Ado【人気曲解説】シーンに衝撃を与えた名曲10選を徹底解説

2020年に発表された楽曲『うっせぇわ』が令和ソングとして大ヒットし、社会現象にもなった人気女性シンガー・Ado。

2022年には、大人気アニメ『ONE PIECE』の劇場版に登場する歌姫・ウタの歌唱キャストに抜擢され、主題歌『新時代』が再び大ヒットとなっています。

今や世界的な人気を誇るシンガーのAdoですが、代表曲『うっせぇわ』しか知らないという方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、これを聞けばAdoが分かる人気楽曲10曲をご紹介します！

Adoとは何者？

若手女性シンガーのAdoは、10代ながらパワフルな歌声と抜群の歌唱力で話題となり、2020年にメジャーデビュー。
『うっせぇわ』が若者を中心に大ヒットし、一躍有名となりました。
その影響力は、普段ネットやボーカロイドなどの文化に触れていない層にまで及び、2021年の流行語大賞にもノミネートされています。

メジャーデビュー後に彼女を知った方たちからすれば、Adoは突然現れた新進気鋭のシンガーですが、元々はボカロ曲の歌ってみて動画を投稿する「歌い手」。
現在でも、ボカロの歌ってみた動画などがたびたび投稿されています。

ONE PIECEの歌姫・ウタの歌唱も担当

2022年には、劇場版『ONE PIECE FILM RED』に登場するウタの歌唱キャストに抜擢。
ウタは、漫画本編でも重要人物である“赤髪のシャンクス”の娘であり、『ONE PIECE』の世界で歌姫として活躍している映画の中心人物です。

Adoは、ウタとして主題歌と劇中歌の計7曲を歌唱。
そのすべてが世界各国の音楽配信サービス等でランキング上位を占めており、『ONE PIECE』世界の歌姫・ウタは、現実世界でも愛される大人気アーティストとなりました。

また、中田ヤスタカやMrs. GREEN APPLEなど、著名なアーティストや作曲家が曲を提供していることでも話題を呼んでいます。

ちなみに、Adoは最初、洋服の「ワンピース」とのコラボだと思っており、漫画のほうと聞いてものすごく驚いたそうです。

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トレンドが分かる！Adoのおすすめ人気曲10選

歌唱の際は、常に楽曲内の主人公の気持ちに立って歌っているというAdo。
ここでは、Adoの人気楽曲を10曲ご紹介します！

うっせぇわ / syudou

作詞・作曲：syudou

まず紹介するのは、Adoの代表曲『うっせぇわ』です。
2020年10月23日、17歳最後の日にメジャーデビューの1作品目として投稿。
現在では、YouTubeで2億４千万回以上再生されており、同動画のコメント欄には海外からのコメントも数多く見受けられます。
世界中で視聴されている人気楽曲の1つです。

楽曲を制作しているのは、ボカロP・syudou。
社会への不満や人間のネガティブな感情を表現した楽曲を制作しており、本楽曲でも、社会人としての常識や暗黙の了解など、若者が社会に対して無意識に感じている閉塞感・不満が表されています。

一貫してダークで尖った雰囲気のある楽曲に、苛立ちがこもったAdoの攻撃的な歌声が合わさり、「うっせぇわ」と吐き捨てる歌詞にマッチしているのがポイント。
疾走感のあるアップテンポの楽曲で、一度聞けば耳に残るインパクトも魅力的です。
特にキャッチーなサビのフレーズは、ついつい口ずさんでしまう中毒性があります。

親しみやすさとJ-POPには珍しいとげとげしさ、若者の心情を掴んだ歌詞とAdoの歌声が噛み合い、社会現象となるほどの大ヒットとなりました。

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踊 / Giga

作詞：DECO*27
作曲・アレンジ・ミックス：Giga
作曲・アレンジ：TeddyLoid

こちらは2021年４月に投稿され、１億４千万回以上再生されている人気曲。
ボカロPのDECO*27とGiga、音楽プロデューサーのTeddyLoidの３人が共同制作をしている豪華な楽曲で、冒頭にはGiga楽曲であることを示すサウンド・ロゴが入っています。

楽曲は、Gigaが得意とするエレクトロニックなダンスミュージック。
オリエンタルな雰囲気も感じるビートや爆発力のあるサビが特徴的で、ついリズムをとってしまいます。聞きこごちがよく、何度も聞きたくなる中毒性も魅力です。

Adoとしてはメジャー４曲目の楽曲で、パワフルな攻めた歌声が楽曲のアンダーグラウンド感を引き立てているのが印象的。
低音と高音のどちらも歌いこなしており、Adoの高い歌唱力も感じられるかっこいい楽曲となっています。

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レディメイド / すりぃ

作詞・作曲・アレンジ：すりぃ

本楽曲は、2020年12月に発表されたメジャー２作目の人気楽曲。
ボカロPのすりぃが楽曲を提供しており、イントロから聞こえる管楽器の音がおしゃれな1曲です。

楽曲を通してジャズ調の華やかな雰囲気を感じますが、2番ではエレクトロニックな部分もあり、変化を楽しめるのが特徴。

『うっせぇわ』同様に、若者が社会に抱く思いを10代のAdoが力強く歌い上げており、ノリのいい音楽も相まって、スカッとした爽快感を覚える楽曲です。

ちなみに、タイトルの「レディメイド」とは、既製品や量産品のこと。
オーダーメイドの反対語として使われる言葉で、楽曲ではレディメイド＝社会一般的な大人、固定概念などと表現されています。

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