第72回紅白歌合戦 – 初出場アーティスト全10組を徹底解説

第72回紅白歌合戦 – 初出場アーティスト全10組を徹底解説

改修工事中のNHKホールを離れて、49年ぶりの別会場となる東京・有楽町にある東京国際フォーラムで開催される、今年の第72回紅白歌合戦。

紅組司会・白組司会・総合司会が無くなり、 司会として川口春奈さん大泉洋さん和久田麻由子アナウンサーが進行を務めます。

出場歌手でも近年の紅白歌合戦の傾向が益々進み、演歌が減って、去年に続いて出演するYOASOBIやYouTubeチャンネル登録者数326万人超えのまふまふさんなど、SNSから人気となったアーティストが多数初出場することでも話題です。

そこで今回は、転換期とも言える第72回紅白歌合戦の初出場アーティスト10組をご紹介します!

あわせて読みたい!

初出場アーティスト

KAT-TUN

ジャニーズの個性派グループとも言われているKAT-TUNは、結成20周年、デビュー15周年の今年、初めて紅白歌合戦に出演します。

今年3月、ドラマ「レッドアイズ 監視捜査班」の主題歌になった「Roar」をリリースすると、初日で20万枚を超えるセールスを記録。

9月リリースの29th シングル「We Just Go Hard feat. AK-69/EUPHORIA」も、初日20万枚超えオリコンチャート初登場1位など、立て続けにヒットを連発。

亀梨和也さんが主演を務めたNHKドラマ「正義の天秤」も好評で、ドラマやミュージカルの多くの作品で主演を務める上田竜也さんと、「家事ヤロウ!!!」「シューイチ」などのバラエティやCMにも出演している中丸雄一さんの3人共の活躍があり、念願叶っての初出場です。

Awesome City Club

興行収入初登場1位からロングヒットを記録した、菅田将暉さん有村架純さん主演の映画「花束みたいな恋をした」のインスパイアソング「勿忘」で、一躍注目を集めたAwesome City Clubも紅白初出演です。

今年1月29日に「花束みたいな恋をした」が公開された直後の、2月には3rd アルバム「Grower」をリリースし、その後も「またたき」「color」「夏の午後はコバルト」「you」「雪どけ」とシングル5作を立て続けに発表するなど、今年のAwesome City Clubは例年にも増して意欲的な活動が目立ちました。

atagiさんPORINさんの男女ツインヴォーカルと、サポートミュージシャンやレコーディングエンジニアも務めるギターのモリシーさんの、ヴィジュアルも含め3人の絶妙なバランスは、新しいバンド像を提示しているとも評されています。

2020年に大手メジャーレーベルavex/cutting edgeに移籍してからは、バンドが大きくスケールアップし、且つより聴きやすくて耳に残りやすい楽曲を発表しています。

USENが選出する「2021 年間 USEN HIT ランキング J-POP部門」1位に「勿忘」が選ばれ、12月8日にはバンド最大キャパの東京ガーデンシアターにて今年最後のライブも開催するなど、大躍進の1年の締めくくりとして紅白に出場します。

上白石萌音

佐藤健さんとの共演で大きな話題となったドラマ「恋はつづくよどこまでも」や、「君の名は。」の宮水三葉役、2021年下半期の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の主演など、今最も注目されている女優上白石萌音さんは早くからアーティスト活動も行っていました。

本名でもある上白石萌音の萌音(もね)は、音楽教師の母親の『音楽が好きになって欲しい』という思いから。

2014年公開の映画「舞妓はレディ」では主人公の西郷春子を演じ、西郷春子の舞妓名小春名義で主題歌「舞妓はレディ」をリリース。

2016年10月には、この年の大ヒット劇場アニメ「君の名は。」の主題歌「なんでもないや」のカバーなどを収録したデビューミニアルバム「chouchou」を発表すると、その高い歌唱力でも話題を集めました。

今年も、リリースしたシングル2作「I’ll be there」「スピン」共にオリコン週間チャート10位にランクインし、6月には上白石萌音さんが好きな昭和・平成の名曲をカバーしたアルバム「あの歌1」「あの歌2」を発表。

7月には東京・大阪・福岡などをまわる全国ツアーを開催、8月放送のNHKの音楽番組「ライブ・エール」では「上を向いて歩こう」を披露するなど、アーティスト活動も活発でした。

