『転生したらスライムだった件』の名言・名場面をあらすじと共に徹底解説!

『転生したらスライムだった件』の名言・名場面をあらすじと共に徹底解説!

転すら


「転スラのあらすじや名言、名シーンが知りたい」
「転スラを読んでみたけど、面白かった。他の人の感想や良いと思ったシーンが知りたい」

そんな方におすすめの記事となっています。

アニメは一度見たけれど1つ1つのセリフはうる覚えだったりして、名言集などを読むと「こんなセリフあったな」ともう1度楽しむことありますよね!

この記事を読むと、転スラのあらすじや名言、名シーンがわかります。

アニメの振り返りやこれから転スラのアニメを見るかどうかの参考にしてみてください。

『転生したらスライムだった件とは』

「小説家になろう」で連載していた「転生したらスライムだった件」を元に、大幅に加筆したものが2014年5月からGCノベルズ(マイクロマガジン社)から刊行されています。

  • 漫画
  • 外伝漫画
  • アニメ

など、色々なメディアミックス展開が行われています。

ジャンルは、異世界ファンタジー。「転スラ」と略されています。

原作のWEB小説版は、2021年3月現在で、累計7億PVを突破しています。漫画版の「転生したらスライムだった件」や小説、関連書籍の合計が2400万部を突破しました。

アニメ化により、さらにファンを増やし、2021年7月からアニメ2期の後編の放送も決まっています。

作者の伏瀬(ふせ)さんは、ラノベ作家として活動しており、本作の「転生したらスライムだった件」がデビュー作です。

  • ラノベ版イラスト:みっつばー
  • 漫画版:川上泰樹

が担当しています。

アニメ制作会社は「エイトビット」

CG制作が得意で、サテライト作品のグロス請けをしていた。2011年に初めて元請けとしてアニメを制作した。

転生したらスライムだった件の他にも、

  • IS(インフィニット・ストラトス)
  • ヤマノススメ
  • グリザイアの果実

などを制作している、人気の制作会社です。

『転生したらスライムだった件』のあらすじ

主人公「三上悟」は後輩を通り魔から守るため、自分の身を犠牲にして助けます。その後異世界へと転生することになりますが、その姿はスライムでした。

転生した場所は洞窟であり、最初は目も見えず、音も聞こえない状態でした。その後能力を獲得していき、洞窟を探索することに、、。

洞窟の中で暴風竜「ヴェルドラ」と会い「リムル」という名前をつけてもらう。その後、洞窟を抜け出し

  • ゴブリン
  • 餓狼族
  • ドワーフ

などを仲間にしていき、ジュラの森の盟主として、魔物を統べる存在になっていきます。

「転生したらスライムだった件」とは、リムルが魔物の王へと成長していく過程を描いた物語です。

『転生したらスライムだった件』の名言7選

ここでは、転スラの名言を7個厳選してみました。それぞれ紹介していきます。

「魔物に共通する唯一不変のルールがある。弱肉強食、立ち向かった時点で覚悟は出来ていたはずだ」:紅丸

オーク族がジュラの森へ進軍して様々な被害を引き起こし、それをリムルが食い止めた後の会議のシーン。

リムルが「元凶となったオーク族に罪を問う考えはない」と宣言します。
オークの罪はリムルが全て引き受けていたので、オークに罪はないとリムルは主張しています。

ですが、その考えには当然納得のいかないリザードマン。

そんなリザードマンに紅丸が発言します。

「魔物に共通する唯一不変のルールがある。弱肉強食、立ち向かった時点で覚悟は出来ていたはずだ」と。

今回のオーク族の一連の騒動を解決したのは「リムル」です。

そのリムル(強者)がオークに罪はないと言っているのだから、魔物ならリムルに従うのがルールであり、反論はするべきではない。受け入れるべきだと紅丸はリザードマンを諭しました。

