【ONE PIECE (ワンピース)】伝説の大海賊・ロックスの正体とは!?

【ONE PIECE (ワンピース)】伝説の大海賊・ロックスの正体とは!?

2021年7月時点で国内累計発行部数が日本の漫画では最高となる4億部を突破している大人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」
2015年6月には最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズとしてギネス世界記録にも認定されています。

そんなワンピースで、突如として名前が明かされた伝説の大海賊ロックス・D・ジーベック
海賊王ゴール・D・ロジャーが台頭するまでの間はロックスの時代だったと言われるほどの大海賊だったそうです。
しかし、ロックスについては未だに謎が多いままとされています。
そこで今回の記事では、ロックスについてわかっている情報をまとめ、謎について考察していきます!

ロックスとは


ロックス・D・ジーベックとは、約40年前に存在したと言われているロックス海賊団の船長です。
後に海賊王と呼ばれるようになったゴール・D・ロジャーの最大の宿敵であり、ロジャーが現れるまではロックスの時代だったと言われる伝説的な海賊です。

ロックスは約40年前、海賊島ハチノスにて1つの儲け話のために名だたる海賊たちを集め、ロックス海賊団を結成します。
ロックス海賊団には、後に四皇と呼ばれるようになる白ひげことエドワード・ニューゲートビッグ・マムことシャーロット・リンリン百獣のカイドウを始め、映画ストロングワールドで活躍した金獅子のシキや宝を隠しているキャプテン・ジョンなど豪華なメンバーとなっています。
他にも、まだ明かされていない銀斧王直と呼ばれる人物もいたようです。
しかし、実力者を揃えすぎたために、仲間殺しが耐えなかったとの噂もあります。

ロックス海賊団を結成したあと、世界の王になるというロックスの野望の元、テロリストのように世界政府に牙を剥け、世界政府に事実をもみ消されるほどの大事件を数多く引き起こしました。
元海軍元帥でロックスの時代にも活躍したと思われるセンゴク曰く、ロックスは世界の禁忌に触れすぎたようです。

しかし、今から38年前にゴッドバレーという島で起きたゴッドバレー事件にて、ロジャーとガープが手を組みロックス海賊団に立ち向かってきたため、ロックス海賊団はその戦いに敗れ壊滅しました。
また、その後ゴッドバレー事件については世界中に報道され、ガープが英雄と呼ばれ始め、ゴッドバレーという島は跡形もなく消滅しました。

これほど存在感のある男の存在がなぜ最近まで明かされていなかったかというと、世界政府がロックスの事件をもみ消していたことや、ロックス海賊団の仲間同士の仲が悪かったことが影響されているようです。

ロックス海賊団のメンバー


上記でも記述しているように、ロックスが集めたロックス海賊団のメンバーは現在四皇に位置するほどのメンバーが揃っているなどとても豪華です。

白ひげ

元白ひげ海賊団船長の白ひげことエドワード・ニューゲートももともとはロックス海賊団のメンバーでした。
白ひげはグラグラの実の能力者で、ロジャー亡き後「世界最強の海賊」と呼ばれたほどの実力者です。
また、ロックス海賊団壊滅後は、「家族」を欲して自身の白ひげ海賊団を結成し、後に四皇の一人として君臨します。

白ひげはロックス海賊団について、「人の下につけないタイプの人間が集まりすぎたチームだった」と酷評しています。

ビッグ・マム

ビッグ・マム海賊団船長のビッグ・マムことシャーロット・リンリンもまたもともとロックス海賊団のメンバーでした。
育ての親であるマザー・カルメルのソルソルの実の能力を引き継いでおり、6歳という幼少期から5000万ベリーの懸賞金が書けられていました。
その後さらに成長を遂げたビッグ・マムはたくさんの子どもを生み、ロックス海賊団に所属していたのです。

ロックス海賊団壊滅後は、子どもたちとともに自身のビッグ・マム海賊団を結成し、新世界にホールケーキアイランドを含む34の島々を拠点とした万国を建国します。

カイドウ

百獣のカイドウはロックス海賊団で見習いをしており、白ひげやビッグ・マムの弟分でした。
しかし、現在は白ひげも亡くなり「この世における最強生物」と呼ばれており、現存の海賊の中で最高である46億1110万ベリーの懸賞金がかけられています。

