『ブラッククローバー』(ブラクロ)名言・名シーン10選!【夢を諦めない少年の成長物語】

『ブラッククローバー』(ブラクロ)名言・名シーン10選!【夢を諦めない少年の成長物語】

魔法が全てにおいて重要な世界で、魔力を持たない少年の成長を描いた『ブラッククローバー』(略称:ブラクロ)。

本作は「週刊少年ジャンプ」で連載中の王道少年漫画です。

この記事では、『ブラッククローバー』の中から作品を彩る名言・名シーンを紹介していきます。

※以下には、原作とアニメのネタバレを含みます。

『ブラッククローバー』とは?

『ブラッククローバー』は田畠裕基(タバタユウキ)さんが2015年より「週刊少年ジャンプ」で連載中の大ヒット漫画。

世界累計の発行部数は、2021年6月時点で1,500万部を突破しています。

2017年10月からはテレビアニメがスタート。
王道作品として人気を集め、2021年3月まで3年半に渡って放送されました。

MEMO

世界的なアニメ配信サービス大手クランチロールでは、2020年に世界87の国と地域で『ブラッククローバー』が1位の視聴数を獲得しています。

既にテレビアニメの映画化が発表されており、これからも『ブラッククローバー』の展開から目が離せません。

『ブラッククローバー』のあらすじ

魔法が全ての世界で、魔力を持たない状態で生まれたアスタ。彼は自身の境遇にもめげず、共に孤児として育ったユノと切磋琢磨してきました。

2人が目指すのは王国内における魔道士の頂点「魔法帝」です。

そして15歳に成長し、迎えた魔導書(グリモワール)授与式の日。
ユノが四つ葉の刻まれた魔導書を得る一方、アスタが手に入れたのは特殊な五つ葉の魔導書でした。

アスタは魔力を持たない魔道士としての一歩を踏み出します。

その後、魔法騎士団入団試験で、2人はそれぞれ異なる魔法騎士団へ。

「黒の暴牛」に入団したアスタは魔法帝になる夢を胸に、数々の困難に立ち向かい、成長していくことになります。

『ブラッククローバー』の魅力

『ブラッククローバー』の魅力は、何と言っても「王道作品」であることでしょう。

本作を王道作品にしているのは、「週刊少年ジャンプ」とあわせて語られることの多い、友情・努力・勝利の存在です。

例えば、

  • 強い絆で結ばれ、ライバルでもあるアスタとユノの「友情」
  • 魔法帝になるため諦めずに特訓を続けるアスタの「努力」
  • 強敵との戦いで、アスタが「黒の暴牛」の仲間たちと力を合わせ、手にする「勝利」

こうした要素に、愛着の湧くキャラクター迫力の魔法バトルが加わることで、誰もが楽しめる王道作品となっています。

MEMO

アニメは原作の良さを大切にしつつ、キャラクターを掘り下げるためのエピソード追加鳥肌もののバトル描写など、見どころ満載です!

『ブラッククローバー』の名言3選!

ここからは『ブラッククローバー』の中から3つの名言を紹介します。

アスタ「諦めないのがオレの魔法だ!!!!」(アニメ2話)

1つ目は、アスタという人物を象徴する言葉です。

生まれながらに魔力を持たないアスタが目指すのは、魔道士の頂点である魔法帝。魔法が使えないことを馬鹿にされながらも、魔法帝になる夢を叶えるため、アスタは日々努力を続けてきました。

作中では何度となく目の前に壁が立ちはだかりますが、持ち前の強い意志で乗り越えていくのがアスタです。

そんなアスタの姿は、ライバルであるユノや、所属することになる魔法騎士団「黒の暴牛」の仲間たちに好影響を与えていきます。

どれだけ辛い状況でも希望を持ち続け、決して諦めない。勇気を与えてくれるアスタの名言です。

ユリウス「実績だよ」(アニメ20話)

続いて紹介するのは、アスタとユノの問いに答えた魔法帝ユリウス・ノヴァクロノの言葉です。

王都の魔法騎士団本部に召集を受けたアスタたちを出迎えたのは、現魔法帝のユリウス。

魔法帝と直接話す機会を得たアスタとユノは、ここぞとばかりにユリウスに「魔法帝になるには何が必要か」を尋ねます。

ユリウスの答えは、あまりにも合理的でシンプルなものでした。

魔法帝に必要なもの、それは「最強と言わしめる実績」。ユリウスの言葉は、並大抵の覚悟では魔法帝には到達できないことを物語っていました。

一方で、実績を積み上げることができれば、誰にでも魔法帝への門戸は開かれていることをアスタとユノに示します。

現実の厳しさを示しつつ、魔法帝を目指すアスタとユノを鼓舞する名言です。

フエゴレオン「恥ずべきは弱い者ではない・・・弱いままの者だ!!」(アニメ22話)

