チェンソーマン – 衝撃の超話題作! あらすじ・名言・名シーン紹介!

チェンソーマン – 衝撃の超話題作! あらすじ・名言・名シーン紹介!

衝撃的な展開から始まるアクション作品『チェンソーマン』。

主人公がチェンソーの悪魔となって戦う話題沸騰の今作は多くの読者を熱狂させてきました。

この度、アニメ化が決定!制作会社は『呪術廻戦』『この世界の片隅に』などで有名な「MAPPA」です。これは期待できますね!

この記事では『チェンソーマン』の魅力を伝えるため、おすすめ名言と名シーンを紹介します。ぜひ最後までお楽しみください。ネタバレ有なのでご注意下さい。

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『チェンソーマン』とは?

は藤本タツキによる連載漫画。主人公がチェンソーの悪魔となって大暴れ。

集英社の「週刊少年ジャンプ」にて第1部「公安編」が2019年1号から2021年2号まで連載されました。第2部は『少年ジャンプ+』(同社)にて連載予定です。

2021年3月時点で累計発行部数は930万部を突破しています。2021年、第66回小学館漫画賞少年向け部門を受賞しています。

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『チェンソーマン』のあらすじ

この世界では「悪魔」と呼ばれる存在が日常的に現れます。

主人公のデンジは死んだ父の借金を返すべく、「チェンソーの悪魔」であるポチタと共に、悪魔を駆除する「デビルハンター」の仕事をしていました。

しかし借金は中々減らず、自分の腎臓や右目を売ったりと、常にギリギリの生活を送っていました。

ある日、デンジは仕事を斡旋していたヤクザに騙され、「ゾンビの悪魔」によってポチタと共に殺されてしまいます。しかし、ポチタはデンジの血を飲んで蘇生し、契約と引き換えにデンジの心臓となります。

復活したデンジは「チェンソーの悪魔」へと変身する力を手に入れ、ゾンビの集団を壊滅させます。デンジは現場に駆け付けた公安のデビルハンターであるマキマと出会い、彼女についていくことにします。

東京の公安本部へ移ったデンジは、マキマの命令を受けて先輩の早川アキ、デンジのバディとして選出された「血の魔人」パワーと同居します。

公安ではかつて7分間で110万人を殺した「銃の悪魔」の討伐を掲げて、世界各地に散った銃の悪魔の肉片を集めています。

一方で銃の悪魔に従う悪魔や契約した人間、さらにデンジと同じ「人間でも悪魔でもない者」らがデンジの心臓を狙い始めます。

『チェンソーマン』魅力①:思わずゾクっとさせられる名言【名言11選で解説】

『チェンソーマン』では魅力あふれる個性的なキャラクターたちが常にぶつかり合いながら、物語が進んでいきます。

その過程で飛び出す言葉ももちろんとがったものが多いです。ここでは彼らの名言を11つ紹介します。

「やっぱデビルハンターが一番儲かるな」

1巻第1話「犬とチェンソー」

主人公デンジがトマト型の悪魔を目の前にして言ったセリフです。

その手にはチェンソーの悪魔ポチタ。今おかれている状況と、悪魔がはびこる不気味な世界観を見事に表現したセリフです。

木を切ったり、自分の腎臓を売ってまで借金を返しているデンジ。その中でも一番儲かるのがこのデビルハンターの仕事です。

もう後がない、切羽詰まった状況のデンジ。そんな中で、彼は死と隣り合わせの危険な状況に身を置いていることがこのセリフで伝わりますね。

「キミの選択肢は二つ 悪魔として私に殺されるか 人として私に飼われるか」

1巻第1話「犬とチェンソー」

デンジと初めて会ったマキマのセリフです。さすがデビルハンターのマキマです。

あたりは切り刻まれた死体だらけの惨状ですが、これをものともしません。そして、デンシにこう問いかけたのです。

マキマのシビアな性格と、デンジにはこの2つの選択肢しか残されていないことがここで明らかにされます。

「飼う」という言葉を使う時点で、マキマがただものじゃないことが伝わりますね。

「餌」という名の普通の食事、しかし、デンジにとっては最高の贅沢につられて、彼は「飼われること」を選びます。

「最高じゃあないっすか……」

というデンシのセリフが妙に印象に残るシーンです。

「犬とチェンソー」というタイトルは犬(ポチタ)とチェンソー(デンジ)を指していたのでしょうか?それともマキマの犬になるデンジとチェンソーの悪魔のポチタを指していたのでしょうか?

