日常を切り取るバンドwacciのメンバーの名前、年齢、意外な経歴とは…?

日常を切り取るバンドwacciのメンバーの名前、年齢、意外な経歴とは…?

ドラマやアニメの主題歌やCMソングなど数々のタイアップ曲を持つ、今話題のバンド「wacci」を知っていますか?

え?初めて聞きました??でも、曲を聞いたら「あ!あのCMの曲だ!!」とニヤリとしてしまうはずです。

今回は、私たちの生活の中に自然と入り込んでいるバンドwacciについて解説したいと思います。

wacciってどんなバンド?


まずは、バンド名の読み方から。「wacci(ワッチ)」と読みます。意味は「わたしたち」という意味で、ギター担当の中村さんが名付け親だそうです。

wacciのイントネーションは先頭にアクセントを置いたものではなく、公式には抑揚をつけない平板な読み方なので、練習しましょう!

バンドのコンセプトは、「聞く人全ての暮らしの中に、そっと入り込んでいけるようなPopsを作るべく結成したバンド」だそうです。この言葉からメンバーの人柄やバンドの雰囲気が伝わってきますね。

wacciが結成されたのは2009年のことでした。ボーカル担当の橋口さん、ベース担当の小野さん、ドラムス担当の横山さんで「橋口バンド」を結成し、ライブ活動を行っていたようです。

そこにサポートとしてキーボード担当の因幡さん、ギター担当の村中さんが加わり、正式に5人組バンドとして活動を始めました。2009年12月4日に初めて5人でライブに出演したことから、この日を結成日としています。

MEMO

当時はwacciだけで活動していたのではなく、それぞれに別々のバンドでの活動があったり、サラリーマンとして働いていたそうです。

2010年4月にインディーズ1stミニアルバム「ありがとう」が発売。6月には自主企画ライブ「君とシェア」が開催されました。この自主企画ライブはデビュー後も定期的に開催されるライブとなっています。

今までのライブが評価されたのか、ライブ会場限定販売だった1stアルバムは、2010年9月に全国のCDショップで全国販売されるようになりました。インディーズのアルバムがすぐに全国販売されるのはすごいことですね。

2012年には待望の全国ツアー「春のwacci前線ツアー」を開催しています。このツアーは3月17日〜25日までの1週間で全国6都市をまわるツアーとなりました。

また、このころからメディアでの仕事が増えていきます。FMヨコハマにてレギュラーの生放送番組「YOKOHAMA RADIO APARTMENT wacciのドア開いてます」がスタートすると、映画の主題歌や情報番組のテーマソングにwacciの曲が採用され始めました。

そして、ついに2012年11月7日、1stミニアルバム「ウィークリー・ウィークデイ」を発売し、エピックレコードジャパンよりメジャーデビューを果たしました。

都内で行われたデビューイベントにはタレントの武井壮さんがゲスト出演し、会場を盛りあげました。デビューしたばかりのバンドにこれほどのイベントを用意してくれるとは、期待が高い証拠ですね。

2012年11月には初のワンマンライブ「wacci presents 君とシェア〜ワンマンライブでこんばんワッチ!〜」を開催。チケットはソールドアウトになり会場には熱心なファン約400人が集まりました。デビュー前から既に評判があったwacci。華々しい出発となりました。

デビューしてからは、様々な媒体での活動が目立つようになります。CMや映画、ドラマの主題歌でwacciの曲が次々と採用され、テレビなどでもwacciの音楽が聞けるようになりました。そして、wacciが大切にしているライブ活動もパワーアップしていきます。

特に2014年はライブ活動が頻繁に行われました。まず、4月に初のワンマンツアーを開催。全国6都市6公演を行い、ライブ中に全国のご当地キャラがゲスト出演するなど楽しい演出もありました。

次のワンマンツアーは同じ年の冬に開催。こちらも全国6都市6公演を行いました。ツアーファイナルでは初の単独ホール公演を実施しています。ライブハウスからホールへと、会場が大きくなってきていますね。

