『るろうに剣心』の歴代主題歌をまとめてみた!実写版含む全19曲を紹介

漫画家・和月伸宏によって描かれた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』。1990年代後半にはアニメ作品としても親しまれ、また、2012年には実写映画としても人気を博しました。

これまで様々な形でメディアミックスも行われてきた同作品ですが、その中には作品を彩ってきた主題歌の存在も忘れてはいけません。

現在でも思い出のアニソンとして度々音楽番組に登場する主題歌ですが、どんなアーティストが手掛けていたのかを詳しく知っているという人は少ないのではないでしょうか。

本記事では、“テレビ版・劇場版・OVA版・実写映画版”で使用された主題歌を詳しく解説したいと思います。気になる方はぜひご覧ください。

目次

『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の概要


https://twitter.com/ruroken_ten/media

漫画家・和月伸宏によって、1994年から1999年まで集英社『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』。明治時代初期の日本を舞台に、史実や実在人物を絡めた時代劇剣客漫画として注目を浴びました。

テレビアニメ・劇場版・OVA版・実写映画版として様々な形でメディアミックスが行われました。また、実写映画の放映が決まった際には、作者のセルフリメイクとして『るろうに剣心 -キネマ版-』『ジャンプSQ.』から連載。現在は原作のその後を描いた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-』を連載中(2021年4月現在)。

テレビアニメ版

テレビアニメ版はタイトル『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』として、1996年1月10日から1998年9月8日まで約2年半にわたりフジテレビ系列で放送されました。

全95話。
物語は大きく「東京編」、「京都編」、「人誅編」の3つに分けられます。

第66話までのアニメーションを『キテレツ大百科』や『おじゃる丸』を手がけたことで知られるアニメ制作会社「ぎゃろっぷ」、以降は『うる星やつら』・『らんま1/2』等を手がけたアニメ制作会社「スタジオディーン」が担当。

一部を除き、大部分がデジタル移行前のセルアニメによる制作でした。

劇場版

劇場版はタイトル『るろうに剣心-維新志士への鎮魂歌(レクイエム)』として、1997年12月20日に公開されました。

配給は「ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント」。
ストーリーは完全オリジナルです。

OVA版

「追憶編」、「星霜編」、「新京都編(前編)」、「新京都編(後編)」から成るOVA版。

基本的に原作通りの内容ですが、星霜編のみテレビアニメで語られなかったストーリーを含みます。

製作スタッフの入れ替えがあったので、作画が大きく変化しているのが特徴の作品です。

実写劇場版

原作を元に制作された実写劇場版『るろうに剣心』は、2012年8月25日に公開されました。

主演となる緋村剣心役は、俳優の佐藤健が起用され、監督には大河ドラマ『龍馬伝』でも知られる大友啓史が担当しました。2021年に『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』をもって完結となり、原作の出来事を忠実に再現していることから、原作・アニメファンからも高く支持されました。

