桑田佳祐 – 日本のロックを変えた天才! 還暦過ぎても衰えを知らぬ彼の経歴や人気曲とは?

桑田佳祐 – 日本のロックを変えた天才! 還暦過ぎても衰えを知らぬ彼の経歴や人気曲とは?

国民的人気バンド「サザンオールスターズ」のボーカル&ギターであり、ソロとしても活躍の幅を広げ続けている「桑田佳祐(くわた けいすけ)」

独特なしゃがれ声が印象的で、バラードからコミカルな楽曲までどんな曲でも歌いこなす男性シンガーソングライターです。

音楽好きならば知らない人はいないであろう存在ですが、大型ロックフェスなどで最近桑田佳祐を知ったという若い世代も少なくないはず。

そこで今回は改めて桑田佳祐のプロフィールや経歴、人気曲をご紹介します!

これから桑田佳祐にハマりたいという方もすでにハマっているという方も、必見です。

あわせて読みたい!

桑田佳祐のプロフィール


桑田佳祐は1956年2月26日生まれの男性シンガーソングライター。

神奈川県の茅ヶ崎市に生まれました。

MEMO

サザンオールスターズの楽曲に湘南や鎌倉を舞台にした曲が多いのは出身地に由来するのです。

そんな彼が音楽に目覚めたのは小学生のころ。

当時から漠然と歌手になることを考えていたそうですが、小学校高学年の頃に「歌がうまいね」と褒められたことが音楽活動の原点になっているそう。

桑田佳祐といえばダミ声ともしゃがれ声とも言い切れない独特な歌声が印象的ですが、影響を受けたのはイギリスの歌手「ジョー・コッカー」や歌手で俳優の「前川清」

自身の声を潰すためにアルコール度数の強いウイスキーを飲んだり、大声を出したりするという地道な努力もあったようです。

また、桑田佳祐といえばボウリングの腕前も有名。

父親から教えてもらったことがボウリングを始めたきっかけだったようですが、なんとプロボウラーを目指していた時期もあったほどのめり込んでいたそう。

2019年以降は「KUWATA CUP」という日本プロボウリング協会公認のボウリング大会も開催。

音楽のみならず様々なところに情熱を注ぐ熱い人物なのです。

桑田佳祐の奥さんって?

桑田佳祐は1982年に結婚しています。

気になるお相手はというと、「サザンオールスターズ」でキーボードを務めている「原由子(はら ゆうこ)」

といっても2人の出会いはサザンオールスターズではなく、当時通っていた大学の軽音サークルでだったようです。

桑田の歌唱力、原の演奏スキルにお互い惹きつけられたことから、サザンオールスターズを結成。

そしてメジャーデビューの翌年から交際がスタートし、3年後の1982年に結婚、その後1986年と1988年に長男・次男が誕生しています。

MEMO

サザンオースルターズの名曲「いとしのエリー」は、桑田佳祐が原由子に愛を伝えるために作り、電話越しに聴かせた楽曲なんだそう。とてもロマンチックですね。

桑田佳祐の経歴


2021年65歳を迎えた桑田佳祐。
サザンオールスターズのデビューから数えると、彼のメジャーシーンでの音楽活動は40年以上!

生い立ちから現在にいたるまですべてをご紹介したいところですが、今回はソロデビューから現在までの経歴をご紹介します。

ソロ活動スタート

桑田佳祐がソロ活動を始めたのは1986年のこと。

当時、サザンオールスターズは、キーボード・原由子が産休に入ることをきっかけに活動を休止。

これがきっかけで同じサザンのメンバーや他のミュージシャンとともに「KUWATA BAND」を結成し、新たな活動を始めました。

MEMO

「KUWATA BAND」は1年間限定のバンド。
しかし「Skipped Beat」などの名曲、日本レコード大賞・日本ゴールドディスク大賞といった輝かしい記録を残しました。

1987年になると「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」でソロデビューし、翌年には1stアルバム「Keisuke Kuwata」をリリース。

