アイドルユニット・Hi☆Fiveとして活動する傍ら、舞台「ヒプノシスマイク」の四十物十四役で俳優デビューを果たした加藤大悟。
舞台「魔法使いの約束」のヒースクリフ役やミュージカル「刀剣乱舞」の山姥切国広役などでも注目されています。
今回は加藤について、詳しいプロフィールや活動経歴、代表作などをご紹介しましょう。
目次
加藤大悟のプロフィール
名前:加藤大悟(かとう だいご)
生年月日:2000年9月19日
出身地:愛知県
身長:182cm
俳優デビューまでの経緯
加藤は中学1年生のころから消防士になることが夢で、高校卒業後に消防士試験を受けるつもりで勉強していました。しかし試験を受ける2ヶ月ほど前に、「TOKAIスクールボーイズオーディション」を受けないかとスカウトされます。
オーディションは東海エリアで活躍するアイドル・MAG!C☆PRINCEに続くアイドルを発掘するために開催されたもの。加藤は以前からNissy(西島隆弘)の大ファンで「歌手になりたい」という憧れがあったため、思い切ってオーディションを受けようと決意します。
オーディションの結果、加藤は最終候補5人のうちの1人に選ばれTOKAIスクールボーイズとして活動を開始。2018年10月から5人がパーソナリティを務めるラジオ番組「TOKAI SCHOOL BOYSの放課後HR」もスタートしています。
その後2018年12月に開催されたMAG!C☆PRINCEのライブで最終結果が発表され、5人全員が合格。グループ名もHi☆Fiveに決定し、2019年4月にメジャーデビューすることも明かされました。
その後Hi☆Fiveとして活動する傍ら、2020年10月に舞台「『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.3-」で俳優デビューを果たした加藤。以降は音楽活動だけでなく、2.5次元俳優としても注目を集めています。
加藤大悟の経歴
ここからは、Hi☆Fiveをはじめとした加藤の音楽活動と、舞台「ヒプノシスマイク」以降の俳優活動をそれぞれ見ていきましょう。
音楽活動について
Hi☆Fiveとしての最初の活動は、2019年1月からCBCテレビで放送された初の冠番組「デラHi☆学園」でした。同年4月にはメジャーデビューシングル「We are Hi☆Five」をリリースし、2019年9月に2ndシングル「Heart Beat」、2020年3月に3rdシングル「WE CAN FLY」を発売。2022年8月からは加藤と野口友輔(現・日野友輔)の2人体制で活動中です。
2022年10月には初のソロライブ「oriGin」を開催。「原点・起源」をコンセプトに、オリジナル曲だけでなく500曲以上寄せられたリクエストの中から自らセレクトしたカバー曲などを披露しました。米津玄師の「ピースサイン」やサザンオールスターズの「真夏の果実」など、ジャンルも世代も幅広いセットリストに挑み観客を楽しませています。
2023年5月に開催された2ndライブ「PROLOGUE.B」は、東京・大阪・名古屋の3都市で実施されました。椅子や鏡を使って楽曲の世界観を視覚的に表現するパフォーマンスなど、以前よりもレベルアップした演出で会場を盛り上げています。
加藤は今後も積極的にソロライブを開催したいと意気込んでおり、アーティストとしての目標を聞かれた際には「いつか東京ドームに立ちたい」と回答。そのために演技の仕事で表現力を磨き、歌に活かしていきたいと語りました。
俳優としての活動
Hi☆Fiveとしてデビューして以来音楽活動を中心に力を入れてきた加藤ですが、舞台「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Rule the Stage」シリーズで俳優デビューしてからは舞台にも積極的に出演しています。
2021年5月には舞台「魔法使いの約束」シリーズのヒースクリフ役を務め、2022年1月からはミュージカル「刀剣乱舞」シリーズの山姥切国広役に抜擢されました。さらに2022年8月には、東映ムビ×ステシリーズの第3弾「漆黒天」の舞台版である「漆黒天 -始の語り-」に女形の少年・真嶌千蛇役で出演しています。原作のない舞台は同作が初でしたが、徹底的に研究した女形の仕草や狂気的なまでに迫力のある殺陣で観客を圧倒しました。
初のソロライブを開催した2022年ごろには、「青空」(2022年11月)「クリスマス・イブのおはなし」(2022年12月)「あの空を。」(2023年1月)などの朗読劇に多数出演しています。日替わりキャストとして1日限りの出演が多かったのですが、声の演技だけにとどまらない多彩な表現力で観客の心を掴んでいます。
2023年には、BL作家・ごとうしのぶの代表作である「タクミくんシリーズ」の実写映画第6作目「タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。」に出演。大企業の御曹司であり、“ギイ”と呼ばれる容姿端麗な少年・崎義一役を演じています。ギイが一目ぼれする“タクミくん”こと葉山託生役には森下紫温が抜擢され、加藤と森下のW主演で制作されました。
この頃には2.5次元作品に欠かせない俳優として名が知られるようになり、2023年12月に荒牧慶彦が”演劇の祭典”としてプロデュースを手がけたイベント「演劇ドラフトグランプリ2023」に出演しています。
「演劇ドラフトグランプリ」は、2.5次元舞台を中心に活躍している俳優たちがチームを組み、テーマや上演時間など決められたルールのもとでオリジナルの短編演劇を作り上げるというイベントです。加藤は三浦香が演出、七海ひろきが座長を務める劇団「品行方正」のメンバーに選ばれ、唐橋充、後藤大、廣野凌大と「愛のシンクロ」という作品を上演しました。
加藤が劇中でこの劇のためのオリジナル曲「愛のシンクロ」を熱唱するシーンもあり、アーティスト活動で培った力強い歌声で武道館を盛り上げています。品行方正のパフォーマンスは大好評を博し、2024年9月には七海と加藤がそれぞれソロで歌う2パターンの「愛のシンクロ」が配信リリースされました。
また2025年3月には、ミュージカル「贄姫と獣の王〜the KING of BEASTS〜」で舞台初主演を務めることに。「花とゆめ」で連載されていた友藤結による漫画「贄姫と獣の王」を原作とした作品で、加藤が演じる魔族の王・レオンハートと久家心が演じる生贄の少女・サリフィの交流が描かれました。