また、恒例となっている自主企画ライブ「君とシェア」も、メジャーデビュー2周年記念公演である「君とシェア特別編」を含め1年の間に3回開催しています。

メディアへの露出も増えてきました。2014年3月に発売された「東京」では、収録された3曲全てにタイアップがつき、9月に発売された「リスタート」もドラマの主題歌に抜擢されました。このドラマの5話に橋口さんと横山さんがエキストラとして出演しています。

2015年、無料サポーターズクラブ「wacci荘」が開設されました。現在は有料ファンクラブとなっており、チケットの購入やファンクラブを継続するとポイントが貯まる仕組みになっていたり、会員を「入居者」、会員番号を「お部屋番号」と名付けるなど、楽しそうなファンクラブになっています。

8月には、シングル「大丈夫」が発売され、ドラマの主題歌として採用されました。この曲はiTunesのトップソング10位にランクイン。さらに、MVの再生回数が500万回を突破するという記録を作りました。これはデビュー以来、初めての快挙です。

「大丈夫」がロングヒットを飛ばす中、2016年8月にはメンバーも憧れだったという「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016」への出演が決まりました。

初登場ながら、ステージの前のサウンドチェックで即興ソングを披露し、会場を盛りあげました。「想像の何倍以上も楽しかった」、「ただただ最高でした」とメンバーもブログで感想を綴っています。

前作のヒットや大規模フェスへの参加の影響もあってか、8月に発売した1stフルアルバム「日常ドラマチック」は、オリコンデイリーランキングで2位を記録しています。収録曲のほとんどがタイアップの付いた曲でもあり、ほぼベストアルバムのような豪華な内容となっていました。

そして、このアルバムのリリースを記念した関東全県ツアーが開催されました。「関東」といいながらも静岡や山梨も入ったツアーは、大盛況に終わりました。このツアーでwacciのライブに初参戦された方も多いのではないでしょうか。

もちろん関東以外のファンのことをwacciは忘れてはいません。2016年11月からは全国ツアーを開催。15都市をまわり、ツアーファイナルとなった東京の会場は自身最大となる1,300人を動員しました。もちろんチケットは完売です。

2017年1月、CM曲として書き下ろされた「スマイル」が発売されました。このCMでwacciの曲を初めて聞いたという方もいるのではないでしょうか。CMで流れている曲は、CMのイメージに合わせてアレンジが加わっているそうです。細かいところにもwacciのこだわりが見えますね。ぜひ原曲と聞き比べてみてください!

8月には2ndフルアルバム「感情百景」を発売。オリコンデイリーランキングでは5位ウィークリーランキングでは自己最高となる17位を記録しました。

このアルバムの発売前には全国ワンマンツアーが開催されています。このツアーは5月から12月までかけて35会場40公演を行うロングツアーとなりました。このツアーでは北海道以外は車で移動するなど、ライブ以外でも苦労があったことをライブのMCでメンバーが語っています。

2018年には、ちょっと変わったライブが開催されました。wacciのメンバーをファンが360°囲った状態でライブが行われました。ファンクラブ限定ということで、もっとファンと近い距離で、いろいろな角度から見てもらいたいという気持ちだったのでしょうか。ファンとしてはプレミアムなライブとなりました。

2月には情報番組に生出演。2018年には平昌オリンピックの年でしたが、wacciが以前から応援しているというスピードスケートの高木美帆選手が平昌オリンピックで勝負曲として聞いていたという「宝島」を披露し、大きな反響を呼びました。

7月からは毎月1曲ずつ連続で新曲を配信するという企画が実施されました。全部で4曲を配信しましたが、その中でも第2弾として配信された「別の人の彼女になったよ」が、音楽バラエティ番組で紹介され、LINE MUSICで1位を獲得YouTubeでも2,000万回を超える再生数が記録されました。

11月からは、3rdフルアルバム「群青リフレイン」が発売され、半年をかける大規模全国ツアーが開催されました。今回のツアーは自身最大規模の初47都道府県ワンマンツアーとなりました。

過酷な旅になるということはわかっていながらも、「SNSで簡単に繋がれる時代に47都道府県を巡って直接届けたい」と、メンバーが願ったツアーでした。チケットは各地で完売。最終日は神奈川で公演が行われ、自身過去最大の約2,500人がwacciの曲に酔いしれました。

