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舞台での活動
松平健はドラマや映画だけではなく舞台でも活躍しています。今回はその中からいくつかピックアップして紹介したいと思います。
王様と私
1951年にブロードウェイで初演を迎え、3年近いロングラン公演となった作品。日本では1965年に初公演を行い、これまでに松本幸四郎(松本白鸚)や髙嶋政宏、北村一輝らが主演を務めています。
松平健は1988年から1990年にかけて公演された舞台でシャム王を演じました。当時は「暴れん坊将軍」のイメージが強かった彼がミュージカルを演じるということでも話題になり、自身もミュージカルに関心を持つきっかけとなった作品だそう。
さらに2012年には22年ぶりに再びシャム王を演じた松平健。この舞台は映画演劇文化協会主催の公益目的事業の一環として開催され、全国18都市で公演しています。さらにチケット代はミュージカルとしては破格の3,500円という値段設定になっていました。
サザエさん
国民的アニメ「サザエさん」が舞台になりました。しかも、アニメ版の10年後が描かれるということで世間からも注目を浴びた作品。松平健は磯野家の大黒柱、磯野波平を演じています。
役作りについて、松平健は「原作があるため、最初はアニメに役柄を寄せていたが、最終的には真似にならないように演じた」と話していました。実際、舞台では原作では描かれていない10年後の世界が披露され、難しい場面もあったかと思います。
しかし、舞台を観劇したファンからは「再現度がすごい!」と高評価を受けたほどで、2022年には続編も制作されました。
西遊記
日本テレビ開局70周年を記念して制作された舞台です。「西遊記」といえば1978年に堺正章や夏目雅子らが出演して社会現象にもなったドラマが有名。それから45年の時を経て舞台となって帰ってきました。
この舞台では、主人公の孫悟空役に歌舞伎役者の片岡愛之助を迎え、小池徹平や中山美穂、加藤和樹といったジャンルレスな役者が集まっています。その中で牛魔王役を演じた松平健は、牛魔王の複雑な心情を見事に表現し、フライングの殺陣も披露。
時代劇とは違い最新技術がふんだんに使われた舞台構成でしたが、今まで培ってきた経験を活かし、観客たちを圧倒しました。
多彩な活躍
松平健はドラマや映画、舞台だけではなく様々な場所で活躍しています。一体、どんな活動をしているのか紹介していきたいと思います!
CM
マツケンサンバの印象が強く、楽曲を使用したCMが多く放送されていました。また、自分の体を隠さず見せたRIZAPのCMは、同世代のファンにも影響を与えたのではないでしょうか。
CMのメイキングでは、何事にも全力で取り組む松平健の姿が映されています。
声優
「チャーリーとチョコレート工場」の始まりを描いた作品「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」では、ウンパルンパの吹き替えを担当。また「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」では、マスタード警部の声を担当しています。
さらに2022年には「Animelo Summer Live 2022 -Sparkle-(通称:アニサマ)」の3日目にサプライズで登場しました。世界最大のアニソンライブイベントとして知られているアニサマのステージで寸劇まで披露すると、アニメファンから大きな歓声があがりました。