3つ目に紹介するのは、魔法騎士団「紅蓮の獅子王」団長のフエゴレオン・ヴァーミリオンが、「黒の暴牛」でアスタの同期であるノエル・シルヴァに語った言葉です。

強敵に苦戦するアスタを助けようとしたノエルですが、幼い頃から抱えるコンプレックスのせいで弱気になり、あと一歩が踏み出せなくなってしまいます。

その時、ノエルの前に現れたのはフエゴレオン。ノエルと同じ王族でありながら、誰にでも対等に接する人物です。

フエゴレオンはノエルを一喝し、弱い自分をそのままにせず、覚悟を決めて変わろうとすることの大切さを説いて勇気づけます。

フエゴレオンの言葉に、似たような境遇でも諦めずに立ち向かうアスタの姿を思い出したノエル。
覚悟を決めた彼女はアスタを助けるために、戦いの場へと進みます。

弱さを受け入れ、前向きに自分を変えていこうと思えるフエゴレオンの熱い名言です。

『ブラッククローバー』の感動する名シーン4選!

ここからは、本作の中でも感動する名シーンを4つ紹介します。

ヤミがアスタの夢を否定せず後押ししたシーン(アニメ5話)

魔法騎士団入団試験に訪れたアスタとユノ。
幾つもの試験を経て、ユノが全ての団から指名される一方、アスタを指名する団はゼロ。

1人たたずむアスタに揺さぶりをかけたのは、問題児ばかりの「黒の暴牛」を率いる魔法騎士団長ヤミ・スケヒロでした。ヤミは型破りではあるものの、部下を誰よりも信頼する情に厚い人物です。

対峙するヤミに、どれだけ遠回りをしても絶対に魔法帝になるという、ぶれない決意を真っすぐに語るアスタ。

そんなアスタをヤミは面白がり「黒の暴牛」への入団を許可します。

極めつけは、「魔法帝になってみせろ」とアスタの夢を後押しするヤミの言葉でした。

これまで何度となく周囲から夢を否定され続けたアスタ。その夢を笑うことなく真正面から受け止めてくれたことは、アスタにとって何よりも嬉しいものでしょう。

ヤミの言葉に胸が熱くなる名シーンです。

ミモザが従姉妹のノエルへの尊敬を表明するシーン(アニメ18話)

敵の攻撃で瀕死状態のノエルを何としても助けるため、ミモザ・ヴァーミリオンは必死に治療を施します。そこには従姉妹であるノエルへの深い想いがありました。

王族として生まれ、幼い頃から親交のあるミモザとノエル。ミモザが回復魔法の使い手として将来を期待される一方、魔力をうまく操作できないノエルは周囲から冷たい視線を浴びてきました。

しかし、努力を馬鹿にする王族の世界で、それでも諦めずにノエルは日々努力を続けてきたのです。

そんなノエルの姿を知るミモザは、もし自分が同じ立場なら諦めていたかもしれないと語り、ノエルに心から尊敬の念を抱いていることを表明します。

誰からも期待されない中、努力を続ける大変さは想像に難くありません。

だからこそ、どれだけ辛い状況でも努力を続けたノエルと、その姿を素直に尊敬できるミモザに心を揺さぶられます。

ノエルが仲間と友達を助けるため新たな魔法を発動させるシーン(アニメ46話)

ノエルの友達で海底神殿出身のカホノが、テロ組織「白夜の魔眼」の幹部ヴェットの手により命の危機に。

逃げ出したいほどの恐怖に駆られ、自分の力ではカホノを助けるのは無理だとノエルは考えます。

その時ノエルの心に直接届いたのは、
「今のノエルなら大切なものを守るために魔法を操作できる」と断言するカホノの言葉。

ノエルにとって大切なもの、それは自分を受けいれてくれた黒の暴牛の「仲間」でした。

そして、大切なものを守るために戦うことを決意したノエルに新たな魔法が発動。
ノエルが発動した強力な攻撃魔法は、ヴェットの片腕を吹き飛ばすほどの威力を発揮します。

自分にとって大切なものに気づき、誰かのために戦うノエルの成長に感動する名シーンです。

アスタが仲間のありがたさを噛みしめるシーン(アニメ54話)

