染谷俊之は、ミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズンで注目を集めた2.5次元俳優です。
端整な顔立ちや演技力はもちろん、舞台上でのアドリブやイベントなどで披露するトークも面白い俳優として人気があります。
今回は、染谷俊之のプロフィールや経歴、主な出演作について詳しく解説していきましょう。
目次
染谷俊之のプロフィール
名前:染谷俊之(そめや としゆき)
生年月日:1987年12月17日
身長:175 cm
特技:アクロバット・器械体操・バレーボール・殺陣
人柄・私生活について
染谷俊之は、神奈川県横浜市で生まれ育ちました。幼少期は3歳年上の兄といっしょに遊ぶことが大好きで、お兄ちゃん子だったと明かしています。
剣道や野球、水泳、習字などあらゆる習い事を経験したものの、唯一長続きしたのはボーイスカウトのみ。幼稚園から小学6年生まで所属していました。
中学・高校の6年間はバレーボール部に所属しており、レフトアタッカーとして都大会まで進出。厳しい練習で培われた精神力が、俳優になった今でも一つの武器になっています。
座右の銘として「死ぬこと以外かすり傷」と口にするほどストイックで忍耐強い性格の染谷ですが、私生活では時折天然な一面を披露することも。自身のXでは「フラペチーノにホットがないっていう知識は当たり前なの?」「ストローだと思って吸ったら全然吸えなくてまあまあ頑張ってたんだけど、マドラーだったよ」といったポストでファンを困惑させていました。
また染谷と言えば、愛犬のおこげを溺愛していることでも有名です。おこげはチワワとトイプードルのミックス犬で、真っ黒な毛色から連想しておこげと命名されました。YouTubeや雑誌のインタビューなどでたびたび一緒に登場するほか、染谷がおこげを抱っこしているマスコットぬいぐるみやおこげの写真を用いたアパレルアイテムも発売されています。
染谷俊之の経歴
染谷は2008年から芸能活動を始めており、2024年3月には芸歴15周年を記念したメモリアル写真集「dimension」が発売されました。
ここからは、染谷が芸能界デビューしたきっかけや、俳優としての活躍を掘り下げていきましょう。
デビューから現在まで
染谷が芸能活動を始めたのは、母親が芸能事務所の社長にアピールしたことがきっかけです。母親は社長が経営するブティックに客として通っており、ある日染谷の写真を持参して「ウチの子どうですか?」と直接持ちかけました。写真を見た社長は「この子なら会ってみたい」と染谷に興味を持ち、トントン拍子で所属が決まります。
その頃の染谷は教師を目指して大学に通っていたため、学業の傍らでエキストラの仕事をするように。演劇ユニット「演舞Re夢」のメンバーとしても活動を始め、ユニット公演や外部公演に出演しています。2009年に開催された「若手イケメン俳優コンテスト」では200名以上の候補者の中から見事グランプリに選ばれました。
2010年ごろから本格的に舞台やドラマへの出演が増え、2012年12月にはミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズンの平古場凛役に抜擢されています。これを機にファンが急増し、ますます活躍の場が広がっていきました。
俳優としての活躍
ミュージカル「テニスの王子様」以降も、舞台「弱虫ペダル インターハイ篇 The Second Order」の石垣光太郎役や舞台「ふしぎ遊戯」の柳宿役など数多くの2.5次元舞台で活躍しています。
2016年5月には末満健一が手がける舞台「刀剣乱舞」シリーズの第1作目「虚伝 燃ゆる本能寺」に鶴丸国永役で出演し、高い身体能力や持ち前のアドリブ力で場を盛り上げることでファンの心をつかみました。
また末満とはその後も親交が深く、2017年7月には末満がライフワークとしている舞台作品「TRUMP」シリーズの公演「グランギニョル」にも出演。吸血種が存在する世界を描いたゴシックファンタジーな世界観の中で、吸血種の少年少女失踪事件の謎に迫る貴族の男ダリ・デリコを演じています。
最近では俳優仲間の和田琢磨と共演することが多く、ファンの間でもたびたび話題に。2024年には4月放送のドラマ「Solliev0」で染谷と和田が異母兄弟の役を演じ、7月放送のドラマ「あいつが上手で下手が僕で -巡巡決勝篇-」では芸人たちが集う賞レースで優勝を目指すコンビ芸人・ラストワルツを演じました。
「Solliev0」は2024年8月からドラマと同じキャストによる舞台版が上演されていたのですが、公演期間がドラマ「あいつが上手で下手が僕で」の放送時期と被っていました。そのためファンからは「2人揃って演技の温度差がすごい」「同じコンビを見ているとは思えなかった」と驚きの声が続出しています。