アニメ『るろうに剣心』のあらすじ


https://anime.dmkt-sp.jp/animestore/ci_pc?workId=21591

物語の舞台は明治時代初期の日本

主人公・緋村剣心はかつて長州藩の尊王攘夷志士として殺人刃を振った人物で、伝説の剣客「人斬り抜刀斎」の異名で怖れられてきました。

廃刀令の発布後も剣客を続けていましたが、以前とは打って変わり“人の命を奪うことを悪とする不殺(ころさず)の信念”のもと全国を旅する流浪人となった彼。

神谷活心流道場の師範代・神谷薫をはじめとする仲間たちとの出会いや、かつての仲間たちと戦いを通し、今自分が生きるべき道を模索していきます…。

テレビアニメ『るろうに剣心』歴代OPテーマ

テレビアニメ『るろうに剣心』のOPテーマに使用された3曲についてまとめました。

OP1:「そばかす」JUDY AND MARY


1996年1月10日放送の第1話から1997年2月5日放送の第38話まで使用された初代OPテーマ。

歌を務めたロックバンド「JUDY AND MARY」の9枚目シングルとして、1996年2月19日に発売されました。

突然決まったタイアップでアニメの詳細を明かされなかったことから、バンドメンバー全員が知っていたアニメ『キャンディ・キャンディ』をテーマにした曲だそうです。

そのため、『るろうに剣心』に全く関係していない歌詞が特徴的。

後に、当時のバンドプロデューサーが意図的にアニメと関係ない曲に仕上げたことを明らかにしています。

MEMO

作品の顔となる初代OPテーマということで話題を集め、120万枚を売り上げる大ヒットを記録。
バンド初のオリコンシングルチャート1位を獲得しました。

OP2:「1/2」川本真琴


1997年2月12日放送の第39話から1998年4月14日放送の第82話まで使用されたOPテーマ。

歌を務めた女性シンガーソングライター・川本真琴さんの3枚目シングルとして、1997年3月21日に発売されました。

自身最高の73.1万枚を売り上げたヒット曲だそう。

作詞・作曲とも彼女が担当したとのことですが、前OPテーマ同様アニメに関係する歌詞ではありません。

当時、歌番組でよく紹介される有名曲だったのでアニメを観ていない方からの認知度も高いのだとか。

最近では歌手・中川翔子さんによるカバー版がリリースされ、再び話題を集めています。

アニメファンは京都編の主要キャラクターが集結したOP映像も必見です。

OP3:「君に触れるだけで」CURIO


1998年4月21日放送の第83話から1998年9月8日放送の第94話、未放送分の第95話まで使用されたOPテーマ。

注意

※第95話は、アニメ放送終了後にソフト化されて発売されました。

歌を務めたロックバンド「CURIO」の5枚目シングルとして、1998年5月27日に発売されました。

当時大人気だった彼らのアニメタイアップ曲ということで、オリコンシングルチャートでは史上最高の14位を記録。

登場人物たちが緑の光に包まれながら映し出されるOP映像が印象的です。

テレビアニメ『るろうに剣心』歴代EDテーマ

テレビアニメ『るろうに剣心』のEDテーマに使用された7曲についてまとめました。

ED1:「Tactics」THE YELLOW MONKEY


1996年1月10日放送の第1話から1996年5月1日放送の第12話まで使用された初代EDテーマ。

歌を務めたロックバンド「THE YELLOW MONKEY」の9枚目シングルとして、1996年2月29日に発売されました。
「JAM」という曲との両A面シングルだったそうです。

MEMO

曲名の「Tactics」には日本語で“戦術”や“兵法”といった意味があり、「ダンサブルなグルーヴを強調した」というアップなロック調の曲仕上がっています。

ボーカル・吉井和哉さんの鳴りの強い声質はアニメを締めるのにぴったり。

制作側によって工夫の凝らされた“主題歌にマッチするED映像”と併せて聴くのがおすすめです。

ED2:「涙は知っている」涼風真世


1996年5月8日放送の第13話から1996年10月16日放送の第27話まで使用されたEDテーマ。

歌を務めた元宝塚歌劇団月組トップスターで女優や声優、歌手としてマルチに活躍する涼風真世さんが1996年5月22日に発売しました。

本編のバトルシーンが用いられたED映像と、曲調がマッチしているのが魅力です。

ED3:「HEART OF SWORD~夜明け前~」T.M.Revolution


1996年10月23日放送の第28話から1997年2月5日放送の第38話と、1997年3月12日放送の第43話から1997年5月28日放送の第49話まで使用されたEDテーマ。

歌を務めた西川貴教のソロプロジェクト「T.M.Revolution」の3枚目シングルとして、1996年11月11日に発売されました。

今では数々のアニメタイアップを果たしている彼ですが、この曲が初のアニメタイアップだったそう。

主人公の名前「剣心」を表す曲名の「HEART OF SWORD」から、作品のことを意識して作られたことが分かります。

原作者の和月先生にとって、アニメ『るろうに剣心』の主題歌で最もお気に入りの曲だそう。

ED4:「the Fourth Avenue Cafe」L’Arc~en~Ciel


1997年2月12日放送の第39話から1997年3月5日放送の第42話まで使用されたEDテーマ。

歌を務めた4人組ロックバンド「L’Arc~en~Ciel」の29枚目シングルとして、2006年8月30日に発売されました。

バンドメンバーの逮捕を受け、途中で前EDテーマに差し替えられたことから放送期間がたった4週間と非常に短かった曲。
アニメファンからは「幻の曲」として有名です。

ED映像は色味の切り替わりに凝られており、単色で描かれたサビ部分のバトルシーンからは主人公の緊張感が感じられます。

ED5:「It’s gonna rain!」BONNIE PINK


1997年6月4日放送の第50話から1997年11月11日放送の第66話まで使用されたEDテーマ。

歌を務めた女性シンガーソングライター「BONNIE PINK」の5枚目シングルとして、1997年6月18日に発売されました。

“雨の日の女性の不安定な心情”を表現した曲だそうで、ED映像もどんよりした空模様から始まり途中で雨が降る様子が描かれています。

心癒されるような落ち着いた曲調が特徴的。
POP調の曲が流行していた当時、アニメ主題歌らしからぬことで注目を集めました。

ED6:「1/3の純情な感情」SIAM SHADE


1997年11月18日放送の第67話から1998年4月14日放送の第82話まで使用されたEDテーマ。

歌を務めた5人組ロックバンド「SIAM SHADE」の6枚目シングルとして、1997年11月27日に発売されました。

オリコンシングルチャートでは最高3位を記録し、後に「Acid Black Cherry」や「FLOW」のほか多くの人気アーティストたちによって幾度もカバーされたほどの大ヒット曲。