1話のタイトルから伏線が張り巡らされています。

「鑑識課の知り合いから聞いたんだけど 使えない公安の犬は安楽死させられるんだって」

1巻第2話「ポチタの行方」

デンジがマキマから言われた衝撃的なセリフです。

まるで、デンジを犬のように扱うマキマに対して、ショックを受けるデンジ。抱きしめてくれたり上着を貸してくれたりと優しくしてくれたのに、急にひどい仕打ちだと嘆きます。

このセリフのあるコマではキャラクターの顔が意図的に描かれていません。

そこがより、無機質な印象を与えています。私は読んでいて正直ぞっとしました。マキマの冷酷さが見事に表現されています。

「キミの親友はキミの中で生きてる」

1巻第2話「ポチタの行方」

ポチタがデンジの心臓になった時の話をした時の、マキマのセリフです。

彼女は自分は鼻が利くことをデンジに伝えます。「体から人と悪魔二つの匂いがするもん」と。

その言葉に、デンジは頬を高揚させて喜びます。ポチタはデンジの中で生き続けている。

デンジとポチタと絆を感じさせる素敵なシーンです。

「俺は軽~い気持ちでデビルハンターになったけどよぉ この生活続けるためだったら死んでもいいぜ」

1巻第3話「東京到着」

先輩の早川に路地裏につれてこられて、いきなり暴行を受けるデンジ。

そこでデンジがアキにやり返しながら言ったセリフです。

今まで極貧で地獄のような生活をしてきたデンジ。だからこそ、この最低限の人並みの扱いを受けられる今の状況を手放したくはないのでしょう。

初めて食べたウドンにフランクフルト。その感動が忘れられず、絶対にこの生活を続けるんだという強い意志の表れです。

「胸だ!!」

1巻第3話「力」

下心全開なデンジの名セリフの一つです。

ポチタの契約であったまともな暮らしはもう達成しました。

しかし、自分にはまだ何か足りない。そんな時におもいついたのがマキマの胸を揉むというどうしようもない目標でした。

しかし、彼は本気です。新たに見つけた目標を達成するために、全力で色々なことを妄想します。

マキマに直接頼めば嫌われるんじゃないかなと、本人が真面目に考えている分、より笑いを誘います。

「もしもデンジ君が銃の悪魔を殺せたら 私がキミの願い事なんでも一つ叶えてあげる」

2巻第12話「揉む」

「銃の悪魔」を殺すことを条件に、何でも願いを叶えるというマキマ。

もちろん、デンシは下心全開でイヤラシイことを考えます。

その後、「銃の悪魔」の詳細が語られますが、敵の強大さとデンシの下心のギャップがありすぎて、これは面白い展開になってきたぞと読者はワクワクさせられます。

果たして、その凶悪な悪魔に対して、下心でどう向き合っていくのか。動機が原始的で不純な分、気になってしまいます。

「Easy revenge! 気楽に復讐を!」

5巻第35話「未成年」

ヘビの悪魔と契約している沢渡は丸呑みした悪魔を吐き出させ、そのまま使役することもできます。

この能力で沢渡は姫野の幽霊の悪魔を使役して、アキを攻撃します。

その時に、幽霊の悪魔がアキに差し出した1本の煙草。そこに書かれていたメッセージです。

これは、銃の悪魔への復讐心に支配されるアキを心配した姫野が残した言葉でした。

それにより、恐怖心を克服し、幽霊の悪魔を倒すことができます。姫野のアキへの深い愛情が表されています。

「知らなきゃいけねえ部分と馬鹿になったほうがいい部分があるんだ」

9巻第71話「お風呂」

敵の襲撃後、眠る前にデンジが言ったセリフです。

確かに、仲間の情報などは知っていた方が良いと思いますが、自分が殺してしまった敵の詳細などは知ってしまったら嫌な気持ちになってしまいます。

デンジはいつも自分の夢の中に出てくる扉の奥が気になっていますが、それも知らなくていいやと開き直ります。

この扉が後の大きな伏線となってきます。この言葉は色々な物事に通じると思います。

確かに、知っておいた良い情報も世の中たくさんありますが、知らないことが良いこともたくさんあります。

「犬…に…なりたい マキマさんの……」

10巻第80話「犬の気持ち」

デンジがマキマの家に招待され、彼女から「私に叶えて欲しい事を言ってみて」と言われたときのデンジの返答です。

デンジは仕方がないこととはいえ、大事な存在であったアキを殺してしまいました。

そのことが頭から離れず、もう、何も考えたくないと。だから、マキマの犬になれば、マキマの言ったことだけをこなせば良い、もう自分は何も考えなくて良いと思ったのです。

心が崩壊寸前のデンジの痛みが伝わってくるセリフです。

「だから俺…! チェンソーマンになりたい…!」

11巻第93話「君と糞映画」

デンシが今後自分がどうしたいのか迷っているときに、テレビで自分のことが称えられていることを知り、言ったセリフです。

今までの自分がいた世界はすべてマキマの作ったものでした。自分の本当にやりたいことを吐き出します。もっと良いものを食べたい。女の子にモテたい。

そして、彼は、このセリフを口にして、チェンソーマンになってマキマをどう倒すかを必死に考えます。今まで、考えるのが大嫌いだった彼が自分で物事を考えようとしたのです。

自分の意思で、チェンソーマンになることを決めた瞬間でした。

『チェンソーマン』魅力②:飾り気のないありのままの生き様【名シーン5選で解説】

次に紹介するのは、物語を彩る魅力的なキャラクターたちの名シーンです。

彼らは飾り気のないありのままの姿を私たちにさらしてくれます。ここではおすすめの名シーンを5つ紹介しましょう!

