女優としての活躍はもちろんのこと、アーティストとしても抜群の透明感溢れる歌唱力を解き放ち、多くのファンを釘付けにしている上白石萌歌さん。
2017年から、adieu(アデュー)名義で歌手活動している上白石萌歌さんですが、なんと2019年11月にメジャーデビューを果たし、本格的に歌手としての活動もしていくとのこと・・・
女優と歌手の両立は大変かもしれませんが、彼女の魅力が新たに増え、多くのファンのハートを鷲づかみにしていきそうですね。
本記事では、歌手(adieu)としての上白石萌歌さんの魅力を、これまでの経歴(歴史)・プロフィール、オススメソングベスト3を交えながらご紹介していきます。
目次
歌手・上白石萌歌(adieu)とは?
アニメ映画『君の名は。』で主演・宮水三葉の声を担当するだけでなく、映画本編の劇中歌も担当し、歌手としての知名度も一気に上げた上白石萌音さん。
最近では、TBSドラマ『恋はつづくよどこまでも』に出演し、多くのファンのハートをキュンキュンさせる大活躍をもたらしましたよね。
女優としても歌手としても成功をもたらしている上白石萌音さんの妹と言えば、上白石萌歌さん。
彼女も姉・上白石萌音さん同様、女優としてTBSドラマ『義母と娘のブルース』や、NHKドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』など多数のドラマ作品に出演する他、adieu名義で歌手活動も・・・
女優としての簡単な経歴、歌手としての詳しい経歴・プロフィールに関しては、後ほど詳しくご紹介していきますが、それにしても上白石萌歌さんの歌唱力は凄いのです。
歌手・上白石萌歌(adieu)としての魅力
歌手としての上白石萌歌さんの魅力はズバリ透明感にあります。
紅茶花伝のCMソングとしても起用された、HYの『366日』のカヴァーも担当されている上白石萌歌さんですが、その楽曲を聴いても柔らかな表情の中に透明感満載の彼女の声質が心に響き渡っています。
確かに全体的に柔らかく聴こえるのですが、凄くピュアで透明感という純度が高い声質なので、歌の世界観をストレートに描く効果をもたらすのです。
だから、HYには失礼承知で言いますが、彼女が歌うとさらに世界観が広がってわかりやすく伝わります。
誤解の無いように言いますが、決してHYがダメと言っているわけではないですからね(笑)。
あくまで、ハイレベルな比較として、本家を超えるピュアさを持っている歌い手であるということです。
もちろん、ロックやヘビメタのようなテイストの楽曲では、彼女のピュアさは生きてこないでしょうし、バラードでこそ彼女の歌声は生きてきます。
そのことも、彼女を起用する音楽プロデューサーは熟知しているのでしょう。
2017年公開の映画『ナラタージュ』主題歌『ナラタージュ』は、まさに、彼女の歌声の魅力を最大限に生かしたバラードソングとして大ヒット。
今後も、バラードソングを中心に、歌手・adieu(上白石萌歌)として、多くのファンの心をときめかす名曲を歌い続けてくれることでしょう。
まだ、上白石萌歌さんの歌を聴いたことがない人は、一度、彼女の歌声の魅力に酔いしれながら、じっくり聴いてみてくださいね。
上白石萌歌の経歴(歴史)
女優・歌手としても成功を収めている上白石萌歌さんですが、そんな彼女の経歴(歴史)を、歌手・adieuとしての経歴を中心にご紹介していきます。
芸能界デビューの経緯
上白石萌歌さんは、たまたま姉と一緒に受けた第7回『「東宝シンデレラ」オーディション(2011年)』に応募して、グランプリを受賞し、その結果、芸能事務所『東方芸能』所属の女優として芸能界入り・・・
東方芸能に所属した彼女は、ローティーン向け(10代前半)の女性ファッション誌『ピチレモン』の専属モデルとして起用され、子役女優として活動してきたのです。
そして、姉・上白石萌音さんが高校進学をきっかけに、二人で東京進出。
中学卒業後は、学業・仕事のどちらも中途半端にさせたくないと、あえて単位取得などが厳しい進学校に入学。
さらに大学では、文系学部に所属しつつも、芸術理論・美術史・映像学などを学び、女優業に最大限活かしています。
学歴だけを見ても分かるように、如何に上白石萌歌さんが透明感の高いピュアなアーティストであるかがうかがえますね。
女優業の成功と歌手活動開始
2012年2月、ショートムービーとして2011年11月に公開された映画『虹とシマウマ』で女優デビュー。
その後も、ドラマ『分身』でテレビドラマ初出演を果たすと、
- 幽かな彼女
- 金田一少年の事件簿N(neo)
- 私の青おに
などの作品に出演し、コンスタントに女優としての成功を手にしていきます。
一方、ミュージカルにも出演するようになり、歌手・女優という二刀流の基盤がこの頃に構築されていった上白石萌歌さん。
そんな彼女が、テレビCM『午後の紅茶』でHYの『366日』をカヴァーし、女優としてはもちろんのこと、歌手としても大注目を浴びることとなります。
当時、ネット上で
「この歌唱力の高いCM女優は誰?」
と賑わい、アニメ映画『君の名は。』のヒロインを演じた上白石萌音さんの妹・上白石萌歌さんと分かり大熱狂!
