![カルチャ[Cal-cha]](https://ticketjam.jp/magazine/wp-content/uploads/2021/04/logo-v2.png){kind=logo}
カルち君、ヒプマイって知ってる？
ヒプマイ…？なにそれ?
ラップ好きも2次元好きもハマれる音楽企画「ヒプノシスマイク」のことでしょ？今すごく人気なんだよ！
2次元キャラと声優さんとラップがミックスされたキャッチーなプロジェクト、それがヒプノシスマイクです。
今回はヒプノシスマイクについての基本的な情報、そして魅力溢れる各キャラ＆チームの特徴やおすすめ曲などをまとめてご紹介します。
目次
ヒプノシスマイクとは
https://twitter.com/hypnosisradio/status/1244614150770188289
ヒプノシスマイクとは、声優さん演じる2次元キャラクターがラップを歌うプロジェクトです。
キングレコード内のレーベルEVIL LINE RECORDSが企画しています。
通称は「ヒプマイ」。
これまで「けいおん！」「マクロスF」「幕末ROCK」など、音楽がキーアイテムとして取り上げられる作品は複数ありましたが、ことラップというジャンルに足を踏み入れた作品は、ほとんどなかったのではないでしょうか。
「2次元キャラとラップってマッチするの？」と思われる方は、ぜひ1度聴いてみてください。
その完成度の高さに「なぜ今まで2次元でラップ分野が開拓されてこなかったんだ！？」と驚くことでしょう。
そもそも声優さんは滑舌の良さが求められる職業。
対してラップも複雑なリリックやライムが並ぶため滑舌は重要。
つまり、相性バッチリなんです。
ヒプノシスマイクは非常に高い人気を集め、CD・ゲーム・コミカライズ・ラジオ・舞台などなど、各種メディア展開を見せ、2020年7月からはアニメ放映も予定されています。
▼あわせて読みたい！
ヒプノシスマイクのストーリー
#ヒプマイ
💿Blu-ray&DVD💿
『4th LIVE@オオサカ《Welcome to our Hood》』
パッケージの3Dイメージはチェック済みですか？？🙋下記ページのジャケット写真をクリックすると
指でクルクル動かせます📱👆https://t.co/ID3UhYlIWD— ヒプノシスマイク-D.R.B-公式(ヒプマイ) (@hypnosismic) March 25, 2020
ここでヒプノシスマイクの背景にあるストーリーをご紹介しましょう。
ときはH歴。
女性が覇権を握るようになった世界。（ベースは現代の日本です）
武力は根絶され、政治は女性しか立ち入れない「中王区」エリアで行われています。
武力に変わって用いられるようになったのがラップ。
中王区以外の各区画（ディビジョン）ごとの代表チームが、それぞれの領土を賭けて、ラップバトルを行うシステムになっています。
そしてラップを精神や神経に干渉できるレベルに変換するアイテムが「ヒプノシスマイク」なのです。
ヒプノシスマイクの魅力
それでは、なぜヒプマイはここまで大きな人気を集めるのでしょうか。
その理由となるであろう、ヒプマイの魅力をピックアップしました。
各キャラクターの個性溢れるリリック
ヒプノシスマイクでは、各チームや各キャラクターごとにオリジナル曲があります。
後述しますがヒプノシスマイクのキャラクターは全員超個性的。普通の人はいません。
その個性溢れるチーム像やキャラクター像が全てリリックに表されています。
楽曲の完成度の高さ
ヒプマイのオリジナル曲はシンプルにラップソングとして非常に完成度が高いことも大きな特徴です。
それもそのはず！ヒプマイの楽曲制作には、日本の有名MCが大勢関わっています。
例を挙げると、kURO（HOME MADE 家族）、ラッパ我リヤ、nobodyknows+、Diggy-MO’ など。
非常に豪華なメンバーが揃っていますよね。
なお、2019年の声優アワードで、ヒプマイは歌唱賞を受賞しています。
キャラらしさが溢れる声優さんの演技
各キャラを演じる声優さんはさすがです。難解なラップでも演技を忘れません。
前述したリリックにキャラの個性が活きたフロウが乗って、キャラソン的な趣も味わえます。
ラップソングとしてもキャラソンとしても磨き上げられている作品だからこそ、ラップ好き2次元好きどちらからも幅広い人気を得ていると言えるでしょう。
全チームのメンバー＆楽曲傾向＆おすすめ曲紹介
それではここからは、ヒプマイの全チームのメンバーやチームの特徴、チームを知る際におすすめの曲などをご紹介します。
※なお、1番手（リーダー）から順番に、「氏名（読み方）/MCネーム/CV」で表記
Buster Bros!!!
