上白石萌音 – 紅白歌合戦に初出場決定! 女優・歌手・声優、マルチな才能を持つ若きスターを徹底解説

上白石萌音 – 紅白歌合戦に初出場決定! 女優・歌手・声優、マルチな才能を持つ若きスターを徹底解説

映画、ドラマ、舞台とさまざまな作品に出演し、声優やナレーター、歌手など幅広いジャンルで活躍している上白石萌音(かみしらいし もね)さん。

お芝居やドラマ、音楽活動でも注目を集める中、2021年11月1日スタートのNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』でヒロインの安子役を演じ、『第72回NHK紅白歌合戦』への出場も決定しています。

人生の忙しさランキングで言うと”1位”にランクインする、と回答するほど多忙を極めている彼女ですが、いつも笑顔を絶やさず努力している姿が印象的で、ナチュラルな表情や豊かな表現力に惹きつけられます。

今回はそんな萌音さんのプロフィールやおすすめの楽曲、魅力などについて詳しくご紹介していきます!ぜひご覧ください。

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上白石萌音とは?

  • 生年月日:1998年1月27日
  • 出身地:鹿児島県
  • 身長:152cm
  • 趣味:読書・歌うこと・踊ること・音楽を聴くこと

生い立ちと芸能界デビュー

自然豊かな鹿児島県で幼少期を過ごした萌音さん。

彼女のご両親はどちらも教師をされていて、社会科教師のお父さんと音楽教師のお母さんの間に生まれ、「学ぶ機会に恵まれていた」と言います。

幼少期から歌やダンスが大好きで、6歳でミュージカルを、7歳でバレエも習い始めます。
また、8歳~10歳の頃にはメキシコへ渡った経験もあり、英語検定2級や、スペイン語検定6級も取得していますよ。

同じ東宝芸能所属の妹、上白石萌歌(かみしらいし もか)さんとは、女優の水野真紀さんや長澤まさみさんなどを輩出した『第7回東宝シンデレラオーディション』で姉妹揃って入賞し芸能界デビューします。

人生が変わるターニングポイントのひとつとなったオーディションで、萌音さんは審査員特別賞を受賞。当時彼女はまだ12歳でした。

上京し、ドラマや映画など多種多様な仕事に携わる

2011年にNHK総合『江〜姫たちの戦国〜』で13歳にしてドラマ初出演、2012年には映画『おおかみこどもの雨と雪』で主人公”雪”の親友役として声優を務め、同年にミュージカル『王様と私』に出演。

2013年に上京すると、2014年公開のミュージカル映画作品『舞妓はレディ』で映画初主演を果たし、同年に舞台『みえない雲』で主演にも抜擢されています。

2015年には『第38回日本アカデミー賞 新人俳優賞』を受賞し、2016年にはアニメ映画『君の名は。』のヒロイン・宮水三葉役を務め大きな話題となりました。君の名は。』での活躍は彼女の名前や美しい歌声が広く知れ渡るきっかけとなり、この頃歌手デビューも決定します。

2016年10月にはメジャーデビューカバーミニアルバム『chouchou』をリリースし、ミュージックステーションにも出演しています。

映画『ちはやふる』で主人公・千早が所属する、”瑞沢高校競技かるた部”のメンバー・大江奏役を演じ、2017年には映画「君の名は。」で声優を務めた神木隆之介さんとともに、コンビで第11回『声優アワード』にて受賞し、萌音さんは最優秀女優賞を受賞

同年にドラマ『ホクサイと飯さえあれば』で連続ドラマ初主演を務めました。

妹、萌歌さんと姉妹で初共演

萌音さんが20歳を迎える2018年に公開された映画『羊と鋼の森』では姉妹が初共演していて、2人はピアニストの姉妹、和音(かずね)と由仁(ゆに)を演じています。

萌音さんはピアノの経験が1年、萌歌さんはほとんどピアノを触ったことが無いという中で、半年間練習を重ねたという2人。
それぞれに異なる魅力があるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

萌歌さんとは同じ家に2人で暮らしていますが、お互いに忙しく顔を合わせるタイミングが無いことも。
スケジュールの合間にタイミングが合うと2人仲良くたっぷりと語り合い、同じ職業を経験していろいろなことを感じる中で、萌歌さんにしか話せないこともあるのだとか…。その光景を想像するだけでとても微笑ましいです。

ナレーションやドラマ出演を重ね、2020年に”恋つづ”が大ヒット!

