変態紳士クラブ ‐ 一度見たら忘れないユニット名！ そのメンバーや経歴とは…？

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変態紳士クラブ ‐ 一度見たら忘れないユニット名！ そのメンバーや経歴とは…？

2021年5月に人気音楽番組「ミュージックステーション」への出演を果たした今人気急上昇中のジャンルレスユニット・変態紳士クラブ（へんたいしんしクラブ）。

ラッパーのWILYWNKA(ウィリーウォンカ)、レゲエDEE JAYのVIGORMAN(ビガーマン)、プロデューサー兼トラックメーカーのGeG(ジージ）の3人からなるユニットです。

2017年の結成からジャンルに捉われない唯一無二のスタイルでヒップホップ・レゲエファンのみならず、J-POPファンまで魅了している変態紳士クラブ。年々注目度が高まっています。

SNS上では、「ヒップホップあまり聴かないけど変態紳士クラブすごく良い！」
「音楽を楽しんでる雰囲気がバンバン伝わってくる」といった称賛コメントが多数寄せられています。

今回はそんな注目度急上昇中「変態紳士クラブ」のプロフィールや経歴、おすすめ楽曲などを紹介します。

今後、チャートランキングやメディアへの露出がどんどん増えていくであろう変態紳士クラブ。
音楽好きは早めにチェックしておくべきでしょう。

変態紳士クラブとは？

名前の由来

他のアーティストとは一線を画す「変態紳士クラブ」という名前。

「カッコつけた名前のグループはこの世にごまんといる」
「逆に俺らはふざけた名前にしよう」といった3人の考えから生まれました。

「変態紳士クラブ」ってインパクトある名前ですよね。
初めて名前を見た時、思わず二度見しちゃいました。
一度見たら忘れられない名前ですよね。

ヒップホップの枠に収まらない唯一無二の音楽性

変態紳士クラブは「ヒップホップ」にカテゴライズされがちですが、実はさまざなジャンルの要素を楽曲に盛り込んでおり、その音楽性はヒップホップの枠には収めることができません。

ラッパーのWILYWNKA・レゲエDEE JAYのVIGORMAN・バンドマンのGeGの3人からなる変態紳士クラブの楽曲は言うなれば、ヒップホップやレゲエ、ロックの要素をミックスさせた独自の音楽です。

メンバーのGeGが「ヒップホップとかレゲエを聴かない人に聴いてもらいたい」とインタビューで語っていることから推察するに本人たちも「ヒップホップをやっている」という認識は薄いのではないかと思います。

ラッパー・レゲエDEE JAY・バンドマンという特異なメンバーで構成されている変態紳士クラブだからこそ生み出せる音楽は、他のアーティストとは一線を画しています。

変態紳士クラブが大切にしていること

変態紳士クラブが大切にしているのは「子供のままでいる」こと。
常に「まじめに遊び」「まじめにふざけている」とインタビューで語っていました。

常識や固定観念に縛られることなく、いつも無邪気に音楽を楽しんでいる姿が印象的な変態紳士クラブ。
良い意味で“アーティストっぽさ”がないアーティストです。

変態紳士クラブを結成する前から仲が良かった3人だからこそ出せる空気感なのかもしれません。

アーティストは知名度が上がるにつれ「今はこういう曲が流行っているから、こういう曲を作らなければならない」という目には見えない圧力に縛られ本来の良さ、持ち味を見失う傾向があります。

変態紳士クラブは結成当時から変わらず「子供のままでいる」を維持し続けている、稀有なアーティストです。

そのブレないマインドが若い世代に絶大な支持を受けている要因の1つであることは間違いありません。

ありのままで気取らない3人の姿に好感が持てるし、親しみが湧きますね。

変態紳士クラブのメンバー

WILYWNKA(ウィリーウォンカ)

  • 活動名義：WILYWNKA
  • 本名：井上貴吉
  • 生年月日：1997年3月26日
  • 出身地：大阪府堺市
  • 好きなもの：お酒（とくにCIROC VODKA）
  • 無くてはならないもの：無地Tシャツ（アイロンを当てて着るのがこだわり）
  • 日課：寝る前にアニメを観ること

1997年3月26日に大阪府堺市で生を受けたWILYWNKA。
母親がm-flo(エムフロウ)を家の中で聴いていたことがきっかけでラップを知ったWILYWNKAは、中学生の頃に先輩ラッパーのHIDADDY（ヒダディー）と出会い、そのカッコよさに惹かれラップを開始。
中学2年生には曲作りを始めていました。

