ショートビデオプラットフォームとして世界中で利用されているTikTok(ティックトック)ですが、現在では趣味としてだけでなく、アーティストの活躍の場としても注目されています。
今回の記事では、そんなTikTokを発端に有名・注目を集めたアーティストを紹介します。簡単なプロフィールに加え、人気が出た経緯・その後の活躍について、可能な限り掲載しています。気になる方はぜひ最後までご覧ください。
目次
TikTokはアーティストにとって新たな活躍の場
近年、「TikTok発」「TikTokから生まれた」というアーティストが増えつつあります。似たように、YouTubeやTwitterなどのプラットフォームを利用することもあり、一昔前とは違った新しいスタイルでアーティストが活躍・注目されるようになりました。
2020年には、レコード会社のワーナーミュージックが、TikTokとライセンス契約で合意したことでも話題となりました。TikTokはアーティストの新たな活躍の場であるとして、業界からも注目されている証拠です。
単純なアプリダウンロード数では、20億人を突破し、月間アクティブユーザーも1,000万人近くにも上るとのこと。Twitter・Instagram・YouTubeなども合わせて、今後もこういった場を利用したアーティストが増えていくでしょう。
TikTok発の有名・注目アーティスト15選を紹介
新たなアーティストの活躍の場として注目されているTikTok。
では、実際にどのようなアーティストが注目を浴びたのでしょうか。この項目では、近年TikTokを中心に話題となったアーティストを一覧にして紹介しています。アーティストの簡単なプロフィールに加え、人気が出た経緯や、その後の活躍について掲載しています。
もさを。
2020年よりTikTokでの弾き語りを始めた『もさを。』。顔出しをしないシンガーソングライターとして知られており、女性目線を意識した恋愛ソングを中心に活動を行っています。
TikTokで発表した「ぎゅっと。」は、恋に浸っているユーザーの感情に突き刺さり、SNSを中心に拡散。その後、本人の公式YouTubeチャンネルにおいて投稿された同楽曲は、現在で2,000万再生を突破するほどの人気曲となりました。
2021年には、テレビ朝日『ミュージックステーション』に初出演。この時も顔出しはせず、顔だけ画面外で収録されました。現在もインディーズとしてSNSなどを中心に活動しています。
Tani Yuuki
時代に合わせたスタイルで活動するオンラインヴォーカルグループの『WHITEBOX』。そこに所属するシンガーソングライターの『Tani Yuuki(タニ ユウキ)』。彼はこれまでYouTubeやSNSを通じて活動を行ってきました。
そんな彼が一躍注目を浴びたのが、TikTokに投稿された「Myra」です。投稿されたコメントには「フルで聞きたい」という声で溢れ、後日YouTubeで公開されたフルバージョンは2,000万再生を突破し、その注目度の高さが窺えます。
曲はもちろんのことですが、彼の歌唱力の高さにも注目が集まっています。その後の活動では、実力派のアーティストが出演することでも有名な『THE HOME TAKE』に出演。現在もSNSを中心に、ファンに寄り添った音楽活動を行っています。
川崎鷹也
シンガーソングライターとして活動する『川崎鷹也(かわさき たかや)』。元々は音楽プロジェクト『Bocco.』に参加していました。しかし、2016年の解散を機にソロとして活動を始め、2018年にはインディーズとしてアルバム「I believe in you」をリリース。
そして2年後の2020年。収録曲の「魔法の絨毯」が、TikTok上で話題となり、注目されるようになります。当時はインディーズレーベルからのリリースでしたが、その注目度の高さからビクターエンタテインメントから再発盤をリリースすることが決定しました。
2021年には配信シングル「サクラウサギ」「Answer」をリリース。テレビ番組ではゲストとして出演するなど、音楽活動において大きく飛躍しました。そんな川崎鷹也ですが、実は既婚者であるとのこと。支え合うパートナーのためにも、今後の活躍に期待したいですね。
瑛人
TikTokで最も注目されたと言っても過言ではないのが、シンガーソングライターの『瑛人(えいと)』です。2019年にリリースした「香水」が、TikTok上で大きな話題となり、一躍有名人となりました。
話題となった「香水」は、『Apple Musicシングル総合チャート』『LINE MUSIC TOP 100』『Spotify Japan Viral 50』でトップに躍り出るなど、注目度の高さが窺えます。YouTubeの公式チャンネルに投稿された動画は、現在で1億4千万回再生を突破し、数多くのアーティストがカバー動画を披露するなど、音楽業界全体で話題となりました。
その後の活動では、2020年にテレビ朝日『ミュージックステーション』に出演。同年末に『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たすなど、活動の幅が大きく広がりました。現在はA.S.A.Bレーベルと契約し、2021年にアルバム「すっからかん」をリリース。また、映画『トムとジェリー』の日本語吹替版主題歌を担当し、その主題歌「ピース オブ ケーク」を同年3月にデジタルシングルとしてリリースしました。今後もますますの活躍が期待されるアーティストの1人です。
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WurtS
2020年にYouTube・TikTokで活動を始めたソロアーティストの『WurtS(ワーツ)』。素顔を隠して活動する彼は、2021年の現在で19歳の若手注目株のアーティストです。他のアーティストと異なるのは、特定の楽曲だけが注目されたわけではなく、彼が投稿した楽曲のほとんどが大きく注目されている点です。
2021年1月。TikTokに投稿されたオリジナル曲は、1ヶ月足らずで総再生100万回を超え、寄せられたコメントには「もっと聴きたい」「神曲」といった称賛の声が相次ぎました。また、彼はこれらの楽曲の作詞・作曲・編曲・デザイン・映像の全てを自身でプロデュースしており、その技術力の高さ・幅も驚きです。
現在はTikTokでのバズりをきっかけに、自身初のデジタルEP「檸檬の日々」をリリース。音楽活動をスタートしたばかりなので、今後どのようになるかは不明ですが、すでに注目されている点を考慮すると、音楽業界においてさらに話題を呼ぶアーティストの1人となるでしょう。
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