赤い公園 メンバーの年齢、名前、意外な経歴とは…?

赤い公園 メンバーの年齢、名前、意外な経歴とは…?

SHISHAMOやCHAI、SILENT SIRENらと共に、2010年代のガールズバンドブームを牽引してきた赤い公園

ドラマ『ロストデイズ』の主題歌「絶対的な関係」や、アニメ『空挺ドラゴンズ』のエンディングテーマ「絶対零度」など、数多くの名曲をリリースしてきました。

赤い公園の特徴といえば、ギター担当の津野米咲さんが作り出す芸術的な楽曲たち。

複雑さとポップさを兼ね備えた独特な音楽性で、数あるガールズバンドの中でも異色の存在感を放っています

本記事では、赤い公園の歴史を徹底紹介!その魅力を解説していきます。

赤い公園ってどんなバンド?

赤い公園は、2010年に結成された4人組のガールズバンドです。

ギター担当・津野米咲さんが生み出す個性的な楽曲と、ボーカル担当・佐藤千明さんのエッジの効いた歌声が魅力…だったのですが、2017年にまさかのボーカル脱退

2018年からは、新たに石野理子さんをボーカルに迎え活動を続けています。

特筆すべきはその音楽性で、自称『音楽オタク』の津野さんが作り上げる楽曲は芸術そのもの。

クラシックや現代音楽を取り入れたり、不協和音をあえて使用したりと、ただのポップスでは終わらせない様々な試みがなされています

作曲方法も独特で、津野さんが打ち込みで作ったデモ音源をバンドメンバーでアレンジする手法を取っているのが特徴的。

MEMO

デモ音源の時点では、バンドサウンドとはかけ離れた状態で上がってくるとか。

また、レコーディングの際は極力オートチューンを使わないようにしているため、音程が多少ズレていても修正しないそうです。(佐藤さんも石野さんも歌唱力が高いため、ほとんど気にはなりません)

赤い公園の歴史を徹底解剖!

結成~メジャーデビューまで

赤い公園は、2010年1月4日に高校の軽音楽部に所属していた、津野さん・佐藤さん・藤本さん・歌川さんの4人で結成されました。

結成後は、東京都立川にある「立川BABEL」というライブハウスを拠点に活動します。

2011年には自主制作の楽曲をリリースし始め、同年10月にはカナダで開催された『Next Music from TOKYO vol 3』に参加。

これがきっかけで注目を集め、レコード会社『EMIミュージック・ジャパン』と契約しました。

メジャーデビュー~元Vo.佐藤さんの脱退まで

2012年にリリースされたアルバム「透明なのか黒なのか」でメジャーデビュー。

しかし、同年10月に津野さんの体調不良により、一旦活動を休止してしまいます。

翌2013年3月には無事に復帰し、活動再開を発表しました。

同年6月には、津野さんがSMAPのシングル「Joy!!」で作詞・作曲を担当したことで話題に。

50枚目という節目のシングルで、2013年の年間ランキング15位を記録しプラチナディスクに認定される大ヒット曲を生み出しました

その後もシングル9枚・アルバム6枚をリリースし人気も安定してきた最中、2017年7月3日にボーカル担当の佐藤さんが脱退を表明

佐藤さんの歌唱力・声質に惹かれていたファンも多く、困惑と不安の声が上がりました。

新Vo.石野さん加入~現在まで

佐藤さんの脱退後、しばらく3人での活動を続けてきた赤い公園ですが、2018年5月に新ボーカル担当、石野さんの加入が発表

石野さんは元アイドルとして知られていたため、発表当初はアイドルにロックバンドのボーカルが務まるのだろうか?と、不安視する声も多くみられました。

しかし、同年10月に新体制での初楽曲「消えない」をYoutubeで公開すると、評価は一変。

高い歌唱力、赤い公園の雰囲気を保ったままの歌声に絶賛の声が溢れました

2020年1月には10thシングル「絶対零度」が話題となり、知名度も上昇し続けています。

これからのブレイクに期待が持てるバンドです。

MEMO

2021年3月1日、赤い公園は自身の公式サイトを通じ、2021年5月28日の中野サンプラザ公演をもって解散することを発表しました。
解散理由として「津野米咲がいない“赤い公園”は、もはや違うものになってしまうのではないか」という想いがメンバーの中で大きくなってきたことが挙げられています。(2021年3月1日追記)

赤い公園のメンバープロフィールをご紹介!

