2019年、楽曲「絶え間なく藍色」をヒットさせた事で、多くのボカロファンの注目を集めたボカロP 獅子志司(しししし)。
活動3年目に突入する2022年には初となるミニアルバムのリリースも行われ、より一層、ボカロ好きからの注目を集めています。
本記事では、今話題のボカロP・獅子志司を紹介。
獅子志司の活動経歴や魅力、オススメ楽曲等について徹底解説していきます!
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目次
獅子志司のプロフィール
Spotifyいっぱい再生してくださってありがとうございます。
引き続き… pic.twitter.com/AyCGQZPAqp— 獅子志司 (@shishi_shishi_4) December 3, 2021
- 読み方:しししし
- 元の名前:Choisauce(ちょいそーす)
- 性別:男
- 生年月日:不明
- 星座:しし座
- 出身地:不明
- 主な使用VOCALOID:初音ミク
獅子志司の活動経歴
2018年、Choisauce(ちょいそーす)の名前でデビュー
獅子志司がボカロPとしてデビューをしたのは、2018年の事です。
楽曲「風花のバス停」を公開したのが、最初となっています。
なおこちらの楽曲は2022年現在、非公開となっている為、視聴する事はできません。
現在一番古い獅子志司の作品は、2作目として公開された「有象無象も踊る夢」となっています。
また「風花のバス停」、「有象無象も踊る夢」の公開当時は、「Choisauce」の名で活動していました。
獅子志司いわく、Choisauce時代はアレンジ・作曲を仕事にしたいと考えており、それに繋がるような活動を多く行っていたといいます。しかしそれらの活動が上手く行かず、「やっていられない」と思った結果、新しく始めてみたものがボカロだったとの事です。
その他にもChoisauceの名が、選択を意味する「Choice」と編集を意味する「Sauce」を組み合わせて作ったものである事や、バンドのボーカルやシンガーソングライターとして活動していた時期がある事も明かされています。
しかし結局、どの音楽活動も納得の行く結果を出す事ができなかった為、「上から選ばれるんじゃなくて、聴いてくれる人が推してくれるほうがいい」という考えのもと、ボカロPとしてデビューする考えに至ったのだそうです。
楽曲「絶え間なく藍色」が大ヒット
獅子志司の名がボカロ界に広まったのは、2019年の事です。
4作目として発表した楽曲「絶え間なく藍色」が大ヒットした事で、一気にボカロファンの注目を集めました。
絶え間なく藍色 / 初音ミク
新曲です。宜しくお願いします。
Music&Lyrics&Arrangement
獅子志司videos
しまぐち : https://t.co/TqbEOczcK2
ユキハルノ : https://t.co/EPEFQBscqeyoutube→https://t.co/0u2oEPkNjd
ニコ動→https://t.co/MBWCP8mevK pic.twitter.com/wUO5xlcbpE— 獅子志司 (@shishi_shishi_4) June 25, 2019
獅子志司初の殿堂入りを果たす事となった本作。
歌ってみたも多く投稿され、ボカロ界だけではなく歌い手界でも話題の1作となりました。
また「絶え間なく藍色」の公開4日前に、Choisauceから獅子志司に改名。
その為、本作は獅子志司名義における記念すべき初投稿楽曲となっています。
Choisauceから獅子志司(しししし)に改名しました!
チョイソースの活動は選ぶ時間でした。
作りたい音楽が定まってきたことと有象無象も踊る夢が1周年ということなので区切りとして改名させて頂きました!
近々新曲を公開するので是非ともよろしくお願いします! pic.twitter.com/GUihFChCRr— 獅子志司 (@shishi_shishi_4) June 21, 2019
この改名に関して獅子志司は、「Choisauceは(自分が何をやるか)選択する時間だった」と思っている事、「有象無象も踊る夢」等の楽曲を通して「やっと自分の作りたい音楽を見つけた」事、それに伴い改名した事を明かしています。
なお、名の由来は小説「山月記」から来ているとの事です。
夢を叶えられず虎になってしまった登場人物・李徴の姿を見て、自分は自分の弱さを認めて武器にして花を咲かせたい、というイメージから「獅子(ライオン)」という文字を名に使ったといいます。
「絶え間なく藍色」以降、獅子志司は続々と殿堂入り楽曲を輩出。
「うつけ論争」や「死線」など、多くの名作を生み出し続けていくようになります。
2022年、初のミニアルバム「揺ら揺ら」をリリース
2022年4月6日、獅子志司初のミニアルバム「揺ら揺ら」がリリースされました。
揺ら揺らフラゲ日。僕はもう届きました。
まだの人頑張っておくれ。
それとTwitterで感想コメント読ませてもらってます。
皆ありがとう… pic.twitter.com/lUtRWASZTH— 獅子志司 (@shishi_shishi_4) April 5, 2022
本アルバムは「”獅子志司”としてまだ確立できていない、彷徨いながら色々なものに挑戦していく様子」を体現する1枚として制作されました。
既にYouTubeやニコニコ動画で公開されている楽曲を含めた、全5曲を収録したアルバムとなっています。
さらには2枚ディスクタイプの作品となっており、DISC1に獅子志司歌唱版、DISC2にボカロ版の音源が収録されています。
またアルバムリリースに際し、インタビューやパネル展示等の企画が様々な音楽サイト・CDショップにて開催。
近年注目のボカロP 獅子志司の魅力が最大限に詰め込まれた作品という事で、ファンはもちろん邦楽界全体からも高い注目を集める1枚となっています!
