ぼっち・ざ・ろっく!OP・ED主題歌、劇中歌を全曲解説

ぼっち・ざ・ろっく!OP・ED主題歌、劇中歌を全曲解説

TVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』

マンガ雑誌『まんがタイムきららMAX』(芳文社)で、2018年~2023年9月現在まで連載中の、はまじあきの4コマ漫画『ぼっち・ざ・ろっく!』が原作のTVアニメ。

2022年10月から12月まで放送されたTVアニメでは、原作単行本2巻の途中、文化祭ライブ後にひとりが新しいギターを購入するまでを描いています。「ぼざろ」の愛称で、アニメ業界と音楽業界に影響を及ぼした作品です。

あらすじ・人物紹介


主人公の後藤ひとりは、極度の人見知り(作品内では性格を「陰キャ」「コミュ障」と表現)の女子高生。中学生の時、父から借りたギターをきっかけに自分の“好き”を見つけ、バンドに憧れてギターに熱中になっていきます。しかし、陰キャな性格からバンドを組めず、「ギターヒーロー」の名で動画投稿サイトにカバー動画を投稿する活動をしている女の子です。

ある日、ギターを背負って帰宅していたところ、逃げたギタリストを捜索中の伊地知虹夏にライブハウス「STARRY」に連れていかれ、ひとりは、虹夏と山田リョウが組むバンドのサポートギターとしてライブに出演。その後、逃げたギタリスト喜多郁代をギターボーカルとして迎え、ひとり(Gu)、喜多(Vo/Gu)、リョウ(Ba)、虹夏(Dr)の4人でバンド「結束バンド」を結成。ひとりが「ぼっち」のニックネームで、バンド活動を通じて成長していく青春音楽物語です。

コミュ障のひとりはすぐにイマジナリーフレンドを作って妄想し、その映像も実写やクレイアニメだったりとギャグ要素もあり、物語も音楽のようにテンポよく展開。華やかなライブパフォーマンスの傍ら、ライブの集客ノルマなど金銭面や音楽制作の工程、レコード店やライブハウスが減っていく寂しい現実など、裏側の事情にも触れています。

バンド仲間だけではなく、優しくて大らかな父母、姉を慕う妹、ペットのジミヘンと、ひとりの個性を尊重する家族の存在は大きいもの。文化祭ライブでギターを壊すも、父がひとりの「ギターヒーロー」の動画を収益化していたため、その広告収入で新しいギターも無事購入。こうして、ひとりの新たなステージの幕が開いていきます。

MEMO

本作には、日本のロックバンドASIAN KUNG-FU GENERATION(通称アジカン)との類似点やパロディも随所に見られます。
(前者「結束バンド」・後者「アジカン」)
「後藤ひとり・後藤正文(Gu/Vo)、喜多郁代・喜多建介(Gu/時々Vo)、山田リョウ・山田 貴洋(Ba)、伊地知虹夏・伊地知潔(Dr)」と、両者のメンバーの苗字が同じだったり、「後藤ひとり2月21日・後藤正文12月2日」とういように、誕生日はアジカンのメンバーのものを反転させていたり、アニメ各話のタイトルもアジカンの楽曲名からピックアップされていたりと発見が満載です。

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