「うっせぇわ」でメジャーデビューを果たしたAdo(アド)。デビュー前は歌い手として活動しており、現役女子高生という肩書からも大きく注目されました。今回、そんなAdoの気になる経歴や名前の由来について解説します。
Ado(アド)といえば?
Adobeソフト
ActiveX Data Objectsの略
…Adoは歌い手出身のアーティストのことね…。今日は見当違いな回答をする2人のためにAdoの魅力について解説していきましょう
素顔を隠し、歌い手として活動していたAdo(アド)。
2020年にはメジャーデビュー曲「うっせぇわ」をリリース。癖の強い歌唱力と現役女子高生シンガーという肩書もあり、今後の活躍が非常に期待されているアーティストの1人です。
今回の記事ではAdoがどのような経歴を経て現在に至ったのか、代表曲を紹介しつつ解説したいと思います。
目次
Ado(アド)とは?
- 歌手名:Ado(アド)
- 生年月日:2002年10月24日生
- レーベル;Virgin Records
Ado(アド)は、2020年10月15日にユニバーサルミュージック内の「Virgin Records」からメジャーデビューをした女性シンガーです。
元々は歌い手として活動しており、2017年の1月10日にボカロPであるクワガタPさんの「君の体温」の歌ってみたを投稿し、彼女の歌い手としての活動は始まりました。
10代でありながら迫力のある歌声は大きな反響を呼び、2019年頃にはボカロPであるくじらが手掛けた「金木犀」、同じくボカロPであるjon-YAKITORYが手掛けた「シカバネーゼ」のボーカリストに参加するなど、その才能を徐々に開花させていきました。
そして、メジャーデビューを発表した2020年。配信限定としてリリースされた楽曲「うっせぇわ」は、その尖った歌詞とサウンドが瞬く間に評判となり、彼女の代表曲として知られるようになります。
とあるインタビューで、今後の目標として「さいたまスーパーアリーナ」に立てるような歌手になりたいと述べています。
メジャーデビューという結果に浮つくことなく、次なるステージを目指す心意気。彼女がなぜデビューできたのか、その要因の1つを知ることができたかもしれません。
若く、チャレンジスピリットに溢れる精神!これは見習わなければいけないな!
僕は適当に過ごせればそれでいいかなぁ
意識が低すぎる……
Adoの名前の由来とは?
Ado(アド)という風変わりなアーティスト名。
ひと目見て本名でないことは明らかですが、実際にこの名前にはどのような意味・由来があるのだろうかと考えた人も多いと思います。
実はこの名前、Adoさんが小学校の国語の授業で出会ったとある単語だそうです。これについて調べてみると、高学年で習う日本の古典芸能である狂言のうちの1つ「柿山伏(かきやまぶし)」の登場人物が由来となっているようです。
その柿山伏では主役の「シテ」と、脇役の「アド」が登場し、Adoさんは名前の響きのカッコよさから「アド=Ado」を採用したそうです。
Adoの人気、その魅力とは?
メジャーデビュー曲「うっせぇわ」が反響を呼び、若者を中心に多くの人から知られるようになったAdoさん。彼女はなぜここまで人気となり、そして魅力を持っているのか。
まず、その魅力の1つとしてその歌唱力にあると思います。その迫力満点の歌唱力はとても10代とは思えません。
まるで喉をすり潰したようながなり上げる歌声。その歌声を軸に織り交ぜる歌声は多彩な表現力を生み出しています。
また、代表曲である「うっせぇわ」も要因の1つであるでしょう。一度聴いただけで耳から離れない中毒性。そして、挑発するような歌詞で溢れた世界観。
彼女はそれらの歌詞を吐き捨てるような毒舌っぷりと、聴く人に叩き込むような激しいリズム感で歌い上げています。
2021年3月20日には同曲のMVがYouTube再生回数1億回を突破したことが発表され、Ado本人も喜びの声をツイートしています。
“令和の無敵ソング”として社会現象を巻き起こした「うっせぇわ」。
「子供には聴かせたくない曲」として問題視する声も上がりましたが、賛否両論が巻き起こるのが先鋭的な表現の宿命。世間にそれだけのインパクトを与えたAdoは胸を張って良いのではないでしょうか。
また、ボカロPのすりぃが手掛けた「レディメイド」。一昔前の洋画のイントロを思わせる曲調から始まるこの楽曲は、「うっせぇわ」に比べると激しさはやや抑え気味になっています。
しかし、平坦さの中にもAdoさんのドスの利いた声が響き渡り、「レディメイド(既製品)」に対する反骨精神が上手く表現されています。
迫力ある歌唱力に加え、どの型にもはまらない歌声。それによって生み出された表現力の幅の広さがAdoさんの魅力なのかもしれません。
Ado・最新情報
新曲“ギラギラ”をリリース
2021年2月14日、“うっせぇわ”、“レディメイド”に続く待望の新曲“ギラギラ”を公開したAdo。
作詞・作曲・編曲はボカロPのてにをは、流麗なMVは沼田ゾンビがそれぞれ担当しています。
過去2曲とは明らかに雰囲気が違う曲調、そして<正直言って私の顔は / そう神様が左手で描いたみたい>と自己肯定感の低い歌詞。
あの無敵のAdoはどうした!?と戸惑いましたが、楽曲の後半では「この世界では誰もありのままでなんていられないんだから、それぞれ武装(メイクアップ)してギラついていこうぜ!」といつものAdoが登場します。
晴れて高校を卒業
卒業しました…… pic.twitter.com/onX4xKt8Ui
— Ado (@ado1024imokenp) March 17, 2021
3月17日には高校を卒業したことをファンに報告。
卒業証書の写真が添えられた報告ツイートにはファンからの祝福の声が殺到しました。
“女子高生シンガー”の肩書が外れたAdoの今後の活躍に注目が集まります。
「きらきら星」を歌うAdo
Adoが歌う「きらきら星」の音源がYouTubeで公開されました。
Twitterで新曲をリリースすると告知後、「キミの心も、トゥインクル トゥインクル」という書き込みを添えて、「きらきら星」の音源を投稿しました。
最後に…
メジャーデビューから日が浅く、年齢も若いということもあり、未知数な存在です。
しかし、過去の歌ってみたシリーズを聴いてみると、やはり突出したものを持っていることがわかると思います。
今後どのように成長し、ファンを楽しませてくれるのか非常に期待できる存在です。
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