今はやりのYouTuberのように、動画配信を通じて自身の音楽を配信し、卓越した歌詞(フレーズ)やメロディが現所属の芸能事務所社長やレコード会社社長の目に留まり、高校生ながらデビューとなったシンガーソングライター・ぼくのりりっくぼうよみさん
しかも、楽曲によって様々なアーティストとタッグを組んで完成形に持って行くスタイルは、かなり異質なスタイルを持つシンガーソングライターといえるでしょう。
では、具体的に、ぼくのりりっくぼうよみさんとはどんなアーティストで魅力はどこにあるのでしょうか?
本記事では、ぼくのりりっくのぼうよみさんの経歴(歴史)やプロフィール、オススメソングベスト3を交えながら、彼の魅力に迫っていきます。
目次
ぼくのりりっくのぼうよみとは?
すいません、マジで頭のおかしすぎる内容のインタビューがあがったので、特に未成年のみんなは見ないでください
これが本当の没落だッッッッ
https://t.co/imHCw3ec5m pic.twitter.com/3weXJKEqbk
— [辞職済]ぼくのりりっくのぼうよみ (@sigaisen2) December 26, 2018
2019年1月まで活動していたぼくのりりっくぼうよみさん(現在は、たなか名義で活動)を皆さん覚えているでしょうか?
崎山蒼志さんのように、他にない世界観を持ち、楽曲に紡ぐフレーズやメロディ一つとっても、何かミステリアスで、まるで、文学作品でも読んでいるかのような錯覚に陥ってしまうような楽曲を手がけるアーティスト・・・
あくまで、筆者個人の見解ですが、一言で表現すると、ぼくのりりっくぼうよみさんとは、ある種、太宰治や芥川龍之介のような文豪のようなスピリチュアルを感じさせてくれるアーティストなのです。
正直、彼の音楽はヒップホップやラップといったジャンルの音楽なのですが、どこか叙情的で、激しいノリというのが何一つありません。
それどころか、「その歌詞の意味って何?」と問いたくなるような、難しいフレーズのオンパレードで、一見さんには、全く理解出来ないといっても過言ではないでしょう。
どことなく、一休さんの文字色が変わる「ソモサン・セッパ」のような世界観すら感じられます。
謎めいてミステリアスだけど、何度もじっくり聴いてみて、彼の楽曲が持つ世界観が分かると、爽快感が得られる・・・
その部分においては、崎山蒼志さんの音楽スタイルにも相通じるものがあるように思います。
いろいろ謎が多く、好き嫌い分かれやすいタイプのアーティストですが、周囲のアーティストからは、天才と認められ、彼は若くしてデビューにたどり着いています。
そんな奇才な持ち主なのですから、簡単に理解出来るわけがありません。
言葉で説明されるよりも、まずは一度聴いてみて、ぼくのりりっくぼうよみさんならではの世界観を体感してみてください。
その上で、彼が楽曲毎に何を伝えようとしているのか、何度も聴いて、その意味を読み解いてみていただけたらと思います。
ぼくのりりっくぼうよみの経歴(歴史)
最後のアー写です pic.twitter.com/6padWQdj1v
— [辞職済]ぼくのりりっくのぼうよみ (@sigaisen2) December 12, 2018
先程お話しした通り、ぼくのりりっくぼうよみさんは、すでに別名義で活動を始め、『ぼくのりりっくぼうよみ』名義での活動を終えています。
それだけに、ますますミステリアスな印象が強く、ファンの中には、彼の経歴を知りたいという方もいらっしゃるでしょう。
では、改めて、ぼくのりりっくぼうよみさんの経歴(歴史)を振り返ってみましょう。
ぼくのりりっくぼうよみの本名
『ぼくのりりっくぼうよみ』という名前は、当然本名ではありません。
単純に動画配信していく中で、自身の歌う姿が棒読みしているように聞えていたことから、ぼくのリリック(詩)が棒読み=ぼくのりりっくぼうよみと名付けているようです。
さて、肝心の本名ですが、残念ながら、全く公表はされていませんでした。
一応、田中という名義も使われていますが、本人が「本名=田中は嘘」と言っているので、おそらく田中でもないのでしょう。
こういったミステリアスな側面も、ぼくのりりっくぼうよみさんの魅力の一つといえますね。
天才アーティストと謳われた華麗なるデビュー
というわけで、目標なく漂っていたぼくのりりっくのぼうよみが、「盛大に破壊される」という使命を帯びたことは、非常に意義深くて、そしてなにより、ぼくのりりっくのぼうよみの音楽にふたたび血が通いはじめたと思う 没落きいてくれ https://t.co/if0z5mLEhw
— [辞職済]ぼくのりりっくのぼうよみ (@sigaisen2) January 2, 2019
