DAVII(ダビ) 都会をポップ&アンニュイに奏でる気鋭のシンガーソングライターを徹底解説

DAVII(ダビ) 都会をポップ&アンニュイに奏でる気鋭のシンガーソングライターを徹底解説

韓国音楽マニアの中で、根強い人気を誇るシンガーソングライターDAVII(ダビ)

2014年、韓国音楽界に彗星のように登場したDAVIIは、作詞作曲はもちろん、編曲やコラボレーション、楽曲提供までこなす“職人肌”なマルチプレイヤー。プロデューサーとして頭角を現した彼は、人気アーティストとのコラボレーションや自身も歌声を披露するなど多才な姿を見せています。

人気の韓国ドラマのOSTにも参加した経験もあり、「ドラマを観ているうちに魅力にハマった!」なんてファンもいるのではないでしょうか。

本日は、カジュアルユーザーからこだわり派まで熱く支持されるDAVIIの魅力を徹底解説します。

DAVIIのプロフィール紹介

DAVII(本名チェ・ギュワン)

生年月日:1992年11月8日
出身:ソウル
血液型:B型
出身校:湖原大学校
身長:173㎝
体重:59㎏

MEMO

「刑務所のルールブック」「クレイジーラブ」といった人気韓国ドラマのOSTに参加し、日本でも知名度がグッと上がりました。

才能溢れるDAVII!音楽の原点とは?

DAVIIの音楽活動の原点は、教会の聖歌隊で歌ったことでした。この経験を通じて「音楽にたずさわることが一生の幸せだ」と確信したそうです。確かに彼の澄んだ歌声には、神への敬虔さも込められているようにも感じます。そして18歳でジャズピアノを弾き始め、“ジャズ・R&B”を自ら掲げながら音楽活動に勤しみました。

音楽の専門家を養成する実用音楽科で本格的に学ぶことを決めたのは高校生の頃で、当時はまだ作曲家になるかどうか進路に悩んでいたそうです。そんなときに出逢ったのが、イギリス出身のジャズシンガー、ジェイミー・カラム。歌も演奏も一流、特にピアノが一級品で、日本でも小袋成彬が彼を称賛するなど、国を問わずフォロワーの多いハイレベルなミュージシャンです。

時にグランドピアノを爆破することもあるジェイミー・カラムのアクティブな演奏スタイルに衝撃を受けたDAVIIは、作曲家であると同時に自らも歌うパフォーマーになると決心したのだそうです。

DAVIIは音楽活動の傍ら、社会参加にも積極的です。その理由は、彼のもう一人の音楽的メンターであるタイラー・ザ・クリエイターの存在にあります。ヒップホップアーティスト、プロデューサー、映像作家、ファッションデザイナーと様々な顔を持つ、彼もまた一流の音楽家です。高速ラップにジャズピアノをマッチングさせるなど変幻自在なスタイルを持ち、2019年にリリースした5thアルバム『IGOR』でグラミー賞最優秀ラップアルバム賞を受賞しています。

才能も個性も抜群で、なおかつ既存の価値観に囚われないタイラー・ザ・クリエーターの哲学と、「普段はとても静かなのに、ピアノを前にすると変わる」という自分自身が似ているというDAVII。黒人に対する人種差別と警察による残虐行為に抗議と、タイラーのような黒人の才能で利益を上げている音楽業界の責任を問うキャンペーン「#BlackOutTuesday」がSNSで広まると、自身と精神的に通じるものがあるタイラーへ敬意を示すように賛同を表明します。「世界をみつめてこそ、人々に力を与える音楽を作ることができる」と語るDAVIIは、彼らの音楽性だけでなく、哲学や社会的意義にも連帯しようとしているのです。

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