風間柚乃のプロフィールや魅力、代表作を徹底解説

風間柚乃のプロフィールや魅力、代表作を徹底解説

風間柚乃は、宝塚歌劇団の月組の2番手男役です。

2014年に100期生として宝塚歌劇団に入団し、現在まで一貫して月組で活躍しています。

いぶし銀の大人の男らしいビジュアルと雰囲気、そしてなにより非常に高い舞台技術によって人気を集め、芝居上手が集まる「月組の御曹司」と呼ばれています。

そんな風間柚乃のプロフィールや魅力、代表作について、徹底解説していきます。

 

 

風間柚乃のプロフィール

    愛称:おだちん、ゆの、かざま
    生年月日:5月1日
    出身地:東京都品川区
    身長:169cm
    代表作:「エリザベート」「LOVE AND ALL THAT JAZZ」「BLUFF」等

風間柚乃の経歴は?

月組トップスター・瀬奈じゅんに憧れ宝塚へ


子供の頃は、ヤンチャとワンパクの極みだったという風間は、好奇心で負けず嫌いな自由な少女として育ちました。

一人っ子だったため、小さい頃には一人二役の芝居ごっこで遊ぶことが大好きかつ得意だったそうです。

宝塚のファンだった母親の趣味で、家の中は宝塚関係のグッズで溢れるほどで、幼稚園の頃から親しんでいました。

小学6年生の時に、トップスター瀬奈じゅん主演の月組公演「MAHOROBA/マジシャンの憂鬱」で初めて生で舞台を観劇して大きな感銘を受け、以降、本格的に宝塚を目指します。

バレエと声楽を習うと同時に、持って生まれた抜群の運動神経を活かして、2012年に見事に宝塚音楽学校への合格を果たしました。

「月組の御曹司」として、早期から大舞台に抜擢

(動画は、本公演時のもの)

2014年に100期生として宝塚歌劇団に入団すると、「芝居の月組」に配属。

伯母であった大女優・夏目雅子を彷彿とさせる美しく凛としたビジュアルと舞台人としての高いスキルによって、2018年には「カンパニー-努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-」で早々に新人公演の主演に抜擢されます。

更に同年の「エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-」で、本公演では主要キャラクターの1人であるルドルフを役替わりで演じ、新人公演ではトップスター就任を期待されるタカラジェンヌが任される大役として知られるルキーニを演じただけでなく、本公演で休演者が出た際にはそちらでもルキーニを演じる等、非常に大きな注目を集めました。

また、2019年の「夢現無双」の新人公演では、2度目の主演を経験。

同年に上演された「チェ・ゲバラ」では、当時3番手男役だった月城かなとの休演に伴い、大役のフィデロ・カストロ役に大抜擢され、主役を演じた「男役の体現者」とまで呼ばれた伝説的タカラジェンヌである轟悠(当時、専科所属)の相棒役として共演する等、若手とは思えない八面六臂の活躍で、将来のトップスターの器として広く認知されるようになりました。

一方で、2020年には大阪・関西万博の顔として、「2025年日本国際博覧会アンバサダー」の宝塚歌劇団メンバーの5人のうちの1人にも選抜されて人気を集めています。

完璧過ぎて意外性がない!?


2021年8月16日付けで月城が月組トップスターに就任し、2022年5月27日付けで3番手男役の暁千星が星組に組替えしたことをきっかけに、風間は3番手男役に昇格しました。

演技力だけでなく歌唱力も非常に高く、「今夜、ロマンス劇場で」と「ブラック・ジャック 危険な賭け」ではトリプルエトワール(最後の演出になる、舞台中央の大階段を降りる際に最初に歌声を披露する役)にも選ばれ、非の打ちどころのない男役として高い人気を博しています。

しかしその反面、「全てが完璧で、意外性がない」という思いもよらない評価も浴びせられることも。

そんな声を受けて、最近では少しずつ親しみやすい部分もインタビューで垣間見せようとしています。

鳳月杏率いる新生月組で2番手に昇格!


月城の退団を受け、2024年7月8日付けで鳳月杏が月組トップスターに就任したことで、風間もついに2番手男役に昇格。

入団19年目という遅咲きでトップスターとなった鳳月は、非常に円熟した男の魅力でファンを虜にする男役で、いぶし銀的な魅力を持った風間との相性はばっちりです。

100期生からは、まだトップスターは誕生していませんが、その第一号は風間になるのではないかという期待が寄せられています。

風間柚乃の魅力は?

いぶし銀の魅力を放つ大人の雰囲気を持った男役

風間は、スタイリッシュでいぶし銀のような大人の男の魅力をたたえる男役として、強い人気を誇っています。

伯母である夏目雅子を彷彿とさせる目鼻立ちも話題となっており、非常に舞台映えするビジュアルの持ち主です。

努力と才能を併せ持った舞台巧者

「芝居の月組」を代表する高い演技力と歌唱力には、入団当初から定評があります。

音楽学校時代には、毎年開かれる文化祭の第1部でオペラソロを披露し第2部で主演を担当しただけでなく、卒業時には声楽総合部門の優秀賞に表彰されています。

入団後も番手の男役が休演した際には何度も代役を務め、土壇場での出演でありながら堂々たる立ち居振る舞いを見せ、「とても代役とは思えない。本役感さえある」と言われるほどの舞台度胸も兼ね備えているのも大きな魅力でしょう。

ダンス技術も非常に安定しており、宝塚の男役としてパーフェクトな資質を備えています。

プレッシャーにも負けない強いメンタル

風間は、芸事で有名な家系の出身としても知られる人物です。

父はプロゴルファーの小達敏昭、伯母は大女優の夏目雅子、義理の伯母は元キャンディーズの田中好子と錚々たる家系図の中で育ちました。

風間が誕生したころには、夏目は既に白血病で亡くなっていましたが、それでも入団当初は「夏目雅子の姪」という肩書が先行して有名でした。

しかし現在は、その名女優の姪という肩書すら必要ない、男らしい美貌と圧倒的な演技力によって、周囲から「コネ入団だ」と評されることはありません。

非常に落ち着いた性格もあって、下級生時代から「既に入団10年目のような風格がある」と言われています。

また、挑戦が怖いのは自分に期待しているからで、そんな期待は捨ててしまった方がいいとまで言い切っており、そんな彼女の言葉からも、挑戦への強い意欲とメンタルが表れていると言えるでしょう。

一方で、集中力が切れるとダメダメになってしまうという一面もあり、舞台が終わるとぼーっとしてしまって、楽屋を出るのは常にワースト1位。

のんびりお気に入りのバナナジュースを飲みだしたり、スタッフに帰るよう急かされて、ようやく髪を乾かしだしたりと意外な側面も持っています。

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