2009年に活動を開始し、今なお多くのリスナーに愛され続けている歌い手・__(アンダーバー)。
大胆に原曲をアレンジして歌う“フリーダム”と、ストレートかつ丁寧な表現を追求した“フツーダム”を使い分ける独自のスタイルが人気です。
今回は、そんな__(アンダーバー)のこれまでの歩みや、魅力がつまったおすすめ曲を詳しく紹介します。
目次
__(アンダーバー)とは?
誕生日です。
ついに、今年で17歳になりました。この一年は新たな僕がたくさん生まれました。
誕生日プレゼントは「アンダーバーさん」でトレンドがいいです。 pic.twitter.com/qMhUS63Vio
— __(アンダーバー) (@hybshybs) March 14, 2024
名前:__(アンダーバー)
誕生日:3月14日(永遠の17歳)
身長:170cm(サバ読み)
体重:53kg
__(アンダーバー)は、2009年に動画投稿活動を開始した歌い手です。
地球から20cm離れた場所に存在する“アンダーバー星”の国王として、地球を笑顔で侵略するために日々エンタメを発信し続けています。
2024年7月時点で累計動画再生回数は5億回以上、X(旧:Twitter)のフォロワー数は42万人以上。長くボカロ、歌い手文化に親しんできたリスナーはもちろん、新たに彼を知った人からも高い評価を得ています。
主な活動は、YouTubeやニコニコ動画での歌ってみた動画の投稿です。
__(アンダーバー)節全開の自由すぎるアレンジや、独特のイラストが特徴のフリーダムシリーズと、別人かと思うほどの真剣なテンションと美声で歌い上げるフツーダムの二刀流で、活動開始当初から根強い人気を誇っています。
YouTubeチャンネルでは、オリジナル楽曲や自作のショートアニメも公開中。ひとつのジャンルに囚われず、さまざまな形でリスナーを楽しませてくれる熱意に溢れた人物です。
__(アンダーバー)の経歴やこれまでの主な活動
お祭り騒ぎのような楽しさを追求した“フリーダム”の誕生
__(アンダーバー)がニコニコ動画での活動を始めたきっかけは、2007年に歌い手・ゴムが投稿した「思い出はおっくせんまん!」の歌ってみた動画。これまで知らなかった歌い方を知って強い衝撃を受け、自分も投稿してみようと決断しました。
ニコニコ動画に歌ってみた動画を投稿する以前も、2007年12月から音声投稿コミュニティ・koebu(こえ部)で歌の投稿自体はしていたそうです。
彼が活動を始めた当初は、まだ“歌ってみた“文化が生まれたばかりの頃。現在と比べて機材の選び方などについての情報も少なかったなか、本人曰く「アンダーバー星の祖母ダーバーの家にあるカラオケ用マイク」を使い、音質の改善などに試行錯誤しつつも精力的に動画投稿を続けていきました。
カラオケで友人と騒ぎながら歌詞をアレンジしたり、自由に合いの手を入れたりしながら歌うのが好きだという__(アンダーバー)。お祭りのような楽しさを届けたい想いから、「パンダヒーロー」「いーあるふぁんくらぶ」などのボカロ曲、アニソンなどを自由にアレンジした、フリーダムに歌ってみたスタイルが誕生しました。
皆で盛り上がるのが好きな一方、しっとりしたバラードも彼が特に好んでいるジャンルのひとつ。楽曲を正面から表現するフツーダムでは、テクニックや表現にとことんまでこだわる彼の側面に触れることができます。
人気J-POPやアニソン、ディズニー作品などさまざまな楽曲を声だけでカバーしたアカペラ動画も人気です。
オリジナル楽曲やライブでもファンを魅了
フリーダムとフツーダムそれぞれで歌ってみた動画の投稿を行いながら、__(アンダーバー)は常に新しい表現の形を模索し続けてきました。
2012年に投稿したオリジナル曲「もやし男」では、初めて作詞・作曲に挑戦。好きな女性に一途な想いを向けるものの、なかなか報われない「もやし男」の滑稽ながら真っ直ぐな姿を描いた人気曲です。
また、__(アンダーバー)のアイコンになっている絵文字が一部描かれた仮面や、シックな衣装に身を包んだ実写MVも投稿。爽やかな美声と高い表現力を活かし、オリジナル曲の投稿を続々と行っていきました。
“大勢のファンと一緒にお祭り騒ぎができる場を作りたい”という熱意を抱き、ライブ活動にも力を入れています。
2013年にZepp Tokyoで行われた初のワンマンライブ「UNDER THE LIVE 2013」では、圧倒的な歌声とパフォーマンスで会場に集まったファンを魅了。
その後もトークイベントの開催、ボーカロイド楽曲をもとにしたミュージカル舞台への出演など、着実に活躍の場を広げていきました。
現在は、2019年12月に活動10周年を記念してリリースされたアルバム「ダバランティス」に登場するアンダーバー王子の、“ありえたかもしれない、もう一つの未来。”として生み出されたアンダーバー・オルタの顔も持っています。
書籍の執筆やゲーム実況などマルチに活躍
__(アンダーバー)は音楽活動以外にも、さまざまな形でエンタメを発信中です。
2016年には、それまでの音楽活動を通じて得た知識と経験を活かし、「動画投稿で生きる!フリーダムな仕事術__(アンダーバー)自伝」を出版。幼少期から歌い手として人気を集めるまでの歩みや、動画再生数を増やすための方法、自己プロデュースの極意などを赤裸々に語り尽くした内容で話題を集めました。
2017年には、ニコニコ動画が運営するラジオチャンネル「ニコラジ」で初めてアシスタントMCを担当。2019年には、人気ゲーム「ルーンファクトリー」シリーズの特別番組「公式生放送『ルンファク』チャンネル~新・ファンタジー生活応援SP~」にMCとして出演しました。
また、フリーダムに歌ってみたシリーズやアニメ動画などを投稿している「UNDERBAR Channel【フリーダム】」では、ゲーム実況動画も視聴可能です。
「P.T.」「DeathForest~恐怖の森~」などの人気ホラーゲームで抜群のリアクションを披露したり、大人数向けオンラインゲーム「Among Us」で他の歌い手とコラボしたりと、ゲームプレイに熱中する様子も見られるので、ぜひチェックしてみてください。
__(アンダーバー)の魅力! 常に全力でリスナーを楽しませてくれる姿勢
__(アンダーバー)の大きな魅力は、リスナーの存在を常に意識し、全力で楽しませてくれる姿勢です。
活動開始当初から、彼は「より多くの人に観てもらうためにはどうすればいいか」を考え、歌の技術を磨いたり、歌ってみたで使用する曲に合わせて手描きイラストを動かしたりと、他にはない面白さや楽しさを追求してきました。
フリーダムでは原曲のメロディすら思い出せなくなるほど強烈なアレンジと、変顔ならぬ変声と呼ぶべきユニークな声色で笑いを誘います。間奏などで何役もこなしながら寸劇をしたり、合いの手を入れたりと、一度聴いたら忘れられない仕掛けをあちこちに散りばめるセンスは唯一無二です。
また、__(アンダーバー)自身が楽しみながら活動を行っているところも、長年愛されている理由と言えるでしょう。ふざけるときも真面目なときも、彼はまず自分が目の前の作品に没頭することを大切にしています。
フリーダムでもフツーダムでも、彼が心から歌うことを愛し、時にこちらを圧倒するほどのお祭り騒ぎを見せてくれることで、リスナーは__(アンダーバー)が生み出す世界に惹き込まれてしまうのです。