- 山田一郎（やまだいちろう）/ MC.B.B /CV：木村昴
- 山田二郎（やまだじろう）/ MC.M.B /CV：石谷春貴
- 山田三郎（やまださぶろう）/ MC.L.B /CV：天﨑滉平
若くして萬屋ヤマダを経営しながら、兄弟を支える山田家の長男にして大黒柱。元不良。これまでさまざまなメンツとチームを組んでおり、伝説のチーム「The Dirty Dawg（TDD）」にも所属していた。なお、アニメやラノベが大好きというオタクな一面も。後述するヨコハマ・ディビジョンの左馬刻とは非常に仲が悪い。
山田家の次男で高校生。現役の不良で地区のまとめ役的存在。ひたすら兄貴の一郎に憧れており、不良になったのもアニメやラノベが好きなのも全て一郎の影響。なお、三郎との小競り合いが多い。
山田家三男の中学生。天才肌で何でもこなせる一方、自分より下と認識した相手には舐めた態度を取るという性格のため、友達が少ない。なお、一郎を尊敬しているが、二郎には生意気な態度を取りがち。
イケブクロ・ディビジョンの代表チームです。
ヒプマイにおいてはセンター的なポジションで取り上げられることが多め。
一郎役の木村昴さんは国民的人気作品「ドラえもん」で2代目ジャイアンを務めています。
ジャイアンは絶望的な歌唱力の持ち主ですが、木村さんは元々ラップ好きでラップユニットも組んでおり、実力は折り紙付きです。
一郎を始めとした山田家のラップは、プロと見紛うような卓越したスキルが持ち味です。
そう、イケブクロ・ディビジョンの特徴は、正統派かつ力強いフロウ＆ライム。
おおよそラップと言われて皆が思い浮かべるような、ハードな曲調と、それに負けない漢くささがポイントです。
そんなBuster Brosのおすすめ曲はこちら！
IKEBUKURO WEST GAME PARK
アップテンポでバイブスが上がるような楽曲。
兄弟ならではのシンクロが楽しめます。
特に王道ラップソングが好きな方はおすすめです。
MAD TRIGGER CREW
- 碧棺左馬刻（あおひつぎさまとき）/ Mr.Hc /CV： 浅沼晋太郎
- 入間銃兎（いるまじゅうと）/ 45 Rabbit /CV：駒田航
- 毒島メイソン理鶯（ぶすじまめいそんりおう）/ Crazy M /CV：神尾晋一郎
ヨコハマで幅を利かせるヤクザ。非常にガラが悪いが、女性には手を出さないというポリシーがあり、仁義にも熱い。妹を溺愛している。なお、イケブクロ・ディビジョンの一郎と超絶仲が悪い。かつてはTDDに所属していた。
警官。薬物を許さない信念がある一方、暴行・収賄・ゆすりなどほかの悪事を働きまくる。チームのまとめ役。
元海軍でアメリカと日本のハーフ。隙のない性格だが普段は穏やかで料理が得意。
ヤクザ・悪徳警官・元海軍と、字面だけで攻撃力の高さがうかがえるメンツの揃ったヨコハマ・ディビジョン代表チーム。
危険な香りと大人の雰囲気をあわせもつ、切れ味の鋭いナイフのようなリリックやフロウが特徴的です。
なお、声優さんのイメージとキャラのイメージがかなり似ており、ライブでは「まるでキャラがそこにいるかのよう」と大勢のファンに絶賛されています。
そんなMAD TRIGGER CRUEのおすすめ曲は、
Yokohama Walker
浜風を思わせるような爽やかな曲調とハードなフロウが見事にマッチ。
スタイリッシュで少し気だるげな雰囲気がヨコハマらしいですね。
3人の声がちょうど高・中・低に分かれていて絶妙なバランス。
車で海沿いを走りながら聴きたくなるようなチルな1曲です。
Fling Posse
- 飴村乱数（あめむららむだ）/ easy R /CV：白井悠介
- 夢野幻太郎（ゆめのげんたろう）/ Phantom /CV：斉藤壮馬
- 有栖川帝統（ありすがわだいす）/ Dead or Alive /CV：野津山幸宏
ファッションデザイナー。女性と見間違うほど可愛らしい容姿だが成人済み。無邪気な性格も相まり非常にモテる。なお、かつてはTDDのメンバーだった。
常に書生の服装をしている作家。ナチュラルに嘘をつく飄々とした性格。
自分の命ですら賭けの対象にできるほどのギャンブル狂い。常に懐がすっかんぴん状態。
明るく朗らかでポップなムードが特徴の、シブヤ・ディビジョン代表チームです。
メンバー皆声が高めで、爽やかさとおしゃれさが漂うリリックやフロウが持ち味。
なお、乱数は中王区と繋がっている節があり、笑顔の裏に何かを隠していそうな最も謎の多いチームとも言われています。
そんなFling Posseのおすすめ曲は、
Shibuya Marble Texture -PCCS-
渋谷系ミュージックを体現したようなハイセンスでキラキラした楽曲です。
おしゃれさや繊細さ、儚さが混在するエモーショナルなラインと、3人の耳に心地よいハーモニーが楽しめます。
麻天狼
- 神宮寺寂雷（じんぐうじじゃくらい）/ ill-DOG /CV：速水奨
- 伊弉冉一二三（いざなみひふみ）/ GIGOLO /CV：木島隆一
