Jan flu – 憧れはスポーツ!? 煌めくLo-fiインディポップを鳴らす4人組とは?

Jan flu – 憧れはスポーツ!? 煌めくLo-fiインディポップを鳴らす4人組とは?

スポーツマンに憧れをもつ4人組バンドJan flu(ジャン・フルー)

90年代のニューウェーブを彷彿とさせるような、トロピカルでノスタルジックなサウンドをかき鳴らすLo-fiインディプロジェクト。

独特のセンスと、ありそうでなかったスポーツ×バンドというコンセプトで多くのリスナーを優しく魅了します。

メッセージ性を排除した彼らの音楽はポップながら非常にスムースな聴き心地で、スッと体に染み込んでくるような不思議な魅力があります。

そんな彼らの魅力を徹底解説していきます!

Jan flu結成のきっかけ

バンドを結成をするにあたり、中心になったのがGt.Vo.のP.Necobayashiです。

そのP.Necobayashiは元々The OXsというバンドで活動をしており、2010年代の洋楽を意識した音楽を演奏していました。

そのバンドが解散後、「自分の好きなジャンルの音楽を探求したい」という想いからJan fluを作りました。

 

まず始めに加入したのがGt.を担当しているKubo。

彼は元々Thomasonsというバンドで活動をしておりP.Necobayashiとはバンドがらみで交流がありました。

その繋がりでJan Fluに加入が決まります。

そして、大学の同級生であったベースのJunyaがカッコいいベースを弾くという事でJan fluへ誘い、加入が決定します。

 

Dr.を担当しているTakuroは元々The Sunnysというバンドで活動しており、Kubo同様P.Necobayashiとはバンドがらみでの交流がありました。

そして、Jan fluの正式ドラマーを募集していた時に名乗りを上げてくれたのがTakuroです。

こうして、現在のJan fluが完成します。

Jan fluの経歴

2016年

スポーツマンに強く憧れる4人が【どんなカルチャーにも共通点や繋がりがある】という事をコンセプトにJan fluを結成。

そして、結成直後に公開したデモ音源が海外のブログメディアで取り上げられ、一気に話題になります。

2017年

3月にはJan flu×SMELLS合同自主企画である「AFTER IMAGE」というイベントを、なんと結成わずか半年で成功させます。

そして、同年10月にはディスクユニオン主催のオーディション【DIVE INTO MUSIC.オーディション2017】で見事合格。

2018年

1stアルバムである「AFTER IMAGE」をリリース。

リリース以降も精力的に活動中。

Jan fluメンバー紹介

P.Necobayashi/Gt.Vo.

Jan fluでGt.Vo.を担当するP.Necobayashi

影響を受けたミュージシャンは、国内ではPeople In The Box、Pallas、海外だとThe horrors、The Drums、Beach FossilsDIIVなど複数いらっしゃるそうです。

過去に「音楽を頑張ろう!」と思うきっかけになったエピソードが2つあり、1つめはASIAN KUNG-FU GENERATIONのライブでGt.Vo.のゴッチが投げたピックが着ていたパーカーのフードに入り込んだそうで、それをお守りの様に大事に保管している事です。

もう1つはフジロックでアルバイトをしていた時代に、大好きだったFloalsのボーカルのヤニスにホテルの入り口でたまたまバッティングし手を振ったら振り返してくれた事だそうです!

 

そんな彼のパフォーマンスは程よい脱力感と独特な表現でとても中毒性があります。

Kubo

Jan fluでGt.を担当するKubo

マンガが大好きなギタリスト。

幸村 誠さんや弐瓶 勉さん、岩明 均さんなどの漫画が好みだそうです!

また、映画もお好きだそうで一押しの映画は「ファイトクラブ」です。

マンガも映画も、普遍的なテーマやスケールの大きな作品が好みで、心が動かされるハートフルなものを追い求めています。

 

そんな彼が弾くギターフレーズは、一見ポーカーフェイスの様なクールさを醸し出していますが、一音一音に情熱を感じます。

Junya

Jan fluでBa.を担当するJunya

彼が音楽を始めるキッカケになったのは70年代にパンクムーブメントを起こしたバンドRamonesの存在でした。

Ramonesの曲を聴いたときに「これなら自分にもできるかも!」と思った事が楽器を始めるキッカケとなりました。

また、原曲の倍速で演奏したり、あえて一切演奏しないパートがあったり、度肝を抜くライブパフォーマンスにも衝撃を受けたそうです。

 

そんな彼が奏でるベースサウンドは、ゴリっと存在感のあるパンクスピリッツを感じさせるような演奏です!

Takuro

Jan fluでDr.を担当するTakuro

音楽以外に絵やデザインの才能も持ち合わせるTakuro

バンドのCDジャケットやフライヤーのデザインなども担当しています。

シュールなデザインから、写実の様なリアルな絵も描ける才能に脱帽ですね。

 

そんな彼が奏でるビートにも、どことなくデザイン性を感じます。

自らの個性を出しながらも、バンドや楽曲の雰囲気をくずさず、リスナーに快感のみを伝えてくれます。

Jan flu・おすすめ楽曲3選

Lacrosse

まず最初にご紹介したい曲がこちら!

1st EP「Sports」に収録されているリード曲「Lacrosse」

歌詞にメッセージ性が含まれることを毛嫌いするGt.Vo.のP.Necobayashi。

それがまさに表現された曲ですね。

歌詞まで「音」「ニュアンス」として捉え、非常に耳障りの良い作品に仕上がっています。

MVもコミカルでJan flu節が見事に表現されていますので、ぜひ合わせてご覧ください。

Invisible beach, and the skying

続いてご紹介したい曲がこちらです!

7inchシングルとしてリリースされた「Invisible beach, and the skying」

デジタルの時代に、アナログ盤をリリースするというのはなかなか粋ですね。

スムースで耳障りのいいサウンドは健在ながら、MVも相まってサーフミュージック感が強まった作品です。

コーラスの掛かったギターのフレーズに懐かしさを感じます。

Underwater

最後にご紹介したい作品がこちら!

1stフルアルバムに収録されている「Underwater」

この曲はP.NecobayashiがJan fluとして最初に書き上げた曲で、バンド内でも非常に思い入れの強い曲だそうです。

上質でトロピカルなサウンドとLo-Fi感漂うMVのバランスが非常に秀逸です。

懐かしさを感じさせながら、前衛的な曲作りをするJan fluの想いが詰まった作品になっています。

番外編:スタジオライブ映像

番外編ではありますが、ぜひご覧になっていただきたい作品をご紹介します。

こちらは、、【Mannish Recording Studio】にて撮影・収録されたスタジオライブ映像です!

まるで海外のスタジオライブの様な仕上がりになっています。

視覚でも聴覚でも楽しませてくれる作品になっていますので、ぜひご覧ください。

まとめ

日本語でもなく、英語でもないワードで聴かせるボーカル。

国境や言語、音楽ジャンルを超えるシームレスな作品。

音楽とスポーツの融合。

彼らが奏でるサウンドは、ポップでスムースに体に吸収されていくにも関わらず、インパクトのあるコンセプトと独特の耳障りがとても印象的です。

どんどんと活動の幅を広げるJun flu

現代のニューウェーブ界に新たな風穴を開ける存在になるでしょう。

 

彼らの今後の活動に期待して、応援したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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