MEMO

昨年、女優・のんさんが出演した「いわて純精米」のCM楽曲として使用され、再び注目が集まっています。

ED7:「ダメ!」和泉容

1998年4月21日放送の第83話から1998年9月8日放送の第94話、未放送分の第95話まで使用されたEDテーマ。

注意

※第95話は、アニメ放送終了後にソフト化されて発売されました。

歌を務めた女性歌手・和泉容さんの13枚目シングルとして、1998年6月3日に発売されました。

彼女の力強い高音で歌われるサビ部分にマッチしたインパクト抜群のED映像は、一度見ただけでも脳裏に焼き付きます。

劇場版『るろうに剣心-維新志士への鎮魂歌(レクイエム)』主題歌

劇場版『るろうに剣心-維新志士への鎮魂歌(レクイエム)』の主題歌に使用された2曲についてまとめました。

劇場版主題歌1:「虹」L’Arc~en~Ciel


劇場版『るろうに剣心-維新志士への鎮魂歌(レクイエム)』のOPテーマに使用された「虹」。

4代目EDテーマを担当した「L’Arc~en~Ciel」が7枚目シングルとして、1997年10月17日に発売しました。

メンバーの逮捕によって活動休止状態になっていた彼らの復活シングルで、バンド名の「「L’Arc~en~Ciel」」を日本語訳した際の“空にかかる弧”=「虹」を曲名にしているところから思い入れのある一曲であることは間違いありません。

MEMO

ボーカルの「hyde」が作詞した“人に訴えかけるような歌詞”と、彼の高い表現力によって心揺さぶられる主題歌に仕上がっています。

この頃のラルクファンなら、誰しも名曲に挙げるような神曲と言えるでしょう。

劇場版主題歌2:「永遠の未来」アニメタル

劇場版『るろうに剣心-維新志士への鎮魂歌(レクイエム)』のEDテーマに使用された「永遠の未来」。

歌を務めたヘヴィメタルバンド「アニメタル」が6枚目シングルとして、1997年11月21日に発売しました。

MEMO

ヘヴィメタルバンドとしては異色で既存のアニメ主題歌のメタル・アレンジをメイン活動にしていた彼らですが、この曲は初のオリジナルソングだったそう。

ハスキー以上に強烈なボイスを持つボーカル・さかもとえいぞうさんならではの表現力が曲調に見事にマッチしていて感動的な曲です。

OVA『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-追憶編』主題歌

テレビアニメの放送が終了した翌年に発売されたOVA『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-追憶編』の主題歌に使用された3曲についてまとめました。

OVA主題歌1:「愛しさの糧」笠原弘子


OVA星霜編のEDテーマに使用された「愛しさの糧」。
声優や歌手、舞台女優としてマルチに活躍する笠原弘子さんが歌を務めています。

彼女がテレビアニメ『るろうに剣心』で演じた天草小夜のテーマソング「悲しみに試されても」も一緒に収録されているので、どちらの曲もアニメファンであれば是非聴いて頂きたいです。

OVA主題歌2:「七色の風」住岡梨奈


OVA新京都編 前編のEDテーマに使用された「七色の風」。

大人気番組『テラスハウス』に出演したことで有名な女性シンガーソングライター・住岡梨奈さんが歌を務めており、彼女のメジャーデビューシングルにカップリング曲として収録されています。

曲名の「七色の風」を感じさせる素敵な歌詞が住岡さんの可愛らしくも透明感の高い声で彩られ、心に響く曲です。

OVA主題歌3:「feel you」住岡梨奈


OVA新京都編 後編のEDテーマに使用された「「feel you」。

2代目OVA主題歌を担当した住岡梨奈さんのメジャーデビューシングルです。

MEMO

OVA『るろうに剣心』で2曲もタイアップを果たした彼女ですが、2019年に活動休止を発表しています。

実写版「るろうに剣心」のあらすじ


https://wwws.warnerbros.co.jp/rurouni-kenshin2020/


幕末の動乱、「人斬り抜刀斎」の通り名で幕府要人や武士達を震撼させていた緋村剣心。それから10年の月日が流れ、時は明治11年。人斬り抜刀斎と呼ばれていた頃の鳴りを潜め、人を殺めない「不殺の誓い」を立て、日本各地を放浪していた。弱きを助け強きを挫く、そんな流浪人(るろう)としての日々を過ごしていた剣心だが、東京に訪れると、巷では阿片と呼ばれる新型の麻薬が密売されていた。また、時を同じくして、「神谷活心流 人斬り抜刀斎」を騙る辻切りが出没しており、剣心はこの2つの事件に巻き込まれることに……。