高校生の時「BAZOOKA!!!高校生RAP選手権」に出場。
WILYWNKAは持ち前のラップスキルを駆使し見事ベスト4入り。一躍脚光を浴びました。

その後、AbemaTVのオーディション番組「ラップスタア誕生!」に出場。
惜しくも優勝を逃し2位に終わるが、審査員を務めた先輩ラッパーSEEDA(シーダ)に「絶対にスターになれる」と絶賛されました。

2018年には人気ラッパーANARCHY(アナーキー)が立ち上げた音楽レーベルONEPERCENT(ワンパーセント)からシングル「Rapper’s Flow」をリリース。

その後はEPやアルバムをコンスタントにリリースし、ヒップホップシーンで確固たる地位を確立しました。

ライブ集客も順調で2019年に開催したワンマンライブでは、キャパシティー約2,000人のなんばHatchをソールドアウトさせました。

また、WILYWNKAはadidasやH＆M、DIESEL、Calvin Kleinといった有名ブランドの広告モデルに起用されており、音楽以外の分野でも人気を博しています。

VIGORMAN(ビガーマン)

  • 活動名義：VIGORMAN
  • 本名：未公表
  • 生年月日：1998年1月10日
  • 出身地：大阪府堺市

1998年1月10日に大阪府堺市で生を受けたVIGORMAN。
WILYWNKAとは幼いころから親交があり、14歳頃は毎日一緒にいたそうです。

レゲエDEE JAYとして活動するようになったのは15歳の頃。
2016年に初のシングル「RUBBISH SONGZ」を配信リリース。

2019年には1stアルバム「SOLIPSISM」をリリースし、そのメロディアスな歌声とエモーショナルな歌詞が業界内で注目されました。

2020年にはトイズファクトリーから1st EP「ROKUDENASHI」をリリース。
ソロアーティスト「VIGORMAN」としてメジャーデビューを果たしました。

収録曲の「ろくでなしの唄」はYouTubeでの再生回数が40万超え。
テレビ東京の音楽番組「流派-R since 2001」のエンディングテーマにも起用されました。

GeG(ジージ）

  • 活動名義：GeG
  • 本名：未公表
  • 生年月日：1989年11月25日
  • 出身地：兵庫県
  • 好きな物：ココナッツオイル

1989年11月25日に兵庫県で生を受けたGeGはプロデューサー兼トラックメーカーとして変態紳士クラブを支える影の立役者です。
15歳の頃、キーボードを始めたことをきっかけに音楽の世界に傾倒したGeG。

変態紳士クラブの活動の傍ら、ネオレゲエバンドYARD VIBES BAND（ヤーバイスバンド）のキーボードとして活動しています。

25歳の時に音楽プロデューサーになる事を決意したGeGはロサンゼルスやジャマイカへ行き、プロデューサーとしての腕を磨きました。

帰国後はさまざまなアーティストに楽曲を提供し続けたGeG。
2019年には沖縄の人気ラッパー唾奇（ツバキ）やシンガーソングライターのHiplin（ヒップリン）など豪華アーティストが参加したソロ作「Mellow Mellow～GeG’s Playlist～」をリリース。

2020年には音楽レーベル「Goosebumps Music」を設立。

「感動する音楽が埋もれないように、できるだけ多くの世の中の人に届くように」をコンセプトに精力的に活動しています。

変態紳士クラブの経歴

結成のきっかけ

変態紳士クラブが結成したのは2017年。

結成のきっかけは「軽いのノリ」だったそうです。

当時WILYWNKAとVIGORMANがよく足を運んでいたセレクトショップ（先輩ラッパーHIDADDYが経営する大阪の人気店）で「そんなにいつも一緒にいるなら1曲くらい曲作ってみろ」と先輩に言われ「じゃあ作ってみるか」と楽曲制作を決意。

その後「曲はどうしようか？」となり、その時先輩が聴かせてくれたのがGeGの楽曲でした。
GeGの曲を聴き、ピンときた2人はGeGに楽曲を依頼。変態紳士クラブが結成されました。

インタビューで当時を振り返ったWILYWNKAとVIGORMANは「本当にただの友達だったので、曲を一緒に作るという発想がマジでなかった」と語っていました。

先輩の何気ない一言で結成されたんだね。その先輩に感謝です！

全国流通盤をリリース

2017年11月に変態紳士クラブ初のEP「ZIP ROCK STAR」が全国流通発売されました。

同作は当初ストリートのみでの販売を予定していたのですが、そのクオリティーの高さに購入希望者が殺到。
ストリートで大きな話題となり、全国流通版として再度リリースされました。

同作には1stシングル「WAVY」やYouTubeの再生回数が1,700万を超える人気楽曲「好きにやる」が収録。
同作についてメンバーは「大阪で遊びながら、良い意味で頑張らないで作った」とインタビューで語っていました。
変態紳士クラブ特有の力の抜けた自由な空気感が感じられる同作は彼らを語るうえで欠かせない1枚です。

