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おすすめ楽曲
ドラマツルギー
作詞・作曲:Eve
YouTube再生回数が5600万回を超え、まさにEveさんの代表曲の1つと言っても過言ではない「ドラマツルギー」。
まずは、タイトルの意味について触れてみましょう。
ドラマツルギー(dramaturgy)とは、アーヴィング・ゴッフマンにより提唱された社会学的観察法の1つで、人は演劇における俳優のように様々な場面でアイデンティティを再構築し、自分が何者であるかを時間、場所、そして周りの観客に応じてパフォーマンスしている、ということを示しています。
ここで、楽曲「ドラマツルギー」の歌詞に触れてみると、
この小さな劇場から出らんない
気づいたら最後逃げ出したい
僕ら全員演じていたんだ
エンドロールに向かってゆくんだ
さあ皆必死に役を演じて傍観者なんていないのさ
という一節が登場し、社会学的な「ドラマツルギー」に該当する人間性をこの楽曲で表現していることがわかります。
また、この楽曲の歌詞の文字数は920文字を超え、速いテンポに加え早口で進んでいくので、激流に飲み込まれたような勢いで一気に進んでいきます。
曲調はEveさんのギターサウンドの特徴である、ディレイ(ギターエフェクトの一種)+エッジの効いたカッティングの組み合わせが基本にあり、ギターが主役になっています。
Eveさんの楽曲全体に言えることですが、ロックサウンドに使用されるような歪み系のエフェクターはほとんど使用されず、軽めの歪みや空間系のエフェクター、シングルコイルのギターを使用していることから、キラキラとしたさわやかなサウンドの印象を受けます。
MVは、Eveさん本人を表現しているようなマスク姿の少年が登場し、様々なマスクに変わっていく姿や素顔が見える瞬間もあり、「ドラマツルギー」の意味である“様々な場面で演じている”部分を表現しているのではないかと読み取ることができます。
楽曲の世界観と歌詞の意味をしっかりととらえた、クリエイターMahさんの才能も同時に感じ取れる作品です。
アウトサイダー
作詞・作曲:Eve
この楽曲もEveさんのギタープレイの特徴が表れた楽曲で、速いテンポで高速カッティングがバックに流れる中、ハイスピードで歌詞が流れていきます。
そして最大の特徴が、がらりとリズム変化を入れたフレーズがサビ前などに入れられているので、曲を引き締める効果とサビへの盛り上がりに繋がっており、表現力の高さに驚かされます。
お気に召すまま
作詞・作曲:Eve
イントロがエッジの効いたカッティングでスタートし、さわやかさが前面に出た曲調となっています。
MVはWabokuさんが担当しており、同系色の色合いでの表現が特徴的で曲のさわやかさを助長しています。
楽曲を楽しむ上でのおすすめチェックポイントが2つあり、1つ目はサビ終わりのドラムの変化です。
一瞬全く違う曲が始まると感じさせますが、すぐに元の曲に戻ります。
2つ目はアウトロのギタープレイでタッピングを使用しているところで、ある意味“らしくない”プレイでロックな部分を感じられます。
どちらも遊び心満点で、Eveさんの表現力の高さがよく感じられる作品となっています。
ヨルシカ・suisとのコラボレーション楽曲を発表
Eveさんとヨルシカのsuisさんが一緒に歌ったコラボレーション楽曲「平行線」が2月5日にリリースされました!
Eveさんが書き下ろした楽曲になり、公開後LINE MUSICのリアルタイムランキングでは1位を獲得するなど話題になった楽曲です。
MVを2月5日よりYouTubeに公開していますので、ぜひご覧ください!
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