カイドウはウオウオの実幻獣種モデル“青龍”を食べているのですが、そのウオウオの実幻獣種モデル“青龍”はロックス海賊団時代に起こったゴッドバレー事件の際、ビッグ・マムから譲り受けたものだとされています。
その後ロックス海賊団が壊滅し、カイドウは個人の強さのみで凶暴な海賊たちを束ね、百獣海賊団を結成しました。

金獅子のシキ

劇場版第10作目となる「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」で登場した金獅子のシキもロックス海賊団のメンバーということで、本編に登場しました。
金獅子のシキはフワフワの実を食べた能力者で、かつては海賊王ゴール・D・ロジャーとしのぎを削ったと言われる伝説の大海賊です。

本編では、「インペルダウンから史上唯一脱獄した“空飛ぶ海賊”」として名前だけ登場したこともあり、今後映画のように本編でも登場する可能性が考えられます。

キャプテン・ジョン

キャプテン・ジョンとは、莫大な財宝を残したことで知られる伝説の海賊です。
このキャプテン・ジョンもロックス海賊団のメンバーだったということが明かされています。

キャプテン・ジョンは過去スリラーバーク編にてゲッコー・モリアの能力による影として登場したことがあります。
しかし、この際にはキャプテン・ジョンの影の持ち主がアルコール中毒者だったため、対決中もお酒を飲むほどに落ちぶれていました。

ちなみに、バギーはキャプテン・ジョンが財宝を隠したとされる島を探しまくった際、誤って海軍の基地に入ってしまいインペルダウンに入ることになりました。
そんなキャプテン・ジョンの財宝の手がかりが書いてあるトレジャーマークをスリラーバーク編で入手していたルフィは、バギーにそのトレジャーマークを渡しています。

王直

王直は、現在名前のみが明かされています。
おそらく金獅子のシキの「金獅子」のように異名であると考えられます。

銀斧

銀斧は王直同様に現在名前のみが明かされています。

その他ロックス海賊団のメンバーだと予想されるキャラクター

シャクヤク

シャッキーことシャクヤクはシャボンディ諸島にて「シャッキー’sぼったくりBAR」を経営している女性キャラクターです。
そんなシャッキーはもともとガープに何度も追いかけ回されていた海賊だったそうですが、40年ほど前に足を洗い現在の仕事を始めています。
40年ほど前という時期がロックス海賊団壊滅の時期と重なり、元ロジャー海賊団副船長のシルバーズ・レイリーと仲睦まじい関係であることからもともとロックス海賊団のメンバーだったと考えられます。

さらに、ワンピース第90巻のSBSにてシャッキーがロックス海賊団のメンバーだったとほのめかす発言があります。

Q:「海賊」「40年前」「ガープ」こう来たらシャッキーを連想せずにいられません
シャッキーと“ロックス”には何か関わりがあるのですか?

A:う…!!40巻も前なのになんでそんな事覚えてんの?し…知らないっすよ!
フ…フュー♪フュ0−♪

この尾田先生の返答怪しいですよね。
本編のどこかでシャッキーがロックス海賊団のメンバーだったことが明らかになるのでしょうか。

ミス・バッキン

ミス・バッキンは自称白ひげの愛人で同じく自称白ひげの息子であるエドワード・ウィーブルの母親です。
マルコ曰くミス・バッキンは40年ほど前に白ひげと同じ船に乗っていたそうなので、40年ほど前は白ひげはロックス海賊団の船にいたことからミス・バッキンもロックス海賊団のメンバーだと考えられます。

シュトロイゼン

シュトロイゼンはククククの実の能力車でビッグ・マム海賊団の総料理長です。
ロックス海賊団のメンバーであるビッグ・マムと幼少期から行動をともにしていたため、シュトロイゼンもロックス海賊団のメンバーの可能性が考えられます。

黒炭ひぐらし

黒炭ひぐらしはマネマネの実の前任者で、黒炭オロチを悪に導いた謎の老婆です。
マネマネの実の紹介をしている際に、マネマネの実のメモリーの中に若い頃のシキだと思われる人物がいました。
このことから、シキと接点があると考えられ、黒炭ひぐらしもロックス海賊団のメンバーの可能性が高いでしょう。

ロックスの息子は黒ひげ!?


