suis(スイ) – ヨルシカの看板女性ヴォーカリスト | その人物像と声の魅力に迫る

suis(スイ) – ヨルシカの看板女性ヴォーカリスト | その人物像と声の魅力に迫る

suis(スイ)というシンガーとはどのような人物なのでしょうか?
suisは「ヨルシカ」というバンドに所属しています。
「ヨルシカ」とは、ボカロPであり、作詞作曲を担当するn-buna(ナブナ)が女性シンガーsuisを迎えて結成したバンド
です。

ギターをメイン楽器として使用しながらも、ピアノを効果的にちりばめたサウンドと、深みのある文学的な歌詞で若い世代を中心に多大な支持があるバンドです。
またアルバムに手紙、日記という体裁のブックレットをつけるといった芸術性の高さも魅力の一つです。

2017年より活動を開始し、2019年に発売したセカンドミニアルバムがオリコン初登場5位を記録し、注目を集めることになりました。

「ヨルシカ」に所属するボーカリストであるsuisは、伸びやかな透明感のあるボーカルで人気です。
今回はそんな注目のボーカリスト・suisをご紹介します!

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suisの人物像

詳しいプロフィールは非公開

性別は女性ですが、残念ながら、suisの詳しいプロフィールは非公開とされています。
ヨルシカの作詞作曲を担当しているn-bunaさんも同様にいっさい素顔やプロフィールを明かしていません。

理由は、作品を作った人物が作品よりも前に出ないようにしたいからということです。
日本のメディアは往々にしてアーティストの人物像を掘り下げ、「華がある容姿である」「おもしろいキャラクターである」という売り出し方をしがちです。
ヨルシカはそうではなく、作品を見て欲しい、自分たちを見てどのように思うかではなく、より作品に注目して、何かを感じて欲しいと思っているのでしょう。

ヨルシカ加入まで

suisは小さい頃から歌うことが大好きだったようです。鼻歌を歌ってみたり、流れてきた曲を覚えて口ずさんだりしたとのことです。
小中学生の頃はカラオケにはまっていたとのこと。

そんなどこにでもいそうな女性だったsuisですが、インタビューによると以下のように語っています。
「十代のころは、自分が楽しいと思う瞬間より、その瞬間を思い出したときに思い出として美しくあることの方が重要だと感じていた
「思い出をつくらなければと生き急いでいた」
「そうしたら二十歳になってやりたいことがなくなった」

若いときは後先考えずに突っ走りがちなものだと思うのですが、後のことを考えて今を生きるという真逆の考え方、過ごし方をしていたようです。
一種の燃えつき症候群のようになったその後にヨルシカに加入することになるのです。

suisがヨルシカに加入するきっかけは、女性シンガーを探していたn-bunaの音楽デモ制作に参加したことです。
デモで注目されたsuisは、とにかく一回ライブに出てくれないかと誘われます。

suisは当時音楽活動をしていたわけではありませんでした。
そのため相当悩んだらしいです。しかし結果として承諾し、ヨルシカとしての活動が始まって行くことになったのです。
最初はライブ一回と聞いていてすぐ辞められると聞いていたのに何年もバンドを続けることになりました。
このことに対して、後にsuisは「詐欺みたい」と語っています。

ボーカリストとしての心構え

suisはボーカリストとしてこうも語っています。
歌とは普段言えない強い言葉を言う感覚
「抑圧された気持ち、暗い気持ち、怒りを大人になるとみんな抑えてしまう」
「ヨルシカをやるようになって自分を捨ててsuisになったという感覚が強い」
「自分を救うために歌っている」

とてもよくわかります。
みなさま経験があるでしょう。
音楽は昔から、抑圧された感情を表す世界共通の言語であり続けました。これからもそれは変わらないでしょう。

子供の頃は何も考えていませんでした。
親に守られてすくすくと成長するだけで皆ほめてくれました。
大きくなると、家族から始まり近所、学校、そして社会へと、世界がどんどんと広がります。
仕事や学業で、相手の期待以上に自分自身を向上させていかなければ、評価されないのです。
悲しいときに泣けず、つらいときにも笑顔で仕事や学業をせざるを得ないときがあります。

そんなときに、時に音楽が救ってくれる事がありますね。
suisもボーカリストとして負の感情を吐き出すことで音楽に救われたときがあったのかも知れません。

歌を歌うとき、suisは自分を捨てて違う人物になったつもりで歌っていると語っています。
それがカメレオンとも言われる、どんな色にも染まることのできる彼女の表現力の高さに繋がっています。
「役に入り込んで気持ちになって歌う、演じるに近い。収録後に熱を出したこともあったくらい」とsuisは語っています。
いかに表現に重きを置いているかがわかる逸話ですね。

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