洋楽ボカロ名曲6選 – 海を渡ったボカロ文化! 海外ボカロPによる名曲を徹底解説

洋楽ボカロ名曲6選 – 海を渡ったボカロ文化! 海外ボカロPによる名曲を徹底解説

海外のボカロPが手がけた名曲6選!

世界中にあまた存在する海外ボカロPの名曲から、厳選した6曲を紹介します。いずれも日本で人気のボカロP達による作品なので、気になった方はぜひ他の楽曲も楽しんでみてください。

ECHO – Crusher

巡音ルカ、BIG-ALなどさまざまなVOCALOIDを愛用するCrusherさんの代表作と呼ぶべき名曲。

2014年10月にニコニコ動画へ投稿された途端、爆発的に再生回数が伸びていき、VOCALOID殿堂入りを果たした人気曲です。YouTubeでの再生回数は7000万回を超え(2022年5月時点)、今なお多くのボカロファンに愛されています。

この「ECHO」では、少女らしい可愛らしさと大人びた魅力を併せもつVOCALOID2 Megpoid・通称GUMIがボーカルを務めています。リスナーに違和感を抱かせず、楽曲のスピード感も邪魔していない英語の発音にも注目してみてください。

楽曲の内容としては「色と自由を失った世界で生きる主人公が、恐怖に立ち向かおうと奮闘する」というもの。

主人公は一体何者なのか、彼女(PVのイラストでセーラー服を着ているためそう推測される)が戦っている恐怖の正体は何なのか、はっきりとは明かされていません。自分なりにストーリーを想像しながら聴いてみると、また違った楽しみ方ができます。

また、腹の底に響くずっしりとした低音や、常に鳴り響いているシンセサイザーが音楽に緊迫感や中毒性を与えています。電子楽器を巧みに使用し、楽曲の少し不気味で無機質な世界観を表現するCrusherさんの技術に脱帽です。

Copycat / 真似っこさん – Circus

「日本で最も有名な海外のボカロP」と言っても過言ではないCircusさんの作品。

Circusさんは、1曲目に紹介した「ECHO」のCrusherさんと共同で楽曲制作を行うこともあり、日本のボカロファンに根強い人気を誇っています。

タイトルに記載された日本語訳の通り、Copycat=真似っこさん・人の真似ばかりする人という意味です。この楽曲では、好きな人が望む「私」になるため、本当の自分を犠牲にしてさまざまな人格の真似をする女の子の姿が描かれています。

可愛らしい少女からアンニュイなお姉さんキャラまで、魅力的な人格の真似を繰り返しては好きな人を繋ぎとめようとする女の子ですが、いつしか「本当の自分はどんな姿だったのか」ということすら分からなくなっていきます。PVでも、女の子のオリジナルと呼ぶべき姿は最初から最後まで一切描かれていないのが不気味です。

また、女の子(GUMI)が「I can’t remember… Who I am」(思い出せない…私が誰なのか)と歌う1番のCメロでは、ボーカルと絡み合うようにして悲しげなピアノの音が流れています。この印象的なメロディは、曲が進むにつれゲームを連想させる電子音へと変わっていき、次々と新しいものへなりきろうとする「Copycat」そのものを感じさせます。

そして、曲のクライマックスで「COPY THAT, COPYCAT」と繰り返す部分では、短い小節で転調が2回も行われます。生身の人間が歌っているのではないか、と錯覚してしまうような切々とした叫びは必聴です。

Play My Game – ROBO

MMDを取り入れた映像に、近代的でポップな音楽をマッチさせた世界観が人気のROBOさんによる作品。

ちなみにMMDとは、3Dモデルを使い、初音ミクをはじめとするVOCALOIDを自由に動かせるソフトウェア「MikuMikuDance」(ミクミクダンス)の略称です。

「Play My Game」では、シンセサイザーやシーケンサーを取り入れたテクノミュージックに、初音ミクの声が楽器のような役割で参加しています。テンポ感やノリの良さが特徴ですが、メロディックな要素を感じさせる部分もあり、ゲームをプレイしている時のワクワク感を味わえる楽曲です。

PVのストーリーは、マイクスタンドを見つけた初音ミク・重音テトの前に突如謎のOSミクが現れ、マイクを巡る2対1の攻防戦がスタートする‥‥‥というもの。途中から鏡音リン・唄音ウタ・はちゅねミク(「VOCALOID2 初音ミクに『Ievan Polkka』を歌わせてみた」から生まれたキャラクター)も参戦し、バトルはますます賑やかになっていきます。

映像も含め、何度でも繰り返し楽しみたくなる名作です。

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