姉・萌音さんに負けず劣らずの透明感溢れる歌声に多く人が賞賛し、午後の紅茶のテレビCMが放送(2016年放送)された翌年、adieu名義で歌手デビュー。
当時は、まだ本格的に歌手として活動しているわけではなかったものの、彼女をプロデュースしたのは、姉・萌音さんもプロデュースしたロックバンド『RADWIMPS』のヴォーカリスト・野田洋二郎さん。
まさに最強タッグで、歌手としての華々しいデビューを飾ったのです。
ナラタージュでの大賞賛、歌手活動本格始動
野田洋二郎さんのプロデュースのもと、上白石萌歌さんは、2017年公開、映画『ナラタージュ』の主題歌『ナラタージュ』を披露。
ただし、当時はadieu名義で活動していており、それが上白石萌歌さんであることは伏せられていました。
そのため、世間では
「ナラタージュを歌っているのは誰?」
と騒然としていましたよね。
それにしても、後に上白石萌歌さんと分かったときに大熱狂するほど賞賛されていくとは、当時、歌手としての実績もそれほど無かった彼女も想像は出来なかったことでしょうね。
歌手としはテレビCMでの実績しかなく、ましてや、『adieu』という名がまだ浸透していなかったにも関わらず、世間はナラタージュを歌う歌手の歌声に酔いしれている・・・
そのことに自信も持てたのか、映画公開の2年後となる2019年、遂に、上白石萌歌さんは、自身が『adieu』本人であることを公表し、同年9月6日に、歌手として本格始動開始したのです。
上白石萌歌の現在
歌手・女優として活躍する上白石萌音さんの妹というだけでなく、姉に負けず劣らずの活躍ぶりを見せる妹・上白石萌歌さん。
そんな彼女は、2019年10月期に放送されたテレビアニメ『GRANBLUE FANTASY The Animation Season 2』のエンディングテーマ『蒼』を担当。
そのほか、同年11月にミニアルバムもリリースするなど、現在は、女優だけでなく歌手としても着実な成功をもたらしていきます。
今後も、間違いなく歌手・女優として、多くの作品で彼女の活躍がファンの心を魅了してくれることと思います。
ぜひ、女優としてだけでなく、歌手・adieuとしても、多くのファンを感動させる素晴らしい楽曲を配信し続けてくれることを期待しています。
上白石萌歌のプロフィール
上白石萌歌さんの経歴(歴史)については、大体把握していただけたことと思います。
ここからは、彼女のプロフィールを簡単ながらご紹介していきますね。
姉・萌音の背中を追いかけ続けている上白石萌歌の性格
2000年2月28日生まれ、鹿児島県出身の上白石萌歌さんは、姉・萌音さんの背中を追いかけて育ってきたところもあり、姉と共に『東宝「シンデレラ」オーディション』に出場。
もともと、幼少の頃から歌ったり踊ったりするのが好きで、母のすすめもあり鹿児島県内にあるミュージカルスクール『マリアミュージカルアカデミー』通うようになった萌音さん。
そして、講師の勧めで、『東宝シンデレラオーディション』に参加することとなったわけですが、そんな姉の姿を見て、『姉が出るなら私も・・・』と出場しグランプリ受賞するわけですから、如何に天性の才能を持っていたかが分かりますよね。
ただ、萌歌さんの場合、性格がおとなしく人見知りで引っ込み思案なタイプであるため、姉がいなければ、今のような芸能界での活躍はなかったかもしれません。
人見知りでも負けず嫌いで貪欲
それにしても、芸能界で成功している女優やタレントさんを見ると、性格が人見知りでおとなしい人が大きく活躍するケースが多く見られますよね。
もちろん、ただおとなしいだけだと芸能界での活躍は厳しいと思いますが、意外と彼女たちは負けず嫌いな性格も兼ね備えている場合が多いです。
