鈴木拡樹は、ミュージカル「最遊記歌劇伝」の玄奘三蔵や舞台「刀剣乱舞」の三日月宗近など2.5次元舞台の人気キャラを数多く演じている俳優です。
2023年にはデビュー15周年を迎え、メモリアルフォトブックも発売されました。
今回はそんな鈴木拡樹について、これまでの経歴や主な出演作などを詳しくご紹介します。
目次
鈴木拡樹のプロフィール
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2日間、ファンクラブイベントを開催していました。
ご来場の皆さま素敵な時間を過ごせて嬉しいです!
ありがとうございました。#カフェラテマスター
★☆★☆★☆★☆★☆★ pic.twitter.com/nyf8Asn9Yq— 鈴木拡樹 (@hiroki_0604) June 4, 2023
名前:鈴木拡樹(すずき ひろき)
生年月日:1985年6月4日
出身地:大阪府
血液型:O型
身長:AB型
身長:173cm
鈴木拡樹は現在、ファッションモデルや俳優が数多く所属する芸能事務所・オウサムに所属しています。
デビュー前には実家の美容室で働いていたこともあるのですが、20歳の時に初めて見た舞台に影響を受けて役者を目指すことに。芸能系の専門学校を経て、2007年にテレビドラマ「風魔の小次郎」で俳優デビューを果たしました。
デビュー当時から2011年7月まではジュネス企画に所属しており、数ヶ月のフリー期間を経て2012年からオウサムに所属しています。
品のある佇まいや落ち着いていて穏やかな雰囲気のある声色が持ち味で、頼れる年上キャラやクールでストイックな役柄に定評がある俳優です。プライベートでも優しくてめったに怒らないことで有名で、俳優仲間からは「仙人」「仏」と称されていました。
鈴木拡樹の経歴
デビューから現在まで
デビュー作である「風魔の小次郎」は、2007年10月から放送がスタートしたドラマシリーズです。白凰学院に派遣された風魔一族の忍・小次郎が、関東制圧を目論む学園・誠士館の夜叉一族と戦うストーリーが描かれています。鈴木は小次郎と同期の無邪気な忍・麗羅を演じていました。
ドラマ版の麗羅は原作よりも小次郎と親しい距離感で描かれており、小次郎を演じた村井良大との息の合った掛け合いやアクションシーンが見どころです。同作は2008年3月に舞台化され、鈴木もドラマからの続投で出演しています。
その後2008年9月に上演されたミュージカル「最遊記歌劇伝 -Go to the West-」で、舞台初主演が決定。孫悟空、沙悟浄、猪八戒と共に旅をする僧侶・玄奘三蔵を演じました。「最遊記歌劇伝」はその後も長く続いたシリーズで、鈴木の代表作とも言える作品です。
「最遊記歌劇伝」以降も、舞台「弱虫ペダル」や「K」、ミュージカル「薄桜鬼」など漫画・アニメを原作とした2.5次元舞台に数多く出演。2015年ごろから主演舞台の本数も増え、劇団☆新感線の舞台「髑髏城の七人 Season月 下弦の月」やミュージカル「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」など2.5次元以外の注目作でも活躍しています。
また2023年に舞台デビュー15周年を迎えたことを記念して、2024年5月にメモリアルフォトブックが発売されました。フォトブックには撮り下ろしカットとロングインタビューに加えて、舞台「刀剣乱舞」などで関わりが深い俳優・荒牧慶彦や劇団「少年社中」を主宰する演出家・毛利亘宏との特別対談も掲載されています。
舞台以外の活躍・受賞歴
映像作品では、2009年放送の特撮ドラマ「仮面ライダーディケイド」で仮面ライダーブレイドに変身する青年・剣立カズマ役を演じていたことが意外な経歴として知られています。
「ディケイド」にはブレイド以外にも歴代の仮面ライダーが数多く登場するのですが、基本的にはオリジナル版とは設定が変更された二次創作という位置付けです。そのためブレイドもオリジナル版の椿隆之ではなく、鈴木がキャスティングされました。
本放送終了後も、2009年上映の映画「仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010」に友情出演しています。
2010年から放送がスタートしたバラエティ番組「戦国鍋TV 〜なんとなく歴史が学べる映像〜」では、村井良大と共に2人組ユニット「信長と蘭丸」を結成。村井が信長、鈴木が蘭丸というポジションで、史実をモチーフにしたオリジナル楽曲を披露しました。
また赤穂浪士をモチーフにしたアイドルユニット「AKR四十七」が登場した際は、公式ライバル「KRA八十九」のセンター・吉良上野介を演じています。
放送当時はまだ2.5次元というジャンルが今ほど知られていませんでしたが、歴史をモチーフとしたアイドルソングやコントなどの企画が人気を博し、今でも俳優ファンの間で語り継がれている番組です。
その後数多くの2.5次元舞台で実績を積んだ鈴木は、2017年から放送が始まった「2.5次元男子推しTV」でMCに抜擢されました。同じ時期から海外ドラマの吹き替えやアニメ・ゲームでの声優を務める機会も増え、東京国立博物館の特別展「きもの KIMONO」と東京都美術館の「ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」では音声ガイドを担当しています。
2018年には、WOWOWが主宰する「勝手に演劇大賞2018」で男優賞を受賞。2020年にはアニメ「どろろ」の百鬼丸役が評価され「第十四回 声優アワード」で特別賞を獲得しました。