獅子志司の魅力
「巧みな言葉遣い」に定評がある歌詞
獅子志司の楽曲の魅力は「巧みな言葉遣い」で作られた歌詞にあります。
遊びの効いた言い回しや、綺麗に韻が踏まれたリズミカルなフレーズ。それでいながら伝えるべき大事な楽曲のテーマがしっかりと盛り込まれたメッセージ性の高い歌詞が、多くのボカロファンから称賛されています。
作詞に関して、獅子志司自身は「韻を踏む事が好き」と明かしています。
さらに尊敬するアーティストにEveと米津玄師、ヨルシカがいるとの事。
Eveや米津玄師は独特な言葉遣いの歌詞を、ヨルシカは高いメッセージ性を携えた物語のような歌詞を作る事に定評があるアーティストです。獅子志司の作詞センスは、こうした彼の憧れから生まれたものなのでしょう。
またゲームやアニメ、漫画といったものの影響も大きいとの事。特にバトルものが好きだそうで、「戦っている人達」の曲を作ろうとする事で、「いい曲を作る」という戦いをしている自分自身の境遇と重なるのだといいます。
加え、「失敗した事がある人」や「自分の弱さを認めた人の言葉」は人に響くとも思っているとの事。こうした獅子志司の考えもまた、高いメッセージ性を歌詞にもたらしている理由のように思えます。
獅子志司自身の憧れや好きなもの、考えといったものが全て詰め込まれているからこそ、多くのボカロファンが彼の楽曲に惹き込まれてしまうのでしょう。
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国内だけではなく海外からも熱い支持を得ている
獅子志司の人気は国内に限った話ではありません。
特に2020年に公開された楽曲「永遠甚だしい」は、海外の人々から熱い支持を得ている1作となっています。
獅子志司いわくこの作品は、「本気」を出して作った曲との事。
当時、どこか自身の楽曲制作に煮えきれないところがあり、改めて本気を出そうと決意し作ったのが本作だったといいます。
激しいバトルアクションが描かれたアニメーションMVも非常にクールな仕上がりとなっており、それもまた海外の人々の心を掴んだ理由の1つでしょう。
YouTubeの動画コメント欄では、日本のネットユーザーに混ざるようにして、海外のネットユーザーからのコメントであふれ返っています。
セルフカバーも公開中!
獅子志司はYouTube限定で、自身のボカロ曲のセルフカバー版を公開しています。
どのセルフカバーも原曲に負けない高い人気を誇っており、中でも「永遠甚だしい」のセルフカバーは再生回数が1000万回を超える大人気作となっています。
獅子志司の歌声に関して、初めて彼の声を聴いたファンからは「思いの外高くて驚いた」「意外とストレートな声だ」と驚きの声が多くあげられています。どこか薄暗さを携えた雰囲気の楽曲を作る事が多いからか、低い声の人物だと思われていたようです。
しかし意外な歌声だったからといって楽曲の世界観と合わないというわけではなく、誰もがその爽やかな歌声に魅了されています。
セルフカバーの活動について、獅子志司はEveのような道を歩んでみたいと思った事を明かしています。
Eveは歌い手として活動しながらボカロ楽曲をあげ、そこからセルフカバーも行うようになり、歌手としてデビューした経歴を持っています。獅子志司いわくそんな彼のように、作曲と歌手、どちらもやりたいと思ったといいます。
作詞もあわせてみると獅子志司は本当に、Eveに大きな影響を受けているようですね。
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獅子志司のオススメ楽曲
絶え間なく藍色
獅子志司の代表作。
公開日は2019年6月25日です。
獅子志司初の殿堂入りソングであり、彼の名をボカロ界に広めたきっかけの作品。
獅子志司特有の巧みな言葉遣いが活きている事はもちろん、ダウナーでありながらもどこか綺羅びやかな雰囲気も併せ持ったお洒落な1作となっています。
ニコニコ動画では「お洒落なミクの歌」のタグもつけられており、ボカロファンも認めるお洒落な獅子志司ソングです。
うつけ論争
「絶え間なく藍色」に続く、獅子志司を代表する人気作。
公開日は2019年10月31日です。
獅子志司いわく、本作は麻雀と織田信長、戦う少年をイメージして制作されているとの事。
その言葉通り、歌詞の中には麻雀の役や織田信長をイメージしたと思われる言葉が多く散りばめられており、挑発的な雰囲気を持った1作となっています。
獅子志司の作詞センスが光る人気作です。
橙一点
獅子志司の13作目のオリジナル楽曲。