上白石萌歌さんも姉・萌音さんをライバル視し、姉に負けたくない気持ちで頑張り続け今の成功を掴んでいます。
『死ぬこと以外はかすり傷』
という座右の銘を持ち、負けず嫌いで貪欲に何事にも挑戦し続けてきた彼女だからこそ、歌手・女優として大きく花開かせているのでしょうね。
メキシコでの生活も影響?
上白石萌歌さんは、家庭の事情で小学校1年生~4年生までの間、メキシコで過ごされています。
メキシコのカラフルで陽気な文化・気質、何でもはっきり物事を言うお国柄は、当時幼かった彼女の心に痛烈に突き刺さったようです。
そして、その価値観が今の芸能生活で大いに発揮し、表現することが好きだった彼女は、元々持っていた引っ込み思案な性格を打ち破り、歌手・女優として、いろんな作品を通じて積極的に表現するようになっていったんだとか・・・
まさに、メキシコでの生活が、彼女を大きく成長させたのですね。
歌う踊る以外の特技・趣味
上白石萌歌さんは、歌うことや踊ることなどの表現することがらが大好きで、だからこそ歌手・女優として大成されていらっしゃいますが、それ以外にも父の影響も受け、カメラ(しかもデジタルではなくフィルムカメラ)を趣味としています。
特に彼女が中3の頃に、たまたまドラマ『さよならドビュッシー』で共演していた黒島結菜さんが、カメラにドはまりしていて、ドラマ撮影中にも黒島結菜さんのフィルムカメラで撮影してもらっていたみたい・・・
撮影した写真は、何気ない二人の風景でしたが、現像するまで仕上がりが分からないフィルムカメラならではのドキドキ感が堪らなく、上白石萌歌さんもフィルムカメラの世界にはまっていったようですよ。
父もカメラが好きとのことですし、いろんな影響を受けて、上白石萌歌さんもフィルムカメラだからこその魅力に惹かれていったのでしょう。
カメラが趣味であることがきっかけで、オリンピックの同行カメラマンとしても仕事をされた福山雅治さんのケースもありますし、もしかしたら、カメラマン・上白石萌歌として、新たな仕事を手にする日もやってくるかもしれませんね。
交流関係
上白石萌歌さんの交流関係を調べてみたところ、あまり親友として取り上げられている情報は見つかりませんでした。
しかし、ドラマや趣味がつながり大親友として今も交流している芸能関係者が姉・萌音さんを除いて2人います。
一人は、先程フィルムカメラの話で触れた、女優・黒島結菜さん。
彼女の場合は、もはや親友と言うよりはフィルムカメラの師匠的存在と言えるでしょう。
そして、もう一人は、女優・橋本環奈さん。
二人は、2017年公開の映画『ハルチカ』で共演し、それ以来意気投合して交流を続けています。
お互いをリスペクトし合い、大好きと言い合える素敵な関係が今なお続いているなんて素敵ですよね。
確かに、上白石萌歌さんは、多少引っ込み思案なところがまだ残っているのかもしれませんが、こんな素敵な親友が二人もいれば十分。
大切な親友と刺激し合いながらも、今後ますます女優・歌手として活躍されることと期待しています。
上白石萌歌(adieu)のオススメソング
さて、上白石萌歌さんの経歴(歴史)・プロフィールはこの辺にしておいて、ここからは、彼女のオススメソングを3曲ご紹介していきます。
ぜひ、彼女の透明感溢れる歌声を聴く際の参考としてみてくださいね。
ナラタージュ
ナラタージュは、映画『ナラタージュ』の主題歌にも起用された、adieu名義での上白石萌歌さんのデビューシングル。
前サビで流れる上白石萌歌さんの透明感溢れるピュアな歌声とストリングスが魅力的で、シンプルな楽曲なんですが泣けます。
これは、映画『ナラタージュ』の主演を務めた有村架純さんも語っていた話でもあるのですが、映画の世界観を壊すことなくエンドロールでさらに感情を揺さぶってくれる上白石萌歌さんの歌による表現力は抜群!
