BEGIN(ビギン) メンバーの年齢や名前、意外な経歴とは…?

BEGIN(ビギン) メンバーの年齢や名前、意外な経歴とは…?

2020年3月でデビュー30周年を迎えた、人気アコースティックバンド「BEGIN(ビギン)」

耳馴染みの良いメロディーと、伸びやかな歌声が魅力です。

ブルース、ハワイアン、沖縄音楽など、何かに縛られることなく、たくさんの音楽を吸収して自由に音楽を作り続ける「BEGIN」の来歴やプロフィールを振り返りながら、その魅力に迫っていきます。

BEGINとは

幼なじみの3人で結成

BEGINは、沖縄県石垣島で生まれ育ち、小学校からの幼なじみである、Vo.比嘉栄昇さん・Pf&Vo.上地等さん・Gt&Vo.島袋優さんの3人で、1988年に東京で結成されました。

結成のきっかけは、共通の友人の結婚パーティーで演奏するためでした。

結成当初は、ハードロック系の楽曲を中心に演奏し、東京を拠点にライブ活動も行なっていましたが、周りからのアドバイスと、歌声がロックに合わないというVo.比嘉栄昇さん自身が抱えた違和感により、次第にブルース系の楽曲に移行していきました。

大きく音楽性を変化させたBEGINは、温かみの感じられる音と歌詞が人気を呼び、結成の翌年には大きなターニングポイントを迎えることとなります。

「イカ天」出場からメジャーデビュー

1989年9月、当時爆発的な人気を博していた音楽バンドオーディション番組「三宅裕司のいかすバンド天国」に出場が決定したのです。

アマチュアバンド同士が持ち寄った楽曲で対決し、5週勝ち抜くとメジャーデビューができるというもので、BEGINは見事に5週勝ち抜きを達成

毎回、審査員からは手放しに称賛の声がかけられ、地元石垣島では勝ち抜くたびにお祭り騒ぎとなるフィーバーぶりでした。

ついに2代目グランドイカ天キングになったBEGINは、1990年3月に1stシングル『恋しくて』でメジャーデビュー。

デビュー後、コンスタントにリリースを続け、2005年にはメジャーデビュー15周年を記念して、日本武道館及び大阪城ホールでアニバーサリーコンサートを開催しました。

さらに、ブラジルやハワイなどで公演を行うなど、多彩な音楽を吸収し、楽曲の幅を広げていくことも積極的に行っていきました。

2016年の夏には、それぞれソロ活動を積極的にし、多方面で自由に活躍。

2020年3月、デビュー30周年を迎え、記念アコースティックライブを石垣島から生配信しました。

数々の名曲を世に送り出す

1stシングル『恋しくて』が、オリコンチャートランキング4位を記録し、華々しくデビューを飾ったBEGINは、今日に至るまでずっと、絶え間なく名曲を世に送り出し続けています。

「アステル東京」PHSのCMソングに起用された、1996年7月リリース10thシングル『声のおまもりください』

森山良子さんの作詞にBEGINが作曲をした、2000年3月リリース18thシングル『涙そうそう』

誰もが口ずさめ、「沖縄の曲といえば?」と聞けば、真っ先に挙げられる2002年5月リリース23thシングル『島人ぬ宝』

沖縄県限定で発売されたにもかかわらず、そのノリの良さが全国の人々に元気を与えた、2003年2月リリース25thシングル『オジー自慢のオリオンビール』など、挙げればキリがないほどです。

耳に残るメロディと優しい歌声のBEGINは、いつの時代でも名曲を残してきました。

一五一会(いちごいちえ)

誰でも簡単に音楽を奏でられるようにとの思いから、オリジナル弦楽器「一五一会」を考案しました。

BEGINのメンバーと、岐阜県可児市に工房を持つ「ヤイリギター」がタッグを組み、出来上がった新楽器「一五一会」は、複雑なコードを習得する必要がなく、人差し指一本で弾けるという簡単な楽器です。

ギターと三線を掛け合わせたようなもので、コンパクトなフォルムのため、女性やお年寄りでも軽く持つことができます。

誰でも簡単に弾くことができる楽器ならば、暮らしの中に音楽がいつでも寄り添え、ちょっとしたお祝いの時にでも楽器を鳴らせば、みんなで歌って笑顔になることができるという、BEGINらしい思いが込められています。

沖縄県鳩間島でお客さん50人に弾いてもらったのが、「一五一会」の始まり

いつしか世界中で、この「一五一会」が当たり前のように弾かれる日が来たならば、「その楽器は日本の沖縄から来た楽器だよ」と言ってもらえれば嬉しいという、BEGINメンバーのささやかな願いがとても素敵です。

うたの日コンサート

2001年から沖縄で「うたの日コンサート」を開催しています。

うたの日とは、「うた」に感謝してみんなで祝う日のこと。

慰霊の日の翌日にあたる6月24日を、沖縄県では「うたの日」としています。

「うた」は人々に様々なことを与えてくれるのに、過去には歌ったり踊ったりすることが許されない時代がありました。

終戦を迎え、「うた」を存分に楽しむことができるようになった沖縄の人々は、今でも「うた」を大切にしているのです。

毎年6月24日以降の土曜日か日曜日に開催されてきた「うたの日コンサート」には、多くのアーティストが参加してきました。

森山良子さん、森山直太朗さん、忌野清志郎さん、嘉納昌吉さん、さだまさしさん、高木ブーさん、南こうせつさん、明石家さんまさん、秦基博さん、HYさんなど、バラエティー豊かな著名人の方々が名を連ね、海外のアーティストも多く参加しています。

2020年は、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、6月末の開催は断念されましたが、なんとか開催できないか、世界の状況を注視しながら検討と模索を続けています。

いつかまたみんなで、「うたの日」を心の底から祝えるような日が来ることを願ってやみません。

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