SEVENTEEN『FML』 孫悟空ソングで話題沸騰! 初動455万枚のセブチ怪物アルバムを徹底解説

SEVENTEEN『FML』 孫悟空ソングで話題沸騰! 初動455万枚のセブチ怪物アルバムを徹底解説

SEVENTEEN「FML」収録曲を解説! Part.3

Dust(VOCAL TEAM)


「FML」収録5曲目は、アナログなシンセサイザーが魅力的でアニメの主題歌のような「Dust」

アニメが好きでJ-POPに親しみのあるウジの素養が感じられる1曲。

サビのファルセットが心地の良い爽やかな楽曲ですが、歌詞は別れた相手への気持ちを”積もっていく埃”として表現しています。

VOCALチームは基本的に優しいメロディの楽曲が多いですが、「埃」をテーマに用いることで、ただ美しく綺麗なだけじゃない作品に仕上がりました。

いつものテイストに近いようで、しっかり「FML」のアルバムコンセプトに沿っています。

April shower

アルバム「FML」、最後の収録曲は「April shower」

「April shower」は、唯一タイトルが先に生まれた楽曲で、「4月の雨が5月の花を咲かせる」「待ち続けた先に希望がある」という意味が強く込められています。

「FML」のリリース時期と重なり、聴いている人をリアルタイムで応援するだけでなく、練習生の時期を乗り越えたからこそ5月にデビューできたというSEVENTEENの軌跡も表現されています。

SEVENTEENには、「舞い落ちる花びら」「Smile Flower」など花をテーマに作られた楽曲が数多くありますが、今回は”花が咲く前の雨に打たれている場面”を切り取っています。

自分の人生の為に闘うと決めた1曲目の「F*uck my life」ではじまり、「April shower」で希望の手前で終わる構図はアルバムの完成度を美しく際立たせます。

最後に

今回は、SEVENTEENの最新アルバム「FML」の楽曲を解説しました!

楽曲を分析してみると、「FML」はテーマを全体に活かした非常によく練られているアルバムであると実感できます。

ジャンルにとらわれずに、新境地をどんどん開拓していくSEVENTEENから今後も目が離せません!

 

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