『千年血戦篇』アニメ化決定!『BLEACH』アニメ歴代OPテーマ曲の魅力

『千年血戦篇』アニメ化決定!『BLEACH』アニメ歴代OPテーマ曲の魅力

昨年3月に最終章『千年血戦篇』のアニメ化が公式発表され、放送開始日などの続報が待たれる、原作者・久保帯人による大ヒットバトル漫画『BLEACH』

2021年8月10日に発売された『週刊少年ジャンプ』第36・37合併号には新作読切が掲載され、新展開にも期待の声が多く寄せられるなど、完結済みの作品であるにも関わらず話題の尽きない大人気漫画です。

原作完結から6年が経つ現在も根強いファンの多い『BLEACH』について、2004年〜2012年にわたって放送されたアニメシリーズの魅力、物語の世界観を色濃く表したopテーマ曲、またアニメ化が決定している『千年血戦篇』の概要などを解説していきます。

 

大人気ジャンプ作品『BLEACH』とは

『BLEACH』は、2001年〜2016年にかけて週刊少年ジャンプで連載された王道バトル漫画で、全74巻にわたる超大作です。

霊が見えるオレンジ髪の高校生・黒崎一護(くろさきいちご)が主人公で、ある日突然現世に現れた死神・朽木ルキアより死神の力を譲渡されるところから、物語がスタート。

尸魂界(ソウル・ソサエティ)と呼ばれる死神世界を舞台に、激しい動乱に巻き込まれていく一護。運命の輪が目まぐるしく廻る中、大切な者を守るため、格上相手にも匹敵する強さを身につけていきます。

今や世界を股にかける大人気漫画『ONE PIECE』、『NARUTO』と肩を並べ、2000年代におけるジャンプ三本柱の一角として、ジャンプ人気を支え続けたほどの作品です。

MEMO

ジャンプ三本柱とは…?

週刊少年ジャンプの看板を年代別に背負ってきた、その年代を象徴する三作品をまとめて表す呼称のこと。

2005年から2.5次元舞台『ROCK MUSICAL BLEACH』のシリーズ第一作が始まり、2018年には福士蒼汰主演で実写映画化されるなど、『BLEACH』の名は漫画、アニメ界に留まらず、さまざまなエンタメを通じて世に広まっています。

朽木ルキア、日番谷冬獅郎(ひつがやとうしろう)などの人気キャラクターが多く登場するのもBLEACHの魅力。たとえ原作を読んだことがなくとも、ジャンプファンなら名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。

ジャンプ作品の鉄板とも言える、思わず真似したくなるような名言も数多く誕生しており、中でも藍染惣右介(あいぜんそうすけ)が激昂する日番谷冬獅郎に対して言い放った「あまり強い言葉を使うなよ  弱く見えるぞ」というセリフは、あまりにも有名ですよね。

 

アニメ『BLEACH』の魅力

2004年10月から放送開始された『BLEACH』のアニメシリーズは、2012年3月、同年にジャンプにて連載開始された最終章『千年血戦篇』を残して一旦幕を閉じました。

漫画『BLEACH』では、キャラクターの息づかいを感じるような迫力ある戦闘シーンや、それら戦闘シーンにおける大胆なコマ割り、何といっても随所に見られる圧倒的な画力が読者を惹きつけていましたが、アニメ『BLEACH』では、漫画とは違ったアニメーションならではの魅力が垣間見えます。

ここでは、漫画とはまた異なる魅力を持つ『BLEACH』アニメシリーズについて、押さえておくべきポイントをいくつか紹介します。

BLEACHの世界観を再現したopテーマ曲

opテーマ曲を歌うアーティストが軒並み豪華で、曲と映像の完璧なマッチングにも定評があるのが、アニメ『BLEACH』の特徴。

ORANGE RANGEやUVERworld、ASIAN KUNG-FU GENERATIONなど、国内に名の知れたアーティスト達がop曲を担当しており、どのopテーマ曲も合わせて流れるop映像とのマッチングが素晴らしく、『BLEACH』の世界観が色濃く再現されています。

『BLEACH』アニメシリーズを華やかに彩ってきたopテーマは、合計15曲。お気に入りの一曲を見つけてみてはいかがでしょうか。

4つの章ごとに異なる見所

漫画も共通ですが、『BLEACH』アニメシリーズは大きく分けて4つの章で物語が展開されます。

時系列順に表すと、以下の通り。

  • 死神代行篇(1話〜20話)
  • 尸魂界篇(21話〜63話)
  • 破面篇(110話〜167話/190話〜205話/213話〜229話/266話〜316話)
  • 死神代行消失篇(343話〜366話)

合間合間にアニオリ(アニメオリジナルストーリー)が挟み込まれますが、原作に沿ったメインシナリオは以上の4つ。(とくに破面篇は長編のため、挟み込まれるアニオリが非常に多いです)

『BLEACH』の序章『死神代行篇』では、主人公・黒崎一護が死神・朽木ルキアによって死神の力を譲渡され、死神代行としての運命を背負っていく過程が描かれています。“物語の原点”を楽しめる章です。

『尸魂界篇』では、尸魂界の掟により処刑判決が下った朽木ルキアを救うため、一護が戦いの中で急速に力をつけ、格上相手に次々と立ち向かっていく様子が描かれています。いわば“一護の成長”を楽しめる章。

『破面篇』は見応えはダントツですが、合計で140話越えの大ボリュームなので、すべて見終えるにはそれなりの根気が必要。それでも見逃せない名シーンが数多くあり、とくに一護の宿敵である破面・グリムジョーとウルキオラとのバトルシーンは、作中屈指の作画を誇ります。