ぼくのりりっくぼうよみさんは、2012年から『紫外線』というハンドルネームで、ニコニコ動画に歌った動画を配信し、その動画が、現所属の芸能事務所(ソリッドボンド)社長の中島理智氏の目に留まり、レーベルとの契約にもつながり一気にデビューが決まります。
中島社長とCONNECTONEレーベル代表の高木亮氏が接点を持っていたおかげで、高校生ながらデビューが決まったことは、彼の音楽人生において大きな分岐点となったのではないかと思います。
それがなかったら、天才と謳われ華麗なるデビューが決まることもなく、ただの動画クリエイターとして活動するに留まった可能性もあるわけで、世の中、やはり縁だなぁと感じさせられますね。
デビュー後の賞賛の日々
華麗なるデビューを果たし、高校生ながらも独特の世界観を世に配信していったぼくのりりっくぼうよみさんですが、そんな彼に対して、世間の評価は、『天才』と賞賛され続けていました。
それは、音楽関係者の間でも変わることなく、ネット上でどこを見渡しても賞賛される日々を過ごしていたようにも見受けられましたね。
それだけに、活動を辞めたことは、わずかな期間で駆け抜けたと言えば格好良いのですが、実にもったいないと思える次第です。
ぼくのりりっくぼうよみ引退
うおおお ワイドナショーでてました pic.twitter.com/YxIBl4gOjo
— [辞職済]ぼくのりりっくのぼうよみ (@sigaisen2) December 23, 2018
ぼくのりりっくぼうよみさんは、2018年9月21日放送の『NEWS ZERO(日テレ系情報番組)』に出演し、2019年1月を持って引退すると発表されています。
その後、発表通り、ぼくのりりっくぼうよみとしての活動は終了し、現在、『田中』名義で活動されていますが、それにしても、天才と言われ、多くのファンから支持され続けてきた彼が、何故、急に活動を辞めると決めたのでしょうか?
その理由は、天才と謳われ偶像の世界で生き続けてきた『ぼくのりりっくぼうよみ』という存在に終止符を打たなければ、そのまま、偶像の世界に自身が飲み込まれてしまうと強く感じたことが最大の理由でした。
確かに、「弱冠17歳にして、これほどまでのフレーズが次々浮かんでくるのか?」と思えるほど才能豊かなアーティストとして、彼は、世間から偶像のごとく祭り上げられていたところがあります。
いくら天才的なスキルを持ち、アーティストとしてクオリティ高い作品を作り続けてきたとしても、そのことに飲み込まれ、自身を見失っては意味がありませんよね。
ぼくのりりっくぼうよみさん自身、偶像として完成してしまったアーティストとしての自分自身に終止符を打つことで、天才として活動していたことへのプレッシャーからも解放されたかったのでしょう。
自分らしくあるために、あえて、天才アーティストとしての『ぼくのりりっくぼうよみ』を斬り捨てた・・・
まさに天才が故の悩みであり、なかなか庶民には理解しがたい悩みといえますね。
すでに、『ぼくのりりっくぼうよみ』としての活動は終えていますが、それ故に、彼自身が、自分らしく今後の人生を謳歌してくれることを心から願っています。
ぼくのりりっくぼうよみのプロフィール
お久しぶりです。更生しました、ぼくのりりっくのぼうよみです。来年一月の辞職に先駆けまして、転職活動をすることに致しました。もし雇っていただける企業がありましたら、DMにて連絡していただければと思います。こちらの希望としては、年収700億円、週休6日となります。よろしくお願い致します。 pic.twitter.com/JKtJrilF8O
— [辞職済]ぼくのりりっくのぼうよみ (@sigaisen2) October 22, 2018
ぼくのりりっくぼうよみさんは、冒頭からお話ししている通り、かなりミステリアスなアーティストで、本名さえも全く分かりません。
ただ、彼自身の謎とされているプロフィールの中でもわずかに分かっている情報もありますので、現段階で分かっている範疇で、ぼくのりりっくぼうよみさんのプロフィールをご紹介していきますね。
名義変更して俳優活動
ぼくのりりっくぼうよみさんは、現在22歳。
すでにぼくのりりっくぼうよみ名義での活動は終えていますが、完全に芸能活動を辞めた訳ではありません。
一応、引退という形にはなっていますが、「田中」名義で俳優として活動されていますよね。
映画「誰にも会いたくない」では引きこもりの男を演じ、新たな才能を見せ世界に衝撃を与えたなんて評判も・・・
ぼくのりりっくぼうよみ時代でも、文筆業も行っていたわけですし、「田中」名義で活動している現在、ますます、幅広い才覚を魅せてくれそうですね。
