ONE PIECE(ワンピース) – ルフィの兄・エースの復活はあり得ない!?

ONE PIECE(ワンピース) – ルフィの兄・エースの復活はあり得ない!?

2021年7月時点で国内累計発行部数が日本の漫画では最高となる4億部を突破している大人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」
2015年6月には最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズとしてギネス世界記録にも認定されています。

そんなワンピースの中で死亡しているにも関わらず全世界ワンピース人気キャラクターランキングで9位にランクインしているキャラクターがいます。
それは、ルフィの義兄であるポートガス・D・エースです。
エースの人気は特に日本で強く、日本版のワンピース人気キャラクターランキングでは5位につけているほど。

そんなエースはワノ国編に入ってからも、お玉やヤマト、そしてワノ国と関わりがあったことから再び注目を浴びています。
中には、「エースが復活するのではないか!?」と考察している方もいらっしゃいます。
そこで今回は、エースの生涯についてまとめ、復活はあり得るのかについても考察していきます!

エースの特徴


そもそも、エースとは新世界を蹂躙している四皇の一角であった白ひげ海賊団2番隊隊長でした。
当然、白ひげ海賊団2番隊隊長になるほどですので戦闘能力はかなり高く、生前の懸賞金は5億5000万ベリーです。

エースは悪魔の実自然系メラメラの実の能力者で、全身を炎に変えることができます。
また、その炎は広範囲に広げることができ、自分の意志で自在に調節することもできます。
そのためエースは「火拳」という炎の拳ですべてを焼きさく技や「火銃」という指から炎の弾丸を連射する技などを操っていました。

そんなエースは船長である白ひげを親愛し、白ひげを父と慕っていましたが、実は本当の父親は海賊王ゴール・D・ロジャーということが明らかになりました。
しかし、幼少期は父親の悪評を散々聞いて育ったため、父親の存在を隠し母親のポートガス・D・ルージュの姓を名乗って生きてくるのです。

父親であるロジャーは、よく戦った戦友であるモンキー・D・ガープに、まだ生まれる前のエースの面倒を見てくれと頼んでいました。
そのため、エースはガープにほぼ孫同然に育てられます。
そこで、ワンピースの主人公であるモンキー・D・ルフィと出会うのです。
そして、ルフィ、サボと将来海賊になることを夢見て兄弟盃を交わし、義兄弟になります。

エースの生涯

誕生から幼少期


エースは、今から22年前バテリラという南の海にある小さな町で、ゴール・D・ロジャーとポートガス・D・ルージュのもとに生まれました。
その際、ロジャーの血縁関係を徹底的に消そうと動いていた世界政府からエースの存在を隠そうとしたルージュは、およそ20ヶ月もの間エースを胎内に宿し続けます。
そして、ロジャーの処刑から1年3ヶ月後にエースを出産するのですが、胎内に宿し続けたため疲弊してしまいうのです。

そんなエースの存在を聞いていたモンキー・D・ガープは、世界政府がエースを追い求めていることを知って密かに救い出します。
しかし、ガープにエースを託した直後、疲弊していたルージュは死亡してしまいます。

その後、ガープの故郷である東の海にあるゴア王国のとある山をしめていた山賊カーリー・ダダンのもとにエースは預けられます。
当時から少年にしては強かったエースは、父親であるロジャーの悪評を嫌というほど聞かされ荒んでしまい、スラム街のゴロツキたちと喧嘩に明け暮れていました。

そんなある日、ゴミ山でサボと出会い、二人で海賊を目指して海賊貯金を集め始めます。

そして、10歳になった頃、物語の主人公であるルフィもダダンのもとにあずけられるようになります。
はじめはルフィのことを受け入れようとしなかったエースでしたが、ゴロツキに捕まっても拷問を受けても海賊貯金の場所を言わなかったルフィを見て、エースはルフィのことを認めるのです。
これ以降、3人は兄弟盃を交わし義兄弟になります。

その後、サボが先に旅立とうとするも天竜人から砲撃をくらい消息を絶ったという出来事もありながらも海賊になる夢は諦めず、17歳になり海へ旅立ちます。

スペード海賊団結成


その後、エースはメラメラの実を食べ能力者となります。
そして、スペード海賊団を結成し、世界政府から王家七武海に勧誘されるほど、新星の海賊として注目されるのです。

そんなスペード海賊団の躍進は止まらず、新世界のワノ国に到着します。
ワノ国では、お玉やヤマトらと交流を深め、ヤマトからビブルカードをもらいます。
そして、お玉やヤマトと再会を約束して再び船を出します。

その後、とある島でシャンクスら赤髪海賊団と対面し、かつて義弟のルフィを救ってくれた礼を言うという旅の目標の一つを果たします。
シャンクスたちもエースがルフィの兄であることを知って歓喜するのでした。