公開日は2022年3月30日です。2022年4月現時点においては、獅子志司の最新曲となっています。
「闇に生きる系」の歌だという本作。
今までの獅子志司ソングにはなかった、クールな雰囲気のミクの歌声が聴ける1作としてファンの間で話題となっています。
また架空の大正時代を舞台に描かれるMVも、本作の世界観を深めるものとして高く評価されています。
歌詞とリンクするように展開される物語に注目必見のMVです。
最新情報
タワレコにて獅子志司を特集した小冊子を配布中
タワレコでは、ネット発のアーティストを紹介するオリジナル企画「NE(X)T BREAKERS」を行っています。
その第24弾の企画として2022年4月現在、獅子志司を特集した小冊子が配布されています。
解禁その①🎉 /
タワレコが自信を持ってオススメする<ネット発アーティスト>を紹介する『NE(X)T BREAKERSキャンペーン』第24弾の表紙は 獅子志司 / ROF-MAOに決定✨4/5(火)より小冊子を配布致します🎶
※無くなり次第終了▼詳細▼https://t.co/SNRDjl9Seg#ネトブレ #獅子志司 #ろふまお pic.twitter.com/Ck3IS80DsN
— タワーレコード アニメ (@TOWER_Anime) March 30, 2022
同冊子には、4人のVTuberによるユニット ROF-MAOの特集も組まれています。
配布場所は全国各地のタワーレコード, TOWERmini(もりのみやキューズモール店, 広島店, オンラインの3店舗では配布なし)。獅子志司のミニアルバム「揺ら揺ら」のリリース日前日である、4月5日から配布が開始されています。先着での配布の為、各店舗の在庫がなくなり次第、配布終了の予定だそうです。
また小冊子配布店舗では、「NE(X)T BREAKERS」コラボポスターの掲示も行われています。
さらに新宿店ではMVのパネル展示に加え、同店舗でアルバムを購入した方に限り、サイン入りMVパネルの抽選券の配布も行われているとの事です!
タワーレコード新宿店にて、
パネル展実施しております!店頭にて 1st mini AL「揺ら揺ら」をご購入頂いた方に、サイン入りMVパネルの抽選券を配布🎟
是非、お立ち寄りください。
【抽選期間】〜4/17(日)#獅子志司 #揺ら揺ら https://t.co/htzdPH5MUY pic.twitter.com/YzWNb5DMuo
— 獅子志司_Official (@c4__staff) April 5, 2022
コラボポスターの掲示は4月18日、MVパネルの抽選期間は17日までとなっています。
その他にも各店舗毎に特色ある獅子志司のアルバムコーナーが設けられていますので、ぜひ一度お近くのタワーレコードとTOWERminiに足を運んでみてください!
2022年5月、ワンマンライブ開催決定
2022年4月現在、獅子志司初のワンマンライブ「獅子志司 1st ONE MAN LIVE -揺ら揺ら-」の開催が決定しています。
開催日は2022年5月5日。開催場所は渋谷WWWです。
■ワンマンライブ開催決定!
5/5(木・祝)
獅子志司 1st ONE MAN LIVE
-揺ら揺ら-会場:渋谷WWW
獅子志司 初のワンマンライブになります。
詳細は画像をご覧ください。#獅子志司 #揺ら揺ら pic.twitter.com/YibK4B85Nw— 獅子志司_Official (@c4__staff) March 22, 2022
ライブグッズの販売に関しては未だ不明です。
ですが、ミニアルバム「揺ら揺ら」の会場販売が行われる予定との事。
その他にも「アンダーグラウンドな世界を歌えたら」という獅子志司からのコメントが発表されていたり、「獅子志司」の名に合わせてか、チケット代が「4444円」に設定されていたりと、ファンの期待が高まる情報が盛りだくさんのライブとなっています。
獅子志司ファン必見のライブになる事は間違いなしでしょう!
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まとめ
以上、獅子志司の経歴や魅力、オススメ楽曲に関する紹介でした!
アルバムリリースと同時に、ボカロ界だけではなく邦楽界全体から高い注目を浴び始めている獅子志司。
2022年、注目のアーティストだと言っても過言ではないでしょう!
一体これからどのような新たな名作を生み出してくれるのか。
ボカロ好きな方だけではなく、邦楽好きな方もぜひ、獅子志司の活動に注目してみてください!