その言葉にリザードマンは納得し、オークの罪を問うことを諦めるのです。

リムルの発言に対して、上手く魔物が納得する説明を簡潔に伝えてくれる名言です。とてもシンプルで、このセリフがあるだけで、説得力が何倍にもなっています。

「なるほど」と思わされるとても良い名言ですね。

「私を…食べて」:シズ・イザワ

分け合ってイフリートを体内に宿しているシズ。

ですが、寿命が残り少なく、イフリートの暴走を抑えられなくなっていました。
そんなシズから、リムルはイフリートを切り離すことに成功します。

ですが、シズはイフリートなしでは生きられない体であり、リムルにお願いをするのです。

「私を…食べて」と。

そんなシズの願いをかなえる為に、リムルはシズを捕食することを承諾しました。

シズの「私という人がいたと覚えていて欲しい」という思いからのこの言葉だと思います。

最後の場所は「大切な人」の中が良いという思いがとても感じられる「悲しい名言」ですね。

「よく覚えておきなさい 大人は汚いのだよ」:リムル・テンペスト

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シズの教え子の教師になることになったリムル。
着任初日ですが、模擬戦をやることにしました。まずはゲイルが挑むことに。

ゲイルは、魔力弾をリムルに向かって放ちます。
リムルはその魔力弾をグラトニーで魔力弾を食べてしまいます。それを見たゲイルは「汚い」と言います。

それに対して言ったセリフが「よく覚えておきなさい 大人は汚いのだよ」です。

大人になると子供のような純粋さはなくなってしまいます。やはり社会に出ると、結果が全てですからね。結果にこだわりつつも子供心を忘れない大人になりたいものですね。

「清濁併呑む覚悟が決まったようだな それでいい 王たるものは悔いてはならんのだ」:ガゼル

2万の死者をだしたリムルの行いを公にはしないことを提案するガゼル。リムルに問いかけます。

「死体はすべて消え、捕虜を除いて、生存者もいない。そうだなリムル?」

その問いにリムルは「そうだ」と答え「どういう筋書きをでっちあげるんだ?」と返します。その返しに言ったセリフが、

「清濁併呑む覚悟が決まったようだな それでいい 王たるものは悔いてはならんのだ」

です。

今まではリムルの覚悟の無さをずっと指摘していたガゼルが初めて王としてのリムルを評価したセリフです。

リムルの王としての成長が感じられるセリフですね。

世の中は綺麗ごとだけではやっていけない。
トップに立つものは、部下のために悪になることも大切なんだということがわかる名言ですね。

現実でも綺麗ごとだけではやっていけない時もあります。どんな選択をしても悔いの無いように「信念」を持って生きたいですね。

「なに 俺の帰る場所はあんたが用意してくれるんだろう?」:カイジン

カイジンの依頼を代わりに達成したリムルは、そのお礼にエルフのお姉さんたちがたくさんいるお店でお酒をごちそうになっていました。

そこに大臣のベスターがやってきます。来るなり、魔物であるリムルに対して、水をかけるという行為に及びます。

「魔物にはこれがお似合いよ」と言い放つベスター。
相手は大臣ということで、我慢することにしたリムル。

その一部始終を見ていたカイジンは、ベスターを殴り飛ばしてしまうのです。
リムルは「この国に居られなくなるんじゃないのか?」とカイジンの心配をします。

その問いに対して言った言葉が「なに 俺の帰る場所はあんたが用意してくれるんだろう?」です。

恩人に対しての無礼をゆるせなかったカイジン。自分の立場を気にして耐えてくれているとわかっているからの行動です。

自分の立場も顧みず、恩人を助けられるような人物は最高にかっこいいですよね。ちょっと遠回しなセリフで、カイジンらしくて、とてもかっこいいセリフですね。

「そのための力さ 力なき理想など戯言だし、理想なき力は空虚だろ?」:リムル・テンペスト

暴風竜やファルムス王国の扱い、リムルの魔王化の今後の方針を話し合う会議が開かれます。話し合いが進行し、話題はリムルの魔王化について話し合うことに。

そこで、エラルドは「貴殿は魔王として、その力をどう扱うおつもりなのか?」とリムルに問います。

その問いに対して、リムルは「…なんだ、そんなことか」と返し、自分の理想を語りだすのです。エラルドは夢物語であり、到底実現できるものではない、と反論します。

「そのための力さ 力なき理想など戯言だし、理想なき力は空虚だろ?」

と返すのです。

理想を語るだけなら誰にもできます。夢をかなえるためには力が必要。ですが、力があっても叶えたい夢がなければむなしいだけ。この言葉を見た時に「その通りだな」と思ってしまいました。