白ひげ海賊団に入団


次にエースが向かったのは当時世界最強の海賊と謳われていた白ひげでした。
白ひげを倒そうと息巻くエースでしたが、白ひげに恩を感じているジンベエがエースの前に立ちはだかり、5日に渡る激闘を繰り広げます。

二人共疲弊していると、ついに白ひげが登場します。
そんな白ひげに挑みかかるも、疲弊していることもあってエースは敗れるのです。
しかし、エースは仲間だけでも守ろうと白ひげを止めようとします。

そんな姿を見た白ひげはエースを気に入り、エースらスペード海賊団を白ひげ海賊団に勧誘します。
エースははじめ、そんな誘いを断り、船に乗せられても白ひげの首を取ろうと何度も挑みます。
しかし、毎回白ひげに敗れるのですが、白ひげと船員の関係をや自分のことを息子と読んでくれる白ひげに心を打たれ、白ひげ海賊団に入ることを決意します。

その後、白ひげ海賊団でも活躍を見せるエースは、光月おでん以後空きとなっていた2番隊隊長に抜擢されるのです。
そしてエースは白ひげに自分はロジャーの息子であることを打ち明かすのですが、白ひげは全く気にせず、そんな白ひげの姿に改めて敬意を示すエースはさらに活躍するのでした。

黒ひげとの因縁


ある日、エースが隊長を務める白ひげ海賊団2番隊のマーシャル・D・ティーチが同じく4番隊隊長であるサッチを殺害し、逃亡するという事件が起きました。
そんな事件に隊長として責任を感じたエースはティーチを追って一人海へ出ます。

しかし、ティーチを追っている最中にもエースにとって嬉しい出来事がありました。
それは、ルフィとの再会です。
アラバスタ王国にてエースはルフィたち麦わら海賊団と出会い、エースはゾロたち船員にあいさつをすることができました。
さらに、自身のビブルカードをルフィに渡し、再び黒ひげと名乗り始めたティーチを追い始めます。

バナロ島の決闘


ついにエースは、バナロ島にて黒ひげと対面します。
しかし、黒ひげはサッチを殺害したことを悔いる様子はなく、さらにエースが尊敬する白ひげの侮辱もする始末。
そんな黒ひげに怒りを覚え、戦闘を始めるも、黒ひげがサッチを殺してまでして手に入れたヤミヤミの実の能力に苦戦します。
そして、エースは黒ひげに敗れます。

そんなエースを、黒ひげたちは七武海入りのために海軍に身柄をわたします。
政府にとらわれてしまったエースは大監獄インペルダウンに投獄されます。
さらに、マリンフォードにて公開処刑されることが決定するのです。

そんな様子を聞きつけたルフィはエースがいるインペルダウンへ潜入するのですが間に合わず、エースはマリンフォードへと連行されます。

マリンフォード頂上戦争

エースの公開処刑が決まると、黙っていないのが白ひげ海賊団です。
そんな白ひげ海賊団に対抗するため海軍全勢力をかけ、公開処刑を行おうとするのですが、やはり白ひげ海賊団が現れ、海軍と白ひげ海賊団の全面戦争が始まります。
さらに、インペルダウンからルフィたちも駆けつけます。

そして、ついにルフィはエースを解放することに成功するのです。
しかし、海軍の策略にハマった白ひげは仲間から致命傷を食らわされたり、唐突に現れた黒ひげ海賊団によって白ひげは死亡してしまいます。

さらに、逃げるエースやルフィに海軍大将・赤犬ことサカズキが迫ります。
そして、一瞬のスキにルフィが狙われ、そんなルフィをかばってエースは赤犬のマグマの拳で体を貫かれ死亡するのです。

エースは復活するのか!?


さて、そんなエースですがワノ国編で再度注目され復活するのでは!?という噂があります。
しかし、残念ながらエースの復活はありえないでしょう。

理由は2つあります。

まず、エースの死亡が描かれてしまっていることです。
エースと同じくルフィの義兄であるサボが死亡していたと思ったら、生きていたため多くの方がエースも生きているのでは!?と思ったかもしれませんが、サボの場合は死亡した姿は描かれていませんでした。
しかし、エースはしっかりと死亡する姿が描かれており、さらにこの世に同じ種類のものは一つしかないとされる悪魔の実もサボがエースの”メラメラの実”を継承していることからエースはもう存在しないことが考えられます。

もう一つの理由として、作者が明言していることです。
ワンピースの作者である尾田先生はテレビ番組で「エースは復活するのでは!?」と聞かれた際、「それはない」と断言しています。
つまり、残念ながらエースの復活はありえないでしょう。

まとめ

今回は、ワンピースの人気キャラクター・エースについて紹介しました。
残念ながら、エースの復活は考えられないでしょうが、今後も過去編などで描かれていくでしょう。

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