いずれもオリコンランキングで2位、1位を記録するなど大ヒットを果たしました。

しかし、アルバムリリース後は再度サザンオールスターズでの活動を再開。

「真夏の果実」「涙のキッス」など今尚愛される名曲を続々とリリースし、国民的人気バンドとして不動の地位を確立しました。

活動の本格化&食道がんの発覚

サザンオールスターズとしての活動が絶好調の中、桑田佳祐は1993年に再びソロ活動を再開します。

3枚目となるシングル「真夜中のダンディー」はオリコンランキングで堂々の1位にランクイン。

さらに同時期、楽曲制作活動のみならず「Act Against AIDS」というチャリティー活動にも力を入れ始めました。

1995年にはラジオ番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」がスタート。

その後もサザンオールスターズとしてもソロ・桑田佳祐としても活動を続ける中で、2000年には冠番組となる「桑田佳祐の音楽寅さん〜MUSIC TIGER〜」を開始。

全てが順調に進んでいるようでしたが、この年に転機が訪れます。

サザンオールスターズでギターを担当していた大森隆志が休養することになり、年が明けるとすぐに独立&脱退を発表。

同時に桑田佳祐を含むメンバーはそれぞれソロ活動に専念することになったのです。

そんな2001年にリリースした「波乗りジョニー」「白い恋人達」は100万枚を超える大ヒットを達成。

紆余曲折あったものの大きなコンサート等も成し遂げ、ソロ・桑田佳祐としての活動が老若男女問わず認知されるようになりました。

2003年になるとサザンオールスターズの結成25周年としてサザンの活動を再開するものの、2007年には本格的なソロ活動を正式に発表。

9枚目のシングル「明日晴れるかな」、10枚目のシングル「風の詩を聴かせて」、11枚目のシングル「ダーリン」と3作続けてオリコンランキングで1位を獲得するなど大ヒットを果たしました。

MEMO

2008年、サザンオールスターズは「サザンという看板に頼らず、それぞれが視野を広げていこう」という方針を決定。
2009年には活動無期限休止を発表し、それぞれがソロ活動に力を入れ始めました。

しかし人気絶頂だった2010年、食道がんであることが判明。

アルバムのリリースやツアーはすべて中止し、治療に専念します。

復帰が心配されたものの、なんと同年の10月にはレコーディングを再開、年末には紅白歌合戦に出場するなどすぐに復活を遂げました。

2010年以降

食道がんから復帰後、延期していたアルバム「MUSICMAN」をリリース。

見事オリコンランキングで1位を獲得し、完全なる復帰を果たします。

しかしその直後、東日本大震災が発生。

様々な活動が憚れる中、桑田佳祐はシンガーソングライター「福山雅治」らとともにチャリティー活動をスタート。

「Let’s try again」という楽曲のリリースや被災地でのライブを通し、東北をはじめとする日本全体を元気付けました。

ソロ活動スタートから25周年を迎えた2012年には、ベストアルバム「I LOVE YOU -now & forever-」をリリース。

2008年から活動を休止していたサザンオールスターズの活動も、結成35周年を記念し再開。

精力的な音楽活動やチャリティー精神などが評価され、2014年には紫綬褒章を受賞しました。

2016年には還暦を記念し、ソロ名義の作品の音楽ダウンロードサービスでの配信を解禁。

翌2017年には大型野外ロックフェスティバル「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017」へ出演するなど、この頃から若年層への人気もさらに拡大します。

2020年には東京オリンピックを機に企画された民放5局の共同企画「一緒にやろう2020」のテーマソングのアーティストに大抜擢。

オリンピック延期という異例のトラブルを乗り越え、「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」で日本中に元気を届け、65歳を迎えた現在も日本を代表するアーティストとして精力的に活動を続けています。

桑田佳祐の人気曲

桑田佳祐はこれまでにシングル20枚(配信含む)、アルバム8枚(ベストアルバム含む)をリリース。

いずれも名曲揃いですが、今回はその中でも特にヒットした作品や最新シングルをご紹介します。

波乗りジョニー

「波乗りジョニー」は2001年7月にリリースされた6枚目のシングル。

<青い渚を走り/恋の季節がやってくる>という夏・海・恋の三拍子が揃ったワクワクする歌詞&サウンドは、リリースから20年以上たった今でも夏の名曲として親しまれています。

同曲はリリース直後から51.9万枚を売り上げるほどの大ヒットを記録。

累計販売数は約111万枚を記録し、桑田佳祐ソロとしては初となるミリオンセラーを達成しました。

ちなみに、タイトルの「波乗りジョニー」は桑田佳祐が大学生の時に考えたものなんだそう。

大学への通学中に思いつき、「いつかこのタイトルで曲を作ろう」とずっと温めていたようです。

MEMO

当時、同曲は桑田佳祐本人が出演するコカ・コーラのCMソングに起用されたことでも話題になりました。
また、2021年にはユニクロのCMソングに起用され、再度注目を浴びています。