Snow Man

2020年にSixTONESとジャニーズ初の2組同時デビューしたSnow Manは、昨年に引き続き2度目の紅白選出です。

初選出の昨年は紅白直前にグループ内でコロナ感染者が出てしまったことで出場を辞退しているので、今年が初出場です。

今年リリースしたシングル「Grandeur」「HELLO HELLO」「Secret Touch」の3作全てがオリコン週間チャート1位を獲得、9月のデビューアルバム「Snow Mania S1」も1位を記録し、オリコン上半期ランキング2021のアーティスト別セールス部門でトータルランキング1位と、今年最も売れたアーティストとも言えます。

前身グループのMis Snow Manを母体として、少年忍者、宇宙Six、関西ジャニーズJr.から選ばれた3人が合流し誕生したSnow Manは、ジャニーズの中でも特にキャラが立ったメンバーが集まっており、2020年4月から「Paravi」でレギュラー放送が始まった、バラエティ番組「それSnow Manにやらせて下さい」も好評です。

DISH//


dish-web.com

あいみょんさんが作詞作曲し、2017年8月に10th シングル「僕たちがやりました」のカップリングとして発表された「猫」を、リーダーでヴォーカルの北村匠海さんTHE FIRST TAKEで歌った動画が再生回数1.6億回を突破するなど、昨年から引き続き大注目のバンドDISH//も初出場です。

このTHE FIRST TAKEで披露したアコースティックバージョンの「猫 〜THE FIRST TAKE ver.〜」が2020年4月にリリースされると動画との相乗効果でロングヒットを続けて、デビュー10年を迎えた今年の紅白に選出されました。

リーダーでヴォーカルの北村匠海さんは、『10周年の節目の年に出させていただけるというのが、僕らの10年間を認めてもらったよう』とコメント。

11月にリリースされたばかりの14th シングル「沈丁花(ちんちょうげ)」は、ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」の主題歌に起用されています。

BiSH

音楽業界や音楽好きだけでなく、佐藤健さん生田斗真さん千鳥ノブさんなど、芸能界にもファンが多い、クセがすごく、楽器を持たないパンクバンドBiSH

破天荒アイドルBiSの流れを汲むグループということで過激さが魅力のひとつであり、以前から人気実力ともに抜群でしたが国営放送であるNHK紅白からすると躊躇する点でもあった為か、紅白初出場までメジャーデビューから5年を擁しました。

今年8月にリリースした4作目のオリジナルアルバム「GOiNG TO DESTRUCTiON」が、ベスト盤「FOR LiVE -BiSH BEST-」と3.5th アルバム「LETTERS」に続き、3作連続となるオリコン週間チャート1位を獲得。

デジタルシングルも、「STAR」「ZENSHiN ZENREi」「in case…」「STACKiNG」と4作リリースしました。

コロナで外出を制限されていた1月1日には、「暇なお正月でBiSHを丸ごと楽しんで欲しい」をテーマに、グループ最長の約8時間にわたってネット配信された「BiSH presents FROM DUSK TiLL DAWN」を開催。

アイナ・ジ・エンドさんTHE FIRST TAKEで歌った「オーケストラ」「金木犀」も大きな話題となりました。

平井大

高校生が選んだ「今年一番活躍したと思うアーティスト」の7位に入るほど、今年ブレイクしたのがシンガーソングライターの平井大さんです。

ウクレレが原点の平井大さんが作るサーフミュージックを軸にしたオーガニックで温もりのあるサウンドは、ボカロP出身プロデューサーが隆盛の今のミュージックシーンにおいて一際存在感を発揮しています。

2011年に「ONE LOVE ~Pacific Harmony~」が「ホノルルフェスティバル」の公式イメージソングに採用されたのをきっかけに注目され、2020年5月から12月にかけて約2週間に1曲で全13曲シングルをリリースし大いに話題となりました。