2018年~2019年にかけても、舞台やナレーション、大河ドラマ出演など多方面で活躍する萌音さん。

2019年には映画『スタートアップ・ガールズ』、映画『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』で主演を務めるなど、ますます活躍の幅を広げていきます。

2019年に出演した音楽劇『組曲虐殺』で彼女はとても濃い時間を過ごしたそうで、舞台を観たお客様からも「日本人特有の清い美しさや伸びやかなエネルギーを感じた」という声が寄せられています。

MEMO

萌音さんは役を演じる前にその舞台となる場所を訪れるようにしていて、『組曲虐殺』が始まる前には小樽を訪れたとのこと。

観客としてお芝居を観た後も、登場人物たちが見ていたであろう景色や空気を感じて焼き付けることで、お芝居の世界観がより一層深く感じられそうです。

2020年に放送された漫画原作のドラマ『恋はつづくよどこまでも』(略称:恋つづ)では、女性看護師として働くヒロイン・佐倉七瀬役を演じ、「表情や振る舞いが天才的!」、「原作漫画のイメージにぴったり!」と話題に。

撮影現場は終始、彼女のほんわかとした雰囲気に包まれていたそうで、主演の佐藤健さん演じるドSドクター・天童 浬と七瀬とのコンビネーションも大きな話題となり、思わず胸キュンする2人の絶妙な関係性に悶絶し、ドラマの虜になる女性が続出しました。

続く2021年にはドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』にヒロイン・鈴木奈未役として出演。

こちらでも恋愛に仕事に、ひたむきに頑張る女性を演じていて、どんな困難が訪れても懸命に取り組む奈未の姿に勇気をもらいました。
ドラマ内で奈未が着用しているファッションも、とても参考になります。

連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の初代ヒロインに抜擢

2021年11月にスタートした連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』のヒロインにも抜擢され、穏やかで心優しい女の子・安子(やすこ)を演じている萌音さん。

カムカムエヴリバディ』は昭和から令和の3つの時代、そして3世代のヒロインによる100年の壮大な物語で、その初代ヒロインを演じています。

家族への愛をふんだんに受けて育ち、温かな心と、厳しい時代を生き抜く芯の強さを併せ持つ安子。頭の中が安子でいっぱいになるほど思い入れや愛が深く、プレッシャーを感じながらも演じることに大きな喜びを感じているそうです。

物語の中で安子は、少女から母へ、そして辛い戦争も経験して少しずつ大人になっていきますが、彼女の感情を揺さぶる表現力豊かな演技に感動して、ほろりと涙がつたいます。

MEMO

彼女は自分が演じる登場人物をイメージした筆記用具で台本に印をつけるのですが、今回はカッターで研いだ鉛筆で丁寧に丸をつけたとのこと。普段の心がけからも、安子への愛を感じます。

初のエッセイ集『いろいろ』

萌音さんのありのままの本音や、彼女の本への大きな愛が詰まった初のエッセイ集『いろいろ』。
2021年9月に発売後、早くも累計7万部を突破して話題となっています。

彼女が書き下ろした50篇のエッセイや短編小説『ほどける』、故郷の鹿児島での小旅行リポートに、自ら撮影したフィルムカメラのスナップと、盛りだくさんの素敵なエッセイ集です。

幼い頃から本が大好きで、必ず本を一冊持ち歩くという萌音さん。

エッセイには随所に彼女の人柄や温かく美しい言葉、心遣いが散りばめられていて、元気がない時にそっと寄り添ってくれるような素敵な一冊。細部までこだわりを感じる本のデザインにうっとりします。

思い出のエピソードやその時々に感じた事柄に、読み手側もするすると入り込んでいくような感覚で、とても読みやすいのでぜひチェックしてみてくださいね。

エッセイ『いろいろ』の”おとも”がコンセプトの楽曲、『スピン』は、彼女自ら作詞を手掛けています。

エッセイの文字だけでなく、”音も”楽しんでもらいたいと制作された楽曲で、楽曲タイトルの”スピン”とは、本の背表紙に糊付けされている栞紐のこと。

過ぎていく1日1日を特別に思えるような歌詞で、エッセイと一緒に聴いているとじんわりと優しい気持ちになれます。

「本を枕元において眠る前にかならず読んでいる。」、「楽曲を聴いていると萌音ちゃんがそばにいるような気持ちになる。」という声もありますよ。

おすすめ楽曲をご紹介!

