ハルク – 制御不能のモンスター!?世界を救うスーパーヒーロー!?【徹底解説】

ハルク – 制御不能のモンスター!?世界を救うスーパーヒーロー!?【徹底解説】

今回の記事では、敵にも味方にもなる超危険なヒーロー、ハルクについて解説していきます。

マーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)でのハルクは、制御不能のモンスターになったり、世界を救うスーパーヒーローになったりと、非常に不安定なキャラクターとして描かれました。

そんな変わり者のヒーローであるハルクの魅力や強さについて、詳しく紹介していきましょう!

ハルクってどんなヒーロー?

誕生のきっかけ

ハルクの正体はガンマ線研究の第一人者である、ブルース・バナー博士です。

彼は第二次世界大戦中に作られていた、超人血清を再現しようとしていました。最終的に自身の身体に完成した超人血清を投与しますが、実験は失敗。

ブルースは緑色の巨人・ハルクに変身し、制御できないモンスターと化してしまいます。その後も心拍数が上昇すると、ハルクに変身してしまう体質となり、ブルースは変身をコントロールできなくなっていました。

しかし、徐々に制御方法を体得していき、科学者とスーパーヒーローの両方の顔を持つキャラクターへと成長していきます。

MEMO

超人血清とは、人間の身体能力を向上させる特殊な結成です。MCUではキャプテン・アメリカや、ウィンター・ソルジャーに投与されており、彼らは超人的なパワーを手に入れています。

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能力

ハルクは一般男性よりも数倍大きな体や、銃弾を通さないほど強靭な皮膚、そして空を飛んでいると思わせるほどの跳躍力を駆使して戦います。

その強さは地球に攻めこんできた巨大な生物・リヴァイアサンを圧倒するほどで、アベンジャーズ最強クラスといっても過言ではありません。

普通の人間では反動が大きすぎて使うことのできない、ナノ・ガントレットを使用するなど、生命力の強さもハルクの特徴のひとつです。

また、ブルース自身が天才科学者であることから、兵器開発者であるトニー・スタークと並ぶ、アベンジャーズの頭脳としても活躍しました。劇中では人工知能のウルトロンや、人工生命体・ヴィジョンの開発に携わっています。

しかし、シリーズ序盤のハルクはアベンジャーズを味方と認識しておらず、暴走することもありました。

落ち着いた性格のブルースとは異なり、ハルク自身は暴力的な性格のため、暴れだすと周囲の物を次々と破壊してしまうなどの欠点もあります。

スマート・ハルク


これまでのハルクは、ブルースとは別人格という設定でした。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、サノスに心を折られたハルクが変身を拒否するなど、二人の関係が不安定になる描写も見られます。

そこで誕生したのが、ブルースとハルクが融合したスマート・ハルクです。

彼はブルースの天才的な頭脳と、ハルクの破壊力を両立した存在で、ブルースの人格を保ったままハルクの力を使うことができます。

初登場は『アベンジャーズ/エンドゲーム』であり、暴走することで地球人から恐れられていたハルクも、子供達に親しまれる存在となっていました。

MCUでハルクを演じた二人の俳優


現在のMCUでブルース&ハルクを演じているのは、演技派として知られるマーク・ラファロです。彼はシリアスさを抑えた演技でブルースを演じ、よりユーモラスなキャラクターに変化させました。

当初は『セブン』などに出演した、エドワード・ノートンがハルク役としてキャスティングされており、ハルクの単独作『インクレディブル・ハルク』では主演を務めています。

しかし、ノートンはマーベルと対立してしまい、ハルク役を降板。『アベンジャーズ』以降は、マーク・ラファロにバトンが渡される形となりました。

ハルクと関係の深いキャラクター

続いて、ハルクと交流のあるキャラクターたちを紹介していきます。

ここから先はMCU作品のネタバレを多く含んでいるため、シリーズを鑑賞していない方はご注意ください。

アイアンマン/トニー・スターク


科学者の顔を持っているトニー・スタークは、アベンジャーズの中でブルースと仲の良いヒーローの一人です。

考え方の違いから対立することはあれど、トニーの悩みを聞いたり、研究に協力したりと、他のヒーロー以上に親密な関係が描かれました。

ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ


ロシア出身の元スパイであるナターシャは、ブルースとのロマンスが描かれた、数少ないキャラクターです。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』では、ハルクが唯一心を許した相手として、暴走したハルクを落ち着かせる役目も担っています。

ブルースとナターシャは恋愛関係に発展しそうな空気を醸し出していましたが、最終的にブルースの想いが実を結ぶことはありませんでした。

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エリザベス・“ベティ”・ロス

アメリカ陸軍の重鎮である、サディアス・ロスの娘。ブルースとは恋愛関係にありましたが、『インクレディブル・ハルク』では暴走したハルクに攻撃されるなど、災難に見舞われます。

しかし、ブルースを恨むことはなく、彼に対する愛情が変わることはありませんでした。

父に追われるブルースに協力し、危険と知りながらも一緒に行動するなど、献身的に支えていきます。

登場は『インクレディブル・ハルク』のみで、現在のMCUには登場していませんが、ハルクの指パッチンによって消滅したことが判明しています。

エミル・ブロンスキー/アボミネーション

エミルは最強と呼ばれるほどの兵士でしたが、ハルクの圧倒的な強さを目の当たりにし、ハルクと同じ力を求めるようになった男です。

ロスにより超人血清を投与されますが、さらなる力を求めてブルースの血液を体内に取り込み、ハルクと同等の力を持つアボミネーションに変身しました。

自我を保てないハルクに対し、エミルはアボミネーションを完璧にコントロールすることが可能です。

最終的にはハルクに敗れますが、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』に登場するなど、現在でも裏社会で活躍しています。

フェーズ4での活躍

ハルクは『アベンジャーズ/エンドゲーム』で腕を負傷したものの、フェーズ4以降でも活躍することが確定しています。

この項目では、ハルクおよびブルース・バナーが登場するフェーズ4作品を二つ紹介していきましょう。

シャン・チー/テン・リングスの伝説


今作はMCU初のアジア系ヒーローを描いた作品です。

ブルースは映画本編ではなく、戦いが終わった後のシーンで登場しました。新しいヒーローとなったシャン・チーに対して、「サーカスへようこそ」と歓迎の言葉を述べています。

このシーンではシャン・チーの持っていた謎の腕輪について、科学者としての見解を話すなど、スマートな一面もみられました。

また、スマート・ハルクから人間状態のブルースに戻っており、『アベンジャーズ/エンドゲーム』から『シャン・チー』までに何が起こったのかは謎のままです。

シー・ハルク


今作は女性版ハルクともいえる、新しいヒーローを描くドラマ作品です。

原作でのシー・ハルクはブルースの従兄妹であり、彼の血を輸血されたことで、ハルクに変身する力を手に入れます。

ドラマ版にはブルースはもちろんのこと、宿敵でもあるアボミネーションの登場も確定しており、『インクレディブル・ハルク』以来の共演が楽しめそうです。

最後に

近年の作品ではコミカルな一面も垣間見えるようになったハルク。

中身といえるブルース・バナーの魅力もあり、MCUの中でも人気の高いヒーローの一人となりました。

しかし、単独作が1作しか公開されておらず、アベンジャーズ初期メンバーの中では活躍する場面が少ないキャラクターともいえます。

次にハルクの姿が見られるのは2022年配信予定の『シー・ハルク』ですが、『インクレディブル・ハルク』以来となる単独作の噂もあり、今後も目が離せないヒーローです。

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