K-POPアイドルグループの中にはデビューするや否や音楽番組で1位を獲得し、すぐにトップアイドルの花道を歩くグループもいる中で、1位を獲得することないまま解散してしまうグループも星の数ほど存在しています。
今回紹介する「Golden Child(ゴールデンチャイルド)」は、長い練習生期間を過ごしたメンバーが多く在籍しており、地道にしっかりと足場を作ってきた実力派アイドルグループです。
目次
Golden Childって、どんなグループ?
Golden Childは2017年にWoollimエンターテインメントよりデビューした11人組ボーイズグループです。2018年1月にメンバー1人が脱退しており、現在は10人で活動しています。グループ名には「100年に1人しかいない完璧な子」「音楽界を100年間リードしていけるように、音楽トレンドを先導する」という意味が込められています。
ファンクラブの名前は「Goldenness(ゴルドゥニス)」で「Golden Childと一緒に、特別で大切な時間を作っていこう」という願いが込められています。
2017年、所属事務所のWoollimエンターテインメントが新人グループをデビューさせる予定であると発表し、新人育成プロジェクト「W Project」を開始しました。練習生による歌やパフォーマンス動画が次々と公開され、その中から選ばれた練習生がGolden Childとしてデビューしました。
2017年5月17日午前0時、Woollimエンターテインメントは公式SNSでGolden Childの全メンバーの名前を公開されました。さらにメンバー1人1人にスクエアナンバーが付いており、公式SNSではサッカーのユニフォームの背番号として紹介されています。
さらに「W Project」で公開されたメンバーの他に、非公開メンバーが5人が加わることも発表され、ファンの期待は高まるばかりでした。
念願のデビューとメンバーの脱退
2017年8月28日、デビューミニアルバム「Gol-Cha!」が発売されました。デビュー当日にはデビューショーケースを開催し、メディアはGolden Childのデビューを大きく報道しています。
さらに、まだ日本デビューをしていないGolden Childでしたが、デビューミニアルバムがタワーレコード渋谷店のデイリー総合チャートで1位を獲得しています。Golden Childは、デビュー前から放送されていたリアリティ番組で世界中のファンから注目を集めており、この結果はGolden Childが海外で活動していくための大きな自信になったのではないでしょうか。
しかし、デビューから4ヶ月後の2018年1月7日、メンバーのジェソクが健康上の理由からGolden Childを脱退することが発表されました。Woollimエンターテインメントは公式にコメントを発表し、ジェソクと活動の可能性や方向性を話し合ったが、ジェソクが芸能活動の休止の意思を明らかにしたためGolden Childの活動ができなくなったとファンに伝えました。
10人での再始動
2018年1月、ジェソクの脱退があったばかりのGolden Childでしたが、1月29日には2枚目のミニアルバム「奇跡」を発売しました。このアルバムには「希望」「努力」「情熱」というキーワードが込められており、メンバーのTAGが全曲のラップメイキングに携わるなど、新たなGolden Childの出発を感じさせるアルバムとなりました。
2018年7月には1stシングル「Goldenness」を、10月には3rdミニアルバム「WISH」を発売し、精力的に活動を行っています。しかし熱心で活動する傍ら、未だに音楽番組で1位を獲得することはありませんでした。
Golden Childが初の音楽番組1位を獲得したのは、デビューから3年後の2019年12月のことでした。11月に発売した1stフルアルバム「Re-boot」のタイトル曲「WANNABE」でデビュー後初の音楽番組1位を獲得。念願のトロフィーを手にすることができたのです。
「WANNABE」は海外14カ国のiTunes K-POPチャートでトップ10にランクインしており、MVも1,000万回の再生回数を突破しています。
Road to Kingdomへの挑戦
2020年4月、Golden Childがサバイバル番組「Road to Kingdom」へ出演することが発表されました。この番組は、既にデビューしているボーイズグループがK-POPアイドル界のトップを目指す番組「Kingdom」の出演権をかけて戦う番組です。
Golden Childは残念ながら2次パフォーマンス終了後のランキングで最下位になってしまったため、番組途中での脱落が決定してしまいましたが、Golden Childが見せたパフォーマンスは初めて1位を獲得した「WANNABE」を、オーケストラとK-POPのコラボという形で表現し、ジュチャンのバイオリン演奏やクラシックのアレンジを入れるなど、モニターで見ているライバルのグループをも涙させる見事な演出が加えられました。
海外でも高い評価
2020年6月、Golden Childは「Road to Kingdom」出演の疲れも見せず早くもカムバックを果たしました。23日に4枚目のミニアルバム「Take A Leap」を発売すると、タイトル曲「One」のMVは発売から3日で1,500万回もの再生回数を突破し、韓国の音楽配信サイトではアルバムの全収録曲がランクインするなど、大反響を見せました。
さらに、カンボジアやイスラエルのiTunes K-POPアルバムチャートでは1位を獲得し、タイやフィリピンでもTOP5にランクインしました。さらに「One」は、香港の日刊紙が選んだ「2020年K-POPベストシングル15」にもランクインしています。
Golden Childの快進撃は止まりません。2020年10月には2ndシングル「Pump It Up」を発売し、音楽番組で1位を獲得。その後、2021年1月には5枚目のミニアルバム「YES.」で高速カムバックを果たすと初動売り上げ71,485枚を記録し、自己最高記録を更新しました。
タイトル曲「Burn it」は韓国の音楽配信サイトで1位を獲得しただけではなく、オーストラリアやトルコなどの海外14の地域のiTunes K-POPアルバムランキングでTOP10入りを果たしました。
音楽番組でも「Burn it」が2冠を達成するなど、Golden Childの楽曲が世間に広まってきたことを確信させました。
2021年8月には2ndフルアルバム「GAME CHANGER」を発売。フルアルバムとしては1年9ヶ月ぶりということもあり、世界中から注目が集まりました。タイトル曲の「Ra Pam Pam」は、アメリカのビルボードのワールドデジタルソングセールスチャートで初登場2位を記録するなど快挙を成し遂げています。
待望の日本デビュー決定!
[🏅]#GoldenChild、日本デビューシングル「#AWOO!!」で初登場1位【オリコンランキング】 | ORICON NEWS https://t.co/YbLMayVW3d – @oricon
応援して下さったGoldennessの皆さん、
本当にありがとうございました‼️#GNCD #골든차일드 #ゴルチャ #ゴールデンチャイルド— Golden Child Japan Official (@GNCDjp_official) January 31, 2022
以前から日本での活動も行ってきたGolden Childですが、2022年1月、正式に日本でのデビューが決定しました。日本デビューシングル「A WOO!!」は、初回限定盤以外にも各メンバーのソロジャケット仕様が準備され、日本のファン向けのオンラインイベントの開催も決定するなど、今後は日本での活動も積極的に行われていくと考えられます。
「A WOO!!」という掛け声が印象的なデビューシングルはオリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得し、海外男性アーティストでは史上6組目の快挙となりました。
「A WOO!!」は、ビルボードジャパン週間シングルセールスチャートでも初登場1位を記録しており、好調すぎるほどの評価を得ています。