楽曲そのものがゆったりした優しい印象の曲調なので、あえて優しく包み込むように歌っていますが、その中に芯も通っていてピュアな印象が色濃く、完全に癒やされます。
特に、最近はコロナウイルスでの自粛で心が疲れている人も多いはず。
そんな人ほど、ナラタージュはオススメの一曲なので、ぜひ、一度聴いてみてください。
蒼
蒼は、テレビアニメ『GRANBLUE FANTASY The Animation Season 2』のEDとして起用された楽曲で、実に爽やかな印象の強い楽曲ですね。
まさに、蒼というタイトルが指し示すように、広い空を想像出来るような透き通った上白石萌歌さんの歌声を最大限に活かしたファンタジックな曲調に仕上がっています。
ストリングスの響かせ方も絶妙で、シンプルだけど歌の世界観に引き込まれる素敵な楽曲なので、ぜひ、皆さんも一度聴いてみてください。
天気
天気は、上白石萌歌さんがリリースしたデビューアルバム『adieu 1』に収録された楽曲の1つ。
全体的にスローテンポな曲調でありながら、芯がしっかりしている上白石萌歌さんの歌声が、どこか爽やかな朝を彷彿するような印象を与えてくれます。
ただ、朝というワードが盛り込まれながらも、歌詞の内容は恋を綴ったラブバラードソング。
具体的に失恋後に前を向いて進んでいこうとしている心情なのか、それとも片思いなのかどちらとも言いがたく、聴き手によってシーンが変化する作りになっていますね。
『ああ、この恋は・・・』という歌詞が、恋心をより強調してくれるので、自身の恋心にリンクさせながら聴いてみると良いでしょう。
最新情報
キリンレモン CM出演
4月20日から放送が開始されたキリンビバレッジ「キリンレモン 無糖」のテレビCMに上白石萌歌さんが出演しています。
「キリンレモン 新!無糖でた。長崎大三東」編と題された新シリーズでは自慢の歌声を披露。
長崎の海をバックに「キリンレモンのうた」をアカペラで可愛らしく歌い上げています。
新曲「穴空きの空」TVアニメ「半妖の夜叉姫」弐の章エンディング・テーマに決定
adieuの新曲「穴空きの空」が、読売テレビ・日本テレビ系にて毎週土曜日に放送中のTVアニメ「半妖の夜叉姫」弐の章の1月クールEDテーマに決定しました。
同楽曲はラッパー/シンガー・ソングライターのクボタカイが作詞作曲を担当しており、3月2日にリリースとなります。
新曲「旅立ち」リリック・ビデオ公開
2月11日に配信リリースされたばかりのadieuの新曲「旅立ち」のリリック・ビデオが公開されました。
最後に・・・
今回は、上白石萌歌(adieu)さんの経歴(歴史)・プロフィール、オススメソングベスト3を交えながら、彼女の魅力をご紹介させていただきました。
本記事でもご紹介したとおり、上白石萌歌さんは、姉・萌音さん同様天然チックなところもありますが、ピュアで芯のしっかりしたタイプの女優・歌手であることがよく分かりますね。
透明感の高い歌声の中に優しさと芯の強さがシンクロし凄く魅力的なアーティストなので、今後も、多くのファンの心を癒やす歌手として活躍し続けてほしいと期待しています。
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