現メンバー

津野米咲(Gt.Cho)

生年月日 1991年10月2日

バンドリーダーであり、全楽曲の作詞・作曲・プロデュースを手掛ける中心人物。

MEMO

メンバーの中で唯一の上級生であり、他のメンバーからは「津野さん」とさん付けで呼ばれています。

父・祖父が作曲家、祖母が宝塚出身、母はピアノに二人の兄はギターとドラㇺが演奏できるなど、音楽一家に育った津野さん。

赤い公園ではギター担当ですが、ギターを始めたのは高校1年生の時。それまではエレクトーンや吹奏楽を経験していました。

ポップスに限らず、ジャズやクラシック・現代音楽など様々なジャンルの楽曲を聴いていて、それにより現在の津野さんの楽曲にもジャンルレスな印象を受けます。

また、彼女の活動は赤い公園だけに留まりません。

他アーティストの作品に演奏参加したり、SMAPやモーニング娘。などに楽曲提供を行ったりと、様々な場所で才能を開花させているまさしく天才と呼べる人物です

MEMO

10月19日、津野米咲が都内でお亡くなりになっていたことが明らかとなりました。
ご冥福をお祈りいたします。(2020年10月19日追記)

藤本ひかり(Ba)

生年月日 1992年10月31日

ベース担当の藤本さん。

赤い公園がメジャーデビューするまでは、兼任で「World In The Silence」というハードコアバンドでも活動していました。

幼少期には洋楽とヒップホップをよく聴いていたようで、メタルなどの激しい音楽が好みだそうです。

演奏にもその傾向は表れていて、普通のポップスとしては度を越えるほどエフェクターをかけるのが藤本さんの特徴となっています。

津野さんと共に他アーティストのレコーディングに演奏参加するなど、ベーシストとしての実力は高いです

歌川菜穂(Dr.Cho)

生年月日 1992年8月28日

ドラム担当の歌川さん。

音楽を始めたきっかけは、エレクトーンを小学校1年生~4年生まで習っていたことから。

MEMO

自分から興味を持ったいうよりは、姉が習っていたため嫌々通わされていたそうです。

その後、小学校5・6年生の時に吹奏楽に出会い、音楽に興味を持ち始めます。

加入するまでバンド系の音楽にはあまり触れてこなかったようで、ポップスやゲーム音楽を中心に聴いてきたそう。

個性の強い赤い公園の楽曲がポップさを兼ね備えているのは、歌川さんのアレンジセンスによる影響も大きいのかもしれません。

石野理子(Vo)

生年月日 2000年10月29日

二代目ボーカル担当の石野さん。

2018年2月までは、アイドルグループ『アイドルネッサンス』に所属していました。元アイドルというだけあって、ビジュアルの高さも光ります。

MEMO

アクターズスクール広島20期生で、テクノポップユニット『Perfume』や、メタルダンスユニット『BABYMETAL』のボーカル中元すず香さんの後輩です。

スクール出身であることや、『MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島』にて国歌独唱を経験した実績からも分かる通り、その歌唱力は折り紙付き。

赤い公園の楽曲でも持ち前の歌唱力を発揮し、元アイドルという偏見を打ち破りました

新体制の赤い公園を象徴する人物です。

旧メンバー

佐藤千明(Key.Vo)

生年月日 1993年1月14日

赤い公園の初期メンバーであり、7年もの間ボーカルを務めてきた佐藤さん。

現在のファンの中にも、赤い公園といえば佐藤さんの歌声が印象強いという方も多いのではないでしょうか。

ボーカルを担当したのは赤い公園が初めてですが、とてもそうとは思えないほどの圧倒的な歌唱力と人を惹き寄せる歌声を持っています。

赤い公園の、ノスタルジックな雰囲気を大きく支えていた人物です。

脱退後は「チアキ」名義でソロ活動を始め、2018年4月には初のワンマンライブ『チアキ ファーストワンマンライブ 〜ちーちゃんって今何してんの?〜』を開催しました。

赤い公園おすすめソングベスト3

活動歴が長く、楽曲数も豊富な赤い公園。興味はあるけどどの曲を聴けば…という方に向けて、ぜひ聴いてほしいおすすめソングを3曲紹介します!

黄色い花

個性の強い赤い公園の楽曲の中でも、かなりポップス寄りな黄色い花。

佐藤さんの優しい歌声と、心地良いギターのリフが魅力的な楽曲です。

絶対的な関係

黄色い花とは打って変わって、かなり激しめの楽曲です。

フルで1分40秒ほどしかないのですが、楽曲の密度がとても高く、展開が目まぐるしく変わるのが特徴的。

絶対零度

新体制になってからリリースした、津野さんの作り出す世界観が存分に味わえる楽曲です。

変拍子のテクニックを取り入れていて、Aメロが3拍子、サビが4拍子、間奏が5拍子とポップスではかなり珍しい構成になっています。

クラシックの要素も兼ね備えた、津野さんの才能が爆発した楽曲といえるでしょう。

最後に

いかがでしたでしょうか?

ボーカル交代が賛否を呼んだ赤い公園ですが、佐藤さんも石野さんもそれぞれ魅力的な歌声を持っていて、結果として新たなファンの獲得にも成功しました。

そしてなにより、津野さんの作り出す楽曲のクオリティは年々上がり続けています

今後もどのような楽曲でファンを楽しませてくれるのか、活躍に期待しましょう!

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