非常に個性豊かなキャラクターが数多く所属しているバーチャルライバーグループ・にじさんじ(運営はANYCOLOR株式会社)において、ひときわ異彩を放っているのが、なんと異世界からやってきたという悪魔、でびでび・でびるです。
今回は、全人類を堕落させるべく様々な活動を行っている彼女(?)の魅力を、じっくりと解説していきます。
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でびでび・でびるとは?
アザラシ幼稚園、見てたらかなりよかったから
でびでび幼稚園もひらいといたhttps://t.co/JgEFQMbBPy pic.twitter.com/PL0Ltp0aWO— でびでび・でびる (@debidebiru_sama) August 13, 2024
でびでび・でびるはにじさんじSEEDsの2期生で、でびさま、でび、でびちゃんなど複数の呼称が用いられていますが、通称「契約者」とも呼ばれるファンの間では、外見のイメージから「コアラ」という愛称も定着しているようです。
悪魔であるため性別はありませんが、にじさんじのコラボイベントなどでほかのライバーと配信活動を行った際には女性として紹介されています。
また、本人は性別についてあまり深く考えてはいないようで、過去の配信では、TPOに合わせて男にも女にもなれるという趣旨の発言をしていることも興味深いポイント。
全人類を契約者として堕落させることを目標に掲げ、強い悪魔であり続けるため、ホラー系の漫画や映画などの勉強は欠かさず続けているようです。
気になるでびでび・でびるの経歴は?
にじさんじSEEDs2期生としてデビュー!
異世界からやって来たでびでび・でびるは、2018年8月ににじさんじSEEDs2期生としてデビューを飾り、同日に公式Xにて「いかいのとびらが、ひらかれた」と初投稿。
ちなみに、スマホからXに投稿する場合は、長い爪のせいでフリック入力が難しいという理由からひらがなのみになるとのことで、このあたりにもでびでび・でびるの個性が出ています。
自身の公式YouTubeチャンネルで公開している動画を「おそろしい」動画、また公式Xのことを「おそろしい」Xと呼んでいますが、「おそろしさ」よりも面白さや可愛さの方が圧倒的に勝っていることも、多くのファンから高く評価されているポイントでしょう。
オリジナル曲をリリース!
2020年3月ににじさんじレコードよりリリースされたオリジナルフルアルバム「SMASH The PAINT!!」には、2021年6月末日までにじさんじに所属していた元ライバー・鈴原るるとコンビを組んで歌唱したオリジナル曲「圧 倒 的 存 在 感」が収録されました。
異世界からやって来たでびでび・でびるをひたすら崇める「でびるる教」への入信を促し、全人類を堕落させることを目的としたユニークな楽曲ですが、その成果がどうなったかは、実際に聴いて確かめてください。
舞台に初出演!
2021年5月にオンラインで配信された、新版クトゥルフ神話のTRPGをモチーフとする舞台「カタシロRebuild」にゲストとして出演。
このTRPGのテーマになっている「クトゥルフ神話」とは、アメリカの作家であるH・P・ラヴクラフトが1928年頃から順次発表した有名なホラー小説群の総称で、一般的には「クトゥルフの呼び声」に端を発するといわれています。
ルールの異なる新旧のTRPGのルールブックが発表されているうち、旧ルールブックの初版は1981年にゲームデザイナーのサンディ・ピーターセンを中心とするクリエイターの手で生み出され、その後も2014年にリリースされた第7版(日本語版は2019年にリリース)までバージョンアップを重ねています。
「カタシロ」とは、TRPGエンタメ集団「驚天動地倶楽部」の代表を務めるシナリオライター・ディズムによって生み出された新版クトゥルフ神話のTRPGで、記憶喪失の患者と、その患者を診る医者が対話を重ねることでストーリーが進行していきます。
でびでび・でびるがゲストとして参加した舞台「カタシロRebuild」は、カタシロ舞台化プロジェクトとして「CAMPFIRE クラウドファンディングアワード2021」で見事エンタメ賞を受賞し、名だたる出演者を迎えてユニークなプロジェクトを実現しました。
もともとでびでび・でびるはTRPGの愛好家として知られ、「カタシロ」のゲームデザイナーであるディズムとの関わりも深く、彼がYouTubeで配信するTRPG系のコンテンツにはたびたび出演を果たしています。
また、有名なインフルエンサーであるひろゆきが「カタシロ」をプレイし、配信を行った際にも、ゲスト(SKP)として共演しました。
でびでび・でびるの魅力とは?
契約者の悩みに答える可愛い悪魔
公式YouTubeチャンネルで行っている不定期配信「あくまのしわざ」では、契約者から募集した様々な悩みに、鋭い切り口で回答しています。
人間の身に降りかかった不幸が果たして「あくまのしわざ」なのかどうかを独自の基準で判定し、もしもなんらかの対策があれば分かりやすく教えてくれるケースも。
基本的に、お前たち人間の悩みをありがたくも聴いてやるというような上から目線なのですが、でびでび・でびるのルックスや声が可愛いために不快な印象は受けず、配信を聴くと楽しい気持ちになれます。
下ネタをぶちかまして笑いを取る!
配信を含む様々なコンテンツにおいて、「彼女」と紹介されるでびでび・でびるですが、悪魔であるため厳密な性別はなく、本人もそういったことを気にするそぶりを見せません。
このような背景もあってか、自らのチャンネルでの配信やほかのライバーと共演を果たした時の配信を問わず下ネタを口にすることに躊躇いがなく、「うんち」や「こうび」などの下品な言葉をぶちかましては、でびでび・でびるだから許されるという雰囲気をつくって笑いに変えることもしばしば。
また、男性向け、女性向けの区別なくBLやGLを含めた多様なコンテンツを研究しているとのことで、全人類を堕落させるために奮闘している悪魔の旺盛な探究心には驚かされるばかりです。