透き通るような透明感のある歌声と、心を揺さぶる表現力も魅力的な萌音さん。心にスーッと染み込んでいくような美しい歌声が胸に刺さり、楽曲の登場人物たちの物語や感情がダイレクトに伝わってきます。

そんな素敵な楽曲の数々の中から、今回は2020年8月リリースの初のオリジナルフルアルバムnote』から2曲と、彼女が70年代~90年代の楽曲をカバーしたアルバム、『あの歌』をご紹介いたします!

永遠はきらい

彼女の楽曲の中でも、特にアップテンポでキュートな印象を受ける『永遠はきらい』。

作詞はYUKIさん、作曲はヨルシカのギタリスト・コンポーザーを務めるn-bunaさんで、楽曲のテーマは小悪魔的な恋の駆け引きです。

楽曲の歌詞がとってもユニークで味があり、軽快なサウンドと萌音さんの柔らかい歌声が独特な世界観を演出しています。

彼女いわく、歌を歌う時はお芝居と同じように、”エゴを出さないようにしている”とのこと。自然体で溶け込むような彼女の歌声が、とても気持ちいいです。

ヘアスタイルやメイク、ファッションによってガラリと印象を変え、次第に移り変わっていくような楽曲の雰囲気にぴったりのMVも必見ですよ。

夜明けをくちずさめたら

いきものがかり水野良樹さん作詞・作曲の『夜明けをくちずさめたら』。

いろいろな人がいる中で、多様性を認め合うということをテーマに制作された楽曲で、孤独を感じた時、”1人じゃない”と感じられる、大きな優しさが詰まっています。

日々の中でふと孤独や不安を感じた時、月を眺めながら大切な人のことを想ってゆったりと聴きたくなる楽曲で、彼女の語り掛けるような、包容力のある優しい歌声に癒されます。

楽曲のMVは、MV企画を通して写真やイラストを募集して制作されています。写真やイラストから感じられる思い出や愛、優しさにも勇気づけられますよ。

カバーアルバム『あの歌』

続いてご紹介するのは、昭和・平成を彩った歌謡曲のカバーアルバム『あの歌-1-』、『あの歌-2-』です。

楽曲のアレンジも素敵で、原曲とはまた異なる、萌音さんのカラーや魅力も感じられる素敵なカバーアルバム。

あの歌-1-』は70年代楽曲のカバーアルバムとなっていますが、彼女いわく男性楽曲の中では『勝手にしやがれ』のカバーが大変で、これまで演じてきた役などをイメージしながら”やさぐれ感”を出して、楽曲の中の男性になりきって歌ったそうです。

歌ってほしいというリクエストも多かったという『木綿のハンカチーフ』は、女性目線と男性目線、2つの視点で歌詞の意味を考えて、改めてすれ違う2人の物語に切なさを感じたとのこと。

1つの楽曲の歌詞をいろいろな角度から考えたり、カバー楽曲と原曲との違いを楽しみながら聴くのも素敵です。

あの歌-2-』は、80-90年代楽曲のカバーアルバム

彼女が少しでも明るい気持ちになってほしいという想いから選曲したという『世界中の誰よりきっと』や、包み込むような母性を感じるという『ダンデライオン』、キラキラした若々しい魅力を感じる『制服』などが収録されています。

昭和・平成の歌謡曲が大好きで、カバーアルバムをリリースしたいと前々から希望していたという萌音さん。アルバムの選曲にも時間がかかったそうです。

曲を聴いた後にどんな気持ちになってほしいか、アルバムを通して1つのストーリーを描いたりと曲順や選曲にもこだわっているので、楽曲のつながりや秘められた想いにも注目して聴きたいところです。

ダブルキャストの舞台に注目!

最後に、萌音さんが橋本環奈さんとのダブルキャストで千尋役を務める、舞台『千と千尋の神隠し』をご紹介いたします!

2022年2月に帝国劇場で上演される同舞台。この度世界で初めて舞台化されるということも含め、大きな注目を集めています。

先立って2人のポスタービジュアルも公開され、「可愛すぎる!」と話題に。製作発表会見では萌音さん、環奈さんともに「安心感がある」、「心強い」と回答されていて、お互いを尊重し合っている姿が印象的でした。

湯婆婆役は、映画『千と千尋の神隠し』で声優を務めた夏木マリさん。豪華なキャスト陣で紡がれる素敵な物語から目が離せません。

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