ニコニコ動画で発表した「ハッピーになりたい」が話題となり、以降ネットを中心とした活動でメジャーデビューを果たしたナナヲアカリ。
今回の記事では、彼女の気になるプロフィールや経歴について触れながらおすすめ曲をご紹介していきます。
今話題のアーティスト、ナナヲアカリの魅力について知ってもらえればと思います。ぜひ最後までご覧ください。
目次
ナナヲアカリとは
ナナヲアカリは大阪府出身の女性アーティストです。
2011年頃からバンド活動を始めるも、大学に通っていた時期にバンドが解散。
その後もソロとして地道な活動を続け、そしてSony Music Artistsが主催するオーディションに合格。それを機に上京を果たします。
2016年にはニコニコ動画やYouTubeで楽曲を発表。ナナヲアカリとしての活動が始まります。この時、最初に発表した楽曲「ハッピーになりたい」が話題となる。
同楽曲が注目を集め、そして2016年10月25日には初のライブ『ナナヲアカリ presents ライブ&パーティー 第一話「しあわせパーリナィ?」』を開催。
ネットでの動画投稿、ミニアルバムの発表、ライブの開催を繰り返し、そして2018年8月22日にリリースしたシングル「ワンルームシュガーライフ/なんとかなるくない?/愛の歌なんて」でメジャーデビューを果たしました。
自称ダメ天使、粗大ゴミの出し方がわからない
ナナヲアカリは別名「ダメ天使」と呼ばれています。
一見すると悪口のようにも思えますが、これもファンから愛されているからこその呼び方です。
YouTubeに公開された「【自己紹介】ナナヲアカリ、YouTuberはじめてみました」の動画では、“自称ダメ天使、粗大ゴミの出し方がわからない”と本人もほぼ公認状態。
また、彼女のプロフィールが掲載されている公式サイトでは“基本コミュ障。ちょっと頑張るひきこもり。”と掲載。
このように呼ばれ始めたきっかけは、彼女の普段の姿にあります。
ライブでは素晴らしいパフォーマンスでファンを沸かせてくれるナナヲアカリですが、普段はおっちょこちょいで危なっかしい姿が目立ちます。
そして極めつけがこの楽曲「ダダダダ天使」です。ナナヲアカリ本人を指すような内容にファンが反応し、別名「ダメ天使」と呼ばれるようになりました。
ちなみにナナヲアカリのYouTubeのサブチャンネル名は『ナナヲアカリ ぽんこつチャンネル』です。ライブでは見ることができない彼女の姿を楽しむことができるので、気になる方はぜひ覗いてみてください。
BUMP OF CHICKENをきっかけに歌手を志す
キャラクターとしても人気を集めるナナヲアカリですが、やはり音楽のルーツに関しても気になるところです。
幼少期に関しては明かされていませんが、中学生時代にアニメソングやボカロ曲を好んで聞いていたナナヲアカリ。現在でもそれは変わらないのか、メジャーデビューを果たした今でも歌ってみた動画を上げています。
ちなみに歌手への憧れはBUMP OF CHICKENがきっかけとのこと。ギターを弾きながら歌う姿に感銘し、2011年にはバンド活動を始めています。
大学生時代にバンドは解散してしまったものの、「バンドのようなソロアーティストになりたい」と、2014年にはソロとして活動するようになりました。
2014年にSony Music Artistsが開催したソロ限定オーディション『Bocchi』では、応募者5000人以上の中から合格を果たします。
この合格を機に拠点を都内に移し、本格的な音楽活動を始めるようになります。
コラボ曲「ハッピーになりたい」が話題となる
上京を果たしたナナヲアカリは、2016年に人気ボカロP・Neruらとコラボした楽曲「ハッピーになりたい」がニコニコ動画で注目を浴びるようになります。
夢を追う少女が自暴自棄になりつつも、諦めきれない想いが込められた楽曲。デビュー前のナナヲアカリ本人とも当てはまる歌かもしれません。
後にYouTubeにも投稿された同楽曲は再生回数400万回を越え、また楽曲の収録されているCD付きTシャツは即座に完売。彼女の代表曲の1つとして今でもファンから親しまれています。
舞台にてマシュ・キリエライト役に抜擢
楽曲「ハッピーになりたい」が話題となり、2016年10月25日には初のライブ『ナナヲアカリ presents ライブ&パーティー 第一話「しあわせパーリナィ?」』を開催。
その注目度から2017年には舞台『Fate/Grand Order THE STAGE -神聖円卓領域キャメロット-』のマシュ・キリエライト役に抜擢。
