SEAMO(シーモ)の経歴や魅力、おすすめ曲を徹底解説!

SEAMO(シーモ)の経歴や魅力、おすすめ曲を徹底解説!

HIP HOP界史上初の公演

2009年1月からは、待望の全国ツアー「SEAMO SCRAP&BUILD TOUR 〜全国天狗ビル建設物語」がスタート。このツアーでは、ライブハウスやホールクラスの会場が中心となっていましたが、セミファイナルの3月17日には国立代々木競技場第一体育館、さらにツアーファイナルの3月22日には日本ガイシホールといったアリーナクラスの会場で開催されました。

特に国立代々木競技場第一体育館は、SEAMOがHIP HOPアーティストとして初の公演を行ったこともあり、多くのメディアが彼の公演を取材しています。このツアーは、タイトルにもあるように全国16ヶ所に天狗ビルを建設するというコンセプトが設定されていました。

そのため、出演者やスタッフが建設作業員の格好をして案内するなど、SEAMOらしい遊び心も随所に見られ、昔から彼を応援しているファンも懐かしさを感じるツアーになっています。

また、地元のクラブやライブハウスで育ってきたSEAMOが、愛知県を代表する日本ガイシホールで公演を行ったことは、これからのHIP HOP界を背負って立つラッパーたちにとって大きな刺激になったのではないでしょうか。

デビュー15周年を迎え

SEAMOはこれまで多くのヒット曲を発表し、アーティストとして大成功を収めました。しかし、チャートで上位にランクインすることや、音楽番組に出演することは当たり前のことではありません。

SEAMOも、徐々に仕事が減っていくという経験をしています。さらにレコード会社の移籍や、周囲とのコミュニケーション不足もあり、孤独を感じていた時期もあったそう。しかし、SEAMOは腐ることなくボイストレーニングや曲作りを続けました。

また「今までは数字だけを気にしていたのではないか?」「自分自身のスキルは足りていたのか?」と自己分析を行い、昔の挫折経験を思い出しながら、そして地元で苦楽を共にしてきたファンやアーティスト仲間たちに感謝をしながら音楽活動を継続していったのです。

出口の見えない暗くて長いトンネルを歩き続け、気がつけばデビュー15周年という節目を迎えていました。しかし、当の本人はシーモネーター名義での活動や、1度契約解除を経験していることから、自身の節目の年についてあまり考えていなかったそうです。

ただ、15周年に関してはSEAMO本人よりも周囲のスタッフが祝おうと意識付けをしてくれて、2020年1月にはデビュー15周年を記念した2枚組オールタイム・ベストアルバム「PERFECT SEAMO」を発売。さらに翌年1月には、全国ツアー「仕切り直しでもう一度!15th Anniversary Again『PERFECT SEAMO TOUR』」を開催することになりました。

ドキュメンタリー映画公開


また、2020年1月にはSEAMOのドキュメンタリー映画「もしもあの時”if”」が公開。SEAMOとプライベートでも親交のある堤幸彦が監修を務めており、シーモネーター時代から現在までのSEAMOが描かれています。

劇中では、SEAMOが周囲に認知され始めて絶頂期を迎えていた頃の話はもちろん、これまで口にしてこなかった部分にも言及。SEAMOを見守ってきた仲間たちのインタビュー映像も加わるなど、今だからこそ話せる内容が詰め込まれています。

様々な経験を積み重ねてきたSEAMOが、どのような作品を作り出していくか期待したいですし、新しい作品だけではなく、これまでの楽曲も聞き返す機会になったのではないでしょうか。

アーティストたちとのコラボレーション

SEAMOが活躍していく中で欠かせないのが仲間との絆。今回は数々のコラボレーションの中からピックアップして紹介します。

HOME MADE 家族


現在は無期限の活動休止中ですが、SEAMOとは盟友とも呼べるほど深い関係性を持った間柄。SEAMOがシーモネーターとして活動していたときからの付き合いで、互いの楽曲でのコラボレーションはもちろん、ライブにもゲスト出演するなど強い絆で結ばれています。

Nobodyknows+


2004年に発売した「ココロオドル」が大ヒット。さらに2022年にはYouTubeチャンネルの「THE FIRST TAKE」で歌った「ココロオドル」公開からわずか2週間で1,000万回再生を叩き出すなど再ブレイクしました。

スガシカオ


SEAMOの7枚目のシングル「Fly Away」にギタリストとして参加しています。このコラボはSEAMOがスガシカオに楽曲への参加を依頼したことから始まり、彼の人柄に魅了されたスガシカオはこの申し出を快諾。これが縁となり2011年にSEAMOがシーモネーター名義で発売した「S.ex. with TSUCHIYA ANNA and SUGA SHIKAO」の楽曲にもフィーチャリングゲストとして参加しています。

MONKEY MAJIK


Monkey Majik+SEAMO名義で発売された「卒業、そして未来へ。」は、MONKEY MAJIKのコラボレーションシングル3部作の第2弾として制作されました。ロックとラップという音楽ジャンルを飛び越えたコラボとなっていますが、MONKEY MAJIKは地元仙台を拠点に活動していることから、互いの地域を繋ぐ架け橋にもなっています。

楽曲提供や演出も担当

SEAMOはコラボレーションだけではなく、アーティストへの楽曲提供も行なっています。一体、どんな楽曲を提供したのか、いくつかピックアップして紹介していきましょう!

NEWS

2008年10月に発売された10枚目のシングル「Happy Birthday」は、CMソングとしても採用され多くの人に聞かれました。後にSEAMOは自身のラブソングを集めたアルバム「LOVE SONG COLLECTION」で、セルフカバーしています。

藤井フミヤ


2009年9月に発売された18枚目のアルバム「F’sシネマ」に収録されている「君のために」にSEAMOの本名であるNaoki Takada名義で楽曲を提供しました。2011年に発売されたSEAMOのミニアルバム「ONE LIFE」でセルフカバーしています。

ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-


キャラクターラッププロジェクトとして始まり、男性声優がラップに挑戦することでも話題になった作品で、SEAMOは作品に登場するナゴヤ・ディビジョン「Bad Ass Temple」に楽曲提供しました。

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