白い恋人達

「白い恋人達」は桑田佳祐の2001年10月にリリースされた7枚目のシングル。

前作「波乗りジョニー」は夏の名曲になっているのに対し、こちらも冬の名曲として今なお親しまれています。

平井堅や清水翔太、Crystal Kayなど男女・世代問わず様々なアーティストがカバーしていることから、ご存知の方も多いかもしれませんね。

同曲もリリース初週で売上52万枚を記録、累計販売数は123万枚を突破と記録的なヒットを果たしました。

そんな「白い恋人達」はウキウキな「波乗りジョニー」とは打って変わり、切なさ溢れるしっとりとした歌詞&メロディーが魅力。

寒い冬の日、できれば雪が降っている時にじっくりと聴きたくなるような楽曲です。

MEMO

2002年、「波乗りジョニー」と「白い恋人達」は日本ゴールドディスク大賞ソング・オブ・ザ・イヤーを同時受賞。
夏と冬を代表する名曲を同じ年にリリースするのは、桑田佳祐にしかできない偉業といえるでしょう。

明日晴れるかな

「明日晴れるかな」は2007年にリリースされた9作目のシングル。

当時大ヒットしたドラマ「プロポーズ大作戦」の主題歌に起用されたこともあり、オリコンランキングにはトータル33週もランクインし続けました。

同曲で歌われているのは、「自分を信じて願うことが生きることの糧となる」というメッセージ。

<「愛」無くして「憎」はない?/見て見ないようなフリ/その身を守るため?>と深く考えさせられる問いかけが優しいメロディーにのせて歌われています。

「桑田佳祐=波乗りジョニー、サザン」という明るくふざけたイメージをお持ちの方にこそぜひ聞いてほしい一曲。

桑田佳祐の奥深さ、人間としての温かさに触れることができますよ。

SMILE〜晴れ渡る空のように〜

「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」は、2021年7月にリリースされた初の配信シングル。

民放5局による東京オリンピック2020ための共同企画「一緒にやろう2020」の企画の一環として制作された楽曲です。

同曲の制作は2019年に発表され、2020年1月には新聞に歌詞が掲載されるもののタイトルは未定まま。

その後すぐにタイトルと音源が公開されましたが、新型コロナウイルスの流行によりリリース予定が未定になるなど、紆余曲折を経てようやくリリースされました。

東京オリンピック2020真っ只中にリリースされたこともあり、累計ダウンロード数は約1ヶ月で5万DLを突破。

新型コロナウイルスの流行、東京オリンピック2020の開催と相まって歴史に残る1曲となりました。

Soulコブラツイスト〜魂の悶絶

「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」は2021年8月にリリースされた3作目の配信シングル。

同年9月にリリースされたミニアルバム「ごはん味噌汁乗りお漬物卵焼き feat.梅干し」から先行配信された一曲です。

同曲はドラマティックなサウンドが印象的な軽快なナンバー。

<幸せになれるワケはないのに/何故イケナイ人に恋しちゃうんだろう?>という歌詞に象徴される通り、フラれても諦めない男が幸せを求め続ける姿が歌われています。

ユニクロのCMソングに起用されており、同CMには桑田佳祐本人も出演。

映画「浅草キッド」の主題歌にも起用されており、早い段階から様々な人が魅力を感じた楽曲のようです。

MEMO

タイトルに使われている「コブラツイスト」は、プロレス技の一つ。
昭和歌謡やプロレスに対するリスペクトを込め、タイトルに使用したそうです。

桑田佳祐のまとめ

還暦どころか65歳を過ぎてもまだまだ元気な桑田佳祐。

今後はどのような楽曲・イベントで私たちを楽しませてくれるのでしょうか?

サザンオールスターズとしての活動も楽しみですが、ソロでの活動も非常に楽しみです。

ライブや大型音楽フェスティバルが安心して開催できる日がきたら、ぜひ生で彼のサウンドを堪能してみてくださいね。

それまでは過去にリリースした映像作品をチェックしてみてください。

あわせて読みたい!

この記事をシェアをしよう!

この記事を書いた人

この記事に関連するタグ

関連記事

新着記事