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タイアップ実績
羽生まゐごにとって10曲目の殿堂入りを記録した「ぼくのかみさま」は、ゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」のタイアップ曲として制作されました。
羽生まゐごの公式YouTubeチャンネルとニコニコ動画のアカウントには、ボーカル音源にv flowerを用いたバージョンが投稿されています。
そしてもう1つ、作中に登場するユニット・ワンダーランズ×ショウタイムと鏡音レンがコラボしたバージョンが、ゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」の公式YouTubeチャンネルにて公開中。どちらのバージョンにもそれぞれ違った魅力があります。
さらに、高橋留美子の人気マンガを原作とするTVアニメ「らんま1/2」のED主題歌として、シンガーソングライターのりりあ。が書き下ろした「あんたなんて。」の編曲を担当。
りりあ。とは、過去に自身のオリジナル曲「オノマトペ」でもタッグを組んでおり、柔らかくてどこか物憂げな彼女の歌声と羽生まゐごの音楽性の組み合わせについて、改めて相性の良さを実感させられます。
羽生まゐごのおすすめ楽曲5選
ぼくのかみさま / flower
ゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク」のために書き下ろされた曲で、作中に登場するユニット・ワンダーランズ×ショウタイムが歌唱を担当。リリースから約1ヶ月という速さで、羽生まゐごにとって10曲目となる殿堂入りを達成しました。
2025年1月現在、羽生まゐごの公式YouTubeチャンネルでは130万回に迫る勢いで再生回数を伸ばしており、今後の動向から目が離せません。
独特な電子音で構成されたイントロから、神様に語りかける歌い出しが印象に残り、いかにも羽生まゐごらしい世界観にぐっと引き込まれます。曲の中で想定されている歌い手が、「ぼくのかみさま」に対して何を語りかけるのか、人によって感じ方が違うこともポイントです。
阿吽のビーツ / flower
2017年8月に投稿された「阿吽のビーツ」は、羽生まゐごにとって12作目のオリジナル曲で、初めて殿堂入りを達成した楽曲でもあります。
曲のタイトルにもなっている阿吽には、万物の初めと終わりや呼吸のリズムなど様々な意味があります。タイトルの通り、確かに独特なリズムが持つ魅力に心をつかまれるのですが、それは単純に物理的な呼吸のことだけを表現したものではなく、例えば「大切な人との意思疎通」などが重要なテーマになっている印象を受けます。
和楽器で構成された艶やかなリズムとメロディーに乗せられた「みんなどっか行っちゃったよ 零になっちゃってざまぁないね」などの歌詞がはらんだ切なさがたまりません。
懺悔参り / flower
「懺悔参り」は、2018年2月に羽生まゐごの公式YouTubeチャンネルに投稿されてから、2025年1月現在の再生回数は1000万回を突破している人気曲。なお、2018年10月に発売された1stフルアルバム「浮世巡り」に収録されています。
神様と人間の対比というテーマは、羽生まゐごの他作品でもしばしば使用されているものですが、この作品では、人間の視点から神に祈りを捧げるのではなく、神の立場から人の世を俯瞰しているという世界観が特徴的です。
人間にとっては全知全能の存在に祈りを捧げているつもりであっても、「神様だって夜は寂しいし、明日が見えないこともあるから、赦してほしい」という切実なメッセージが込められた歌詞には、繰り返し聴けば聴くほど新しい発見があります。
ハレハレヤ / flower
2018年5月に羽生まゐごの公式YouTubeチャンネルに投稿されてから、2025年1月現在の再生回数は750万回に迫る勢いです。また、歌い手のSouを筆頭に多くのクリエイターがそれぞれの解釈に基づいてクオリティーの高いカバー曲を投稿し、ファンの心をつかんでいます。
羽生まゐごの手掛ける楽曲は、歌詞の中に抽象的な表現を用いるケースがほとんどですが、その一方で、リスナーの頭には具体的な情景が浮かんでくるため、艶やかなメロディーと歌詞が見事に組み合わさって印象に残りやすいという魅力があります。
例えば頑張りすぎて疲れてしまった時、「今までよく頑張ったよね ここらで休んでみませんか ゆっくり話をしませんか」と優しく語りかけられると、いままで自分を縛っていた様々なものから解き放たれるような、ほっとした気持ちになれます。
オノマトペ / りりあ。
シンガーソングライターのりりあ。とタッグを組んで制作した楽曲です。
オノマトペとは、自然界の音、動植物や機械の動き、さらには感情の機微などを言語で表したもので、実際に歌詞の中では、「ドキドキ」「キラキラ」「フワフワ」などが用いられ、胸のときめきや宙ぶらりんの不安など、感情の揺れ動きを優雅に、そして少しコミカルに歌い上げています。
羽生まゐごが大切にしている和風の音作りや唯一無二の世界観が、りりあ。のしっとりした歌声と組み合わさって、音声合成ソフトウェアを用いた曲とはひと味違う魅力を生み出しています。
羽生まゐご まとめ
人気アーティスト・BUMP OF CHICKENの影響を受け、「自分もいつかストーリー性のある音楽を制作したい」と夢見た羽生まゐごは、その言葉の通りに夢を叶えて、作曲・作詞・編曲と多彩な分野で精力的な活動を続けています。
自身が生み出す歌詞やメロディーに魅力があることはもちろんですが、DAOKOやりりあ。などほかのアーティストとタッグを組む際には、相手が持つ魅力を最大限に引き出す繊細な配慮をしている印象を受けます。
2015年の活動開始からクリエイターとして着実に評価を高めてきた羽生まゐごの勢いはとどまるところを知りません。今後はどのような世界を見せてくれるのか、独特な世界観を見せてくれる音楽にじっくりと耳を傾けてみましょう。