このハイペースなリリースは2021年も続けられており、「Sunday Goods」をテーマに3週間毎のペースで日曜日に新曲をリリースし続けています。

『神々しい紅白には場違いな気がしますが、心を込めて歌いたい』と語っています。

布袋寅泰

今年アーティスト活動40周年を迎えたレジェンドギタリスト布袋寅泰さんも、意外なことに紅白初出場です。

これまで、20006年に妻の今井美樹さんと、2018年に石川さゆりさんのサポートギタリストとして2度ゲスト出演はありましたが、出場者としては初となります。

夏に行われた東京パラリンピックの開会式で、バンドのメンバーとして演奏を披露したことも記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。

東京オリンピックも含めた開会式と閉会式でSNSが最も盛り上がったのが布袋寅泰さんの登場シーンだったとも言われているほど、その登場はインパクト絶大でした。

40周年の今年はオリンピックでの演奏だけでなく、1月には無観客での日本武道館公演を開催し、6月にはコロナのストレスを抱えながら生活せざるを得ない現状や震災からの10年を思った曲、「上を向いて歩こう」のカバーなどを収録したEP「Pegasus」もリリースしています。

「POISON」「スリル」「PRIDE」など数々のヒット曲を持つ布袋寅泰さんは『みなさんの心が晴れるようなパフォーマンスができるように頑張ります。』と語り、自身のメモリアルイヤーでもある2021年の大晦日を盛大に飾ってくれそうです。

まふまふ

2021年の紅白の目玉は、YouTube登録者数326万人Twitter201万フォロワーと10代から20代に絶大な支持を得ている、ニコニコ動画出身の歌い手まふまふさんとも言えるかもしれません。

5月に開催された東京ドームでの無観客ライブでは、約40万人の同時視聴者数を記録。

元々有観客で開催する予定で販売していたチケットも完売していました。

2010年から動画投稿を始め、自宅のPCで楽曲を制作、ハイトーンボイスや低音まで操る高い歌唱力から「両声類」とも言われ、Hey!Say!JUMP工藤静香さんなどに楽曲提供もするなど、「何でも屋」を自称しています。

これまでは『怖い』とメディアや動画内では顔出しを避け、常にマスクを着用し、ライブ映像でも遠距離からのみの撮影にしていました。

徹底的に顔出しを避けてきた理由として、『ひとりでも多くの人に歌は届けたいが、有名になりたいわけじゃない。自分の作品に顔は必要ないので、顔を出すメリットがない』と説明。

本番ではマスクを外すことを宣言していることから、より注目度が高まっています。

紅白出演に際してまふまふさんは、『10年前に動画をあげたことが夢にも思わなかった舞台につながっていた。伝統ある舞台なので精一杯頑張ります』と意気込みを語っています。

millennium parade × Belle (中村佳穂)

King Gnuの常田大希さんによる「百鬼夜行」をコンセプトとするバンドmillennium paradeと、アニメ映画「竜とそばかすの姫」で主人公Belle(すず)を演じたシンガーソングライターの中村佳穂さんとのユニットが、millennium parade × Belle(中村佳穂)です。

「竜とそばかすの姫」の監督・原作・脚本を務めた細田守さんから、『インターネット仮想世界の世界観を音楽で表現するには、どうしても常田大希さんに作って欲しい』とオファー。

常田大希さんは、『小さい頃から慣れ親しんでいる細田守監督渾身の作品なので、全身全霊で挑みました。主役ベルを演じる日本音楽界の宝の中村佳穂さんということで、最高に刺激的な製作となりました』とコメントしています。

映画の主題歌になった「U」は、マーチングドラムやティンパニなどの打楽器を使った野性的で複雑なリズムが特徴の楽曲です。

King Gnu中村佳穂さん共にFUJI ROCKなどの大型フェスや数々のイベントにも多数出演していることから、当日のパフォーマンスに期待が集まっています。

最後に

ここ数年は「笑ってはいけないシリーズ」の猛烈な追い上げにあっていましたが、コロナの影響もあって「笑ってはいけないシリーズ」は一旦休止ということで、今年は紅白が再び注目されています。

まふまふさんYOASOBIBiSHDISH//平井大さんなど、今10代や20代から人気のアーティストが多数出演することもあって、一時は離れていた視聴者層を再び取り戻すことができるのかも話題に。

大晦日気分を盛り上げてくれるのはやっぱり紅白という方も多いと思うので、皆さんで今年の紅白を楽しみにしていましょう!

この記事をシェアをしよう!

この記事を書いた人

この記事に関連するタグ

関連記事

新着記事