- 観音坂独歩（かんのんざかどっぽ）/ DOPPO /CV：伊東健人
天才と言われるほどの腕前を持った医師。長髪長身とミステリアスなムードが特徴。趣味は座禅と釣り。元TDDメンバー。
新宿で特に高い人気を誇る売れっ子ホスト。しかし実はひどい女性恐怖症で、女性が平気なのはスーツを着ている間だけ。同じチームの独歩と幼馴染みで現在ルームシェアしている。
医療系機材会社勤務の営業職サラリーマン。ネガティブな気質で不眠症。一二三は数少ない友人。
シンジュク・ディビジョンの代表チーム。
「病める街シンジュク代表」と自らリリックにする通り、都会の闇を体現するようなミステリアスさが魅力です。
寂雷は地を這うような低音の不穏なフロウが、一二三はホストらしく、コールなどを織り交ぜた華やかなフロウが特徴的。
なお、独歩はサラリーマンで普通の人と設定されていますが、職場と多忙な自分の境遇に並々ならぬ不満を持っており、フロウの途中で人が変わったように突然盛大にキレることも（繰り返しますが、ヒプマイの中に普通の人はいません）。
そんな麻天狼を知りたい方におすすめの曲がこちらです。
Shinjuku Style～笑わすな～
新宿の混沌とした部分が詰まったダークな楽曲。
「Shinjuke Style」とリフレインする独特のラインが妖しい魅力を醸し出します。
Bad Ass Temple
- 波羅夷空却（はらいくうこう）/ Evil Monk /CV：葉山翔太
- 四十物十四（あいものじゅうし）/ 14th Moon /CV：榊原優希
- 天国獄（あまぐにひとや）/ Heaven＆Hell /CV：竹内栄治
僧衣の上にスタジャンを羽織るファンキーな僧侶。下品な物言いながら、仲間を大事にする男気溢れる性格。昔イケブクロで一郎とチームを組んでいた。
V系バンドのボーカル。ひどいいじめに遭っていた過去があり、そのとき弁護を担当してくれたのが獄。友達が少なく、ブタのぬいぐるみ「アマンダ」を大事にしている。
金で動く敏腕弁護士。ただし、いじめ問題だけは採算に関わらず引き受ける。口は悪いが面倒見は良い。
2019年9月のライブで新たに登場した、ナゴヤ・ディビジョンの代表チーム。
リーダーの空却は仏教用語と方言を巧みに織り交ぜた難解なリリックや、仏教用語と英語のライムを踊るようにフロウするスキルの高さがあります。
また、十四の耽美なフロウ、獄のワイルドなフロウも印象的です。
個々の実力が高く、かつ3人まとまることでさらに存在感を放つ、ヒプマイ屈指のテクニカルなチームだと言えるでしょう。
そんなBad Ass Templeのおすすめ曲はこれ！
Bad Ass Temple Funky Sounds
ファンキーでクールな楽曲。
ロック風の曲調やスクラッチ音も非常にかっこいい。
個性的なBad Assそれぞれの声が驚くほど自然にまとまっています。
ライブで盛り上がりたくなるようなパンチのきいた曲。
どついたれ本舗
- 白膠木簓（ぬるでささら）/ Tragic Comedy /CV：岩崎諒太
- 躑躅森盧笙（つつじもりろしょう）/ WISDOM /CV：河西健吾
- 天谷奴零（あまやどれい）/ MC MasterMind /CV：黒田崇矢
巧みな話術で笑いを誘うピン芸人。過去にはイケブクロで左馬刻とチームを組んでいた。
生徒から大きな信頼を集める教師。以前は簓とお笑いコンビを組んでいたが、自分の実力の無さを感じ解散。極度のあがり症。
謎多き詐欺師。軽い口調ながら、自分なりの信念も持ち合わせており、なかなか考えが読めない人物。
ナゴヤと同じく、2019年9月から新たに加わったオオサカ・ディビジョン代表チーム。
コテコテの大阪感溢れる賑やかなリリックやコミカルなフロウ＆ライムがポイント。
明るさとミステリアスの絶妙なコントラストが魅力的です。
そんなどついたれ本舗のおすすめ曲は、
あゝオオサカdreamin’night
キレのあるライムがふんだんに詰め込まれた和ポップな楽曲。
巧みなフロウが不思議な中毒性を生み出します。
ラップバトルを楽しもう
各チームについてご紹介しましたが、先に述べた通り、ヒプマイではラップバトルが行われます。
チームとチームがディビジョンの威信をかけてラップで対決する…すごくワクワクしますよね！
このラップバトルを楽しみたいなら、複数のチームもしくはヒプマイオールメンバーが参加する楽曲を聴いたり、ライブに参加（あるいは鑑賞）するのがおすすめです。
特にライブは声優さんを目の前に生歌が聴けるため、一際バイブスが上がること間違いなし！
ライブ開催決定時はヒプマイ公式HPに情報がアップされるので、ぜひ確認してみてください。
最後に…
数多くの魅力に溢れたヒプノシスマイク。
ラップが好きな方も2次元作品が好きな方も、あるいはそのどちらにも興味がなかった方も、1度聴いたら沼にハマってしまうかも。
現在進行形で熱いプロジェクトなので、気になったら即チェックです！
▼あわせて読みたい！
