

その後、修はアフトクラトルの侵攻で生死の境をさまよう大けがを負ってしまいます。

母親は激しく後悔したことでしょう。しかし、意識を取り戻した修は弱音を吐くそころか、記者会見で記者たちに責められながらも、自分の意思を貫き通します。

その姿を見て、息子を信じようと思った母親はこう言います。

「好きにやりなさい。あなたの人生だもの」

「でも本当に嫌になった時は私に言いなさい。首に縄かけてでも引き戻してあげるわ」

しっかりと見守っているからねという深い愛情のこもったメッセージにほろりときます。

主人公だからって、特別じゃない

13巻第115話「三雲修⑬」

B級上位の初ランク戦で三雲隊が負けたことに対して風間が次のように言います。

「当たり前のことをやっていては 先を行く人間には追い付けない」

これは修にとって痛いところをつかれましたね。確かに修は努力を重ね、強くなっています。

しかし、努力しているのは周りも一緒です。同じことをしていては絶対に上には上れません。

決して甘やかさず、本当のことを的確に言う、風間の優しさがそこにはあると思います。

主人公だからって、特別扱いしない作者様の姿勢が素晴らしいですね。

千佳の心の葛藤

21巻第179話「雨取千佳⑦」

千佳はヒュースに「実際の戦場では千佳が敵を撃たなければ遊真や修が死ぬ場合もある」と言われ、動揺してしまいます。

千佳は栞や木崎に自分の思いを話します。2人を助けたいと思うから人間相手でも撃つと思う。それ以上にお前が撃たなかったせいでと思われるのが怖いと。

「わたしは 結局いつも 自分のことばっかり考えてる……」

ずっと長い間、心に抱えていた黒い感情を仲間に打ち明けたのは勇気のいる行為だったと思います。

皆、自分のことばかり考えるのは当たり前です。栞もそのことについてふれています。彼女は「やれることやっていこう」と千佳を励まします。

それにこたえようと決意する千佳は、自分の心の弱さを認め、一歩踏み出したと思います。

まとめ

迫力満点な戦闘シーンはもちろんですが、戦闘時の役割が何種類かに分かれていて、それぞれが自分の場所で活躍すとるというのが非常に心地よいです。

また、隊員同士の軽快なやり取りが、重たい戦闘シーンとのバランスが取れていて絶妙です。

個人的に主人公1人、千佳が健気でかわいいです。思わず応援したくなってしまいます。

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