海底神殿での戦いで、アスタは両腕が二度と使えなくなる呪いを受けていました。

後日、偶然ノエルと先輩フィンラル・ルーラケイスの会話を耳にしたアスタ。
ここで、団員たち総出でアスタのために両腕を治す方法を探していることが判明します。

いつだって絶対に諦めず、誰よりも果敢に敵に立ち向かう。そんなアスタの存在は、団員たちそれぞれに戦う力を与えてくれました。

だからこそ、今度は自分たちがアスタの力になりたいと意気込んでいたのです。

アスタは今まで魔力がないことで悔しい思いをしてきましたが、自分を大切に思ってくれる心強い仲間たちに恵まれていたのだと実感。

あまりの嬉しさから、こらえきれずにアスタは1人涙をこぼします。

仲間たちのアスタへの想いに、心を動かされずにはいられない名シーンです。

『ブラッククローバー』の熱い名シーン3選!

本作は王道の少年漫画であることから、熱い展開が目白押し!ここからは3つの厳選した名シーンを紹介します。

アスタとユノが夢の実現を再び誓い合うシーン(アニメ2話)

アスタとユノ。孤児として一緒に育ってきた2人は対照的です。魔法帝を目指して日々鍛錬を積むアスタは一向に芽が出る気配がなく、才能に溢れるユノに離されるばかり。

事あるごとに魔法帝になると豪語するアスタに対し、普段からユノはすました表情で相手にしません。そんなユノでしたが、子供の頃にアスタと交わした魔法帝を目指す約束を忘れてはいませんでした。

魔導書授与式の日、ある事件がきっかけで魔力を全く持たない事実を知り、夢を諦めかけたアスタ。
それでもアスタが諦めずに済んだのは、ユノがライバルとしてアスタに一目置いていることを知ったからでした。

運命に抗う強い意志を取り戻したアスタは、五つ葉の刻まれた魔導書を手に入れ、魔法を無効化する剣を扱えるようになります。

そして、お互いの拳を突き合わせ、魔法帝を目指して競うことを再び誓い合うアスタとユノ。
2人が対等な関係として認め合う様が熱く、これからの物語を期待させる名シーンです。

ヤミが部下たちに触発されて限界を超えるシーン(アニメ49話)

海底神殿でアスタたち「黒の暴牛」は、テロ組織「白夜の魔眼」幹部のヴェットとの激闘に勝利!
歓喜に沸く中、最後の力を振り絞ったヴェットが自爆を試みます。

そこに突然現れたのは、別の場所で閉じ込められていたヤミでした。ヤミは、諦めずに戦い抜いた団員たちに労いの言葉をかけていきます。

普段は面と向かって褒めることのないヤミだけに、団員たちの健闘を称える様子は貴重です!

そして、ヤミは対峙したヴェットを一太刀で撃破してしまいます。

いつも「限界を超えろ」と団員たちや自分自身にも言うことが多いヤミ。
そんな彼が団員たちに触発され、自身も限界を超えた攻撃を放つシーンには、何度も見たくなるカッコよさがあります。

アスタが悪魔に打ち勝つシーン(アニメ119話)

「白夜の魔眼」をも利用した全ての元凶「悪魔」との死闘は、最終段階へと向かいます。

ユノと共に全身全霊をかけた攻撃を放つも、限界を迎えてしまったアスタ。

状況が悪化するかに見えたその時でした。
限界を超えたヤミの魔法が空間ごと悪魔を切り裂き、一気に形勢逆転!

そして、アスタにまだ戦う力を与えてくれたのは、鳥から人間の姿に戻ったネロです。
魔法騎士団入団試験の頃からアスタの頑張りを見てきたネロは、アスタに魔法帝になる夢を思い出させます。

さらに限界を超えたアスタが放つのは、悪魔にとどめを刺す渾身の一撃。
そこにはアスタが魔法帝になるために歩んできた道のり、信じてくれた人々への想い、全てが込められていました。

これまで積み重ねてきたものが結実する、本作にとって集大成とも言える名シーンです。

まとめ

今回の記事では『ブラッククローバー』の名言・名シーンを紹介してきました。

本作には物語、キャラクター、魔法バトル、どこを切り取っても楽しめる魅力があります。
漫画とアニメどちらからでもいいので、是非『ブラッククローバー』の世界を楽しんでみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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