ロックスと共通点の多い海賊がいます。
その名は黒ひげことマーシャル・D・ティーチです。

ロックス海賊団は海賊島ハチノスに集められたと言われています。
そんな海賊島ハチノスを拠点としているのが黒ひげ率いる黒ひげ海賊団です。

他にも、両者ともにDの一族であったり、ロックス・D・ジーベックのジーベックという名を黒ひげは自身の船の名前に入れ、サーベル・オブ・ジーベックと呼んでいます。
直訳するとジーベックの剣となりますので、ジーベックつまりはロックスの意志を継いでいるということが考えられます。

では、なぜ黒ひげはロックスの意志を継ごうとしているのでしょうか。
ここで考えられるのが、実は黒ひげはロックスの息子だったのではないかという考察です。

黒ひげは現在40歳となっています。
そして、ロックスがゴッドバレーでロジャーらに倒されたのは38年前でした。
つまり、当時2歳だった黒ひげはロックスの汚名を被せられていた可能性があるのです。

それがわかるのが、ワンピース第965話。
ここでは、幼少期の黒ひげが登場しており、その姿はボロボロの身なりをしている状態でした。
さらに、黒ひげは孤独な幼少期を過ごしていますから父親が亡くなったため孤独になったことも読み取ることができますよね。

もし黒ひげがロックスの息子であるとするならば、黒ひげは海賊島ハチノスで生まれたことになるでしょう。
つまり、黒ひげにとって海賊島ハチノスは故郷だったということです。

さらに、黒ひげの謎といえば、悪魔の実を2つ食べることができたことや一睡もせずに生活することができるといった超人的な体の仕組みですよね。
この体の仕組みは、ロックスが知った世界の禁忌によって創られた仕組みであるとすれば読者も納得できる展開になりそうではありませんか。

このように、ロックスと黒ひげは血が繋がっているため、世界政府のトップであるだろうイム様が警戒していたのでしょう。

ロックスとイム様の関係は!?


イム様とは、世界最高権力とされる五老星でさえも上座から見下ろす表向きには存在しないとされている世界にたった一人の王だと考えられています。
つまりイム様は実質「世界の王」でしょう。

そんな世界の王を目指したのがロックスです。
ロックスは世界の王を目指す過程で、イム様の存在に気づいたのだと考えられます。
そのため、世界の禁忌に触れすぎたと言われているのでしょう。

そして、ゴッドバレー事件にてロックス海賊団が壊滅させられたのは、イム様の指示だと考えられます。
それほどロックスの存在というのは世界政府にとって危険だったのです。

ロックスは復活する!?


ロックスはゴッドバレー事件にて亡くなったとされています。

しかし、ロックスが復活するという伏線があるのです。
それは、ワンピース第907話でガープが残した
「心配などムダじゃ!!復活すりゃ驚異じゃが事件は必ずわしらの想像を超えてゆく」
という発言です。
この発言は、カイドウとビッグ・マムが接触したことにより発せられていますので、単純にロックス海賊団が復活するのかと思われました。
しかし、ガープは「事件は必ずわしらの想像を超えてゆく」と言っていますから、そう単純なものではないのでしょう。

そこで気になるのが、同じくワンピース第907話でのヒナの発言です。
ヒナは、ロックスの話題が出た際、
「船長を失っても力は増してるわヒナ心配」
と発言しています。
この発言を裏返して考えると、「船長がいればさらに力が増す」とも考えられますよね。
つまり、船長であるロックスが揃って完全体となるのでしょう。

また、尾田先生はジャンプフェスタ2018でこんなメッセージも残しています。

「来年中には皆さんにONEPIECEの世界に潜む伝説を一つ紹介することになるでしょう。
それはルフィ達にとって過去最大の敵となって我々の前に立ちはだかって来る事になります。
白ひげが関係しれくるかも知れません。
あ、しゃべりすぎました。
頂上戦争?アレがかわいく見えてくるなんて信じられますか?」

この宣言通り、2018年には世界に潜む伝説であるロックス海賊団が紹介されました。
つまり、確実にロックス海賊団はルフィたちの前に立ちはだかることになっています。

ということは、ロックスが復活して完全体の状態でルフィたちの前に立ちはだかることが考えられます。
ここから、ロックスが復活することは十分可能性があるでしょう。

まとめ

今回は、ロックス・D・ジーベックについて紹介しました。
ロックスは今後ワンピースの物語を最終回へと導くキーマンになるでしょう。
今からロックスに注目ですね。

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