このツアーの最終日で2014年からずっと歌い続けてきた名曲「結(ゆい)」が配信リリースされることが発表されました。この曲はウエディングソングとなっており、ファンが音源化を待望していた曲でもあります。

2019年12月には結成10周年を迎えたwacci。これからも私たちの日常に素敵な音楽を届け続けてくれることを楽しみにしています。

wacciメンバー紹介

5人組バンドwacciのメンバーを紹介していきます。

橋口 洋平(はしぐち ようへい)

  • 生年月日:1983年12月14日
  • 出身地:東京都青梅市
  • 血液型:B型
  • 担当:ボーカル&ギター(アコースティックギター)

wacciのほぼ全ての作詞・作曲を手掛けています。また、藤木直人さんや中谷優心さんなど他アーティストへの楽曲提供も行っています。

橋口さんといえば眼鏡がトレードマークとなっていますが、なんと伊達眼鏡だそうです!wacciのグッズに登場する眼鏡をかけている犬「ワチ公」のモデルになっています。

ドラえもんが大好きで、いろいろな角度からのドラえもんを描くことを特技としています。なかなか面白い特技です。インスタでは、のび太くんのコスプレをした橋口さんの姿も見られます。ドラえもんの主題歌を作るのが夢だそうです。

wacciとして活動する前は「cocorotron(ココロトロン)」というバンドで活動しており、2度の脱サラを経験しているなど、社会人経験も持っています。この経験が今のwacciの歌詞や活動に活きているのでしょうか。

スピードスケート選手の高木姉妹を応援しており、姉妹のために「ガッツポーズ」という曲を作詞・作曲しています。

MEMO

喫茶店で歌詞を考えることが多いようで、数件の喫茶店をまわっているそうです。

村中 慧慈(むらなか けいじ)

  • 生年月日:1982年12月13日
  • 出身地:東京都江東区
  • 血液型:B型
  • 担当:エレキギター

wacciの一部の曲で作詞・作曲を手掛けています。外見がお笑い芸人パンサーの菅さんに似ていることから番組で菅さんの替え玉をしたこともあるとか。インスタではパンサーの向井さんと一緒に撮った写真がアップされていましたが、本当に菅さんに似ています。

以前はラーメン屋の店長を務めていたという経歴を持っています。どんなラーメンを出していたんでしょうね。

憧れの人はジャッキーチェンということで、インタビューでは自身が好きなジャッキーチェンの映画BEST3を挙げ、おすすめのところをしっかりとアピールしていました。

因幡 始(いなば はじめ)

  • 生年月日:1982年5月18日
  • 出身地:栃木県足利市
  • 血液型:B型
  • 担当:キーボード

お寿司のエンガワが好きで、因幡さんのインスタにはエンガワの写真がたくさん投稿してあります。また、顔パックの写真もエンガワと同じくらいアップされています。ファンからもプレゼントで頂いているのでしょうか。いろいろな顔パックが見られて面白いです。

学生時代はジャズ研究会というサークルに所属しており、いくつかのバンドをかけもちしていたようです。

プロレス観戦が趣味で、Twitterではプロレス実況をしている写真も投稿されています。新日本プロレスが好きで、毎年1回行われるというイベントには、どんなスケジュールがあっても行こうと思っていると語っていたほどです。

小野 裕基(おの ゆうき)

  • 生年月日:1984年6月15日
  • 出身地:埼玉県所沢市
  • 血液型:A型
  • 担当:ベース&リーダー

wacciのリーダーを務める小野さんは、因幡さんと同じジャズ研究会に所属していました。因幡さんが先輩、小野さんが後輩にあたります。バンジョーやバイオリン、チェロなどの楽器を演奏することもあるとか。担当楽器以外も演奏できてしまうなんて凄いですね。

粘土を用いたクレイアニメ製作が趣味で、wacciの公式YouTubeにも作品動画を投稿しています。wacciのMVにもクレイアニメ映像が使われており、趣味の域を超えた作品となっています。

横山 祐介(よこやま ゆうすけ)

  • 生年月日:1984年8月10日
  • 出身地:神奈川県横浜市
  • 血液型:O型
  • 担当:ドラムス

wacciでの活動を始める以前は、システムエンジニアとして働いていたそうです。現在では、その経験を活かし、wacciのホームページやFacebookの管理をしています。また、動画編集なども行っているそうです。

wacciカレー部代表を名乗っており、全国ツアーでは18公演で22食のカレーを食べたとか。公演数を超えていますね。食べたカレーはブログで活動報告として投稿されています。きちんと食レポもしてあって流石です!