『死神代行消失篇』は、先の戦いで死神の力を消失した一護が平和な日常を送る中で、新たな陰謀に巻き込まれていくストーリー展開となっています。環境の変化による心の揺らぎや、人間不信を見せるなど、これまでの『BLEACH』とは様子が異なる雰囲気で物語が進んでいくため、少々違和感をおぼえるかもしれません。その違和感ごと楽しめるのが、この『死神代行消失篇』です。

色彩豊かに美しく描かれる”卍解”シーン

“卍解”は、BLEACHの魅力を語る上で欠かすことのできない重要な要素。

「”卍解”を見ればその死神の強さが測れる」と言い切っても良いほどの殺傷能力を誇り、作中で最上位に位置する究極奥義です。

漫画で描かれる”卍解”シーンは、凄まじい画力で一枚の絵画のような美しさを誇りますが、色彩が足され、アニメーションで表現される”卍解”シーンからは、静止画では表現しきれない動的なしさを感じます。

MEMO

作中において「トップクラスに美しい”卍解”」とファンの間で称される、“千本桜景厳(せんぼんざくらかげよし)”という技があります。

使用者は朽木ルキアの兄・朽木白哉で、発動とともに地面から浮き上がってくる千本単位の刀身が、無数の刃へと形を変え、桜吹雪の如く舞い上がりながら無慈悲にも対象を切り刻むといった能力。

無数の刃が桜吹雪のように舞い上がるピンク一色の美しい光景は、アニメーションでしか味わえません。

 

アニメ『BLEACH』opテーマ曲3選

先ほど紹介したように、アニメ『BLEACH』のopテーマ曲は、作品の世界観を出し惜しみなく表した名曲揃いです。

ここでは、アニメ『BLEACH』を楽しむ上で絶対に聴くべきopテーマ曲を、3つに絞って紹介します。

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*~アスタリスク~

上海ハニーのリリースを皮切りに、一気に人気ロックバンドとしての地位を確立したORANGE RANGEが歌う『*~アスタリスク~』は、『BLEACH』アニメシリーズのトップバッターを飾ったopテーマ曲。

死神の力を譲渡された主人公・黒崎一護が、戦いに巻き込まれていく中で沸き起こる焦燥や緊張、あるいは覚悟のようなものを、疾走感のあるメロディー、ラップ調の早口な歌唱で表現しています。

アニメ『BLEACH』の幕開けを華々しく飾るにふさわしい、終始アップテンポで王道なロックナンバーです。

 

Velonica

Aqua Timezの歌う『Velonica』は、ラップ調の早口で展開されるAメロが『破面篇』で繰り広げられる死闘の数々を予感させる、9代目opテーマ曲。

Aqua Timezは他にも6代目opテーマ曲『ALONES』を歌っており、opに関しては計2曲を担当しています。

またアニメシリーズの最後を飾ったedテーマ曲『MASK』、アニメ劇場版『BLEACH MEMORIES OF NOBODY』の主題歌『千の夜をこえて』を歌っており、BLEACHに携わった曲は合計で4曲と、全アーティスト最多。

op映像と曲のマッチング度合いで言ったら右に出るものはないと言っても過言ではなく、疾走感のあるラップ調のAメロとともに、五艇十三番隊の隊長・副隊長の面々が次々と映し出される映像は、ファンの心をくすぐります。

 

HARUKAZE

『HARUKAZE』は、実力派ガールズバンド・SCANDALの歌う曲で、BLEACH』アニメシリーズの最後を飾るopテーマ曲となりました。

<春風>という春の季語にのせて、大切な人との別れを切なく歌い上げた楽曲で、8年間の歴史に終止符を打つアニメシリーズへの、別れを告げる曲とも捉えられます。

切ない別れがテーマの曲でありながら、<ごめん もう先に行くよ>という歌詞であったり、縦ノリを誘発するロックサウンドからは、別れを前向きに乗り越えようとする強さも感じられます。

切なさに見え隠れする強い意志を力強く歌い上げた本楽曲には、大切なものを守るために力をつけてきた主人公・黒崎一護へのリスペクトも込められているのではないでしょうか。

 

最終章『千年血戦編』のアニメ化が決定

昨年3月に『千年血戦篇』のアニメ化が決定し、今か今かと続報を待つBLEACHファンはきっと多くいるはず。

この『千年血戦篇』は、『BLEACH』の集大成と呼べるほどに見どころ満載の、最終章としてふさわしい長編大作です。

『千年血戦篇』における一番の見どころは、これまでの作中で”卍解”を一度も披露してこなかった主要キャラたちが、出し惜しみなくその能力を披露するところにあります。

あの人気キャラ、朽木ルキアや日番谷冬獅郎たちが隠し持っていた、とっておきの”卍解”に注目です。

また最終章の幕開けを彩るop曲はどのアーティストが歌うのでしょうか。『千年血戦篇』への期待は尽きません。

 

最後に

最終章『千年血戦篇』のアニメ化決定、ジャンプへの新作読切掲載と、原作が完結して数年が経つ現在もファンをワクワクさせてくれる『BLEACH』。

放送開始時期などは未定ですが、『千年血戦篇』の放送が今から楽しみですよね。

また8月というタイミングで新たに読切が掲載されたのも、気になるポイントです。

『NARUTO』が原作完結後、第二世代の忍をメインとした物語『BORUTO』を発表し、現在も連載とアニメ放送の両軸で続いているように、『BLEACH』にも新たな展開を期待してしまいます。

多方面に期待が膨らむ一方ですが、まずは『千年血戦篇』に関する続報を楽しみに待ちましょう!

 

 

 

 

 

 

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