いよわ ボカロ曲「きゅうくらりん」が大ヒット! 経歴や魅力を徹底解説

いよわ ボカロ曲「きゅうくらりん」が大ヒット! 経歴や魅力を徹底解説

多感であるがゆえに「宙ぶらりん」な少女の感性を、浮遊感のある不思議なメロディーで見事に表現した名曲きゅうくらりん」。

作曲者のいよわ自身が手掛けた可愛らしいイラストと相まって若い世代を中心に性別を問わず大きな支持を受けています。

若くして鋭い感性を発揮した楽曲を次々と発表し、高い評価を得ているボカロP・いよわの魅力を、彼が紡いできた楽曲とともにじっくり解説していきます。

いよわとは?

若者を中心に幅広い世代から、性別を問わず高い評価を得ているいよわのルーツは、ニンテンドーDS用のソフト「大合奏!バンドブラザーズDX」や、ゲームセンターでよく遊んでいたという「太鼓の達人」シリーズなど、様々な名作ゲームにあります。

また、ゲームセンターで「太鼓の達人」の順番待ちをしている間に、前に並んでいた人が「チルドレンレコード」をプレイしていたことから、じん(自然の敵P)の楽曲を様々なメディアでクロスオーバーする「カゲロウプロジェクトに夢中になったといいます。

現在では、ニコニコ動画の公式アカウントから発表されたすべての楽曲が殿堂入りを果たし、さらに公式YouTubeチャンネルの総再生回数が1億回を突破するなど、ボカロPとしてめざましい活躍を続けています。

気になるいよわの経歴は?

小学生の頃から様々な音楽ゲームに触れ、クリエイターとしての道を歩み始めたいよわ。若くして活躍の場をどんどん広げている彼の経歴を紹介します。

ニコニコ動画に「終末のお天気」を投稿し、ボカロPとしてデビュー

2018年に「終末のお天気」をニコニコ動画に投稿し、颯爽とボカロPデビューを果たしたいよわは、当時まだ高校2年生でした

驚くべきは、印象的な楽曲だけでなく動画のイラストまで自身で担当していること。いよわというペンネームは「胃が弱いこと」から来ているそうですが、その言葉がにわかには信じられないほど、クリエイターとしての優れた技量と、様々なことに挑戦しようという強心臓ぶりに脱帽です。

自主制作盤の1stアルバム「ねむるピンクノイズ」を発売

いよわにとって初めてのアルバム「ねむるピンクノイズ」は、2019年11月に自主制作という形で、「The VOC@LOID M@STER 43」にて頒布されました。

このアルバムには、受験シーズンの真っ只中、勉強に追われながら制作したという、いよわにとって思い入れの強い「水死体にもどらないで」のほか、ニコニコ動画で自身初の殿堂入りを記録した「IMAWANOKIWA」など、数々の名曲が収録されています。

もともとは自主制作のアルバムでしたが、2020年1月にデジタル版がリリースされたことで、より多くの人の手に届き、ファン層が拡大するきっかけになりました。

「IMAWANOKIWA」が大ヒット!

作曲家やイラストレーターとしてたぐいまれなセンスを持ついよわにとって、ヒットした楽曲は多々ありますが、彼の名を世に広めるきっかけになった楽曲は、「IMAWANOKIWA」です。

この楽曲は、2020年7月にニコニコ動画で自身初となる殿堂入り、つまり10万回再生を記録し、さらに勢いは衰えることなく、2021年4月には、YouTubeの公式チャンネルでこちらも自身初となる100万回再生を突破しました。

「きゅうくらりん」がさらなるメガヒット

いよわにとって初めて殿堂入りを果たした楽曲は、すでに紹介した「IMAWANOKIWA」ですが、ニコニコ動画で初めて伝説入り、すなわち100万回再生を突破した楽曲は、アップテンポで浮遊感のあるメロディーがやみつきになる「きゅうくらりん」です。

ちなみに、いよわの公式YouTubeチャンネルで初めて1000万回を突破した楽曲でもあり、2024年9月現在の再生回数は、公式動画だけで6600万回をカウントしています。数え間違えていないかと瞬きしてしまうほどの驚異的な記録です。

YouTubeの総再生回数が1億回を突破!

「IMAWANOKIWA」や「きゅうくらりん」さらには「1000年生きてる」など、メロディー、歌詞、動画のデザインワークなどすべてにおいてユニークかつハイクオリティーな作品を生み出し続けているいよわ。

2023年8月には、公式YouTubeチャンネルにおける総再生回数がついに驚異の1億回を突破し、トップクラスのクリエイターとして不動の地位を築いています。

いよわの魅力とは?

ボカロPとしてはもちろん、イラストレーターとしても活躍の場を広げるいよわ。若くしてマルチな才能を遺憾なく発揮する彼の魅力はひと言では語りきれず、様々な楽曲を聴けば聴くほど新しい発見があります。

何度もリピートしてしまう楽曲たち

いよわが制作している楽曲の中には、メロディーや歌詞が難解なものも多々あり、難解だからこそ無意識のうちに何度もリピートしたくなります。

旋律の転調やテンポの変更を多用しているほか、音を複雑に組み合わせるにあたって、あえて違和感のある不協和音を効果的に挿入することで、印象に残りやすい旋律に仕上がっています。

使用する音声ソフトも多岐にわたり、これまでは初音ミク、歌愛ユキ、GUMI、可不などが使用されています。

ボカロPとイラストレーターの二刀流

いよわはまさに、ボカロPとイラストレーターの二刀流と表現できるクリエイターで、楽曲の制作、MVに使用するイラストおよび動画の編集まで1人でやってのけるスキルを持っています。

一度見たら忘れられないような繊細なタッチで描かれたイラストは性別を問わず幅広い世代から高い評価を受け、自身が制作した楽曲のMVだけでなく、ほかのボカロP、および楽曲提供したアーティストの楽曲についても、MVの制作を担当するケースがあります

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