夢だけ語って、実力が伴わず、努力もしないなんてダサすぎます。かといって夢がないのに努力をする気にはなれません。

まず「理想の自分」を思い描いて「そのために必要な努力をして実力をつける」ことの大切さを改めて考えさせられる名言です。

いつまでも夢を追うことを忘れない大人でありたいものです。

「素晴らしいモノとは自然にやってくるのではなく自分から掴み取りに行くモノなのだ」:ガゼル

ドワルゴンの国民へのスピーチをしたリムル。
スピーチは中々うまくいったと自己評価をしていたリムルですが、ガゼルからもらった評価は、

  • 短すぎる
  • 謙(へりくだ)りすぎる
  • 情に訴えかけすぎる

と散々でした。

人に謙って国を治めても、良い国にはならないことをガゼルは知っていました。

そこで言ったセリフが「素晴らしいモノとは自然にやってくるのではなく自分から掴み取りに行くモノなのだ」です。

他人に期待するのでなく、自分が良くしていこうという考え方をしろという、王としての在り方を教えてくれる名言ですね。

なんでもそうですが、自分が欲しいものは、行動しないと手に入れることは出来ません。このセリフが言えるような「夢に向かって努力が出来る人間」になりたいものです。

『転生したらスライムだった件』の名シーン5選

続いて、転スラの名シーンを厳選して紹介していきます。

悪いスライムじゃないよ

カバル達とシズが巨大妖蟻(ジャイアントア)に追われて、絶対絶命の時にリムルによって助けられます。

リムルは疲れ切ったカバル達を見て、自分の町に来るように提案をするのです。
ですが、カバル達は魔物の町は信用できずにいました。

そこでリムルが言った言葉が「悪いスライムじゃないよ」です。
この言葉を聞いたシズさんは、元ネタを知っているので、思わず吹き出してしまいます。

このセリフを聞いたシズは「この子は信用できる」と言い、魔物の町に行くことに。

シズはその道中で「スライムさんの国はどこ?」と質問します。
リムルは「日本だよ」と答え、嬉しそうな顔で「私と同じだね 会えて嬉しいよ」と言いました。

あの有名なゲームのセリフを使ったシーンです。異世界に送り込まれてしまったシズにとっては、数少ない同郷の話が出来るリムルとの出会いがとても嬉しいものだったことがわかるシーンです。