チェンソーの悪魔誕生

1巻第1話「犬とチェンソー」

デンジは雇い主のヤクザに騙されて「ゾンビの悪魔」によってポチタと共に殺されてしまいます。

デンジは体をバラバラに切り刻まれて殺されるというむごい死に方をします。もう、この漫画はただごとではない感じが伝わってきます。

ポチタはデンジの血を飲んで蘇生し、契約と引き換えにデンジの心臓となります。

ここでのポチタとのやり取りが胸を打たれます。

「私の心臓をやる かわりに……デンジの夢を私に見せてくれ」

復活したデンジは「チェンソーの悪魔」へと変身する力を手に入れ、ゾンビの集団をチェンソーを使って、切り刻んでいきます。

グロテスクな漫画かと思いきや、「普通の生活をする」というデンジの夢が説明されていたり、意味ありげな伏線が多く含んでいたりと丁寧に作り込まれた第1話である印象を受けます。

姫野の心情吐露

3巻第25話「ゴースト・ヘビ・チェンソー」

姫野が最後の力を振り絞り、ゴーストに体をすべて捧げます。そこで早川への心情吐露が入ります。

「アキ君は泣くことができる」
「……あれだけ思って泣いて貰えたら嬉しいだろうな」

そして、敵を倒すために、ゴーストに捧げた姫野の肉体が徐々に消えていきます。

「… ……っアキ君は死なないでね…」
「私が死んだ時さ…泣いてほしいから…」

しかし、ヘビの悪魔にゴーストを食べられてしまい、姫野の体は消滅します。

姫野のアキへの淡い思いと、切なさが入り混じった感動のシーンです。

岸辺との衝撃の出会い

4巻第29話「100点満点」

デンジとパワーの新たな指導者となる岸部との初対面のシーン。

岸部はデンジたちにいくつか質問をしますが、返ってくる答えがどれも普通の人間とはかけ離れた内容ばかり。血も涙もないような返答をします。

「仲間が死んでどう思った?」
「別に~?」

少年漫画の主人公らしからぬこのやり取りが本作の独特の雰囲気を演出しています。
そして、いくつかの質問のあと、岸部は2人にこう言います。

「お前たち100点だ」
デビルハンターに情に厚い人間は不向き、2人のような頭のねじがぶっ飛んでいる性格こそが適任だと。

本作の世界観を表す印象的なシーンの一つです。

アキの死

9巻第78話「ゆきがっせん」

銃の悪魔に乗り移られてしまったアキとデンジが戦うシーンです。

アキは幻覚を見ていて、子供のころに帰り、雪合戦でデンジたちと遊んでいます。その投げた雪玉が現実の世界では攻撃につながる訳ですが、この幻覚と現実のギャップが儚いです。

単行本9巻の第79話の扉絵には子供のころのデンジ、アキ、パワーが描かれ、より哀愁を感じさせます。

元のアキに戻ってくれというデンジの願いも空しく、彼の攻撃は激しく、デンジはボロボロにされてしまいます。

デンジはこれ以上周りに被害を出さないために、アキを殺します。

「未来の悪魔」はこの惨劇を見てこう言います。「お前は最悪な死に方をしただろう チェンソーの少年にとってね」

マキマを食べるデンジ

11巻第96話「こんな味」

デンジはマキマを倒すために、体を食肉に加工し、毎日の食事として食べてしまいます。

岸辺との意味深な会話から始まり、何気ない食事のシーンかと思いきや、「マキマさんってこんな味かあ…」とデンジはつぶやきます。

意味が分かった途端、正直ぞっとしてしまいました。こんな形で強敵を倒すだなんて誰が想像したことでしょう。

デンシは憎み切れない、大好きなマキマと一つになり、彼女の罪を共に背負うことを望んだのです。

やはり今作はとがっていて、非常に刺激的な作品だなと改めて感じました。

まとめ

セリフ、演出、設定、どこをとっても、とがった世界観を貫き通した本作は一度読んだら忘れられないことでしょう。

登場キャラクターの飾らない、ありのままの言葉は思わず、価値観を揺さぶられます。

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