横浜出身で、東大受験も経験
ぼくのりりっくぼうよみさんは、神奈川県横浜市出身で、現役で東大受験も経験されたとのこと・・・
残念ながら東大受験は失敗に終わったそうですが、たとえ受験に失敗したとしても、受験できるレベルということは、それなりに頭脳明晰であるとうかがえますよね。
もともと、現役高校生でありながら、アーティストとして活動していた中で、東大受験も並列して行っていたというバイタリティの大きさには、ただただ頭が下がるばかりです。
交友関係
ぼくのりりっくぼうよみさんの交友関係を探っていくと、香取慎吾さんや神木隆之介さんの名前が挙がってきます。
とくに、香取慎吾さんに関しては、以前撮影された2ショット写真が、まるで兄弟のようだと称されるほど、笑顔で満ちあふれ、凄く仲が良い様子がうかがえます。
噂では人見知りな性格とも言われているぼくのりりっくぼうよみさんだけに、交友関係にある数は少ないかもしれませんが、深い絆を築いている関係にある親友が多いといえそうですね。
天才的で、時に誤解されてしまうところも多いのかもしれませんが、実は好青年で人の心を大切に出来るアーティストなのかもしれず、そんなアーティストだからこそ魅力的なのでしょうね。
ぼくのりりっくぼうよみのオススメソングベスト3
おおー! pic.twitter.com/uIdJXZEsAe
— [辞職済]ぼくのりりっくのぼうよみ (@sigaisen2) December 13, 2018
さて、天才的なワードを楽曲にちりばめ、その上で人間力における魅力も感じ、時にミステリアスな印象を受ける、ぼくのりりっくぼうよみさん。
すでに、ぼくのりりっくぼうよみ名義での活動を終えていますが、彼のオススメソングベスト3を、改めてご紹介していきますね。
人間辞職
人間辞職は、ぼくのりりっくぼうよみさんが、2018年12月12日にリリースしたオリジナルアルバム『没落』に収録された楽曲の一つ。
人間辞職というタイトルに似合わぬムーディーなメロディが特徴的な楽曲なんですが、魅力はそこだけではなく、文学作品を読んでいるかのような独特の歌詞の世界観が心を惹き付けられるのです。
どうしてもヒップホップというと、ラップ主体の激しい楽曲というイメージを持ちがちですが、ぼくのりりっくぼうよみさんの新たな世界観が、その思い込みを全否定させてくれるかのような、今までに体感したことのない楽曲に仕上がっています。
まさに、太宰治や芥が竜之介の文学作品を読んでいるかのような、崇高で斬新な装いを持つ楽曲なので、音楽ファンは特に、新たな音楽を体感する上でも、一度、人間辞職の世界観に触れてみてくださいね。
『Be Noble』
『Be Noble』は、実写映画『3月のライオン』の主題歌に起用された楽曲で、心の葛藤を描いたダークな世界観を覗かせた印象がうかがえます。
前サビからこの楽曲は始まりますが、コード進行一つをとってみても、『Em→G→C→Dm』と進行し、かなり変則的にも感じますよね。
マイナーコードで進行しつつ、どこか明るさも覗かせる・・・
ロックのような印象はあるが激しいわけではなく、心の葛藤というテーマにぴったりのメロディなので、ただ聴きやすいだけではなく、複雑な歌詞も含めじっくりかみしめながら聴くことの出来る楽曲と言えます。
いろんなモヤモヤがあり、なにか意義主張したいストレスを感じている方は、一度、『Be Noble』を聴いて、心の葛藤と向き合ってみてください。
輪廻転生
輪廻転生は、ぼくのりりっくぼうよみさんの5th配信シングル。
リズム・テンポ・メロディのいずれも、王道的なヒップホップのノリですし、先にご紹介した2曲と比較しても、非常にノリやすく仕上がっている楽曲で、ヒップホップに慣れている人が聴くなら、輪廻転生は非常にオススメ。
もちろん、かなり装いは変わっていて、文学作品を読んでいるかのような錯覚に陥りやすいのは変わりませんが、いきなり斬新な楽曲に触れて敬遠してしまうくらいなら、比較的聴きやすい輪廻転生からスタートするのが良いでしょうね。
最後に・・・
今回は、ぼくのりりっくぼうよみさんの経歴(歴史)やプロフィール、オススメソングベスト3を絡めながら、彼のアーティストとしての魅力をご紹介させていただきました。
ぼくのりりっくぼうよみさんの楽曲が持つ世界観は凄く独特で、どこか他を寄せ付けないミステリアスな側面と、人の心を大切にするからこそにじみ出る心情・葛藤を如実に描いているように感じます。
今回オススメした楽曲のいずれも非常に心が惹き付けられる魅力を持った楽曲ばかりなので、ぜひ、皆さんも、一度、ぼくのりりっくぼうよみさんの世界観に触れてみてください。