目次
成人男性三人組のおすすめ楽曲5選
エゴロック
『エゴロック』は2022年10月に投稿されたカバー動画です。
原曲は、ボカロP・すりぃによる疾走感溢れるボカロックで、ボカロ特有の高音パートが含まれている高難易度楽曲です。
原曲キーの最高音はhihiC。最高音パートの歌唱はウォルピスカーターが担当しており、後の配信では「声帯がもう1段階剥けた」「いっちゃいけないとこまで捲れた」と恐ろしい表現で原曲キーの大変さを解説しています。
どちらかと言えば低音で歌いあげる歌い手が多い楽曲のため、カバーをたくさん聴いている人ほど想像以上に高い原曲キーに驚くのではないでしょうか。
hihiCをキープしながらがなりまで入れるウォルピスカーターの歌声に注目です。
HERO
『HERO』は、2023年7月に投稿されたカバー動画です。
バーチャルシンガーによる公式3Dライブ「初音ミク『マジカルミライ 2023』」のテーマソングになっている楽曲で、作詞作曲をAyaseが手がけています。
初音ミクのために作られたイベント曲のため、人間が歌うことをあまり想定して作られていないのが本楽曲の特徴。荒々しい低音パートを抜けると、サビで突然ポップな高音パートが現れるという二面性のある楽曲を、原曲キーで見事にカバーしています。
しかも、原曲が公開されてからわずか2週間で投稿されたカバーというのが驚くべきところ。Aメロ・Bメロのパワフルな歌い方とサビのキラキラとした世界観が忠実に再現されており、原曲が好きな方にもぜひ聴いてほしいカバーです。
HOLLOW HUNGER
『HOLLOW HUNGER』は、2022年9月に投稿されたカバー動画です。
原曲はTVアニメ「オーバーロードⅣ」のオープニングテーマで、オーイシマサヨシ、Tom-H@ckによるロックユニット・OxT(オクト)が歌唱しています。
4人体制になってから最も再生されているカバー曲で、再生数は190万回再生を突破。
男声ならではの中低音が際立つクールな楽曲で、高音だけではない成人男性三人組の魅力を感じられます。
また、本動画にはウォルピスカーターのリーダー権限によって制作が決まったというエピソードも。ほかのメンバーから「伸びない」と言われたにもかかわらず、強い希望を出してカバー動画を制作した経緯があり、結果として絶大な人気を誇る動画となりました。
聞き取りが非常に難しかったというコーラス部分にも注目して聴いてみてください。
リミットノート
『リミットノート』は、2023年7月に投稿された楽曲です。
成人男性三人組初のオリジナルソングで、作詞を成人男性三人組、作曲をボカロPのYASUHIRO(康寛)が担当しています。
4人にそれぞれソロパートがあり、音程も曲調も目まぐるしく変化していくジェットコースターのような楽曲。ニコニコ動画に投稿したら「#歌ってみろ」タグが付いていてもおかしくない、成人男性三人組だからこそ歌える曲となっています。
最高音はそれぞれhihiB(えるの)、hihiD(りする)、hihiD#(ウォルピスカーター)、hihihiA(ニャンヤオチュー)で、特にニャンヤオチューはhihihiAという人間の限界に挑戦しています。
YouTubeに公開されているレコーディング動画を観ると音源を制作するための努力やこだわりが伝わってくるため、気になる方は併せてチェックしてみてください。
洞界
『洞界』は2024年7月に投稿された3曲目のオリジナル楽曲です。
作詞をえるの、作曲をボカロPのゆくえわっとが担当しており、幻想的で広大な世界観に浸れる楽曲となっています。
重厚なハーモニーやコーラスが美しく、つい聴き入ってしまう楽曲。
ハイトーンを得意とする4人だから出せる柔らかい歌声はどこか中性的で、楽曲の世界観とマッチしています。
また、えるのが描くファンタジー世界を思わせる歌詞も魅力的。
作詞の背景としては、『リミットノート』制作時に行った作詞コンペでえるののセンスが発覚し、今回初挑戦することになったと言います。
イヤホンで音と歌詞を楽しみながらじっくり聴いてほしい1曲です。
最後に
今回は、原曲キーカバーユニットの成人男性三人組をご紹介しました。
楽曲カバーや企画動画、配信とハイペースの活動を継続して行っており、2024年7月には初のアーティストブック「破 SPECIAL ARTIST BOOK 成人男性三人組」も発売されています。
今後もどんな活動が見られるのか注目です。