宇多田ヒカル|ドラマ『最愛』主題歌『君に夢中』の魅力を解説!

宇多田ヒカル|ドラマ『最愛』主題歌『君に夢中』の魅力を解説!

日本だけにとどまらず、世界的にも人気を博す国民的アーティスト・宇多田ヒカル

新曲をリリースするたび高く注目を集める彼女が、TBS系金曜ドラマ『最愛』の主題歌として書き下ろした楽曲『君に夢中』を11月26日に配信リリースしました。

ミステリアスかつ、切なさ溢れるドラマに華を添えるこの楽曲には、たくさんの注目が集まっています。

また12月9日にはMusic Video、さらに2022年2月発売予定の新作アルバムの情報が解禁されるなど、現在注目度は最高潮です。

今回の記事では、そんな宇多田ヒカルの『君に夢中』の情報や楽曲の魅力について解説していきます。

あわせて読みたい!

『君に夢中』楽曲情報

  • 吉高由里子主演のTBS系金曜ドラマ『最愛』主題歌
  • 11月26日から先行配信シングルとしてデジタルリリース開始
  • 2022年2月23日発売のアルバム『BADモード』にも収録予定

宇多田ヒカルがドラマ主題歌を担当するのは、2020年放送の日本テレビ系日曜ドラマ『美食探偵 明智五郎』の『Time』以来およそ1年半ぶりです。

また、今作は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のテーマソングに起用され大ヒットを記録した『One Last Kiss』でも共作した、A.G.クックを楽曲プロデュースに迎えた作品となっています。

そんな高い注目を集める宇多田ヒカルの最新曲『君に夢中』のポイントについて見ていきましょう。

ドラマ『最愛』主題歌

『君に夢中』が主題歌として起用されている金曜ドラマ『最愛』は、吉高由里子松下洸平主演のサスペンスラブストーリーです。

MEMO

『君に夢中』の音源、曲名も10月15日の『最愛』第1話内で初披露されました。

吉高演じる女社長・梨央を中心に巻き起こる連続殺人事件と、彼女を思う人々の人間模様が複雑に絡み合う本作は、2021年秋シーズンのドラマの中でも特に高い評価を集めています。

そんなドラマの作中、毎話どこかで流れるこの『君に夢中』。「流れるタイミングが神」と物語に華を添える楽曲に心奪われる視聴者も多いです。

また、歌詞もドラマ『最愛』のタイトル通り、理屈を超えた愛情を見事に表現した世界観が表現されていて、様々な考察と共に絶賛の声も多く挙がっています。

MusicVideoがプレミア公開

12月9日0時には、『君に夢中』Music VideoがYouTubeでプレミア公開されました。

ドラマ主題歌として、また11月26日から配信開始されていた中でのMusic Videoの解禁とあって、日本はもちろん世界中から注目を集めていました。

公開後はYouTubeの音楽ジャンル急上昇にランクイン。世界各国から絶賛のコメントが続々と寄せられています。

22年春発売予定のアルバムにも収録

Music Videoが公開された12月9日には、宇多田ヒカル8枚目となるオリジナルアルバム『BADモード』の情報も解禁となりました。

『BADモード』リリース情報

  • ・2022年1月19日 デジタル先行配信開始
  • ・2022年2月23日 CD発売
  • ・初回生産限定版にはMusic Videoなどの映像特典も

本アルバムには『君に夢中』はもちろん、『One Last Kiss』『PINK BLOOD』『Time』など直近の話題作も収録されます。

高い評価を受けた前作『初恋』からおよそ3年7ヶ月ぶりとなる新作『BADモード』

一体どんな作品となっているのか、世界中から期待が高まっています。

MEMO

2022年1月19日には、宇多田ヒカル初の有料配信スタジオライブ「Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios」の開催も決定しています。

『君に夢中』の魅力とは?

ドラマの世界観にマッチした見事な表現で、多くの人の心を奪う『君に夢中』の魅力は一体どんなところにあるのでしょうか。

ここからは『君に夢中』の特に注目してほしいポイントについて紹介していきます。

「誰かに夢中になる気持ち」を表現した世界観

『君に夢中』は、リバーブがかった切ないピアノの旋律から始まります。

そこへ乗ってくる宇多田ヒカルの歌声との美しいアンサンブルで、イントロから一気に楽曲の世界に引き込まれ、音色が琴線に触れてくるような感覚を覚えます。

『君に夢中』で描かれているのは、歌詞の中にあるような「好き過ぎてどうにかなる」「バカになるほど君に夢中」そんな感情です。

しかしこの楽曲からは不思議と、そうした言葉に現れるような情熱的な感情だけでなく、そんな状況の自分を他人事のように冷静に見つめているような雰囲気も感じます。

確かに誰かに夢中になっているときは、はやる気持ちとそんな自分を客観視する冷静な自分が共存しているものかもしれません。

そんな絶妙な人間の心理や世界観を、独自の歌声と歌詞、シンプルで美しいアレンジで表現していることで、多くの人の深層心理に刺さる楽曲になっているのでしょう。

ドラマのストーリーにマッチした歌詞

『君に夢中』を語る上で欠かせないのが、ドラマ『最愛』のストーリーにマッチした歌詞です。

ドラマ視聴者からは既に、歌詞をドラマの登場人物に重ね合わせた考察が多く寄せられており『君に夢中』がいかに『最愛』の世界観とマッチしているかを物語っています。

主人公・梨央を思うのは元恋人の大輝(松下洸平)と、梨央が社長を務める会社の顧問弁護士の加瀬(井浦新)。このようにドラマ『最愛』の登場人物たちには、タイトルの通りそれぞれ「最愛」の対象となる人物がいます。


「今どこにいる?すぐそこに行くよ」
「許されぬ恋ってやつ? わかっちゃいるけど君に夢中」
「ここが地獄でも天国 バカになるほど君に夢中」

こうした歌詞が「間違っているかも」と分かっていながら夢中で愛する人を守る登場人物たちの心理を見事に表現しているのです。

そのためどの登場人物を主人公として聴いても、その感情に当てはまるように聞こえてしまう、ある意味主題歌として完璧とも言える楽曲となっています。

MEMO

「才能には副作用」「科学的にいつか証明される」といった歌詞は、製薬会社の社長である梨央の境遇から着想を得た表現ではないかという考察もあります。

今後に期待の膨らむMusic Video

12月9日に解禁された『君に夢中』のMusic Videoは、宇多田ヒカル本人がスタジオで歌ったり、スタッフたちと打ち合わせを行ったりする模様が中心のドキュメンタリー調の映像となっています。

実はこの映像は、2022年1月19日に予定されている宇多田ヒカル初の有料配信ライブの本編、そしてその舞台裏の映像を組み合わせたものです。

また、有料配信ライブでも監督を務めるDavid Barnard氏によって制作されており、1月の配信ライブに向けて期待が高まる内容となっています。

宇多田ヒカルが歌詞の通り「夢中」で音楽やステージを作り上げる姿を覗き見できるようなMusic Videoです。

『君に夢中』まとめ

ドラマ『最愛』主題歌として、そして新作アルバムの先行配信シングルとして現在注目度が最高潮にまで達している宇多田ヒカルの新曲『君に夢中』

世界中の人々の心を揺さぶる彼女の楽曲は、他の誰にも真似できない唯一無二の世界観を私たちに見せ続けてくれます。

『君に夢中』の大ヒットで締めくくった2021年。2022年には私たちにどんな作品を届けてくれるのか、楽しみでなりません!

あわせて読みたい!

この記事をシェアをしよう!

この記事を書いた人

この記事に関連するタグ

関連記事

新着記事