その年の11月には全国7カ所のライブツアーを敢行。
ツアーファイナルはホームタウンである大阪・アメリカ村のDROPで開催。

親交のあるラッパーJAGGLA（ジャグラ）、JIN DOGG （ジンドッグ）、YOUNG COCO（ヤングココ）、唾奇などがゲストアーティストとして参加。
耳の肥えた音楽好きを熱狂させました。

メジャーデビュー

楽曲やライブパフォーマンスのレベルの高さが業界内外で注目された変態紳士クラブは、2020年2月に2ndシングル「DOWN」をトイズファクトリーからリリース。

結成から約3年でメジャーデビューを果たしました。

同作はGeGが作るメロウなサウンドに乗せるWILYWNKAの色っぽいラップとVIGORMANの甘い歌声が特徴的な楽曲。
MVは数々の有名アーティストのMVを手掛けてきた新保拓也が制作。
変態紳士クラブのメジャーデビューに花を添えるかのような美しい映像は必見です。

また「DOWN」をリリースしたその日に東京の新木場STUDIO COASTにてワンマンライブを開催。

「変態紳士舞踏会 -2222-」と銘打った同ライブは、変態紳士クラブ史上最大キャパシティーのワンマンライブでしたがチケットは瞬く間にソールドアウト。会場は感度の高い若者で埋め尽くされました。

人気音楽番組「ミュージックステーション」に出演

変態紳士クラブはメジャーデビュー以降メディア露出が急激に増え、TBSの音楽番組「CDTVライブ！ライブ！年越しスペシャル2020→2021」やTV朝日の有名音楽番組「ミュージックステーション」、NHKの音楽番組「シブヤノオト」など数々の有名番組に出演しました。

有名番組出演をさかいに変態紳士クラブの注目度は右肩上がりです。
今後もTV出演はもちろん、タイアップも増えていくであろう変態紳士クラブ。目が離せません。

2021年6月にメジャー1stアルバムリリース予定

2021年6月に待望のメジャー1stアルバム「ZURUMUKE」をリリース予定の変態紳士クラブ。（配信版は5月14日にリリース）
YouTubeでの再生回数が900万を超える人気曲「YOKAZE」や懺悔ソング「Sorry」など全12曲が収録されます。

また、2021年5月22日に開催を予定していた過去最大規模のワンマンライブ「変態紳士舞踏会 in 大阪城ホール」は感染症拡大防止のため開催延期となりました。

「変態紳士舞踏会 in 大阪城ホール」は中止でなくあくまでも延期なので開催される日を皆で待ちましょう！

変態紳士クラブのおすすめ楽曲

ここからは変態紳士クラブのおすすめ楽曲を紹介します。
ヒップホップやレゲエファンのみならず、J-POPファンにも支持されている変態紳士クラブ。
「変態紳士クラブのことまだよく知らない」という人は取り急ぎ、今回紹介する3曲を押さえておきましょう。

WAVY


2017年にリリースされた変態紳士クラブの記念すべき1stシングル。
思わず体が動いてしまうメロディアスなサビが印象的な楽曲です。

変態紳士クラブの気ままさや無邪気さが存分に表現されている同曲は、変態紳士クラブを語るうえで欠かせない名曲です。

好きにやる


YouTubeの再生回数が1,700万を超える変態紳士クラブの代表曲。

常識に縛られて生きることへの嫌悪感を独自のユーモアを交えて綴った歌詞は若年層はもちろん、30代・40代の働き盛り世代の心を鷲掴みにします。

YOKAZE


2020年4月にリリースした2nd EP「HERO」に収録されているメロウな応援ソング。

東北楽天ゴールデンイーグルス所属のプロ野球選手・浅村栄斗が登場曲として使用していたことでも注目を浴びました。
また、同曲は人気YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」でも披露され話題となりました。

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最後に

気張らず・着飾らずの自由なスタイルで音楽業界を賑わすジャンルレスユニット変態紳士クラブのプロフィールや経歴、おすすめ楽曲を紹介しました。

変態紳士クラブの良い意味でアーティストらしくない親しみやすい人間性を感じてもらえたら嬉しいです。
今後、活動がより活発になるであろう変態紳士クラブ。これからも目が離せません！

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この記事を書いた人

相馬悠太

青森県に住むフリーライター。音楽と読書が心の支えです。 好きなジャンルはヒップホップ。好きなラッパーはSALUです。 ランニングを日課としており、目下の目標はフルマラソン完走！鋭意奮闘中です。 音楽を愛する全ての読者に役立つ情報を提供します！

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