大事そうにリムルを抱きかかえて、嬉しそうに話しかけるシズを見ていると癒されます。

シズの可愛らしさやリムルの「ゲームを使ったセリフ」がとても印象的で、最高のシーンですね。

死ね 神の怒りに焼き貫かれて

首都リムルの四方に設置されている結界の核を一斉に壊すために動く、魔物たち。リムルは1人、ファルムス王国の兵士2万人の元に。

ほどなくして、リムルは紅丸から全ての結界の核を破壊し、敵も殲滅したと連絡を受けます。

そして、リムルの攻撃が始まるのです。

「死ね 神の怒りに焼き貫かれて」

神之怒(メギド)によって、兵士たちは次々に殺されていきます。一方的な殺戮。リムルの前では、ファルムス王国の兵士たちは為す術がありませんでした。

今まで人間を頑なに生かすことにこだわってきたリムルが初めて人間に攻撃したシーンです。リムルの怒りが見事に再現されており、何度も見返したくなります。

ここまで、常に後手後手で劣勢を強いられてきていた魔物サイド。読んでいるとかなりストレスのたまる展開でした。

ですが、このシーンを読んだ瞬間に「このシーンの為の演出だったのか」と思いましたね。

「早くファルムス王国にぎゃふんと言わせてくれ」という願望を完璧に叶えてくれた最高のシーンです。

必要がないし やる理由もない だから心配するな

魔物への殺戮という王の方針に賛同していない兵士もいました。そんなファルムス王国のある兵士の話です。

賛同はしていないものの、自らの生活や家族の為にも武勲を立てるためにも戦うことを決意しています。そこにリムルが現れるのです。

「人…子供?」

リムルに気づいたのもつかの間神之怒(メギド)に一瞬で葬られてしまう兵士たち。

心臓を貫かれるも、なんとか意識を保っていた兵士がリムルへと罪は自分にあることや子供は何も知らないことなど「家族は殺さないでください」と懺悔します。

「必要がないし やる理由もない だから心配するな」

と仮面を外しながら言うリムル。

その姿は美しさや儚さから「神様」の様でした。

ファウムス王国の兵士にもいい人はいて、家族もいる。全員が悪いわけじゃないということ。

そんな人を殺してしまったリムルの感情はどんなものだったのかを想像させてくれる、とても良いシーンです。

兵士の1人にリムルが話しかけるシーンは鳥肌が立ちました。
怒りがあるとはいえ、本当はやりたくないことが伝わってきて、なんとも言えない気持ちになります。

いい意味で後味の悪さが良く表現されている名シーンですね。

惚れた女の前でカッコつけたいのは男として当たり前だろ?

ファルムス王国の2万の軍勢の消失と暴風竜の復活、リムルの魔王化の件での話し合いの場として、会議が開かれました。

会議では、ファルムス王国の兵士たちの消失は暴風竜の仕業にし、暴風竜と交渉するために魔王化が必要であったというシナリオの噂を流すと決定しました。

その後捕虜の問題へと話の議題が移ったシーンで、リムルはファルムス王国を1度滅ぼして、新たに王を据えることを提案します。その王に選ばれたのは「英雄ヨウム」でした。

ガゼル王の「英雄覇気」で覚悟を試されるヨウム。ガゼルの問いかけに、

「惚れた女の前でカッコつけたいのは男として当たり前だろ?」

と答えます。

動機がかっこつけたいというところがひねくれもののヨウムらしくて好感が持てますね。後ろで見ていたミュウランも「バカ」と言ってあきれたような照れたような反応をしていて、とても可愛らしいです。

ガゼルのヨウムの試し方もかっこよくて、良いですし、ヨウムの返しを受けた時に驚いている顔も印象的です。

各キャラクターの特徴がとてもよく出ている最高のシーンですね。

俺は死ぬまでお前に騙されてやる

クレイマンの命令で、魔国連邦に潜入していたミュウラン。グルーシスに正体を見破られ、説得されるミュウランでしたが、魔人としての姿を現し拒絶します。そこにヨウムが現れるのです。

「事情があるのなら話せ、俺が守ってやる」と言うヨウムに対して、自分は魔人だからと返すミュウラン。

ですが、種族なんて関係ない。お前が好きだとヨウムは言います。なおも言い訳するミュウランに対して、ヨウムは抱きしめながら言うのです。

「安心しろミュウラン。俺は死ぬまでお前に騙されてやる」

イケメンすぎませんか?好きなんだから、種族なんて関係ないという男気や安心しろという相手に対する気遣い、死ぬまで愛することを誓った言葉。

騙されてやるに込められた思いがかっこよすぎます。こんなセリフを抱き寄せながら言うのは反則ですよね。文句なしの名シーンです。

まとめ

『転生したらスライムだった件』のあらすじや名言、名シーンをまとめて紹介しました。

転生したらスライムだった件は、異世界に転生した主人公が魔物と共に戦い、国を作っていく物語です。

勇者や英雄になることが多い異世界ものですが、本作では「スライム」になってしまいます。

異世界もの特有の「チート」に加え、魔物側に主人公がいることで、他の異世界ものとは違った楽しみ方ができるとても面白い漫画です。

名言や名シーンでは、感動するシーンやスカッとするシーン、人生について考えさせられるようなシーンなど幅広い種類があることが魅力です。

この機会にまだ見ていない方は、ぜひチェックしてみてください

普通の異世界ものでは味わえない面白さを体験できるはずですよ。

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