趣味はエキストラ出演だそうです。朝ドラが好きすぎてエキストラとして出演したのがきっかけで、自身の曲が主題歌になっているドラマにエキストラ出演することが恒例化しています。

MEMO

慶應義塾大学大学院出身という高学歴の持ち主ですが「これだから高学歴は」と、小野さんにいじられています。

wacciの定番曲・おすすめ曲紹介

CMやテレビの主題歌などで、私たちの身近にあるwacciの曲を紹介します。どこかで聞いたことがある!という曲がきっとあるはずです。

そして、wacciの曲は恋愛、別れ、出発など日常に溢れる感情を題材にした曲がたくさんあります。ぜひおすすめ以外の曲も聞いてみてください。

別の人の彼女になったよ


2018年8月に配信されたシングルです。番組で紹介され、SNSでも話題になりました。別れた彼と新しい彼とを比較した歌詞になっています。略して「ベツカノ」と呼ばれているようです。

「あなたも早く次の恋愛に進んでね」という曲かと思ったら、最後の歌詞に衝撃を受けました。泣ける1曲です。

大丈夫


2015年8月に発売されたシングルです。発売されたのは2015年でしたが、現在でも再生回数は伸び続けています。

「大丈夫」という言葉に元気をもらいたいファンが何度も曲を聞いているようです。2015年の発売当時にはNTT docomoと企画を考え、何かを頑張っている人を応援するためにwacciが日本全国を駆け巡りました。

リスタート


2014年9月に発売されたシングルです。ドラマの主題歌にもなっています。ロックテイストな曲で、ライブで盛り上がる1曲です。

MVでは、いろいろな角度からメンバーを捉えたカメラでライブ感を感じることができます。力強いメッセージ性のある歌詞にも注目してください。「リスタート」のタイトル通り、何かを始めたくなるような曲です。

wacciの魅力


wacciの音楽にはには「泣いたあとにちょっと笑えるような、笑ったあとはもっと笑えるような歌を届けます」というコンセプトがあります。

その曲たちは、誰の日常でも起こりうる風景や感情が詰め込まれていて、自分に近い存在でいてくれる。そんなwacciの曲に親近感を覚えてしまいます。

そして、感情の描写がものすごく綺麗だと感じました。主人公が伝えたいこと、思っていることがイメージとして頭の中に広がります。それはきっと、誰もが経験したことがある感情だからだと思います。

曲の他にもwacciは私たちを楽しませてくれます。まず、グッズが可愛くて欲しくなってしまいます。wacciのメンバーをモチーフとした犬がいるのですが、メンバーの特徴をうまく捉えていて、クスっと笑ってしまうイラストが可愛いんです。

MEMO

wacciのアルバムには「犬盤」が存在していて、ジャケットや歌詞カードに可愛いイラストがたくさん載っています。

ライブにも魅力が詰まっています。wacciはライブでもフェスでもファンとの繋がりを大切にしています。ライブ中に声を掛け合ったり、ファンもwacciの曲をアンコールで大合唱したりと、お互いにライブを楽しんでいるのがわかります。

また、wacciのライブには「二次会」があります。本公演終了後に行われるイベントで、トークやアコースティックイベントを行なっています。メンバーの「どんなに大きくなっても、近い距離で触れ合える、心が繋がるバンドというところは忘れないでいたい」という思いから実施されています。

こうしてファンを大切にしてくれるから、ファンもメンバーのために何かしたいと幸せの連鎖が起こるのではないでしょうか。とても温かいバンドだと感じました。

常にファンのことを思い、どうやったら面白くなるか、楽しくなるかということを考え続けているwacciメンバー。そのアイディアは尽きることはないでしょう。これからもファンの期待をいい意味で裏切り続けてください。

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