実写劇場版『るろうに剣心』主題歌

実写版第1作主題歌:「The Beginning」ONE OK ROCK

実写劇場版『るろうに剣心』。シリーズ1作目の主題歌として使用されたのは、ONE OK ROCK(ワンオク)「The Beginning」です。

漫画やアニメ作品が実写として展開されることは、1つの挑戦でもあります。しかし、原作を元に製作された本作品は、ファンからも高く評価されました。

そんな挑戦でもあった実写映画の主題歌を担当したワンオク。約1年ぶりとなるニューシングルは、疾走感と重圧感を共存させたロックチューンに仕上がっています。。現在ではワンオクの代表する曲として親しまれ、ライブの重要な局面で何度も披露されてきました。YouTubeの公式チャンネルに投稿されたミュージックビデオは、再生回数1.7億回を超える人気ぶりとなっています(2021年4月現在)。

実写劇場版『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』主題歌

実写版第2作主題歌:「Mighty Long Fall」ONE OK ROCK

2014年に公開された実写版第2作目『るろうに剣心 京都大火編』。主題歌には、ワンオク「Mighty Long Fall」が使用されました。

前回の主題歌とは印象が大きく変わったように思える今回の主題歌。イントロから漂うミステリアスなメロディによって、聞き手を曲の世界観へと引きずり込んでいるのかのように感じます。バラードとはまた違った重々しい雰囲気が流れる曲調。しかし、サビに入ると殻を破るように弾け、緊張から解放までを非常に上手く導いてくれている曲であることが分かります。原作での京都編といえば、剣心と激闘を繰り広げた志々雄真というキャラクターが登場する物語でもあります。戦いの火蓋が切られた緊張感を、この曲で表したのかもしれません。

実写版第3作主題歌:「Heartache」ONE OK ROCK

2014年に公開された実写版第3作目『るろうに剣心 伝説の最期編』。主題歌には、ワンオク「Heartache」が使用されました。

原作においても名シーンの1つとして語られることの多い京都編。2部作として製作され、激闘から終焉までが描かれた映画を締めくくるのは、主題歌「Heartache」でした。これまでのロックが強調された主題歌とは異なり、バラードで包まれた曲。アコースティックギターの音に乗せられたヴォーカルの声が際立ち、途中で奏でられる鉄琴の弾ける音が幻想的な世界を演出しています。激しい戦いから平穏な日常へと帰還した剣心達の姿を表現しているようにも思えます。しかし、タイトル「Heartache」には“心の痛み、心痛”という意味があります。この曲は平和を取り戻したと同時に、戦いで傷ついた者や、帰らぬ人となった人へ贈る癒やしの歌なのかもしれません。

実写劇場版『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』主題歌

実写版第4作&第5作主題歌:「Renegades」ONE OK ROCK

2021年に公開の実写版第4作&第5作目『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』。シリーズ完結作を飾る主題歌は、ワンオク「Renegades」です。

全てを覆う壮大さが、今回の曲には詰まっています。スローテンポで刻まれるリズム。それは、大地を踏みしめて歩んでいるようにも思えます。完結編ということだけあり、物語の収束が曲調によって表現されているのかもしれません。しかし、収束と同時に、物語の始まりのようにも感じます。ヴォーカルとメロディの切れ目に合わせて呼応する声。拳を掲げて立ち上がろうとする人々の姿が想像できます。ミュージックビデオも、そんな想いを込めたかったのかもしれません。大勢の人々が道なき道を進み、新たな行き先を模索するような姿が映し出されています。ワールドミュージックのような、多様なジャンルを大胆に取り入れた今回の主題歌。改めて完結編を飾るに相応しい曲といえるでしょう。

まとめ

漫画を含め、多くのファンを盛り上げてきた『るろうに剣心』。
そのどれもが違った楽しみ方があり、主題歌もそんな作品を楽しませる要素の1つといえるでしょう。
もし、曲を知っていても作品の内容までは知らないという人は、ぜひこの機会に作品に触れ合ってみてはいかがでしょうか。
それでは、ここまでご覧いただきありがとうございます。

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