ソーシャルゲーム及びその他シリーズも知名度の高い作品だったこともあり、彼女の注目度に拍車をかけることとなりました。
アニメ主題歌に起用&メジャーデビュー
2018年はナナヲアカリにとって大きな転機となりました。
2018年8月22日にリリースされた楽曲「ワンルームシュガーライフ」が、アニメ『ハッピーシュガーライフ』の主題歌に起用されたのです。
また、そのリリースと共にSony Music Associated Recordsからメジャーデビューが決定。
リリースの翌日にはメジャー1stワンマンライブ『ワンルームシュガーパーティー~愛の歌なんて歌わなくたってなんとかなるくない?~』を開催し、以降もアニメ作品のタイアップやYouTube・ニコニコ動画での活動を積極的に行い、強烈なキャラクター性でファンを増やしつつあります。
ナナヲアカリのおすすめ曲
自称ダメ天使のナナヲアカリ。
そんな彼女が歌う曲は社会不適合ををテーマにしたものが多く、独特な歌詞と曲調が非常に癖になります。
彼女自身が作詞・作曲を行うこともありますが、中にはボカロPとのコラボ曲なども発表しています。
ここではコラボ曲を含めた彼女のおすすめ曲をご紹介します。イラストを用いた映像も面白いものが多いので、ぜひ曲と一緒に楽しんでみてください。
「ディスコミュ星人」
2017年7月4日にリリースされたインディーズ2ndミニアルバム『ネクラロイドのつくりかた』に収録されている「ディスコミュ星人」。作詞・作曲にボカロPのナユタン星人が携わっており、ナナヲアカリの歌声が最大限に活かされている楽曲に仕上がっています。気だるげな「わん、つー、すりー」のカウントから、曲の途中で入る「ハァイ!」の合いの手。散りばめられた遊び要素がとても癖になる曲です。
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「インスタントヘヴン feat.Eve」
2018年2月14日にリリースされたインディーズ5thミニアルバム『いろいろいうけど「♡(いいね)」がほしい』に収録されている「インスタントヘヴン feat.Eve」。曲名からも分かる通り、この曲にはシンガーソングライターのEveが参加しています。歌はもちろんですが、映像のEveの立ち位置にあるキャラクターのリアクションがツボにはまります。全体的にナナヲアカリが7~8割の歌唱となっており、Eveが残りの部分を担当。弾丸トークのようなナナヲアカリに対して淡々としたEveの歌い方による落差が、この曲をより魅力的にさせています。
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「チューリングラブ feat.Sou」
3rdミニアルバム『マンガみたいな恋人がほしい』及び2ndフルアルバム『七転七起』に収録されている「チューリングラブ feat.Sou」。アニメ『理系が恋に落ちたので証明してみた。』のEDテーマ曲に使用された曲です。ゲストヴォーカルのSouとの掛け合いがポップな曲調にマッチしています。
「完全放棄宣言」
2020年12月9日にリリースされた2ndフルアルバム『七転七起』に収録されている「完全放棄宣言」。全力で自暴自棄に陥った内容が歌われており、マイナス要素な言葉をあえて明るい曲調にしているのが面白いです。諦めないことは確かに大切ですが、それに押しつぶされてしまっては元も子もありません。ちょっと諦めて肩の力を抜いていこうよ、とそんなメッセージが込められているように思えます。
「Higher’s High」
2020年12月9日にリリースされた2ndフルアルバム『七転七起』に収録されている「Higher’s High」。アニメ『戦翼のシグルドリーヴァ』の主題歌に起用されました。自虐的な曲の多いナナヲアカリですが、それらを一掃する程にかっこいい曲に仕上がっています。アニソンとしては王道なギターサウンドながらも、疾走感溢れる曲調の中にナナヲアカリの歌声が大きく強調されています。金切り声のような歌声が楽曲をより鋭利なものへと変化させ、ナナヲアカリの新たな面を垣間見ることができるでしょう。
まとめ
今回の記事でナナヲアカリの魅力が少しでも皆さんに伝わればと思います。
また、ご紹介した楽曲はまだほんの一部でしかないので、もし気になる方がいればナナヲアカリのYouTubeチャンネルなどをご覧になってみてください。